上手な現地妻との縁の切り方を教えて下さい

単身赴任歴１４年半です。 本社で営業部長に酒の席で文句を言って
「全国地方都市営業所ドサ廻りコース」に左遷されてから来年３月で丸１５になります。
本社にいた時に社内結婚した妻は「亭主元気で外がいい」状態で放任されています

３年毎に転勤している中で（来年着任する所で６営業所目になりますが）２号さんだった現地妻と今だに切るに切れないのが５人います。

今の所では、現地妻を３号まで抱えているのですが、どうやって来年の２月に首都圏営業部への転勤までに
嫌われないように別れて、別れた後も自分の言う事を聞くようにして営業活動に協力させるかを考え中です

今回、面倒なのは事務員だからです。中には御局状態でズーーッと営業エリアの営業所に
いるって事もあるので下手な切り方すると仕事に影響します

だが、しかし「同じ年代の貧乏な小僧より、金持っているオッサンの方がいいよなあ」
というような内容で洗脳したので現地採用の「住宅街の物売りのオカマ」状態の
貧乏人なガキに押し付けるわけにもいかず。

こんな状態なのは私だけでしょうか・・・・
どなたか同じ経験をされた方がいたら、いい方法を教えて下さい。

ﾅｹﾞｰ

他の板で聞いた時は

・最初の洗脳を解除して後輩の奥様にでもして幸せな結婚生活を抱えさせてやれば

・営業所の独身の客との見合いの席でも誰かにセッティングしたら？

・俺には一人もいない。一人ちょーだい（変なのは嫌だけど）

こんな感じのカキコばっかでした。

シラネ

>>1
お前と嫁と現地妻のスペックは？
各現地妻との出会いをkwskしてくれ

>>1
＞嫌われないように別れて、別れた後も自分の言う事を聞くようにして営業活動に協力させるかを考え中です

お前にこんなこと出来る能力ねーだろ？人間としてどうしようもなく糞だから、ドサ廻りに左遷されてんだろ？

駄スレました
ゴメンナサイしやがれw

１はどこ行った？

>>1
別に別れなくていいんじゃない？
何で別れたいの？

ネタ度98％

取りあえず死んどけばいいんじゃね？





とネタにマジレスw

【科学】道路に軍手が落ちているワケ、名城大研究チームが突き止める[08/11/1]

http://namidame.2ch.net/test/read.cgi/hidari/1219842498/

本社に戻るのになんで営業活動が関係あるんだ?
しかも現地に3人もいたらまずいだろ。それだけでバトルになる。

>>6
今の営業所の現地妻との出会い
２号・・・現地採用のセールス。自分で営業所にスカウト、教育している内に深い仲。３２歳
３号・・・営業所の事務員さん。飲み会の帰りに勢いでお持ち帰り。２４歳

>>11
ネタに見えるかもしれませんが
自分のいる仕事場所では、よくある光景です

>>15
よくある光景じゃねーよWWW
周りをお前みたいなだらしない男と一緒にすんな

そーかー。営業とかで、体育会系の気合と根性営業部じゃなくて
御前の態度を見て女がコンナ態度をとるんじゃね。とか
嫌味とか内輪もめとかも女つかって言う内輪のワケわかんねードタバタかあ

もしね、本当に嫌になって全部清算したいんだったら一般消費者向けの営業前線から隠居すれば
そーしたら今まで一緒に女を言いくるめて遊んでた仲間とか含めて全部切れるよ。

それか自分が辞めたくないんだったら、関わってた現地採用のセールスやら事務員さんやらを
客の中で怖い奥さんを役員にして共同経営してるオーナー社長の会社とかに転職させて
「今まで、やっていたダラシナイ感覚が全部嫌になりました」とか言うようにすればいんじゃないの？
そーしたら奥さん以外と全部切れるかもしれないよ

>>4で言ってる他板ってどこで聞いたのよ？
そのスレのURL貼ってくれ

ばれてないと思ってるのは自分だけなのになｗ

死んだことにすればいいのでは？

とうか死ねばいい

一度、地方都市ドサ廻りコースに左遷させられたのに首都圏営業本部に復帰？
っつても、有名大学の学閥とかが固まっているエリートばっかの管理課とかじゃねえだろ
首都圏営業本部内の営業所に配属させてやるって程度の事なんじゃないの

それか、やらないでいい余計な事やったか言ったかしたから
本社の座敷牢みたいな部署と社員寮って名目の所にでも拉致軟禁されんのか
だったら安心しろよ、学校の風紀委員みたいなのがいるだろーからよ
我々全体の名誉のためだとか言って、会う事自体を無理やりやめさせてくれるよ
来年の４月に、その部署に転属されてからは

んで、今まで関わってた女の頭の中にはチミの墓が建つってわけ、メデタシメデタシ

【政治】 日本人の父が認知すれば、日本国籍取得ＯＫに…政府、国籍法改正案を提出へ★３
http://mamono.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1225633870/

日本抹殺■改国籍法、外国に国籍贈呈■無限移民法
http://love6.2ch.net/test/read.cgi/gender/1224576767/

【外国人激増】国籍法改悪案の反対【日本破綻】
http://changi.2ch.net/test/read.cgi/ms/1225635841/

外国での現地妻にはご注意を。

>>15
とりあえず3号は切れるだろ。
2号とは関係が長そうだから面倒だがそれはもう腹をくくれ。

　ある日、目が覚めると今まで見た事の無い部屋だった。同じ部屋には女が一人と変なネズミがいるだけだった。
毎日、同じ時間に食べ物が出てきて、変なネズミは毎日１匹ずつ増えていった
ある日、意味もなくイライラした日、ネズミを余った食べ物を入れる中へ捨てると部屋のドアがあいて女と一緒に別のホールへと移された
そのホールの中にいる人間は全て交尾していた。
交尾している最中に変なネズミの大きなのが現れて同じ部屋にいた女を妙な扉の中へ放り込み、凄まじい悲鳴が聞こえた。
　しばらくするとネズミは語りかけてきた
「同じ気持ちになったかい？　ここは人間だけの世界じゃないからね。」
「なんで、最初に話し掛けてこなかった？」
「君が昔いた所の言葉を解明するのに時間がかかったからだ　自分と違うものを消滅させたい衝動に駆られる生物なようなので
　会話もバーチャルにさせてもらっている。破壊行動をとられると困るのでね。同じ種族の雌は一日一回、同じ部屋にいれるので繁殖してくれたまえ」

（・・）／　どーせ、ラジカルＳＦを書くなら、これくらいで書かないと

>>1はさ、保険会社の営業所長じゃねーの？
本社にもどれるなら、全部切っちまえばいいじゃん

つーか3年ごとに転勤なら自然に切れるだろ。
しかも結婚後単身赴任歴14年ってことは40半ばかそれ以上だから
「24歳と32歳の女が別れてくれなくて困る」というほど
女達に愛されてもいないだろう。

「顔が良くない女には性格が良い子が多くて一度関わったのと長くつきあいたがる
（自分が都合のいい遊ばれて簡単に捨てられる女と思われたくないから）
顔の良い女にはワガママで性格が悪くて男なんていくらでも、もっといいのが
見つかる自身があるから気にくわなかったら、あっという間に切る子が
多いと思うんだけどどーよ？女性客相手の商売やってんだからいっぱい女見てきただろ？どう？」

男友達と飲んでてよくされる質問。でもその定義はどーかなぁ……
今までに仕事絡みでいろんな女を見てきて思うのは、
ベッピンはどんなに謙虚にしていても自分が「可愛い」「綺麗」って事実は
キッチリ自己認識してるって事。当然昔からチヤホヤされ馴れてるし、
男に対して「我慢しなけれはならない事」がブスよりずっと少ない。
彼女たちは普通の男に対して自分の言動(例えばワガママとか)が、
どこまで許して貰えるか経験上よーく知っている。
これは「性格が悪い」と言うより「計算高い」って事だ。

反対にあんまり綺麗じゃないのは、男関連でベッピンに対抗出来る自己アピールが、
プロポーションを除けば「性格の良さ」しかないのを悟りきっているから、
本当はそうでなくても本能的に「性格の良い女」を演じる。そして男は見抜けない。
そして長いつきあいに持ち込んだ所で少しずつ化けの皮が、はがれると

てな前提でいくと
２号や３号にしたのって、女子高・女子大・女ばっかの職場ってコースで
あんまり綺麗じゃない一旦関わったら別れたくないって感じの元世間知らずの御嬢ちゃんか？　
切ると逆上して何をするか、わからないから、どうやって上手に切ろうかなってわけ？
んじゃ「こんなのと関わるなんてアタシのプライドが許せない」とか思えるよーな所を丸出しにしてみるしかないんじゃないの

>>1
金しかないだろう
数百万単位の

「上手な」が現地妻にかかっている言葉だとしたら、ちっと裏山

どーせもう出てこない気だろ？削除依頼出しとけよ、>>1

私の嫁は、とある事のために改造されて洗脳された女だからでしょうか・・・。
ちょっと美人な女の子やモテル女の子に巻き起こる話は多次元の世界の話に感じる様で、金儲け話以外は聞く気なしです；＾＾
同じ親戚でも美人な義姉妹やモテる従兄弟の女の子は他人の幸せ話も快く聞いています。
自分も日頃同じ様な経験をしているから分る分る・・・と自然に話が聞けるのです。嫁にそんな話をすると

「何、わけわかんない空想作り話を言ってんの、んな暇があったら、もっと仕事して金稼いで！！！！
　単純作業しかできないあんたの年収なんて、有能なセールスのアタシの月収と額が同じなんだからね。」

などと金の話を持ち出され、空想上の生き物や場所な事になって一切、話が展開しません；＾＾
こっちがしんどくなるから、押し売り用に改造された嫁や、その友人と話す時は気を使って貧乏不幸のズンドコ話しだけしかしてません（笑）
そーゆー話は縦ノリで嬉しそうに興味津々・・・分り易い！！

《上手な現地妻との付き合い方》
※これをマスターすれば、切る時も後腐れなし！

・既婚者である事を隠さない
結婚指輪は填めたまま
・本妻とセックスレスではない事(例え、実はレスだとしても)を強調
・子供がいるなら、常に写真を持ち歩く
若しくは携帯待ち受けを子供にして、現地妻の目に留まる様にする
・あくまでも“愛人”である事を相手に認識させる
・別れを切り出す時はキッパリと、事務的に！
相手に口を挟む余地を与えない事が重要
例「本社に戻る事が決まったから…今まで楽しかったよ。ありがとう」

たまたま地元に帰った時に、あるイベントの名簿に、昔の不倫相手の名前を見かけてしまった。
地元を離れて以来だから、１０年ぶり。
その後、イベント関連のホームページを探し、そこからホームページを見つけた。
もうすぐ、昔の不倫相手が参加するイベントがあるのだが、見に行こうか止めようか、悩んでいる。
いきなり行って、変に思われるかな、一度電話してみた方が良いかな、やっぱり行かない方が良いかな、
と、毎日グルグル考えてしまった。

「僕には君がいる。それだけで満足してるよ」

そう語る声を今でも目の前で聞いているような錯覚に陥る。
何事もなく淡々と過ぎていく毎日。街を抜けて 今日も一人 家へと帰る
ドアを開ければ薄暗い部屋に光が差す。楽しくない日々から抜け出せないから更に昔の綺麗なイメージを増幅させる
何枚かの写真を探し出して、しばらく閉じていた心の窓を開けてみる
あっというまに白い雲空のような 何も見えない明日の漠然とした不安が増幅したイメージを消していく

会うのが怖いって気持ちが働き怯えてた自分。そんな日に限り出会うなんてと神様を恨んだ

私も確かに容姿は衰えたけれど 大好きだった彼の姿を見て愕然としてしまった
スポーツマンで爽やかと言われてた彼が見ない間の数年間で変化していた
金髪ロン毛で内田裕也風で衰えていた 先があり得ない角度で曲がってる木靴を履いて
駅前のイベント会場でタコヤキ屋台を出していた 時はなんて残酷なんだろう

いつかは誰もいなくなる。過ぎてしまって頭の中の昔話になる。
それを忘れて荒っぽく使い果たした時間を悔やんでも戻らない。

ある男が、自分を愛している３人の女の中で
誰と一生つきあう事にするか長いこと考えていた。

そこで彼は３人に召使いの男を渡し
彼女らがその人間をどう使うか見ることにした。

一人目の女は、自分に自身を持つために自分を賛美させ褒め称えさせた
召使いの男を自分以外の誰とも関わらせず 言った。
「世の中で女は私だけよね。他の誰とも比べようが無いでしょうけど
　あなたの心の中では私だけが全てよね。それを彼に伝えて欲しいのよ」

二人目の女は、夫になるかも知れないその男のために召使いの男を働かせた。
年中無休の２４時間労働で働かせて召使いが体を壊して倒れると、こう言った。
「私にとってはあなたが一番大切な人なの。
　だから人間は全部あなたの名誉と成功のために使ったわ」

