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2.インターチェンジの制限を必要とする
1.において述べたとおり、「準高速道路」としての機能を高めるため出
入制限に留意した。しかしながら名阪国道とは、25号線の改築と高速道路
とを合わせた性格の点と、半巾で開通する点から最低2km間隔という基準
で、地形、将来性などを考慮の上、A、B、Cの3階級の構造規格に区分し
たインターチェンジを、全区間42kmのうち17箇所を計画した。
有料とする場合、料金徴収という点、完全な出入制限による高速走行の確
保といった観点から、当然にインターチェンジの数を3箇所位に制限する必
要が生ずる。更には、現在の計画が無料であるという前提により、ダイヤモ
ンド、クローバーリーフなど交差する道路相互間にランプウェイを個別に設
置しているが、有料とする場合トールゲートを制約するため、名神高速道路
にみられる通り、根本的にインターチェンジのタイプを変更する必要がある。
具体例をあげれば名阪国道A級インターチェンジが1箇所で5千万円の計画
であるのに、名神高速道路の実例をみれば5億円から11億円であることを
みれば、この変更の重大さは歴然としよう。
さらに箇所数の制限により、沿線地区の直接利用が不可能になることの反
響も無視できないものと思考される。