18 :
ヴァカと兎:2014/09/14(日) 19:19:41.78 ID:WcEqKmTh
いったい、エロに行くのか?、暴力に行くのか?
どこで薬盛られたんだ?漏らしてるのは1時間目だし
あっでも続きは欲しいです
つづきあくしろ
はよ
慧音「チルノ、お前は今夜居残りな」
チルノ「えぇー?」
サニー「・・・がんばってね、チルノちゃん」
慧音「夜が明けるまでみっちり補修するからな。覚悟しておけよ」
チルノ「そんなー・・・」
23 :
名無しさん祈祷中・・・@転載禁止:2014/09/15(月) 00:40:46.19 ID:jiTuKbAn
そんな平和な終わり方望んじゃいない
―翌日―
チルノ「みんなおはよー・・・」
スター「なんかチルノちゃん元気ないね」
ルナ「昨日変なものでも拾って食べたんでしょ」
サニー「あぁ、チルノちゃんは昨日寺子屋で居残り補修受けてたんだよ」
スター「あぁ、なるほど」
ルナ「バカだもんね。そりゃそうか」
チルノ「バカっていうな!」
スター「なんだ元気じゃない」
25 :
名無しさん祈祷中・・・@転載禁止:2014/09/15(月) 01:37:17.22 ID:hLBfT/gi
たるとしね
サニー「ところで、昨日は私に黙ってどこに行ってたの?」
スター「それは・・・」
ルナ「ほら、最近私たちサボらずに頑張ってたじゃない?だから息抜きに宴会に・・・」
サニー「まったく、先生にはしっかり事情を話しなさいよ?」
スター・ルナ「はーい」
サニー「そういえば、今日は寺子屋が休みで昼過ぎから特別に授業してくれるそうよ」
チルノ「ちょっと休みたいよ・・・」
サニー「無断で休んだら、今度は頭突きだけじゃすまないかもねぇ」
チルノ「ひっ!」
サニー「じゃあ、昼過ぎにまた寺子屋でね」
サニー(利尿効果のあるキノコのエキス、水に溶かすだけであんなに効果があったんだなぁ)
・
・
・
チルノ「あぁ、昨日はきつかったなぁ」
チルノ「昨日の夕方に遊んでる時ちょっと水分取り過ぎちゃったあたいも悪いけど、何もあそこまで怒らなくてもいいのに」
チルノ「ちょっと寝ようかな・・・」
―数刻後―
チルノ「うーん、よく寝た・・・ん?何か忘れてるような」
チルノ「あぁー!遅刻しちゃう!」
チルノ「急がなきゃ」アセアセ
〜寺子屋〜
サニー「遅いね、チルノちゃん」
ルナ「のんきに昼寝でもしてるんじゃない」
スター「こりゃ今回も居残りかもね」ニヤニヤ
サニー「無断欠席したあんたたちが言えたことじゃないでしょ」
ガラッ
チルノ「間に合った―!」
サニー「危なかったわね」
チルノ「いやぁ、寝過ごしちゃって」
ガラッ
慧音「みんな集まってるな。事前に話していたように、今日は特別授業だ」
ルナ「先生!」
慧音「お前、昨日はいなかったな。何していた?」
ルナ「それは・・・」
スター「宴会です・・・」
慧音「まったく、無断欠席など言語道断だ。昨日の分はすべて宿題にするから、
明日までに仕上げてこいよ」
スター・ルナ「はーい・・・」
慧音「それとチルノ」
チルノ「へ?」
慧音「お前は今日も居残りで勉強してもらうぞ」
チルノ「どうしてー!?」
33 :
名無しさん祈祷中・・・@転載禁止:2014/09/15(月) 01:45:36.13 ID:jiTuKbAn
なんかいい話になりそうな予感
―数日後―
チルノ(あー・・・もう頭が爆発しそうだよ・・・この数日間、毎日毎日補修だなんて)
チルノ(あたいに恨みでもあるのかなぁ・・・)
チルノ(でも今日は久しぶりに授業がないから思いっきり遊ぶぞー!)
