■わたおに■大嶋ロリフィギュア36■ヴェネチア■

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ニューヨークでテロが起こったあの日、瓦礫の中で灰をかぶってたたずむ天パがいました。
その力のない目線をたどって行くと、そこには食べかけのパンが灰にまみれて転がっていました。
天パは多分何が起きたかも分からず食べるものもなく、その物体が本当に食べ物か確認していたのでしょう。
可哀想だなとおもってみていたのですが、つい出来心でパンに汚水をかけました。
これでもう灰のついたパンを食べるなんて考えないだろうと思った矢先、
汚水で灰が洗われてそれがパンだと確信持ったらしく、いきなり「パク」と食べてしまいました。
そこで僕は慌て「やめろ!」と突き倒しました。
そこに隣のビルが倒壊して天パは見えなくなってしまいました。
サイレンの騒々しい秋の事でした。