■小陰唇の整形手術が急に増えた理由は?
病院を訪問する女性たちは、男性に劣らず自分の性器の様子に敏感だ。筆者が約10年前に
初めて婦人科整形手術専門クリニックを開院した当時は膣縮小手術が主だったが、最近では
小陰唇整形手術の相談と手術が膣縮小手術を追い抜いている。
メディアの発達とともに性意識が自由で開放的になったという面もあるが、性の主導権が女性
に移り、オーラルセックスを楽しもうとする夫婦や恋人が多くなったことから出た自然な現象だ。
小陰唇は膣の入口の左右にある構造物で、普段は性器を包むように閉まっていて異物の流入
を阻む役目をしており、性関係時には陰核と膣を連結して運動刺激を陰核へ伝える鋭敏な場所
だ。小陰唇は小さな唇という意味で、「花びら」に喩えられたりするが、小陰唇の様子が女性の
外陰部の様子を大きく左右する。
小陰唇によって不便を経験していたり、よりきれいな小陰唇を望む女性が、小陰唇整形手術で
不便を解消して外陰部の自信感を回復する事例が、日を追うごとに増えている。<中略>
小陰唇手術はレーザーを使うので出血がほとんど無いし、手術跡は全然生じない。手術方法
はさまざまだが、主に側面切開法と中央切開法で手術が行われる。小陰唇が大きくて端の部
分に皺が寄って黒く垂れている場合は、側面切開術によって、黒く垂れた部分の無い小さくて
きれい小陰唇に変化する。縦に皺の寄った小陰唇は、皺を無くすことで全体的な外陰部の雰
囲気が若くていきいきとした感じになり、また分泌物も溜まらないので衛生的だ。
小陰唇は比較的回復が早い組織だ。手術時間は約一時間で、手術後わずか2〜3日で治癒
し始め、10日後にはエアロビクスや水泳、山登りなどどんな運動もできる。手術2週間後には
性生活が可能だ。手術後の入院の必要が無く、すぐに日常生活に復帰可能なことも長所だ。
小陰唇手術は単独で受けることもあるが、陰核手術と一緒に受けたり処女膜手術や膣縮小
手術などと一緒に受ければ満足度は倍になる。
小陰唇手術は満足度の高さに対比して手術費が比較的安く、手術後すぐに日常生活に復帰
が可能であり、これから二重まぶた手術以上に一般的な手術になると専門家らは見ている。