チルノ「みんなおはよー」
サニー「お、来たね」
ルナ「あなた、ずっと居残り食らってるけど大丈夫なの?」
スター「余程先生に恨み買われるようなことしたんじゃないでしょうね」
チルノ「し、してるわけないじゃん!」
ルナ「サニーから聞いたわよ。数日前にテスト中に盛大に漏らしたそうじゃない」
チルノ「あ、あれは・・・」
スター「それが原因なんじゃない?」
チルノ「確かに、あの日から居残りが続いてるけど・・・っていうかあんたたちもその日はサボってただろ!」
ルナ「でも私たちは宿題出されたっきりで何もないわよ」
スター「まぁ、私たちはそこそこ真面目にやってたからねー」
ルナ「あんたが''バカ''なのがよっぽど気にかかってるんじゃない?」
チルノ「・・・」
サニー「まぁまぁ、今日は久々の休みなんだから仲良くやろうよ、ね?」
―数刻後―
サニー「いやぁ、今日は久々にたくさん遊んだね」
ルナ「そうね」
スター「でもチルノが終始元気がなくてちょっと興ざめ」
チルノ「ごめん・・・」
サニー「連日の補修で疲れてるからしょうがないと思うよ」
ルナ「まったく、こいつがこんなに元気ないと調子狂うわよ」
スター「少しは補修受けない程度にはしっかりやっときなさいよ」
チルノ「・・・」
スター「そろそろお腹が空いたわね」
ルナ「そうね。この後の肝試しは一回家でご飯食べてからまた集まってからにしましょうか」
スター「チルノちゃんも来る?」
チルノ「今日は遠慮しとく・・・」
スター「釣れないわねぇ。みんな、行こう?」
ルナ「じゃあね。この後の肝試し、逃げるんじゃないわよ」
サニー「あ、私はチルノちゃんとちょっと話があるから先いってて」
サニー「チルノちゃん・・・」
チルノ「何?」
サニー「あのさぁ・・・私・・・」
チルノ「なによ」
サニー「・・・ごめん!今まで黙ってて!」
チルノ「だからなにがよ」
サニー「あの日の前、チルノちゃんの飲み物に変なもの混ぜたの私なの!
ちょっとしたイタズラのつもりでつい・・・ほんとにごめん!」
チルノ「・・・もういいよ。過ぎたことだし。」
サニー「チルノちゃん・・・」
チルノ「それにスターやルナの言うとおり、あたいの日頃のことも少し非があるかな・・・なんて」
サニー「チルノちゃんはそこまで悪くないよ!それに最近、先生の様子が変わった気がするし」
チルノ「いや、あたいが不甲斐ないからだよ。元々教えてもらうって言い出したのもあたいなのにね・・・」
サニー「最近、チルノちゃんは変わったと思うよ。苦手だった計算だって今ではそこそこできてるし」
チルノ「それでもみんなに比べたらまだまだだよ」
サニー「・・・とにかく、チルノちゃんも後で墓場に絶対来てね!無理にとは言わないけどさ」
チルノ「うん」
サニー「待ってるからね!」
・
・
・
チルノ「・・・思いっきり遊ぶつもりだったのに、結局楽しみ切れなかったな」
チルノ「どうしても最近の先生のことが気にかかっちゃって・・・」
チルノ「はぁ・・・」
〜人里のはずれの墓場〜
サニー「みんな集まった?」
ルナ「チルノは?」
スター「いないね。やっぱり逃げたんじゃ」
ザッ
チルノ「誰が逃げたって?」
サニー「あ、チルノちゃん」
ルナ「ふん、逃げなかったのは褒めてあげるわ」
スター「この先ビビッてまたお漏らししないでしょうね?」
チルノ「あたいを馬鹿にするな!」
サニー「さて、ここからはひとりずつ行ってもらうわよ」
スター「確か、墓場の奥にあらかじめ置いておいたお札を取ってくればいいのよね?」
