今月で国際興業を辞める人

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860小林興業社長訓話より
私が働いていた●○興業という会社では毎日のように残業があった。
私もつられるままに残業をした。経費節減の名の下、残業代は一度しか払われたことはない。私はそのことを特に疑問に思わなかった。
「みんな働き者なんだなぁ、仕事がたくさんあるんだなぁ」と半ばうらやましげに「はたらくおじさんたち」を見つめていた。
会社を辞めたあと、私がいかにテッペンバカだったかをひしひしと思い知らされることになるのである。私は、残業をしている人たちがどのような経緯で残業をしているかに全く気を払わなかったのである。
新人同然だったから、気を払えなかったのかも知れない。

私の勤めていた会社でも、後輩からものすごく慕われていて、業務知識もふんだんにあるという先輩がいた。
彼はみんなのあこがれだった。当然のごとく、毎日残業をする。しかし、配置転換で彼と直接仕事の関係を持ったときに、彼はどうもデキる人間ではないことに気がついた。
彼は仕事の進め方が非常に遅いのである。
なおかつ、自分の好きな仕事しかしない。自分の知識と経験は、現場の経験もあることから非常に自信を持っていたので、上司の注意にもほとんど耳を貸さない。
それ以上に、まともな注意の出来る管理職がいなかったことも大きな問題である。こうして、彼のおかげで私の仕事持分もつられて遅くなり、上司にこづかれることになったのはいうまでもない。