魔境！センセ〜と語る変身サイボーグスレ（4）

センセ〜ダイジェスト：

・誕生篇
「ありもしないレアアイテム『赤ワルダー』の存在を訴えるキティがいる」
誰かがふと漏らしたこんな噂話が始まりだった。
噂の男、その名は守本浩二。童貞で無職、SOHOと称して
ヤフオクで玩具を転がす宅八郎似の33歳である。
赤ワルダーなど存在しないと諭すスレ住人だったが、
守本は頑として持論を曲げようとはしなかった。
その強烈な傲慢さと電波ぶりに、スレ住人は親愛と侮蔑の念をこめて
「センセ〜」と呼ぶようになるのだった。

・脅威の脳内ワールド篇
叩かれ、煽られまくるセンセ〜。
延々と続く糾弾の嵐に耐えきれなくなったセンセ〜の精神は暴走、
別人格や脳内敵を作り出し、スレは狂気の坩堝と化す。
センセ〜を糾弾するのはおもちゃ業界やアニメ業界の人間であり、
彼ら業界で犯した悪事を暴かれるのを恐れているのだという……。
ある時は別ハンを名乗り、またある時は名無しになり、
毒電波を放出しながら己にエールを贈るセンセ〜の姿は、
おもちゃ板の住人の心胆を寒からしめるのであった。

・似非業界人地獄篇
何を勘違いしたのか、センセ〜は自ら変身サイボーグのスレを立てる。
延々と続くセンセ〜の日記カキコに、周りは皆うんざりであった。
そんな時、ｼｯﾀｶ業界知識をひけらかすセンセ〜の前に、本物のおもちゃ業界人が登場！
脳内人格や名無しを駆使した自作自演擁護もむなしく、
完膚なきまでに論破されたセンセ〜は、自らの実力を証明するため
自作のデザイン画を公開するという暴挙に出る。
だが、そのあまりにもヘタレな出来にみんな失笑。見事自爆してしまう。

・史上最悪の腐れ厨房篇
おもちゃ板から姿を消したセンセ〜。
あれは悪い夢だったのか？　誰もがそう思い始めた頃……
なんとセンセ〜は「でおす」なるコテハンで特撮板で暴れていた！
「仮面ライダーアギト」のヒロイン・真魚ちゃんに純粋な劣情（藁）を抱く
センセ〜は、真魚ちゃんのスカトロネタスレを批判するが、
ID制によって自作自演が発覚。あまりにも特徴的なバカ発言により
「でおす＝センセ〜」も暴かれてしまう。逆ギレしたセンセ〜は
毒電波ゆんゆんで大暴れ。当然のごとくセンセ〜を袋叩きにする特撮板住人。
その後、守本警報を察知したおもちゃ板の住人も参戦し、
ついにセンセ〜は特撮板での居場所を失った……。

・罪と罰篇
特撮板より敗走したセンセ〜は、性懲りもなくコスプレ板でスレを立てる。
コスプレイヤーをヤリ捨てる（センセ〜用語では「犯し捨て」）業界人を
糾弾するのが目的である。
「エロ漫画＆エロゲ業界人は皆性犯罪者」「処女は男一人に対して一人だけ」
など数々の名フレーズも飛び出し、センセ〜ウォッチャーを大いに楽しませる。
だが、勢い余ったセンセ〜は無関係な女性（後に声優の桑島法子と判明）を
業界人の「犯し捨て」の犠牲者として晒し者にするという犯罪行為に及ぶ。
怒るスレ住人。自分が立てた糾弾スレで糾弾されるセンセ〜……
センセ〜の見苦しい言い訳が続く中、スレは終了する。

・絶頂からどん底へ
再びおもちゃ板に現れたセンセ〜。相変わらず電波ゆんゆんながら、
マンネリ気味で退屈するウォッチャー達。そこに新ネタが舞い込む。
ヤフオクでの出品/落札の履歴が暴かれたのである。
それはエロ同人誌「うっふ〜ん　おかちめんたいこ」を落札していたり、
「Ｖ３ふりかけのダンボール」なる資源ゴミを7000円で出品するなど、
爆笑ネタの宝庫であった（ダンボールは後に6500円にディスカウント）。
盛り上がるウォッチャー達に対し、妙に余裕ありげなセンセ〜。
なんでも超レアなサイボーグを落札したというのだ。
勝ち誇るセンセ〜。だが、スレ住人のひとりが驚愕の事実を明かす。
センセ〜が宝物だと思っていたサイボーグ、それは色を塗っただけの
カスタム品だったのである……絶頂からどん底に突き落とされたセンセ〜。
彼の不遇に終わりはないのか？
そして、ウォッチャー達の楽しみはいつまで続くのか？