最後の女は、召使いに利殖をさせて、倍にして男に返した。
「私はあなたをとても愛しているわ。 お金は、私が浪費をしない、
賢い女であることをあなたに分かってもらえるように使ったのよ」

男は考え、３人の中で一番おっぱいの大きい女を妻にした。

その営業所長さんは、内輪の暗黙の了解を守る方法を考えていた

「営業所を転任する時は、営業所のゴミになった現地採用を整理してから転勤する」

　守らないと後任の所長が、ずーーーーっと文句言ってくるけど
　ノルマ未達成自腹での作成契約だらけになった現地採用も意地になって
　やめてくれそうもない

　どうやって整理しよう。そんな１２月の、とある日
　昼間セールスをやっていて夜は水商売やっている現地採用に持ちかけた

「どうよ。あの営業所のゴミを店に持ってってくれたら

　いくらか金払ってやるよ。不良中年のオバサンコースに引き釣り込むのなんて

　わけないだろ」

「店にも都合ってもんがあるから、今の年末シーズンは人間がいるけど

　来年２月になって、売上げがいいの以外いらなくなる時期にドースンの？

　売上げに協力してくれるパパも抱えていなけりゃ

　店に来たら相手にしてやるからって、からかえる”御坊ちゃま”すら

　抱えてないのが、やってけるわけないじゃん。

　金もらって言いくるめて押し込むのはイーケド来年２月から、どーしろってえの？」

「今まで女ばっかの職場にいた世間知らずだから

　男には警戒心が異常に強いからセールスとしちゃ駄目だったけど

　同じ仕事する同性の人間の言う事なら結構言いなりになるんじゃないのか？

　客に来ているので色んな点で上手なのに頼み込んでパパになってもらうとか

　できないかなー、それか”御坊ちゃま”の誰かを騙させる旨味を教えればさ

　なんとか、なんだろ？」

「え、とりあえずテキトーな、”御坊ちゃま”と一晩すごさせて

　　ガキができたから中絶する金よこせ

　　嫌になったから手切れ金よこせ　って言わせて

　　男にはメンツがあるから、女に騙されたなんて言えないでしょー

　って感じで相手の男に罵られて金巻き上げるってシナリオに嵌めろって事？

　確かに、それやるのに慣れたら昼間の仕事できなくなるだろーけど

　いーの？　また昔関わった不良中年のオバサンが増えるよ？」

「ん？　いーよ。営業所のゴミになった馬鹿女にもできる事なんて

　どーせ、そんな事くらいだろ。

　そーした方が夜の世界に引き釣り込み易いんだろ？　いーんじゃない。」

そして１２月２０日近辺の週末、掃除屋のオバサンは営業所のゴミ女に

一人の客を紹介して、今までと同じように御膳立てしたコースを案内して

途中で二人きりにして帰っていった。

週末明けの月曜日の朝、営業所長の携帯が鳴る。

出てみると相手は現地妻３号の現地採用セールスさん

「言いにくいんですけどお。今日から営業所に行きません。辞めます

　もう毎月２０日の次の銀行が開いている日迄にノルマノルマで追われる生活

　嫌になったのでえ。

　それでね、新しい男ができたから、アンタの愛人も辞めるから

　こんな結婚できない相手との時間の無駄遣い嫌になったからあ。

　言い返さないでね。何か言っても聞きたくないから

　嫌なものは嫌。もう駄目なものは駄目。さよーなら」

１２月の営業強化月の締め日が過ぎた朝、

朝礼が終わった後、掃除屋のオバサン達がファミレスに集合して御食事会

「今年、転勤する営業所長を御送りする時の”葬式ゴッコの遺体役”

　誰にする？　ってか誰のトコから出す？　前回はアタシんとこから出したから

　今年はー、アンタんとこで、いーでしょー。」

「オバケ（名前だけセールス）になってもらうのの事？

　それだったら所長の御妾さんが営業所に来なくなったから

　それで、いーじゃない。かわいそーに、迷わず成仏してねって

　みんなで言いまくるのだったらあ」

「あれは営業強化月終了の打ち上げ花火でしょお

　２月に所長に辞令が発行されて次の所長が来るまでの

　春の御彼岸シーズンには、やっぱ誰にも相手にされない冷たい世界に

　行ってもらう見せしめオバケを作んないと、

　”あーならないよーに頑張らなきゃっ”てムードにならないでしょ」

所長さん、後任の人と営業所の人とかを招いての飲み会で
とりあえずって感じで一言

「３年前に渋谷区から帯広の郊外に引っ越して帯広に転勤して初めて来ましたが。良かったと思ってますよ
　文化の違い云々を語る人もいるけど、同じ環境・文化を求める事は無意味
　違いを勉強し、楽しめたし。お陰で色々学べて人生を楽しめるよ。
　道東を車で探検気分で周ったけど、みんな親切で気さくでいい人ばかりだった。食べ物はおいしいし。
　空気もいいし。永住したくなったよ。定年後は住もうとマジで考えてるくらいですから
　知り合いには、横須賀からペンション経営の為に長野に行き、今は息子にペンションを任せ、
　自分は町会議員として活躍してる人もいる。 もちろん、嫌になって逃げ出した人もいるようだけどね。
　結局はその人が地域に対してどう向き合うかが問題なんだと思う。
　よそ者だから認められないって事はないよ。選挙で選ばれた人もいるんだから。
　せっかくの人生だもん前向きに楽しんでいこうね。帯広も捨てたもんじゃないよ。」

所長を除くと唯一の男の営業さん。夜がふけ酔っ払ってきてグチを語り始める。

「東京のメーカーで、営業10年してIターン帯広で６年。この間４社勤務
　帯広で中小企業向けの商品抱えて同業者団体廻りして
　毎月２５日の次の日の営業成績締め日まで掛け釣り回って、わかりましたが、
　とにかくリゾート関連民間企業は、どれも胡散臭い会社ばかり、
　経営者はただの見栄を張りの、欲深い、陰湿で、能力のない方ばかりです。
　某食品メーカーとかは、外見は、ヒューマニズムあふれる社長の言葉があり、イメージ抜群ですが、
　中は社長の鶴の一声で人事異動が行われ、女子社員はイメージとは異なり、
　会社の外では男狩りに励むレベルの低さ、また、社内でもいじめが横行していました。
　十勝でも優良企業と言われているこの会社でも、このありさま。
　工業用資材メーカー、農業資材商社、団体と、どれも、ひどかった。
　特に金銭面になると、あやふやにしょうとしたり、はっきりとせず、いい加減だが、
　社員の経営者に対する気配りの姿勢は、必要以上に求めます。
　また、この地域の経営者の特徴ですが、口頭で注意しないで、注意してほしい事を紙にかいて、
　それぞれの机の上においたり、呼ばれていって見ると、その紙を渡されたり何か、
　変な癖があるんですよ、中小零細企業なんだから、もっと言葉を出していけばいいと思っていましたが、
　マネジメント能力のない方々ばかりだか愛ら仕方がないんですかねえ。
　とにかく、本州と比べたら平成と大正の差ぐらいの時代錯誤な環境です。」

「建設関係なんて大量の我がまま団塊の年寄りが、面の皮厚くマナーも最悪であったり。
　地域社会で、人間関係が濃厚だから、取引停止したくてもできないし…
　とどめになにかというと「市役所だあ。十勝支庁だあ。開発局だあ。」などと泣き付く陳情体質。
　はっきり言って地元の雇用を確保するためだけに存在するって感じ。

　豪雪に身も凍る寒さ、クルマが無いとまともな生活もできない
　それに田舎の道民ってのはほんと自己中で傲慢だからいわゆる
　敬意という概念はほとんどない。特に中途半端な地方都市とか
　そういう冷血さや不便さに嫌気がさして札幌あるいは東京近郊へ転職する人てのは別段珍しくもない
　帯広に残ってるのははずれな奴ばかりでアホ化していく様で未来は見えない。
　優秀な奴はみんな帯広脱出してますから〜 」

更にグチは続く

「早く田舎を出たくて出たくて家の中やひと気の無い道で「早く都会に戻りたい」と絶叫してますよ
　とにかく不便で寒くて地元民のよそ者に対する閉鎖的と排他的で興味津々な態度にイラつくし
　移動距離は妙に長いし、地元民の村八分的なキャパの狭い思考回路。
　街全体のあの辛気くさい感じ、人気のなさ、運転マナーの悪いダサいヤン車、
　ジャージ・スエットで外出する無職っぽいヤンキーども、夏は虫が大量発生、
　冬が雪が多くて雪かきの労力が半端じゃない。店の接客態度はなって無いし、役所の対応ものんびりおっとり。
　来年、転勤になったら二度と、こーーんんな所に来ませんよ。 」

最後に所長が戻ってきて一言。

「東の道都帯広。基幹産業が根絶した釧路や、流通機能の札幌集約に伴い衰退した旭川と違い、
　好調な農業に支えられ、自発的な発展を遂げる帯広。
　将来的には、日高山脈から東の文化経済行政機能はすべて帯広に集約される事だと思います。
　くだらない娯楽産業は無いから、仕事に専念できますしね。
　まあ、後、わからない事は、札幌で３ヶ月に一回ある北海道支社の会議や集まりで説明がありますよ」

新しくできた男とクリスマスを一緒に遊んだ後
毎年のように正月だけ会っている小学校、中学校、高校の同級生と
遊ぶ約束を電話でして年末の１２月３０日、お出かけしていった
小学校の同級生との待ち合わせ場所のファミリーレストラン
最初について待っていると、化粧がうまくなった友達がやってくるなり
いつも通り、今まで通りのように挨拶を一言

「久しぶりー、元気だった？　今年は、どんな男と遊んでるの？」

以下、今年限定で遊んだ男の話。この内輪で関わった男の話をすると
何故か内輪の誰かが訪問販売か何かに出かけていって
その男にとっての今まで通り、いつも通りの世界に返してくれるので
（男子校出身で理工系大学、男だけ職場コースの生活パターンにはめるように）
綺麗さっぱり後腐れなく切れるので全員そのつもりで
今年限りで縁を切る予定の男の話や、どうでもいい親戚の話を延々と続ける

同じ頃、営業所長の奥様は小学校の時に同級生だった人間に仕事を依頼した

まず自分の旦那に客だと言って会わせた

その男は、営業所長に催眠術をかけて全ての女の記憶を消した

今まで３年間いた営業所では仕事だけをしていたという内容の記憶を植え付け

その間に奥様は転勤のたびにしているように

旦那の携帯から全ての女の電話番号を消して着信拒否に

そして全ての女の番号に数時間の時間をずらして

この催眠術記憶操作師の所で会う約束のメールを

自分の携帯から旦那のメールアドレスで送信した

そして数日後、旦那の携帯に皆、同じ内容のメールを送ってきた

「つい何ヵ月前までは、‘まだ終わらないから’なんて言ってたのに…あっという間だったね。
　単身赴任終了の連絡が来てから、仲良かったり仲悪かったり、忙しい毎日だったね。
　貴方は、別れない、自分の全てを捨ててもそばにいたいって言ってくれてありがとう。
　でも、その言葉は聞かなかったことにするよ。何も無かったかの様に奥さんのところに帰ってあげなよ。
　今までずっと好き勝手にやってこれたのも、奥さんがあなたを信じて待っててくれたからでしょ？
　これから先もきっとそうだよ。だから、大事にしてあげなよ。
　本当に私が最後の恋であるならば、これから先、浮気なんてしないだろうから。
　一緒にいれる機会はどんどん減っていくだろうから、本当にありがとう。
　残り少ない時間を楽しかったと言ってもらえるように頑張るね。
　よくよく考えてみたら同じ会社の元上司と元部下になるのが一番だものね。」

奥様は、それを確認して微笑む、そして３年毎に思う同じセルフをつぶやく

「３年後は、こんな手間がかからないといーんだけど」

そんなドタバタを過ごした平成元年から２０年が経過して
定年退職して年金生活を送る団塊世代の元営業所長さんは
昔の営業日誌の下書きを見る内に催眠術師のかけた暗示がハズレ
自分が昔、一瞬とはいえ一緒に過ごした現地妻の事が脳裏に蘇った。

もう既に子供も結婚して孫ができて奥さんというより
自分の孫のオバアチャンとなっている同居の家族との
共通の思い出や共通の経験が多くなり会話をしなくても
相手が何を考えているかがわかる状態

そう、それは自分が、もう一人いるかのように・・・

今は、どうなっているんだろーか
バブル崩壊で会社がボロボロになって外資の日本支社状態になってしまったけど
自分は、なんとか定年まで、クビにならずに営業としてやってこれたけれども

そんな想いが頭をよぎり、１月２５日の一般消費者向け営業谷間月に
昔いた営業所のあたりへ出かけていった

駅を降りて地域営業拠点のあったビルは他社へと売り飛ばされ
１０近くあった営業所は不動産ごと売り飛ばされ、１つに統合されていた

中へと入ってみると見かけた事のあるような４０過ぎのオバサンが座っていた
奥さんがかけた暗示が未だにきいているのか新年挨拶と雑談だけをした後
近所のファミリーレストランで休憩

