★踏切横断「止まらずOKに」 自民有志が法改正検討
・「遮断機が開いているのに、踏切では止まらなくてはならない?」。踏切
手前での一時停止を義務づけている道路交通法の改正を、自民党の議員
グループが検討している。交通渋滞の緩和や排ガス削減が目的だが、
警察庁や国土交通省は安全性への懸念から慎重で、党内にも異論が
少なくない。早ければ今国会に改正案を提出したい考えだが、支持は
どこまで広がるか――。
自民党の「踏切問題協議会」が、01年秋から踏切事故の分析や海外
視察などを重ねてきた。踏切前の一時停止と安全確認を義務づけた道交法
33条1項を「注意しながら徐行で通行する」と改めたいとしている。
宮路氏らによると、踏切前の一時停止を義務づけているのは、世界で日本と
韓国だけ。止まらないようにすることで、交通の流れは1.7~2倍スムーズに
なり、省エネ効果も原油換算で年間51万キロリットルにのぼるという。35万
世帯の排出量に匹敵する年間118万トンの二酸化炭素削減も見込まれ、京都
議定書の発効を控え、「温暖化対策の切り札になる」ともアピールしている。
安全面では、踏切事故の原因は遮断機を無視した進入や踏切内での
エンストが大半で、一時停止をしなかったことによる事故は少ない、と分析。
ノンストップの方が素早く踏切を渡れ、かえって安全になるとしている。
一方、警察庁は「踏切事故は致死率が非常に高い。現在の安全性を維持
できるか懸念している」(交通規制課)と慎重だ。国交省も全国3万5895カ所
(03年度末)の踏切のうち、4173カ所では遮断機も警報機もないことを指摘。
「民家のブロック塀や林などで見通しが悪い所が多い。一時停止して左右確認を
しないと危ない」(鉄道局安全対策室)と否定的だ。 (一部略)
http://www.asahi.com/politics/update/0205/004.html ※前スレ:
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1107574826/