育児板から
娘が10歳の誕生日プレゼントをおもちゃ屋さんに買いにいきました。
父親がいなくてパートで生計を立ててたので娘に
「ごめんね。あまり高い物はダメだけど・・・好きなの買っていいよ。」
あまりおもちゃ屋さんに連れてきてないので娘ははしゃいで
「う〜ん。う〜ん」悩んでしました。
結局選んだのは「ピンキストーリ」という着せ替え人形でした。
700円ぐらいだったので
「一個でいいの?」と聞いたら
「うん、二つはいってるから」
二つといっても着せ替えの洋服だけでした。
私もくるしかったので1個の人形を買って帰りました。
娘はぬいぐるみと人形でおままごとをして遊んでたので
気にってくれてよかったと思いました。
1ヶ月ぐらいしてパートのマネジャーが
「今月はみんながんばったから・・・・」と言ってボーナスを5000円
もらいました。
誕生日の時、いいものを買ってあげれなかったので娘に
「明日、お洋服買いにいこうか?どんなのがいい??」と言うと
「これと一緒のがいい!!」
娘は誕生日の時買った人形を見せていいました。
448のつづき
そして人形をもって娘と一緒にデパートに行きました。
子供洋服売り場にいって店員さんに
「すみません、これと同じのありますでしょうか?」と言うと
「ありません」
「似ているのでもいいのですけど・・・」
「ありませんね」
おそらくないとはわかっていました。
でも「こういうのはどうですか?」とか
「ちょっとちがいますけどこれなんかどうですか?」とか言われると思いました
しかたかないので店をあとにすると・・
店員さん同士が小さな声で・・
「あるわけないじゃんね〜ばっかみたい」
「ふふ・・ねぇ〜」
と言ってました。
娘の耳にも入ったのか、娘は
「もしかしてどこにも売ってないかもしれないね。」
私は、目に涙をためながら、
「じゃあこのお人形さんのお友達、買おっか?」
「うん」
でもこのデパートに人形は、売ってなかったので
「売ってないね。おもちゃ屋さん行く?」と娘に聞くと
「ううん、このウサギでいい」っと500円のウサギを選びました。
そして電車での帰り道
娘は「あー。よかった〜欲しい物があって」
私は涙を流しながら「うん、よかったね。」
私はこの子の母親であってよかった・・・