すると先程よった営業所にいた数人が大きな声で雑談していた

「今年、転勤する営業所長を御送りする時の”葬式ゴッコの遺体役”

　誰にする？　ってか誰のトコから出す？　前回はアタシんとこから出したから

　今年はー、アンタんとこで、いーでしょー。」

・・・・

さらに雑談は続く

「人数が減りすぎて今度は営業職員採用しろって事だっしー
　元同級生でも元同僚でも親戚でもいいから
　景気が良かった去年までは稼げてたけど
　不景気になって会社から叩き出された　”トカゲの尻尾”いない？」

「だけど、そんなのが長続きして、やってけるのお」

「いーから採用ノルマ達成してセールスマネージャーでいるためには
　そんな事、言ってらんないでしょ。駄目なら御客様に戻ってもらえばいーから
　不景気で今までいた業種から追い出されて居場所が無くなったのを
　言いくるめてセールスにするって、良くある話じゃない
　最近で言えば派遣切りとかいってテレビでやってるように
　大量に失業者が出ているんだから、何人か言いくるめりゃいーの
　んで、また景気が良くなったら日雇い派遣だか土木作業員に戻ってもらって
　セールスだった頃は良かったなーって称えてもらえばいーから」

「そーいえば２月で大変だわー。水商売は
　アタシは自分の店で売上げあがんないコを切るだけでいいけど
　アンタはアタシと同じ年齢で客探ししなくちゃならなくて大変だわねー
　客さがしやら客の相手やら全部自分でやって
　自分が店に出れるようにしないと金にならないんだものねえ

　アタシは、”お嬢ちゃま”に”お坊っちゃま”の相手させればいーけど
　アンタは自分で相手にすんのよねー。そろそろ店行っていーわよ
　こんな所で雑談して暇つぶししてないで」

たまたま居合わせて、その会話が聞こえた元営業所長さんは

夜、その店へと出かけていった。

行くと浜崎アユミがプロレスラーやボクサーになったらって感じのが

派手な金髪で派手な衣装で、客の相手をしているキャバクラ

昼間、オバサンを見た時に連想した渋いスナックからは乖離していた

しばし座席で待っていると隣りのテーブルに座る
同じくらいの年齢のオッサンが携帯で叫んでいるセリフが耳に入ってくる

「んなもんオイルショック直後で物価が上がった時の商品先物手口と

　レーガノミクスでアメリカが製造からサービスへ景気産業牽引産業シフト
　した時のアメリカ株の現物取引手口と

　昭和６１年ごろの１ドル２５０から１５０円くらいの円高で不況になった時の
　為替先物手口をしらべて組み合わせて、やらせりゃいーんだよ

　失敗したら御前のせいか御前等の内輪の責任だけどな
　いーから３月までに、なんとかしろよ

　いーから、やれ、できなきゃクビ。」

徹夜で飲んだくれて朝、歓楽街を抜けて駅へと向かう住宅街
通勤や通学で駅へと出かける学生や会社員は既に出かけた後

散歩しながら病院へと向かう御老人が通りがかる
ふと見てみると２０年前に現地採用したセールスさん
挨拶もソコソコに現状を嘆く

「今、思えば会社にしか居場所が無かったんですよ
　何もやる事が無くて女房と周りにいるオバチャン達に
　毎朝、理不尽な言いがかりを叫ばれるだけで
　何かを、やろうとすると、そのオバチャン達に邪魔されて
　まあ、金の心配は年金があるから無いんですけれどね
　毎日、無為に時間だけが過ぎていくのはツライですよ
　のほほんとセールスやってた自分からは考えられませんが
　一生、働くつもりで会社を設立して経営している人が羨ましいです
　少なくとも平日の昼間、この自分には牢獄にしか見えない住宅街に
　いなくていいんですから・・・・」

「２００７年問題とか言って新聞に書かれていただけの時は
　他人事だと思ってましたが
　６０最を過ぎて雇ってくれる所なんて無いですからねえ

　若い人は不景気で仕事が無くなっても
　東京や大阪や海外へ行って仕事を今から新しく始められるようです
　孫なんか高校の時から卒業したら東京で仕事して生活したいって言って
　来月、上京するんですけどね。義娘のＰＴＡづきあいのグチを
　もう聞かなくてすむと嬉しいんですが

　そういえば所長。いや　中川さんは　今、何をされているんですか？」

「いや同じように年金生活者ですよ

　いや、こうしていると２０年少し前に
　地元に妻子を残して全国を単身赴任して回って
　馬鹿げた女遊びを一緒にしていた頃が、つい昨日のように思えますが
　最近は、どんな綺麗な女性を見ても小学生の孫娘が遊んでいる姿と
　同じようにしか見えなくて、まあ枯れたんですなあ

　その妻も先日、亡くなりまして一緒に過ごす相手がいないので
　こうして昔、仕事をした所へと出かけて暇つぶしですよ」

「あー、ワシは、とうとう離婚してバツ１になってから再婚はできませんでしたよ
　営業活動で家庭なんて、ほったらかしていたツケが回りましてな
　中川さんが所長として着任された頃には既に離婚してましたから
　知っているかとは思いますが

　ところで話しは飛躍しますが、平成元年頃、同じ営業所にいたので
　所長が転勤される頃に退職したセールスで松浦って女がいたの覚えてますか」

相手の口から出てきたのは、営業所長をしていた頃の現地妻の名前だった

２号の方は、あれからもズーッと事務員をしていて
今も現地支社の営業所で働いているのを見たばかりだったが
セールスをしていた３号の方の名前が突然出てきて
平静を装ったものの相手も内心、気づいていたのかもしれない

”あんたの妾だった、あの女の話ですよ”

とでも言いたげな顔を（昔の現地採用セールス）石原はしていた

「いや、まだセールスやっている知り合いに聞いたんですがな
　そのセールスが日本酒販売協会って同業者団体のココラヘンの支部を
　巡回セールスしていたら偶然、遭ったんだそうですよ。松浦に

　昔、昼間はセールスやって、夜ホステスって生活してたのが
　今じゃ金持ちのパトロン見つけて資金を出して貰って始めた
　キャバクラチェーンのオーナー店長様だったそうですよ
　意外でしょお？　商才があったんですねえ。」

「ふうん、そうですかあ。じゃ今度その店にでも行ってみましょうか
　今夜とか、どうですかねえ」

「いや、ワシはもう８時を過ぎたら眠くなってしまうので
　駅前に”シャネル”って看板が出ているキャバクラがあるんですが
　ソコですよ。目立つから、すぐわかると思いますよ」

話しは少し戻って平成５年の年末、松浦はパトロン探しをしていた
最初パトロンというかパパになってくれた営業所長は転勤でいなくなるし
両手にあまるほど大量のパパを抱えている同僚ホステスを見ると
片手にも満たない自分のパトロンの人数が心細くなってくる

そんな時、自分のパトロンの内の一人に不安な心境を正直に言うと

「自分で全部やろうとするからじゃないのか？
　自分だけでやろうとするんじゃなくて
　もうじき３０歳なんだし２０代前半の若いのに
　色んな事を、やらせるように考えを変えた方がいいと思うけどね
　裏切るんじゃないかとか、言う事を聞かないんじゃないかとか

　今まで自分でやろうとして競争また競争での苦労が
　頭に染み付いているかもしれないけど
　世の中は色々あるんだからさ、表現は悪いけど元締め役ってのを
　やってみちゃどうかな。なんなら俺がオーナーっ　御前が雇われ店長って事で
　実験的に俺がもっている商用地に初期開店資金２千万で半年やってみて
　駄目だったら閉店撤退

　商売ってのは駄目だったら早く切り上げないと損害が膨らむからね
　どう？　やってみる？　駄目だったら、また元に戻ればいいしさ」

「うん、資金を出してくれるなら・・で、どういうのを店で雇えば、いい？」

「まずな　親戚か同居の人か近所に年金生活が多くて
　宗教に、はまってお寺で信者と関わる以外、誰にも相手にされてなくて
　食べる分くらいの金を稼ぐアルバイトをして
　そのアルバイトも宗教法人の行事に参加するために
　次から次へとアルバイト先を変えている若い思い込みが激しい女の知り合い。いる？
　そういうのを一人雇ってみちゃどうかな？
　まあ、なるべく綺麗なのが、いいんだけど、
　宗教じみた感覚も必要なので、そういうのが一人いた方がいい。」

「だけど、昔、関わった、そういうのって
　仕事が無くなって長期失業者やホームレス同然の生活に落ちぶれて
　精神状態が、おかしくなってる人間だらけだけど」

「いや、そういう３０歳くらいで内輪のオバアチャンになって
　心の病気になってしまった気の毒なのは置いといてね
　今まで毎朝、学校や会社に通勤して次の日が仕事だから早く寝て
　規則正しい生活してたのも会社と仕事があったからだろうけど
　それが不景気で無くなったから、結構、滅茶苦茶につきあわせても大丈夫なのとか
　今まで、はまっていた宗教のかわりに仕事にはまってくれて
　今まで、行っていた御寺の代わりに店に来て、店の信者を増やしてくれそうなのとか
　よーく考えてみれば、いるだろ？　ただな、そういうのは一人だけでいいからな」

働きたいと言ってくるのを面接してみると

バブル経済の時の生活習慣のままで金がかかるけど景気が冷え込んで収入は減った

ってなパターンの不動産や金融のセールスが何故かやってきて
夜だけ働かせてくれと言ってくる
その中の思い込みが激しそうな昔は不動産事務をしていたのを松浦は採用した

他は近くにあるオバカ短大や専門学校の学生アルバイトで店はスタート
開店当初はパパの宣伝もあって客足上々、
しかし開店から３ヵ月後、客足はパッタリと途絶えた

ほとんどの日は不動産事務をやっていたのと二人で大丈夫な日が続いていた。

学生アルバイトの姉ちゃんに松浦は電話をかけまくった
内容は全員に同じ内容

「そういえば、あんた一般消費者向けセールスやってたんでしょ
　元同僚や元同級生で、どうとでも言いくるめられそうなの、いない？
　いるでしょお？　中学まで一緒だったので男子校、男ばっかの理系大学
　男ばっかの職場で過ごしているから、あんたとかが話しかけたら
　自分の都合のいい、わけのわかんない妄想ふくらませて

　どーんな酷い目にあわせようが、金を巻き上げようが
　つきあわすだけ、つきあわせて時間と金の無駄遣いさせようが
　”かわいいから許す”みたいな感じで、どうとでも言いくるめられそうなの

　女に相手にされてないから、馬鹿にしてカスカスに言っても
　相手にされていると勘違いして喜ぶのとか、そこらへん客にして連れてきて」

片っ端から電話しての、とある土曜日の夜
店の中にいる間は我慢して恋人といる時と同じように相手にするのよと
掛け声をかけると、カップルが店内に数組いるような空気となっていった。

日曜日の夜、全員に電話をかけて松浦が叫ぶ

「いい？店では相手にしてあげるからねって感じで
　絶対に店外で会わないでね。一円にもならないんだからね
　自分が言いくるめられるような間抜け嫌でしょお
　店の外で関わって恋人とかにしたいのは自分より上のレベルのでしょ
　それにね同じ店で働いているのに自分の彼氏を見せるなんて嫌でしょ
　どうなるか、わかってるから彼氏とかには絶対に来ないでって言うでしょお

　さ、店の中だけで相手にして同じ店で働くみんなで
　暇つぶしに、からかえるのを、もっと見つけてきてね
　土曜日の夜にあったのが寄ってきたら
　テキトーに、あしらって会いたけりゃ店に来て金払いなって言うか
　会いたくなけりゃ自分が店に来ない日に来るように言えば
　他のに金まきあげさせるから、面白いでしょ
　自分を崇拝してくれそうな、他の誰にも相手にされていないのを
　からかうのって、ねえ。」

週末明けの月曜日、昼間は保険セールスをしているのを捕まえると

「ウチの店のコに、チョッカイ出してきて商売の邪魔なのが

　これだけ、いるんだけどお。

　チョッカイだして暇つぶしするどころじゃない

　って状態になるくらいに、”オイコミ”かけてみて

　わかるわよお。オイコミかける人間が一人でもいた方がいいでしょ

　綺麗な御兄弟みたいに稼ぎのいい旦那がいるわけじゃないし

　元同級生や親戚も営業成績のためにオイコミかけて相手にされてないし

　もし３月２０日の翌銀行営業日までに営業ノルマ達成できなかったら

　クビになって仕事と金まで無くなるんだものねえ。

　そうしたら、何も無くなって、この不景気で他の仕事できないし

　水商売で働こうにも、性格も外見もレベル低いから無理でしょ

　営業ノルマをなんとか達成するために断られても無視されても頑張らないと、ねえ！？」

そして、毎日のように仕事中だろうが忙しかろうが関係なく
ひっきりなしにセールス電話をかけまくり、
会社の出入り口に待ち伏せして、仕事と割り切っているのか
嫌がられても逃げられても追いかけまくり
相手が根負けして「わかった。買うから、どこかへ行ってくれ」
というまで毎日のように、それらの人々にオイコミをかけたのであった

