【ゾフィレオ】ウルトラ超合金スレ3【80マダー】

このエントリーをはてなブックマークに追加
755ぼくらはトイ名無しキッズ
ウルトラとライダーはそもそも全く違うジャンルのヒーローであり
それは今ここで比較することもはばかれるほどに
互いが独立しているはずであるが
例えばそれは
「巨大で重量感のある怪獣が現れて、人類を正面から陥れた恐怖に対し
巨大な宇宙人が颯爽と現れて、人々の見守る前で
様々な超能力で怪獣を倒す世界」と
「社会の闇や裏側で巻き起こった
組織が生み出した等身大の怪人が人の自由を奪う恐怖に対し
異形のヒーローがバイクで駆けつけて、己の肉体だけを武器にして
誰もいない街角や造成地の中で、肉弾戦で怪人を倒し
ひっそり人知れず去っていく世界」の差であり
そこで視聴者の子どもたちにもたらされる想像力の広がり方も併せて
それらは全く違う方向性をもった作品のはずである。


にも関わらず円谷は、とても安易に
「仮面ライダーが子どもたちに受けた要素」を
ウルトラシリーズの作風の中にもちこもうとし続けた。
それは、老舗の日本割烹料理屋が、流行しているからといって
無理矢理フランス料理を自分の店の料理に取り入れるようなもので
それでもまだ、創意工夫を凝らして
「自店の伝統の味」にフレンチ技法を取り入れるのであればよかったのだが
円谷のした数々の愚考は、ただただ「鮎の塩焼きや山菜の炊き込みご飯に
いきなり上からベシャメルソースをかけてしまう」ようなものであり
それが生み出すのは「新しい味」でもなく「独特の味わい」でもなく
ただただ「素材の味を殺した違和感」でしかなかったのだ。