ルナ「なんだか風が強くなってきた気が・・・」
スター「へ、変なこと言わないでよ!」
サニー「じゃあ、スター、ルナ、私、チルノちゃんの順に行ってもらうわね」
スター「よし、早速行ってくるわ」
ルナ「いってらっしゃい」
サニー「寒気がしてきたような・・・」
ルナ「何か不吉な予感・・・」
チルノ「こんなんでビビッてるなんてまだまだね!あたいは全然平気だよ!」
ルナ「あんたは能天気過ぎんのよ」
スター「キャアアアアアア!」
ルナ「ひっ!」ビクッ
サニー「この声は・・・スター?」
スター「はぁはぁ・・・で、出たのよ・・・」
ルナ「ちょっと、やめてよ・・・」
チルノ「なーんだ、あんだけ威張っておいて大したことないじゃない!」
サニー「どんなのだった?」
スター「なんか角生えてた・・・」
ルナ「ひえっ・・・」
サニー「そういえば今日は満月ね」
スター「満月の日にしか出ない妖怪とか・・・?」
ルナ「だめ・・・私パス」
チルノ「情けないわね!よーし、あたいが行ってやっつけてくる!」
スター「どうなっても知らないわよ」
チルノ「大丈夫!あたいはさいきょーだから!」
ザッザッ…
チルノ「うーん、何もいないなぁ・・・ん?」
ザッ
???「誰だ?」
チルノ「!!」
???「誰かいるのか?」
チルノ「あんたこそ誰よ!あたいの前に来て姿を現せ!」
???「その声、チルノか?」
チルノ「へ?」
慧音「私だよ。チルノ」
チルノ「先生・・・なの?なんか頭に角生えてるけど」
慧音「私も妖怪なんだよ。正確に言えば半妖だが。今日みたいな満月の夜には、妖怪としての姿に変わるんだ」
チルノ「そうなのかぁ。で、なんでこの時間に墓にいるの?」
慧音「いつもは一夜通して歴史の編纂作業をするんだが、今日は特別でな・・・」
チルノ「さっきからそのお墓見てるけど、知ってる人のなの?」
慧音「ああ。この墓にはな、寺子屋での私の教え子が眠っているんだ」
チルノ「ってことは、まだ若かったの?」
慧音「いや、だいぶ歳をとっていたよ。何しろ私が何十年にも前に教えてた子だったからな」
チルノ「先生って、長生きなんだね」
慧音「妖怪の血が流れてるからかもな」
チルノ「でも、わざわざこんな時間に来るってことは、特別な人だったの?」
慧音「そうだ。何しろ私にとって初めて手がかかる教え子だったからな」
チルノ「・・・あたいみたいに?」
慧音「そうだ。初めて会った時にはこいつは相当手のかかる教え子だと思ったもんだ」
チルノ「ごめん・・・」
慧音「なんでお前が謝るんだ」
チルノ「あたいが手のかかる問題児で・・・先生に迷惑かけてるかな、って思って・・・」
慧音「・・・少し私とその教え子の昔話を聞いてくれないか?」
チルノ「へ・・・?」
慧音「・・・あいつはすごくイタズラ好きで、勉強も苦手だったんだ」
慧音「だけどな、元気と向上心だけは他の誰にも負けない奴だった」
チルノ「・・・」
慧音「ある時、授業が終わった後、あいつが珍しく勉強を教えてくれと私のところに来たんだ」
慧音「珍しいこともあるもんだと思って、私はその日から授業が終わった後に個別で勉強を教えてやっていた」
慧音「その甲斐があったかは知らんが、次第に成績もよくなった」
慧音「ついには里でも有名な商人になって、美人な嫁さんももらって、元気に幸せに暮らすようになった」
慧音「そいつが亡くなって、今日でちょうど一年ってわけだ」
チルノ「すごいね。あたいとは大違いだよ・・・」