そして３月２０日、普通の会社員の感覚からすると
給料日前で金が無いから飲み歩けない状態な人が多い週の一夜目が始まった
セールスの方が生活の中心になっているのと、その客は来なくなるが。

この地域に新しく転勤してきたばかりのセールスの上司の所長のような人々が
歓迎会なのか、今年度も張り切って営業活動をいたしましょうパーティーの
二次会か何かで、やってくる。

内輪で金の匂いに敏感なフトコロを読むのがうまいバイトを来させて
資金源や資金量を聞き出させる内に月曜の夜がふけていく
店が適当に人で埋まり採算があう所になったあたりで次の日の準備

火曜日の夜は水曜日が休みなスーパーや百貨店や不動産営業がターゲット

　友達から１通のメールがきた。［元彼と配属先が別々でした。とりあえず、よかったかな。]

　友達はこの夏、同じ仕事場の人と突然付き合い始めた。
　彼女がその彼を好きだという話は、それまで一度も聞いたことがなかっただけに　正直驚いた。
　なんでも、いい感じだよね→付き合ってもいいかな？というやり取りが、双方であったらしく
　とんとん拍子で付き合うことになったそうだ。
　きっかけはどうでもいい。　付き合ってからの方が大切。ふたりは順調に付き合っていた。

　自分の恋人と４人で出かけようかという話になり。
　行くと、昔お付き合いしていた恋人と再会する事になった
　私は過去にお付き合いしていた人と仲良くお付き合いを続けることが多いのだが
　その人とだけはどうしても無理なので、まったく会わないようにしていた
　というのも私の友達と浮気されて別れた挙句一方的に悪い人間ということにされ
　その友達まで私のことを悪い人間だと思うようになったから
　びっくりしたのが、元恋人と会ってもそれが誰だか本当に思い出せなかった
　人間の脳は本当に嫌なことは思い出さないって言うけどそれを実感できた瞬間だった

　友人と元恋人とは長くは続かなかった。１ヶ月も持たずに別れはやってきた…
　付き合っているうちに好きになることって実際あって
　彼女は付き合っているうちに、ホントに彼が好きになった。
　だから、必死に繋ぎとめようとした。けれど、その想いは彼には届かなかった…

　人間は変わらないというけれど元恋人は変わっていなかった。
　自分が浮気したり仕事で失敗したりした事で生活がツラクなると
　全てを身近な誰かのせいにして、その人間との関係を清算すれば、
　全てが、なんとかなると思いこんでいる変なクセは前と変わっていなかった。

　彼女は必死に彼を忘れようとした。でも、なかなか忘れられない…　
　それでも時間が経てば大分変わるもので、１ヶ月ほどで彼女は前向きになった。

　「次だ、次！」

　それが私たちの合言葉のようにもなっていた。でも、やっぱり忘れられなかったみたいだ。
　彼女のメールには「ホントはまだ好きなの。会えなくなるのは辛い、寂しい。」
　そんな気持ちが隠されているような気がした。…私の勘違い、かもしれないけれど…
　昔の恋人を忘れるのには時間がかかる。相手と一緒に過ごした日常が何度も蘇る
　ひょっとしたら、忘れるなんてコトはできないのかもしれない。
　過去はどんどん美化され、都合の良い様に彩られていく。
　そして、現実が思うようにいかなくなった時に現れて、心を乱す。
　過去にもどろうとする。そして今まで過ごした時の中で一番美しい時を取り戻そうとする。

　忘れられないのなら、どうしたらいいのだろうか？　答えは簡単。忘れなければいい。
　それはもちろん、すごく辛いことなのかもしれない。
　けれど、無理に忘れようとして、自分のココロに背いて、どこかへ逃げ込むくらいなら
　忘れずにいた方がいい。そして自分だけでも日々を送れるように心がけてみよう。
　次第に３週間で別れた昔の恋人のイメージは
　別の今、新しく関わっている恋人のイメージで上書きされるから…

そして数年が経過、恋人との週末は共同生活へとシフトしていった

結婚、これにより、それまで他人だった２人は、共に生活していくことになる。
今まで全く違った環境で生きてきた２人。生活レベルや文化が違うのだから、同居が始まると何か違うと感じる。
これが普通の夫婦なのだろう。しかし、余りに異なる文化を見せられると、それは「奇妙」だと感じる。
ひょっとすると、奇妙だと感じる私の感覚がずれているのかもしれない。
よく分からないので、この結婚生活で奇妙と感じた、妻の言動を記録してみる。

夫婦の間ですから、子供をつくるかという話もします。

「子供うむのかぁ・・・卵で産みたい」

ほ乳類なんですから我慢！

土曜の朝。珍しく妻の方が早く起きていました。私がリビングに行くと、

「むむむむむむむむむむむむむむ」

「何してるの？」

「む、を早く言う練習」

練習って・・・本番はいつだよ！？

女の人は風呂に入るのが好きだという人が多いという印象を受けています。
テレビでは、風呂の中で雑誌を読むなどという話も聞きます。しかし、妻は風呂嫌い。

「なんで、お風呂に入らなきゃいけないの！」と

誰にキレているのか分からないことを言います。
あるとき、妻が風呂に入っているとき、風呂とつながっている洗面室に入り、気がついたことがありました。
うちの妻、電気消して風呂入ってる。何で電気消しているのか聞いたら

「寝てるから」

だそうです。これって今時の入り方なのか？

もう寝る時間だ。しかし、妻が突然しかけてきた。

「今、朝だよ！はいパン！」

食パンを差し出してくる？

「えっ・・・？なんで？？」

「騙されそうになった？」

ならねえよ！

どこの家庭でもそうだと思うが、月曜日の朝は慌ただしい。
妻も、仕事に行く準備が何とかできたと言ってきたので、
見てみると、髪の毛があまりにもボサボサ。セットしたようには見えない・・・

「おいおい、髪の毛がさ・・・」

と妻の髪の毛を指して言うと

「ええーーー！？髪の毛が　ないの？」

髪の毛なかったら、さすがに自分で気づくでしょ。

いつものように仕事をした後、毎週のように馴染みの店に入ろうとしたものの、

”毎度ワンパターンで同じ事の繰り返しで刺激が無いっちゅうのも、つまらんわ”

そう思いつき、できたばかりの別の店へと男は入っていった。看板にはキャバクラ　シャネルの文字、
水商売一筋何十年って感じのオーナーママにアルバイトだろうなって感じのするホステスの姉ちゃん数人
どこにでも、あるような内装と看板に凝った店

”いらっしゃいませー”という日本語とともに自分の出身地でもある関西なまりの混じった女が座った。
話しをしている内に同じ関西出身と、その女も言う

”毎度のこっちゃなあ。同じやろ？同じ！ゆうて共通の話題になるような事から
　話しを持っていって、それとなしに色んな事、歌わそうとするんやろなあ”

試しに自分が営業行っている時にハッタリ売り込みで喋っている

”私は、会社と会社の信用関係をまとめて維持している
大会社の金持ち部署に所属する有能な営業マンであり、
権力と金を持っているエリ−トなのだ”

というような話術を試しに言う。
するとオーナーママから、手旗信号のような合図が女に飛んだ
気づかない振りをして特に態度は変えずに過ごしてみる。

”新規上客見込み様への初回出血サービスでもしてくれるんかいな？”

内心は期待しているのと、その逆とが交差した

オーナーママがセールスの副業か何かをしていたとして
同業者つぶしの練習を仕掛けてくるのでは、という疑惑とがである。
夜もふけてきて閉店近く。酔いの回った男が

「源氏名はいいから本名を教えてくれん？」

と言うと本名と小平の住所や連絡先を紙に書いて渡してきた後

「お客さんのも、教えて−な。」と言ってくる。

「ここから、すぐ近く。三鷹　本名？　この名詞にも書いてある通り。それより、もうすぐ閉店？
　タクシーで小平まで戻るの面倒やろ？　もう朝の方が夕方より近い事やし、
　別の店で君の雇い主のいない所で話せなんかなあ？」

どうせ、こーゆー所の女じゃ。”会いたかったら店に来て”とか言うんやろな”
と思いつつも、”この女、空家とちゃうか。別の男が心の中におらん”
と話しをした限りで、そう判断していた。

「店に他の客はいなくなって、オーナーママも帰ってしまいましてん
　もう既に店内に二人しかおらんで、鍵締めて帰る事になっとー
　明日、水曜日で昼間の仕事が休みやから、まあ、ええで、おっちゃん」

　吉祥寺から、三鷹へと続く道路を歩いて行く二人
ぼやき上戸なので男は、毎度のパターンで、ぼやく。

”もはや仕事以外何も無い人生だから、少しのうるおいってもんが欲しいなあ”

と、いうような内容をぼやいたあたりでアパートに到着
酔いが回って何を言っているんだかわからん状態の内に午前２時。

そして一晩が過ぎ

「金曜日は夜も昼も客が来ていて大変だろうから
次は日曜日の夜に会う事にしようか」

と男が語って約束をすると、しらじらと明るくなった中を
女は人ごみの中へと消え男の視界から遠ざかっていった。

　その８月の夜、女はいつものように、昼間、証券会社での窓口販売仕事を終えると
ノルマの穴埋め資金の為に始めた夜の水商売バイト先の店に出かけていった。

”毎度のワンパターンで、つまらんわ−”思いつくようにつぶやくのは、その一言。

店につくと入店したばかりの頃の知り合いと電話。
できたばかりの別の店へと引き抜かれていった、その女に
そっちの店どう？金払いのいい上客いる？というような世間話。

”５人パトロンのパパがいるんだけどー　その内の一人があ　金払いが悪くてー
　時間かかるだけだからー　もう切りたいんだけどー　移った店教えてないからー
　ひょっとしたら店に来て、あたしの事聞いてくるかもしんないしー
　もし来たらー　あんたが自分のパパにでも”オボッチャマ（言いなり奴隷）”にでもしてー
　とにかくー　あたしが今いる店の事を言わないでねー。”

と言うような事を言ってくる。そうこうする内に水商売一筋。何十年のオーナーママが到着
学生アルバイトって感じで、ほんの数時間しかいない姉ちゃんが夕方の数時間だけいて
帰った後は、どこにでも、あるような内装と看板と少ない客が目立つ店

珍しく飛び込みの新客。”いらっしゃいませー”といって接客をすると
自分の出身地でもある関西なまりの混じった男であった。
話しをしている内に同じ近辺の出身と、その男も言う

”毎度のこっちゃなあ。同じやろ？同じ！ゆうて、
　共通の話題になるような事を言った後
　それとなしに　”いーじゃん。やらせろよ”なんやろなあー”

試しに、”仕事何してるの？”とふると
いかにして会社と会社の信用をまとめている有能な営業で
大会社の金持ち部署の有能なエリ−トな事を誇張して言う
するとオーナーママから、以心伝心で何となくわかるわよねえ
という感じで手旗信号のような合図が飛んでくる。

”あんたの昼間の商売の上客にもなってくれるかもしれないし
　うまい事、言いくるめるか何かして最初だけ
　いい思いさして、ある程度の資金源抱えてたらパパ（パトロン）にして
　たいした資金源抱えてなかったらオボッチャマ（言いなり奴隷）にでもしな”

　入店した頃、説明された。そんな事を今すぐやれというような合図。

”新規の上客になりそうなオボッチャマへの初回出血サービスか。
　のってくるんかなあ？”

　内心はパパな事を期待しているのと、その逆とが交差した
　オーナーママの昔の経験の内、何をやらせる気なのかな、という疑惑である。

夜もふけてきて閉店近く。酔いの回った男が

「源氏名はいいから本名を教えてくれん？」と言う

もし昼間の仕事場で会ったとしても言わないでねと念を押し
本名と小平の住所や連絡先を紙に書いて渡してきた後
バーター取引するだけとしても名刺くらいもらわないと、と思い。

「お客さんのも、教えて−な。」と言ってみる。

「ここから、すぐ近く。三鷹　本名？　この名詞にも書いてある通り
　それより、もうすぐ閉店？　タクシーで小平まで戻るの面倒やろ？
　もう朝の方が夕方より近い事やし、
　別の店で君の雇い主のいない所で話せなんかなあ？」

”ほーうれ、きよった　いーじゃん。やらせろよ　攻撃やがな”と思いつつも、

”この男、”会社の中の私と仕事”しか考えとらんがな。関西にぎょうさんおった
　”他の人間の事を見とらんから全員に突っ込み倒されとったアホ”
　とかわらん。会社の中の事以外を全く知らん世間知らずみたいやし。
　ふところ飛び込み型のつきあいして突っ込み倒せば
　どうとでも言いくるめられそうやな”

と話しをした限りで、そう判断していた。

「店に他の客はいなくなって、オーナーママも帰ってしまいましてん
　もう既に店内に二人しかおらんで、鍵締めて帰る事になっとう
　明日、水曜日で昼間の仕事が休みやから、まあ、ええで、おっちゃん」

　吉祥寺から、三鷹へと続く道路を歩いて行く二人。男がぼやく。

”もはや仕事以外何も無い人生だから、少しのうるおいってもんが欲しいなあ”

