日本の天然記念物【海洋堂の品】

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67高槻の天然記念物
 本日、衆院議長あてに辞職願を提出し、衆院議員を辞職することになりました。
 今、ここにバッジを付けていますが外します。1996年10月20日に衆院
 議員に当選し、5年5カ月、国会活動に自分なりに体当たりで取り組んできま
 した。けれども本日、国会の議席を返上しました。私を応援してくださった全
 国の皆さん、特に選挙区の皆さんに心から感謝申しあげたいと思います。
 皆さんにおわびを申しあげなければいけないことがあります。特に報道関係の
 皆さんに、記者会見などが二転三転した点が私らしくなかったとおわびしたい。
 3月20日の会見に間違いがあった点もおわびします。本当に申し訳ありませ
 ん。私を信頼して多くの期待を寄せてくれた皆さんに、特に申し訳ないと思っ
 ています。まず、こういう会見の場で明らかにすべきだったと反省しています。
 3月20日の記者会見で、政策秘書に関して寄付・献金がなかったとしたこと
 は間違っていました。給与の全額を受け取ったというのも間違えていました。
 党調査委員会にも申し出て、即日、発表しました。これらの問題点を専門家と
 相談して速やかに処理したい。
 今日、辞職届を出すに当たり七転八倒し、悩みました。私は、国会でもっと質
 問がしたかった。一年生のときから質問を百回以上してきて、もっとしたいと
 いう思いがあったし、しかし、ここできちんと責任を取るべきだという思いも
 あり、交錯しました。政治状況から、いろんなことをやってみたいという思い
 もありました。昨日の夜まで悩み、どうすればいいかを自分なりに考え続けま
 した。悔しいし、無念の思いもあります。しかし、自分の犯したミスはきちん
 と認めて、その上で責任を果たさないと政治不信にもつながるし、私自身の生
 き方に合わないのではとの気持ちが強くなり、辞職を決意しました。
 はっきり言えば、他にも辞職した方がいいという人もいてはります。そういう
 人たちと一緒に辞職したいという気持ちで、私が辞職することで今の政界に何
 か変化をもたらしたいという思いもあります。
 先ほど、土井たか子党首に会いました。96年10月1日に議員会館の部屋で
 、土井党首から立候補要請を受け、20日に当選して国会活動がスタートして
 いる。「党にもご迷惑をおかけしたし、心労をおかけしたことは申し訳ない」
 と伝えました。土井党首から笑顔で「頑張ろう」と言ってくれたことが本当に
 うれしかった。私の場合は衆院議員は辞職します。しかし社民党はやめません。
 国会活動をしていて、おかしいと思うことがいくつかありました。何か問題を
 起こした際、党は離党するが議員は辞めない。「党に迷惑をかけたから党を辞
 める」で責任を取ったというのはおかしい。私の場合は逆です。議員は辞める
 が、社民党はやめません。党再生に向けてこれからもがんばっていきたいと思
 います。
 この一週間、どうすれば今の政治を変えていけるかと思って国会の中に飛び込
 んできた分だけ、自分の身をどう処すかが特に大きなことだと思いました。自
 分がきっぱりとした態度をとることがそれを食い止めることにもなるのではな
 いかと思い、今日、衆院議員の方に辞職届を届けてきました。以上です。あり
 がとうございます。