首都高速の100回券、来年3月で販売中止
首都高速道路公団は26日、100枚をセットにした100回用の回数券の販売を、
来年3月で中止することを決め、国土交通省に申請し、即日認可された。
100回券の割引率は18・4%と、ノンストップ自動料金収受システム(ETC)
利用者を対象にした前払い式割引制度の13・8%より大きく、ETCの普及を妨げる
一因とされていた。偽造も横行し、2003年度の被害額が約1億円に達していたこと
から廃止に踏み切る。
販売済みの回数券は、来夏ごろまで使えるようにするが、それ以降はETC利用額へ
の換金などの措置を取る予定だ。
9―30回用の回数券は、11月から10回分の料金で11枚付く11回券に一本化し、
販売を続ける。
100回券廃止の代替措置として、ETC利用者への前払い式割引の割引率を、11月
から来年夏までの期間限定で約18%に高める。来年夏以降は、時間帯別の割引制度など
を導入していく方針だ。(読売新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20041026-00000418-yom-soci