と、いうような内容をぼやいてくるのを
聞いているふりをしている内にアパート到着
酔いが回って何を言っているんだかわからん状態の内に午前２時。

”有能な営業マンである我々の世界”の中に戻ったら
知らん顔で何も言っては来ない事を確かめた後、
日曜日の夜くらいは、”有能な営業マンである我々の世界”
以外の事を考えても、かまわない時間なような事を聞き出すと、
その時間に会う事を約束し、朝焼けの中を都内の仕事場へと戻っていった。

４月になって、営業所長が新しく着任してきた。
初めての首都圏営業本部への配属らしく
高卒の叩き上げで大卒に差別されて自分が苦労したからなのか露骨

　俺は現地採用の御前ら事務員やセールスみたいな
　どこかの会社の排泄物みてえなゴミとは違うんだからな

といった本音が丸出し。ある日、営業所の外で携帯で電話する声を耳にした

「いっや、もうね人間のクズばかりですよ
　フリーター状態だったのや、ニート状態だったのやら
　年金生活の婆さんが道楽でやってるって感じのやらね

　有能なエリート営業マンの前任の先輩が
　こんな人間のクズを、こき使って営業業績ノルマをクリアしてるんだから
　俺って天才だろお。って言ってたのが良くわかりましたよお。」

前任所長だった先輩にヨイショ電話
内心、殺意に近いものを覚えた

ある日、ついこないだまで日雇い派遣だった　お姉ちゃんが
所長に捕まり、”所長同行営業活動”という名目での
嬲りもののオモチャにされに出かけていった。

戻ってきて元日雇い派遣を営業から帰り際に地区活動をしながら
帰るように言って、お姉ちゃんが帰宅した後
セールスマネージャーに延々と文句

あんなのを何故、採用した使えないだろうに。を枕詞に小一時間

はき捨てるように最後に一言

「どこか高齢独身の客にでも押し付けて５月の営業谷間月中に片付けろよ
　６・７営業強化月には、もっとマシなのを探せ
　今は不景気だから営業を抱えられなくなった会社から叩き出されたのが
　いくらでもいるだろうから、その中から採用しろ」

そして営業成績閉め日の４月２１日１０時

前日に営業ノルマがクリアできなかったら営業所に来るなと言われたらしき数人が
すでに営業所には来ていない。

今更やめても他に仕事がない５０歳過ぎの人々が
今まで通り、いつも通りに消化できた部分を壊されて
同居の家族の名前を使用した作成契約を端末に入力してデッチアゲる

所長は営業所の人間の事なんか全く見てはおらず
支社長への報告電話に追われている
午後からの営業所長全員が集合して支社長をする会議で
吊るし上げの対象にならないように必死

４月２２日の朝礼、営業所長が今日も朝９時から演説

「今のような不景気な世の中で弱る人間が発生します
　交渉能力が無く営業成績が挙げられずクビになった他社営業

　今まで過ごした同業者団体から不要とされて
　仕事も金も無くなった失業者

　デイトレーダーとか言って株取引とかに専念していたが
　日経平均が１２０００円から７０００円に下落した去年・今年で
　取引する資金を全て失ったニート

　それらの人々に仕事をして営業として成功するチャンスを与える
　言わば救いの神なわけですよ我々は、さあ５月度の間に
　一人でも多くの人間を養成営業主任として我が社の一員にすべく

　今日も一日、頑張りましょう。」

１０時、営業所の近くのファミレスで同じ営業所の数人で雑談
セールス・マネージャーの内輪で一番セールスに改造した人数が多いのが言う

「今年も頭数ぞろえで６・７月まで、つきあわすだけ、つきあわせて
　同居家族名義での作成契約や、知人友人契約だけで
　８月に叩きだす間抜け探して来いって言い出したねー
　前任の所長の後輩だから同じようなのだとは思ってたけど
　どーせ、８月になったら、なんでこんな使い物にならないのを連れて来たとか、
　わめきだすんだろーけどお」

「担当地区の住宅街を巡回しても
　年金生活者の爺さん婆さんしか家にはいないっしねえ
　旦那の稼ぎがいいから専業主婦できるなんて贅沢できる
　金持ちの旦那抱えた奥様なんて、ここらへんの地区じゃ
　天然記念物か絶滅危惧種ってくらいに存在してないしい
　やっぱ職安の失業者を適当に言いくるめるか

　昼間、暇な人間のクズの溜まり場なパチンコ屋にいる
　夜、お水の姉ちゃんやってるのとかを誘うとか
　実際の所、そんなもんじゃないのお」

ある日、一代で巨万の富を得た大富豪が部下に言った。
最初、部下は何の冗談かと思っていたが、大富豪は本気だった。

「ワシの持っている会社の内の数人をリゾート地の研修センターに集めて接する日常を完全に入れ替えてみたいと思う。
　今年の人事テーマは環境や周りにいる人間が突然全部入れ替わると人間は、どうなるかだ。
　今まで通り、いつも通りに同じ事を繰り返させるのも必要だとは思う、そいつらに、入れ替えた人間がどうなったかを報告させろ
　なるべく長年馴染んできた環境から１８０度違う所がいい。
　今まで関わった事も無いような人間と毎日接しなければならなくて
　今までやっていた事も無いような事を毎日やらなければならない所へ行くように
　ワシの持っている会社で人的資源会計、必須遂行職務が正反対の部署にいる　一番極端な人間を数人ピックアップしろ。」

その日、命令を受けた人事担当者は、数日後、指示通りに数組をピックアップした。

「まあ今回は実験的に入れ替えてみて、今までと全く違う環境で　どういう常態になるか見てみたいだけだから、それでいい
　早速、ゴールデンウイーク頃にでも入れ替えろ。
　それから隠しカメラを、各人の部屋に取り付けて、この部屋から見えるようにしろ。」


次から次へと、海外販売でアメリカ東海岸時間で今まで生活してたのと、国内販売で東京時間で生活をしてたのとを入れ替えろ
円／外貨の為替取引きで売り方やってたのと、米ドル／外貨の買い方やってたのとを入れ替えろ
人員構成が女ばかりの中に一人だけ男だったのと、男ばかりの中に一人だけ女だあったのを入れ替えろ
国内営業でも、地方都市住宅街で一般消費者向け営業やってたのと、大都市オフィス街で企業向け営業やってたのを入れ替えろ

といった具合に同じ職種で脳内の生物時計が逆にしたり、仕事だから関わる人間の種別や性別を逆に入れ替える事に決め
お盆休みまでに仕事をする環境要因の一部が今までと逆になって拒絶反応を起こすか慣れるかを
追跡調査してレポートをよこせ、といったような指示を出していった。

４月末の、その日、現有戦力研修という事で何人かが研修センターへと集められた
全く日常業務も必須職務も違う人間が３０人程、集合させられた人間は
この休みが終了したら今まで通り、いつも通りの世界から物差しが
逆な世界へと全員行かされる大富豪の実験モルモットである。

４月までいた部署から叩き出される辞令がＧＷ最終日にメールで通達され
今まで見たことも聞いた事も無い世界や、
今まで仕事で関わった事の無い人種と関わる事になったりとか
東京時間からＮＹ時間で生活する事になったのとか、
そのリゾート地に来ていた人々の居場所は全て入れかえられた。

もうダメですわ・・・廃業します
32年間もの作りを手掛けてきましたが
昨日売掛金の回収が困難となってしまい、廃業を決断しました。
ＩＴ関連の会社が左舞・・・そのあおりをもろに
従業員は僅かですが、資本金では4600万の中堅会社。
きょう午前中に債務会社の社長と話す。
夕方公認会計士と善後策の協議。
もうどうにもならないところまできてるんです。
当面の債権は3500万円なんだけど、この先が見えてこないのです。
保険は全部切ったし、縮小はやれるだけやってしまった。
融資は銀行そのものが時分の銀行の存続に必死というかもう、メインは倒産したよ。
会社であるにもかかわらず、
社会保険を止めて国保にしてるぐらいだからわかるでしょう。
銀行からの融資を受けるために保証人になってくれた何人かの方への説明が待ってる。
とてもつらい作業になりそう・・・
先ほど取引先の社長が支払い方法を提示して帰っていきました。
今月１千万、来月１千万、そして６月に残金全額を支払うというが・・・
信用してもいいのやら・・・

取引先の中国（台湾ですが）へは昨年ラインの立ち上げに２月ほど技術者を派遣しましたよ。
現金決済ですからどうにもならないんです。
何度も手形を発行してくれるようにお願いしたのですが、
『うちは手形は切りません』と言って取り合ってもらえません。
調査はそれなりにはしています。そして相手の会社へも足を運びました。
２９日にも行きましたが、半分門前払いてきな扱いでした。
社長さんは温厚な方でした。平謝りしてくださってはいるのですが、
頂けるという確証が持てません。
社員は１４０名ぐらいの会社なんですが、
聞くところでは４０名のリストラをしたらしいんです。
そして役員は８月までほとんど無報酬とか・・・
昨年入社した人も含めて１０パーセントの賃金カットとも言っていました。
実のところ経理をやっている家内の顔をみるのがとてもツライんですわ・・・
いまはベンチャーキャピタルの融資だけがどうやら頼みの綱らしいということは
分かってきました。その裏にはドイツのある会社との提携が進んで
そこからの援助が前提になっているということ。
そしてその話はかなり前向きに進行しているとのこと。
ただ昨年作った新工場の設備がまだ本格稼動していないので、
そのあたりにかなりの誤算があるようなのです。
まだまだ本生産には不良率を下げなくてはダメということらしい。

相手の会社は日本国内です。販売先は中国とか、台湾にもあるようですが、
これまでは国内向けであったと思われます。
我が社の製品は「これが商品です」といえる確たる『物』がありません。
しいて言えばラインへの投入機とか受け取り機とか、反転機、コンベア、
といった搬送ハンドリングの機械がメインなのです。
相手の会社はここ１年ぐらいのお付き合いだったわけですが、
９月ごろまではきちんと入金がなされていました。
ところがそれ以後滞りがちになり、今年に入っては
全く入金されないまま現在にいたっています。
大変うれしいお申し出なのですが、いまのところ
事態の収拾を静観する以外打つ手はないんじゃないかな・・・と弱気になっています。
もうすぐ公認会計士の人がやってきますのでまた報告させてください。

危機感をもって業務にあたったことはこれまでにはなかったように思います。
先ほど公認会計士の先生方がお帰りになりましたが、
結論としては相手先の売掛金を私のほうへ回してもらうような書面を作成するので
相手の社長に印鑑をもらってくださいということでした。

また、その先の客先には代理弁済の承諾を内容証明で郵送しておくというものです。
やはり、ここまでしなくてはいけないものなのでしょうかね。
計画倒産というにはあたらないと信じているのですが・・・
きょう他の予定をキャンセルしてもう一度社長に会ってきます。
うまく印鑑を貰えるといいのですが・・・

弁護士からの書類が未だ到着しません。
お金に対して私は少し穿った見方といいますか、
きちっと自分の仕事をしておれば必ず付いてくるものという甘い考えでおりました。
これまでにも何度か貸し倒れに遭いましたが相手の立場を思うあまり
極端な追求をしないでどちらかというとそっと泣き寝入りしてきました。
それが１千万ぐらいのお金のときも何度かありました。
今回も同じようにあきらめかけていましたが、心機一転あなたの励ましで
周りの皆さんのためにもこの窮状を相手社長に説明してまいります。
ここで電話があり、お昼過ぎに書類が届くことになりました。

せっかく書類を仕上げてアポをとってみると
相手社長は他の債権者のところを回っているとかで
きょうはどうにもなりませんでした。

相手の会社まで行くには２時間はかかるので、
経理担当にこちらで用意した債権譲渡契約書の用紙を
ＦＡＸで送って承認印をいただくことができるよう申し入れをしました。
手ぬるいかもしれませんがあまり性急すぎて相手の気分を害して
もなんにもなりませんのでここは一呼吸おくことにしました。

きょうは支払日です。大口支払先には半金を待っていただくようにお願いをしました。
個人の定期預金がひとつだけ残っていましたので
それを解約して給料に当てるよう家内に指示しました。なにはともあれ
今月末の１千万だけでも確保できれば当面しのげる体制だけはできました。
廃業してこの先どうするかは、未だ何も決まっていません。
年も５０半ばですので再就職は大変だと思います。
蓄えはもうまったくありませんのでこのまま失業してしまうと
大変なことはよくわかっています。
お金はなくても生きていけます。立ち直りは早いです。

社長にはもう実権がなく、ベンチャーからの出向者が経理を牛耳っているようです。
社長はその人たちの指示によって得意先へ挨拶まわりのみさせられている様子でした。

まず従業員の再就職先を一番に確保します。
どの社会も同じでお金は貸した側がバカをみるのです。

いま車内で会社の移転先について会議をしました。
今の事務所を出ることで敷金が３００万円は戻ってきます。
小さなワンルームでも借りて、机が足りなければ
自宅で仕事のできる環境を整えることも視野に入れて
話し合いを進めましたが結論は出ませんでした。
協力会社からのフロアの提供のお話もありましたが、へんに癒着してしまうことも
この先、他の協力会社のためにもよくありませんのでお断りしようと思います。