慧音「だがな、今になってみれば、私はあいつに少し冷たくに接しすぎてたかもしれないな・・・」
慧音「ある日、あいつが授業中にいきなり漏らしたことがあったんだ」
チルノ「・・・!」
慧音「私はその時、いつものように叱った。あいつの事情も知らずにな・・・」
慧音「どうやら、あいつは体調が悪かったらしい。私がきつく叱り過ぎたせいもあってか、翌日からはどことなく元気がなかった」
慧音「それでも私は、ただ授業が終われば補修をしてやるくらいしか接してなかった。あの時少しでも気にかけてやれば・・・」
慧音「ごめんなチルノ。この間お前を叱り過ぎたのは悪かった。何十年も教えてきて、何ひとつ進歩していなかった・・・」
チルノ「先生・・・」
慧音「お前が望んでもいないのに、授業後に補修させていたのも謝るよ。今を思えば、私がお前に期待をかけすぎていた」
チルノ「そんな・・・」
慧音「お前が勉強を教えてくれと頼んできたあの日から、教えていくうちにあの教え子の影をお前に重ねてしまっていたんだろう・・・
それくらい、あいつとお前はよく似ていた・・・」
慧音「結局は、思い出に囚われていた私の自己満足の行動に過ぎなかった・・・拙くて不器用な私を許してくれ」
チルノ「もう謝らないでよ、先生」
チルノ「あたい、先生の気持ちがわかって安心したよ」
チルノ「それにね、先生との補修、辛かったけどすごくためになったよ」
チルノ「あたいも、まだまだ勉強できないけど、いつか周りを見返せるくらい賢くなるよ!」
慧音「チルノ・・・」
チルノ「だから、これからもあたいに勉強教えて!」
慧音「・・・わかった」
慧音「じゃあ私はそろそろ戻るとするかな」
チルノ「じゃあ、また明日だね」
慧音「ああ。それと、今日のことは他の連中には内緒だぞ」
チルノ「わかったよ。あ、ところであの日になんでサニーにも頭突きしたの?サニーが私に何かしたの知ってたの?」
慧音「それは長年の勘かもな」
チルノ「ふーん。じゃあもう一つ聞いていい?」
慧音「なんだ?」
チルノ「どうして机に手をつかせておしりを突き出させたの?」
慧音「そ、それはだな、さすがに尻を叩くのは私らしくないというか・・・」
チルノ「今思うとはじめはちょっとノリノリだったと思うけどね」
慧音「・・・」
57 :
名無しさん祈祷中・・・@転載禁止:2014/09/15(月) 13:37:43.37 ID:jiTuKbAn
泣ける
・・・
サニー「遅いなぁチルノちゃん」
ルナ「今頃あの妖怪にやられて・・・」ブルブル
スター「洒落にならないこと言わないでよ・・・」
チルノ「おーい!」
サニー「あ、帰ってきた」
スター「妖怪はどうだった?」
チルノ「あ、ああそれならあたいが追い払ったよ」
ルナ「ほんと?」
チルノ「もちろん!」ドヤッ
サニー「なんかいつものチルノちゃんに戻った気がする」
ルナ「今日は私たちの負けね・・・」
スター「まったく、度胸があるんだか何も考えてないだか」
サニー「じゃあ、明日も昼から授業があるし、今日はこの辺でお開きにしますか」
ルナ「そうね」
スター「じゃあまた明日」
チルノ「おやすみー」
チルノ(あたいも明日からさいきょーの天才に近づくために改めて頑張るぞ!)
おわり
乙カレー
元はホモビ
62 :
ヴァカと兎:2014/09/15(月) 16:23:37.63 ID:ngoEvueQ
良い話でした。〔尻出した時、レズ方面に行くかと心配になった。〕
そんな彼女も今は年収6億の社長さんになったとさ
良スレ