今もとても不安定な状態にあることもご説明してきたとおりです。
今朝同じ立場の債権者から情報交換の電話がありました。

一度しかお会いしてない東京の方ですが、ご自分の携帯まで教えてくださって
これからの状況に対応していこうということで少し意を強くいたしました。
現在市の中心から少し離れた場所の事務所物件を探しています。
ここで真剣に応援してくださっている方々に心から感謝しています。
ここは若い人のストレートな意見を聞くことができる素晴らしい場所ですからね。
事態が少しでも変ればまた何か書き込みします。
仕事は一日中ＰＣの前でＣＡＤなどを使っています

不思議なことに創業当時を思い返しています。
昭和４５年に独立開業して機械の設計会社を興し、従業員二人だけのスタートでした。
１０年後法人へ改組し、従業員も１０人近くまで増え、
業績は二桁の割合でアップしていきました。
それが平成に入ってピーク時の売上１３億円を境に下降線をたどり
震災で一時は廃業を決意しましたが、
なんとか乗り越えてこれまでやってきました。
しかしそのときの残債が大きく、なかなか利益が生まれてきません。
現在従業員５名、年間売上約３億円内外といったところです。
鬼にならなければいけないことは充分承知しています。
しかし、粘り強い交渉はもっと必要と思い、頑張ってみます。

月末締め処理を乗り越えた今日、当の社長がやってきて手形を置いていきました。
６月末に残金２５００万円を払ってくれるという口約束だけでは心配だったのですが、
１千万だけだったですが当面の支払に当ててくれということでした。
気持ちはうれしいけれど、なんで全額と違うのか・・問いただすことはしなかったが、
６月の支払期日だったので、余計不安・・・
どうやら工場設備の一部のラインを台湾へ売却するみたいなんです。
そしたら他のラインでそれが無くなった分の機能を補填しなきゃあならないので
残った設備の改造を依頼されている・・・さて、どーしたものか。
金は別枠で用意するという。

「金で死ぬな」という本があって、読んで泣けたことがあります。
先が見えなくて苦しくて苦しくて、何のためにこの苦行を
やってるのかわからなくなります。信頼していた社員も、
取引先に転職していきました。社員と取引先に裏切られた思いの晩、
台所の包丁が気になって気になって仕方がありませんでした。
今日はまだ生きてます。綱渡りのような気持ちです。

７月に入ってから例の会社から預かった手形を
あちこちで割り引きのお願いをしてみたのですが、
どの銀行も信用金庫もダメでした。

協力会社の社長が町金へ持っていくというのでどうしようかと迷ってます。

戦後約60年間、日本の産業基盤の根幹は製造業という論調がずっと続いてましたが
今後はもう無理があると漏れは思う。日本の製造技術は自動化ラインと
ロボット導入で生産性が向上しすぎて供給過多、従業者は大幅に減少。
今のリストラはその象徴。すでに歩いた農業と同じ道。
正直に働いてひどい目にあっている人がたくさんいますが、
時代が常に変わる以上、変われるだけの身軽さを保持する事も必要じゃないかと。
気楽な会社やってるけど会社組織なんか20世紀社会の遺物になるような気もしてます。

システム関係の人々が大型ホスト集中処理から
クライアント・サーバー分散処理にして利益率高くしたみたいに
ある意味分散させた方が、いいんですよね、実際。


僕の会社は自動化ラインばかりを作り続けてきました。
結局はそれが自分の首を絞めることに繋がってしまったわけなんだけどね。
いま、ものづくりの原点に立って、真にいい設備とは何かを考えてみる、いい機会かと。
つまらんものを作りすぎた・・・あまりにも多く、しかも丈夫な機械ばっか・・・
３０年前に作った機械がまだ動いてるなんて、商売になんかなるはずないじゃないか。

分散させて組織は小さければ小さくて意思決定が早い方がベストだよね（ｗ

もうじき中間決算期の９月ですが、いかがお過ごしでしょうか。

じつは、おかしくなった取引先が昨日、振り出した手形を落とせませんでした。
そのことで周りがザワついています。
今週の火曜日に先方の社長が私の会社へ二度目の訪問をしてきまして、
今後の仕事について前向きな話をして帰った矢先のことでした。
しかしある程度覚悟はできていましたので、きょう明日のお休みは
これからどうしたらいいかをゆっくり考えます。

債権残高が２５００・・・やっぱりハンパな金額じゃあありません。
今回は先方が手形まで切ってるので、ある程度安心して資金繰りを立ててましたので、
経理を担当している家内も表情が暗いです。
一時的には倒産防止協会（？名称が違うかも）で積み立てた満額３００万の
１０倍までは借りることはできますが、これとて返さなくてはならないお金。

銀行が１行ですが先日のこと、融資可能ということを言ってきてました。
今更なぜ？って気になりますが、今回のことでたぶんそれも帳消しでしょう。
仕事の引き合いは少し増えてきてはいましたが、契約にまで到っていないのが現状。

お盆のさなかに先方の社長からの自筆の手紙がきました。
支払いが遅れて申し訳ないという文面。要約すると

８月末に予定していたＶＣ（ベンチャーキャピタル）の援助が受けられなくなった。
しかし、台湾で合弁事業の話を進めていたものが契約に漕ぎ着けることができて、
その金が入るので迷惑はかけない。そして台湾での設備立ち上げに協力してほしい。

という内容だった。８月終わりごろには現地での工場建設が始まったと聞く。
それで少し安心していた。ところが一転して倒産である。
昨夜先方のＫという人から自宅に電話があった。
今、当社の社長が台湾へ出向いて行って、なぜ末に振込みがなされなかったのかの
調査をしている。ついては、今後管財人が入ると何もできなくなるので、
貴社への振込みを台湾から直接やりたい。ついては口座番号を教えてほしい。
ということでした。

我が社へだけはどうしても支払いをしなければ・・・
という先方の社長の思いが伝わってきました。
しかし、これが明るみに出たらどうなるだろうか・・・
とりあえず、今進行中の台湾へ移設する設備の立ち上げ費として
合弁会社のほうから頂いたということにすればいいのか・・・
契約書はどうする？遡ってになるか、振込み時期に合わせて作るか、後者でしょうね。
きょうは忙しくなりそうです。とりあえず先方の会社へ伺います。

今朝会社へ出てみると先方のＵ氏からＦＡＸが。
内容は振り出した手形を組み替えしてほしいとのこと。
決済原資は台湾からの融資が５日になる見込みがたった、とのこと。
９時半に本人から電話があって、いかがなものか・・・との問い合わせ。
手形を組み替えるということは前提として
その手形が私の手元にあるということになる。
そんなわけはないですよね、どんなつまらない、危ない手形でもこんな時期
即、割引に回してしまいます。

うちの場合手形は２通あって、両方とも協力会社への支払いにあてましたので、
そちらへ問い合わせをするということでいったん電話を切る。
現在協力会社への問い合わせ中・・・
組戻す条件として先付けの小切手を振り出すということなのだが、
それとてあやしいと疑えばどうすることもできない。
さきのＵ氏は弁護士のところへ向かっているという。

1社の協力会社の社長は銀行へ割り引きに出していて、
現金を用意して手形をもらい受けてくるとの返事があった。
もう１社は街の金融へ回っていて、現在交渉中・・・うまくいかないかも。
午前中にでも先付け小切手のコピーがもらえると、
交渉がやりやすいとのことでＵ氏にその旨を伝えた。
しかし、弁護士事務所から会社へ戻って小切手を用意していると、
お昼を過ぎるというが・・・あと１時間・・・

客先へのＶＣからの投資はもう２年も続いていました。
客もギリギリのところで踏ん張ってきた。
今液晶のラインを台湾で稼働させることで十分債権は償還できる。
今なにをするべきかは当事者が一番よく分かってることだと思う。
先ほど先付け小切手がＦＡＸされてきたので協力会社２社へ転送したが、
それで事は解決するわけではないことは充分承知している。
きょうのことだけに・・・
とりあえず、ウチが裏判を押した手形はなんとか水際でストップできそうだ。

町金から根堀葉堀り問い合わせが・・・
子供の名前まで聞いてきたのでそれだけは断った。

なんとか追加融資を受けて３日間の日延べはしてもらえそうだ。
うちだけがいくら頑張っても他へ振り出している手形があって、
そいつのストップが出来なければ努力も水泡に帰すので先方へ詰問した。
あと３社あったが、銀行サイドでストップをかけることができたそうで、少し安心。

今、町金から手形が回収できないと言ってきた。
一時的に融資するお金を先方の当座に振り込んで通常の手形交換を待つ以外にないと
なんて無責任・・・言葉に詰まってしまったよ（Ｔ＿Ｔ）
もう、間に入って折衝する時間が無いから、先方と町金とで直接話をつけてくれ、
と、押しつけた。間に合うといいのだが・・・あと２５分か・・・

先方からの電話では銀行が明日まで入金を待つということらしい。
当座の資金はなんとかあったよう。また、あの無責任な町金から
繋ぎ資金を融資してもらうべく協力会社と話をしたところ。
９月５日の入金が確かなものであればいいのだが・・・
ひとまずきょうのところは越えることができたようだ。
明日は東北方面へ出張予定。
ちょっと心残りではあるが、家内が頑張ってくれるでしょう。
登記簿謄本、印鑑証明などをすぐに揃えなければならない・・
５時までならまだまにあいそう（＾＾；急ごう！

そして書類を揃えて町金へ走りました。
手形を持ち込んだ協力会社の社長が追加融資の債務者で
私の会社としての社長が保証人、そして私個人も連帯保証人になるんだそうで・・・
彼ら（金融屋）はお金を借りにくる客をまるで犯罪者扱いなんだよね。
運転免許証のコピーを撮ったかとおもうと、挙句の果ては現場写真を撮るといって、
担当者を含めた全員のポラロイドまで撮った。
「そこまでは必要ないやろ？！」って詰め寄ったが「一応規則ですから」と
てんで相手にしてもらえません。
肖像権はいったいどーなるの？なんて問答していたら、開き直って
「なんならこの話、白紙に戻しましょう」だよ・・・
みじめな思いをこらえてお金を受け取って帰ってきました。
先方へはお金が用意できた旨、電話して安心してもらいました。
きょうは家内に先方の銀行へ振り込んでもらっておきます。

木曜日に東北方面へ出張してきました。そして金曜

家内に昨日借りたお金を客先へ送金するように頼んでいたのの報告
９時半過ぎ、○○銀行から送金した、との連絡が入る。

お昼ごろ作付け小切手２通が着いたと連絡がある。
これを協力会社２社へ持参することも考えたが、
これとて絶対落ちる保障はないので、もしものことを考えると
恥の上塗りになってしまうから手元に置くように指示した。

１時半、先方のＵ氏へ電話したら今弁護士のところへ
自己破産の手続きに走ってるところだという。
すぐに一昨日用意して、昨日振り込んだお金は、あれはいったいなんだったんだ！？
手形が落ちないから助けてあげたお金・・・

社長が２日深夜に帰ってきて結局台湾からの融資が得られなかったという。
それにしても今日の今まで何の連絡もないとは。。。！！
心配になってお昼過ぎ、Ｕ氏に電話する前に経理へ電話してみたが、出ない。
不安になってＵ氏と話すと自己破産だという。

昨日送金した銀行へ手違いとして処理できないか、と、今掛け合ってるが、
なかなかうまく話がつかない。これから先方へ急ぎ行ってみる。

銀行へ行ってきました・・・・

３時を随分回ってしまったので小切手による現金引き出しは拒否されました。
それどころか相手の会社に午後３時頃に弁護士による
「自己破産手続き中」の張り紙がなされていたという。（銀行員の話）

５時ごろまでＳ銀行のｋ支店で押し問答してみるが、
そのときは、「心情的にはよく解るので善処したい」という次長の話だった。
自宅に帰って・・・９時前でしたか、先の次長より電話があり、

「本店で今まで折衝しましたが、小切手をお持ちいただいても、自己破産の事実が
　周知ですので先方の会社の財産はその時点で凍結ということになります」

という。

早速先ほどのこと、帝国データーバンクで調べると・・・
なるほど・・・負債総額３７億円で破産手続き中とあった。
その文面のなか、従業員全員を８月３０日付けで解雇したとあった。
どういうことなのか・・・Ｕ氏は従業員を解雇したあと、
すなわち会社としては、すでに倒産状態にあるにもかかわらず
当方に手形の組戻しを依頼してきたとすれば
これはれっきとした犯罪、詐欺ではないのか・・・
明日の朝、場合によっては刑事告訴するつもりで先方へ出かける予定。
他の仕事に少し明かりが見えてきた矢先の事故だけに、やりきれない思いです。

つい先ほどうちの従業員から自宅へ電話があった。
先方の社長へ連絡が欲しいとのことで、携帯の番号を知らせてきた。
社長へこんな時間からではありましたが電話した。

ある会社へ預けてあるお金をうちへの債務弁済に充てたいということでした。
明朝８時半にＪＲＩ駅前まで来て欲しいということだったので
半信半疑ではあるが行ってみることにします。
やはり他の債権者とうちとでは対応に多少違いがあるのか・・・

冷静な状況判断をしなければ取り返しがつかなくなるということですね。
今回幸いだったことは、相手の社長、そしてＵ氏に悪意が無かったこと。
以前同じような倒産のドタバタで直前に手形を落とすために用意したお金を
社長に預けたら別の支払いに回されて結局手形が不渡りになったという
いやな記憶がある。

今回もしも振り込みしたお金で手形決済が行われていなかったとしたら・・・
たとえば直前で大きな引き落としとかがあって預金が不足していたとしたら・・・
当然アウトだったでしょう。
しかし、昨日銀行で入念に調べた結果手形はちゃんと決済できていた。
これで町金で割り引いた手形は帳消しになって
決済のために借りた追加融資だけの負債でおさまった。

月曜日、朝から社長にかけあってもらい
Ｔ社からのお金（預託金）の融通を頼み込んだのですが、
事態が４日に新聞などで知れ渡ってしまったので勝手な動きがとれないという返事。

Ｓ銀行へ家内が小切手を持ち込んで決済をお願いしましたが、
昨日の対応とはまったくちがって、かたくなに

「今となってはお金をお渡しいたしかねます。うちも大型債権者のひとりですから」

と、まあ、こんなことを繰り返し言うだけでラチがあかない。
じゃあ不渡りのハンコを裏にください、というと、３時まで待ってくれという。
もしもそれまでにご入金があれば・・・といいながら言葉を濁した。
当座にいったいいくらの預金があるのだろうか・・・
推測では２通持ち込んだ小切手を２通とも落とすほどはないが、１通なら・・・
というふうに感じた。

言われるままに３時まで待って「資金不足によって・・・」というハンコを貰って
不渡りとなった小切手を受け取って会社へ帰ってきました。

弁護士事務所から社長他２名の自己破産手続き中である旨の封書がきていた。
これで身動きがとれなくなりました。社員には、これまでの経緯を説明をして、
この先、どうすればいいかを考えるといって帰宅。

さて、今週は手形を組み戻ししてくれた協力会社２社の社長と
今後のことについて話し合うことになります。過ぎたことは、もう仕方のないこと。
これからどうするのが最善かをみんなでかんがえることにする。

翌朝、愛車をカーディーラーに持ち込み、「最近あまり使わないので処分したい」
と持ちかけて、査定してもらい、売却することとしました。
事務所の敷金が３００万円あるので小さなところに引越しすれば
その経費を含めてかなり節約できるので近々引越しするということで社員皆納得した。

午前中、二人の協力会社の社長がやってきた。
一人は付き合いが長く２０年になりますが、
もう一人は昨年からのお付き合いということもあって、二人は初対面。
簡単な挨拶後、私から今回の事情説明をさせていただいた。
組み戻しに用立てていただいたお金は最優先でお返しするということを先ず説明した。
原資が無いものですから、これから先の仕事の見積り書などを
銀行へ提示して新たな借り入れを起こし、そのなかからお支払いする。
ということでとりあえずは納得していただいた。
倒産による資金ショートの緊急融資はいろんな形で利用可能なものがありそうなので、
銀行と相談しながらどうすれば一番いいかを勉強しながら進めたい。

手形を受け取ったところが今回のドタバタ劇の始まりだったのです。
今回のことは、客観的にみると大変なことが起こっているわけですが、

前に一度最悪の事態を覚悟したせいか、わりと冷静に判断、行動が出来ています。
どうにもならなければ家を売ってもいいや、ぐらいの気楽さです。
きょうは２１日に岡山でお月見をする時に演奏する雅楽器の練習に参ります。
こんなときに・・・と、叱られそうですが、いい気分転換になります。
ちなみに私は篳篥を演奏、家内はお琴をします。一日楽しんで練習してまいります。

仕事が溜まってしまいましたので、きょうはこれから会社へ出かけます。
来週火曜日に東北へ持参する予定の図面が仕上がっていません・・・
大きな注文だけにどうしても確保しておかなければあとで後悔しそうです。

協力会社社長が倒産防止協会の利用方法を説明してくれたので
即日、お金を借りにいき、融資が受けられそうで、家内ともども一安心。
今週末には入金になるようですので町金にだけは即刻返しておく予定です。
倒産防止協会のお金は無利息、無担保ですので気分的に楽です。

その協力企業の社長へは町金から借りた金額を渡すことができました。
ただ、倒産防止協会のお金ではなく、別途資金繰り用に申し込んでいた
融資案件が先に決まったので、そこから返済しました。

「借りたお金は返す」ということが大切。
信用を失っては二度と借金ができなくなります。気をつけてください。

さあ、頑張って仕事をしよう。借りたお金はかえさなくちゃあ。
この年でこんな借金かえせるのか・・・と、少しだけ不安はありますが、

９月１日、大○地方裁判所から『破産宣告の通知』という書類が送られてきました。
当裁判所は次の破産申立事件につき、平成２０年９月１２日午後５時に破産宣告を
したので通知する。とあり、債務者と管財人の名前が書かれていました。
続けて債権届け出で期間と第１回債権者集会の案内がありました。
同封の書類に破産債権届け出でに関する注意事項の書かれた文章と、
『破産債権届出書』なる書類が２通ありました。

どうやら同じものを２通作成する必要があるようなんですね。
法務局へ行って資格証明も取ってこなくてはならないし、一番やっかいなことは
直前まで進めていた輸出の準備のために発生した費用の精算方法かもしれませんね。
時間がないからと、相手の工場へうちの協力会社の人間を大勢出向させていましたから
まあ一応日報でも揃えて提出する以外にはないかもしれません。
銀行などと違って我々、言ってみれば協力企業なんて、こんな時には
一番分が悪いんですよね。担保なんてないし、まして公正証書なんて
あるはずもないですから、優先順位なんてどうせ下の方でしょう。
１２月１２日が債権者集会のようですので、とりあえずは準備します。

先日町キンで保証した当の社長、木曜日に客先で暴れて器物損壊
（絵画を破って壁を壊した）あげく、警察沙汰となって出入り禁止・・・・
もう泣けてきます。そこは従業員１０人もいて軌道にのりかけていたのに・・・
原因はよくわからないけど心身喪失状態。一昨日会って話を聞いたが、
さっぱりわけの分からない宗教者のようなことばかりトウトウと喋っていた。
完全に精神異常・・・奥さんにもそのとき始めてあったが、お気の毒。まだ４２才。

金曜日の朝一番に客先へと謝罪に行く旨伝え、出かけた。
会社に着くと担当者が携帯で誰かと話してた。相手は当事者本人だった。
本人は今自宅だという。ひとまず本人が書いたという「始末書」を見せてくれた。
上役が同席したのでとりあえず今回の事件の侘びをいれた。
かなり乱暴な字でそれらしい内容のものにはなっていたが、
担当者は加筆を求めて本人に会いに行くので同行してくれという。
車に家内を待たせてあったので、担当者と３人で本人宅へ行く。
自宅は市営住宅だった。担当者が携帯で前の喫茶で待っている旨告げた。
その間担当者と精神病院に入れる方法はないかと思案するが、思いつかない。
いくら待っても出てこない。担当者は奥さんに電話すると
もう少し待って欲しいというばかり。とうとう２時間待ってお昼前にやっと現れた。
黒いスーツにオールバック、ネクタイを胸のポケットにねじ込んでまるでやーさん・・

途中で奥さんを呼んだ。顔は青あざで腫れあがっていた。
加筆の申し入れなどまったく聞き入れてもらえなかったことはいうまでもない。
担当者の方を会社まで送って遅い弁当を食べ、しばらくしてのこと。
町金の担当者から電話がある。いまＡさん（事件当事者）から電話があり、
先月借りた金の返済を先に延ばしてほしいと言ってきたという。

そんなバカな・・・あれは借りて１３日目ぐらいにちゃんと返したはず・・・
というと、いえ、お返しいただいてませんという。
あとで電話するといってひとまず電話を切った。家内に詰問すると、
お金を渡すとき、ちらっとそれらしいようなことは言っていたという。失敗でした。
ちゃんと町金の窓口まで付いて行って確認すべきだった。
今月その協力会社へ支払う予定のお金があるのでそで決済も考えたが、
それをやってしまうと当の社長の行動がますますエスカレートすると思われるので
ここは慎重に考えてどうするか決めたい。
夜、担当者から電話があって明日（きょう）朝一番で相談したいと言って来た。
人事担当との話になるという。長い一日になりそうだ・・・

金曜日、朝一番に客先に出向いた。
その前に会社で「お詫び」の書面をしたためてそれを持って持参した。
意外と客先は冷静で、しかも好意的であった。これには救われた。
一年間の取引明細をもってくるように言われていたのでそれを提出した。

平均月額を従業員数で割って困窮の度合いを測っていたようだった。
担当者はしばらく数字をみていてつぶやいた。「これはひどい・・・」
そしてあまりにも外注業者に対する配慮にかけていたことに言及して逆に詫びた。
なんでもかんでも競争入札、そして一円でも安ければそちらに発注していた現実。
その結果が当の協力会社社長の人格までも破壊していったという
シナリオが見えてきたのだ。緊急会議がもたれたようだった。明日結論が出ると思う。
工務部長が海外出張から明日帰ってくるのですべてはそのときに解決すると思う。

客先から協力会社へ行き、社長の所在を確かめた。１１時だった。
不在とのこと。まだ自宅。奥さんに電話する。

「Ｓさん（私のこと）、もしなにかあったらすぐ警察に言ってくださいね」

ちょっと意味不明だったので心配になって自宅へ急行。本人は半裸で出てきた。
奥さんはといえば昨日青あざになっていた顔が激しく変形！私は声がでなかった。
警察の意味がわかった。社長を伴ってひとまず会社へ出社させた。
町金のことのきちっとした話し合いをしなくてはならないのと、
午前中のお客との話合いの経過説明をしなくてはならないから。
町金は社長の顔を立ててとりあえずジャンプすることとして、
私が再保証するということで納得させた。
客先の経過報告は神妙に聞いていた。そして・・・
突如人格が変貌・・・奇声をあげはじめ、延々２時間は彼の演説を聞くことになった。
客先担当者に一応の経過を電話で報告しておいた。
さきほど夜１０時ごろのこと当社長の奥さんから電話があった。

「きょうはありがとうございました。たいへんだったでしょう？」

「はい、でもいうべきことは言って、理解してもらえたと思ってます。
　今奥さん大丈夫ですか、お金にお困りでは？」

「・・・・・はい」

「わかりました。できるだけのことはさせていただきましょう。」

「ありがとうございます（泣いていた）」

土曜日は客先部長との話になる・・・・・

客先の玄関先で当事者の奥さんから携帯があり、
またまた昨日深夜にあばれたという。
今度は自分の会社の３階事務所窓ガラスを何枚か割ったらしい。
近所の人の通報で警察がきて、警察に泊まっているらしいので
これから行くということだった。

部長との話はそんなに友好的ではなかった。これからの仕事の約束はできないという。
ただ引き合いは今まで通り出すので勝ち取ってほしいといった内容の話だった。
協力会社の工場に行く。社員が皆心配していた。
奥さんに電話すると、これから警察の人が病院に連れていくといっているので
同行しますとのこと。ひとまず胸をおろした .
社員に経過説明をしてこのさきどうするか午後に相談する。

町金へ電話して、昨日の話は無しにして、きょう現金を用意するからと連絡をいれた。
折り返し電話があって一日延びたので○○円利息が増えますとぬかす。

「本人が精神異常で警察から病院へ移送されているのに、一日分の利息がいるんか！」
「はい、いただきます」
「おまえらは鬼やのう！」

というようなやりとりをしたあと、きょうは子守で休んでいる家内に電話して
現金の用意をするように指示した。当然資金繰りに窮して借りた、
うちの会社の大切な運転資金だが、放置できないので精算することにした。

まじめな社長だっただけに悔しさがこみ上げてきます。
酒は飲まないしバクチは一切しない。女性は奥さんただ一人・・・
慣れない仕事で辛かったんだろう・・・
はけ口を自分の中に求めて傷ついたんだと思う。
彼の人生はもう終わったのか？？？？
ずっとお金の面倒を見てきた家内はとても辛そうだった。

警察の車の中から奥さんが電話してきた。来週月曜日が期日の手形があるという。
ジャンプ用の約手と現金を持って行かなければ不渡りになるという。
それがあろうことか、銀行ではない。別の町金！
電話をして事情が聞きたいというと、本人か奥様でないと言えないという。
今奥さんから頼まれてお宅に電話しているのだからと言っても聞き入れてもらえない。
一度電話を切って待って欲しいというので待った。
しばらくして奥さんとの話が済んだのか、事情を話してきた。
どうやらきょうが期日の手形（自己手）１００万があるという。
他にはないか問いただすと合計５百数十万の自己手割引をしているという。
もう唖然として体が震えてきた。

家内にすぐ電話して事情を話した。もうお金はない・・・
これから協力会社へ出向き、帳簿を調べてみます。ほかにもいろいろあるかもしれない

もう気が狂いそう。今奥さんから電話。診察中だという。
手形のことが気になっていたらしく、３時には帰れそうにもないという。
わかりました、何とかしますと言ったものの、今途方にくれている。

９月１３日に町金へ返済するべく渡した５００万（もう額を書いてもいいだろう）
がちゃんと返済されなかった訳が分かった。自己手決済に宛てていたんだ。。。

家内に会社へ急いでくれるように電話したが子守代理が２時でないと帰らないという。
当座預金の残高
（もうすでに相当額マイナスになっているが１０００万までなら貸し越し可能のはず）
を調べ、ギリギリのところでしのぐか・・・放置して不渡りを出すか・・・

不渡りになると今やっている仕事が中断、工場設備が差し押さえられると
客に迷惑がかかってしまう。従業員のことも脳裏をかすめる・・・
客観的にはつぶすほうがいいと誰しも思うんじゃあないかな・・・
僕もつくづく自分のバカさかげんにあきれている。
人格を失った人に情けをかけるのは金をドブに捨てることになるかもしれない。
過去にいろいろ騙されたことはあるが、こんなケースは初めてだ。

十分に時間的に間に合うと思っていた決済の時間だったが
さすがに２時を回るころにはいらついてきてました。
子守をしていた家内に再三確認の電話をした。
自宅から会社までは早くて４０分はかかる。
２時１５分頃どのあたりを走っているのか聞いた。会社までは約２０分の距離。
家内の指示で銀行へ電話を入れて６５０万円をすぐに用意してくれるように頼んだ。
小切手を切って道路へ出て待った。娘の軽四が見えた。
ああ、あんなちっちゃな車で急いできてくれたんだ！！
時計を見た。３時２５分前。まだ間に合うぞ・・・
運転を代わる。家内が小切手に目を通す。

「社長、裏判が無いですよ！」
「え・・・？」
「社印のゴム印がどうしても必要なの。
　表に渡り判が押してあるでしょう？これでは出せないのよ」

急いでＵターン・・・なんということだ、こんな時間のないときに、
そんなことも知らなかった自分を責めた。
時間は容赦なく過ぎる。銀行から現金を受け取ったときは３時１５分前だった。
入金する銀行へすぐに電話した。

「２〜３分遅れるかもしれないが、今現金を受け取ったのでこれから持って行きます」
「間違いありませんね」
「はい、大丈夫です。」

初めて行く銀行だった。携帯で道案内してもらって着いたときは３時５分前だった。
行員がドアの傍で私を待ってくれていた。うれしかった。
１０７万円、無事先方の当座に入金、不渡りは免れた。
残りのお金を別の町金まで持参。５００万と一日伸びた利息を含めて完済した。

社員が仕事を終わって集まっていたので事情を説明した。
今後は当分私が面倒を見させてもらうということで理解してもらった。
皆高齢者だった。中には７０歳近い旋盤工もいた。
正直こんな高齢者ばかりの従業員を預かってやっていける自信はない。
でもやらなければならない。書類にだいたい目を通した。
まだスッキリとはしていないがおおよその負債額が見えた。
たぶん５千万ぐらいと推測した。やれるとおもった。

客先の本部長から６時に来てくれという連絡があった。行って経過説明をした。
私があとを引き継ぐ旨説明して承諾を得た。
午前中より少し態度は軟化していたように思えた。

いま助けようとしている会社のことを少し紹介します。

昭和３８年ぐらいからと聞いていますが、おやじがＪＲの高架下で鉄工所をしていて
私が知り合ったのは昭和５０年ごろのことです。私と同じ年の息子、
そしてバスケのうまい弟と、真っ黒になりながら手伝いをしていた妹。
そして４〜５人の職人さんがいました。
昨日会った年配の旋盤工とフライス工の職人さんは先代からのつきあいだといいます。

時代はかわり、いまの場所に工場を建て、しばらくして僕と同じ年の兄貴は
交通事故で亡くなりました。会社はもうおやじさんの時代ではなく、
弟があとを面倒みることになったわけです。しばらくして客先から呼ばれ、
うちがそこの口座会社として面倒をみてくれないか、といってきました。
そのときにはすでに多額の負債をかかえてあえいでいた会社になっていましたが、
客の意向でもあり、承諾しました。
しかし、昨年１１月、ついに弟は突然自己破産を申請してしまったのです。
一年ほどバスケの友人として会社に席を置いていた
今回事件を起こした今の社長があとを面倒みるからと紹介をうけた。
第一印象はとても清清しい好感のもてるスポーツマンタイプの青年でした。

事実、つい最近まで仕事もホントにまじめにこなしてはいました。
ところが引き継いだ債権が大きくなかなか大変なスタートだったようでした。
今年に入って受注が減って経営を圧迫していたのはうすうす感じていましたが、

当の奥さんから電話があって昨日また手形期日がきたものがあって、
かき集めて銀行へ行ったと家内から聞かされた。
私は不覚にも携帯の充電忘れで一日中不自由した。きょうはその会社の支払日・・・
どれだけの集金があるのか把握できていないので不安。
しかも、奥さんの言によれば、きょう期日の手形もあるという。
金額は？不安は募るばかりだが、家内はもうお金は出せないという。そうだよな・・・
調べた以外になんでこんなに次々に手形が回ってくるのか、わけがわからない。

やはり整理すべきなのか・・・

その会社へ行き、伝票を整理して支払い合計を計算。約２７０万・・・
それとは別に支払いを手形でしたものがあったらしく、すぐに４９万必要。
公共料金はすべてあとまわしとして、大口に何軒か電話して日延べをお願いしてみた。
この時期どこも大変で、少しでもなんとかならないかと必死だった。
８月の盆工事で人夫派遣してもらっていたところの払いが一番多かった。

家内に実情を電話してなんとかならないか相談をした。

「あなた、もうダメ・・・うちの運転資金が底をついているの。」
「・・・・」

重い時間がすぎた。あとで連絡するといってひとまず電話を切る。奥さんが言う。

「私、親戚で手形のお金はなんとかしてきますから、
　社長さん、１００万だけなんとかしてください。
　そうすればきょうのところはしのげませんか」

要するに半分ぐらいを払ったらそのくらいのお金でギリギリしのげる勘定だ。
大口のひとつを全額来月以後に延ばしてもらう話がついた。
家内にもう一度電話した。

「頼むから１００万だけなんとかしてやってくれ」

とこれまでの経過を説明。家内は声が震えていて半泣きだった。
時間は１２時を回っていた。つらい時間が過ぎ

「・・・わかった」の返事。

すぐに小切手発行の準備。奥さんにハンコの押し方から説明した。
社長の兄がきてくれて今後のことでいろいろ話をした。
奥さんは実家にかけこんだようだった。

１０月１０日、私達夫婦の結婚３２周年記念日だった。

１０月中旬、引き合いが増えて見積に追われている。
客先あてにうちがその会社のバックアップをする旨ファックスしたからか、
当の社長が客先で暴言を吐いたことが逆によかったのか・・・
とにかく頑張る材料が増えていることは有り難い。遮二無二注文をこなしてみよう。

昨日入院した社長の兄と話した。
来月から３ヶ月に渡って回ってくる手形の相談に町金へかけあったらしい。
手形は前にも書いたが自己手で総額４５０万円ぐらいある。
利息分を含めると約５百万になる。それを減額する交渉をしたという。
そんなことができるの？！と、ビックリした。

話によると、会社を倒産させることをちらつかせ、
そうなるとこの手形は紙くずになってしまい、金融屋さんに金が入ってこない。
なぜなら資産がまったくないから取り様がない。
そこでこの手形の最初の期限である来月はじめまでに、ある金額（３百万）を
用意して、これで手を打たないかともちかけるという。
それがうまくいったら２百万は得をするが・・・
今月末までにそのお金が用意できるかどうかにかかっている。
家内に相談したら、老後のために用意していたお金がそれぐらいならあるという。
私さえよければそれを使ってもいいと通帳を見せた。
もし倒産防止協会からの融資が間に合わなければそれを使うことに腹を決めた。

昨日は１０月末の資金ぐりをしていました。
「中小企業総合○○」から倒産防止のお金が３０日に銀行に振り込まれてきました。
２千万借りることができました。ですから資金繰りはとても楽でした。

社長が精神病院送りになった会社のことですが、
当の社長の奥さん、お兄さん、家内の４人でこのさきどうするかを協議。
たちまち町金で自己手を割った決済が１１月７日に８５万回ってくる。
前に書いたようにその関係の手形が合計５００万あるので
それを３００万にまけてもらう話を最優先で詰めてもらうことで意見が一致。
物別れになったらもうこの会社を倒産させようということになった。
設備をうちの会社に３千万で売ってもらったという書類に捺印した。
万一の時の債権者へ見せるための書類だそうだ。

今日、その書類を公証人役場へ持ち込み、日付を確定させてくれるという。
所謂「公正証書」をつくるわけ。そして弁護士へ相談に行くという。
万一に備えて保証人さんへの配慮らしい。勿論、会社へ取り立てに来られないよう
債権者へ手続き中である旨の書類発送をしてもらわなくてはならないからだ。
お兄さんにそのあたりのことはすべて任せてしばらく静観します。
この年末までにはすべて解決になると思っています。

今年も数週間となりましたが、当の協力会社のことで頭をかかえています。
町金との話が難航しています。そのうえ家内が協力できないといい出しました。
受注が決まった大きな仕事を前に資金繰りが見えてこない。
協力会社を支えると仕入れができそうにない状況なのです。
どうにもなりそうにないので奥さんとお兄さんを前に一昨日

「これ以上の資金援助をしていると共倒れになるので打ち切りたい」

と厳しい申し入れをしました。黙って聞いてくれて納得してもらえたかに思えました。
昨日うちの会社へ奥さんが尋ねてきて、７日期日の手形は私がなんとかしますから
どうか会社を潰さないでください、と泣きながら訴えられた。
情にほだされたわけではないが、家内が自宅にいたので
そちらに直に話をしてみるように勧めた。静観してる場合じゃあなくなりました。
ひょっこ社長さん、そして温泉さん応援ありがとうございます。
くじけずにこの先も頑張ります。見守ってください。

昨日奥さんとお兄さんが私の会社へやってきました。
先日私が提案した仕事のやりかたでは借金が払っていけそうにないので
もとのやり方にもどしてほしいというもの。
二人の言うことも解らなくはないので渋々承諾をした。

町金との話は、ほぼ決定したそうだ。約手２通の合計金額３７０万円プラス利息で
４００万円近い負債を２６５万円で手を打ってきたそうだ。
来週月曜日に現金を持ち込み、決済するという。
それとは別に８月末に手形を組み直ししたときに保証小切手を預かったことが
詐欺にあたるのではないかと、お兄さんが警察に何度も足を運んだようだった。
倒産すると分かっていながら小切手を切るという行為そのものが詐欺だという。
言われてみればそうだが、そこまで相手を疑ったことはなかった。
裁判所へその小切手を持ち込み、相手の弁護士とも連絡をとり、
債権者であるとの書面をもらったそうだ。裁判というものに面倒くさがらずに
前向きに取り組めばまた違った展開が開けるような気がしてきた。

会社再建というのは思ったように進まない・・・というのが今の心境。
みんなが応援してくれていますのでまだまだ頑張っていきます。
きょうは勤労感謝の日・・・それでも仕事をして借金を返さなくてはと頑張ってます。

８月に倒産して自己破産した滋賀の会社社長と協力会社社長（精神異常で入院中）の
お兄さんが弁護士を通じて会ったそうです。
はじめ面会を断っていたそうでしたが、お兄さんも債権者の一人として
詳しい事情を知りたいということで説得し４時間も話を聞いて帰ってくれました。
詳細は控えますが、今月１２日が１回目の債権者集会です。

今は年末年始工事の準備に追われています。
１２月２４日納期の約５００万円の機械の図面が未だ出図できていません。
このところ睡眠時間が３時間程度でちょっと過労ぎみです（＾＾；

今日、一日頑張ればなんとか月曜には出図できそうです。
昨夜メールで６メガものＣＡＤデータをお客さんへ送りました（＾＾；
神戸はルミナリエの準備が進み、町はクリスマスソングが鳴り響いています。

時々「今、自分が倒れたら・・・」って思うときって、
倒れたらホントにまずいときですよね。そして、倒れてしまっても
おかしくないような毎日が続いているとき。
普段からできる限り混雑した電車には乗らないようにして、
席が空いていれば許される範囲内で座って、少しでも休むようにしています。
昔は意地でも座らなかったのですが、他に空いた席があるときくらいは
座ろうと思うようになってしまいました。
クリスマスなんて関係なし！別に休めるわけでもないし、
かえってやらなくちゃいけないことが多くて大変です（笑）。
目指すは何もしなくても許される正月休みのみ。

>>1
氏ね

アナルとか露出とか変態プレイを強要してれば
相手のほうから離れていく
それで離れないようなら諦めろ

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おかしいな

じゃあ笑え