1 :
名無しさん@お腹いっぱい。:
3 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/24(金) 23:30:44
4 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/26(日) 21:38:04
東野は「秘密」で何を伝えたかったんだろうか・・・
作品を読み終えた後の心に風穴があいたままだぜw
前スレ死亡しました
>>4 秘密が発刊された1998年はバブル景気の真っ只中。
浮かれた連中へのメッセージと捉えていいのかどうかはわからないが
バブル経験した人達が正直うらやましいw
6です。
認識不足スマン。10年前がバブルの訳ねえ。
6ですが、スレ汚したお詫びに感想を残します。
秘密は納得できなくて良い作品だと思いました。
もちろん原作は読みました。
映画版の監督滝田洋二郎って最初はAV監督だったらしいが
一般作品に転向?してからは良作出すようになったらしい。
映画の最後のシーンで、モナミの顔のアップが40秒ほど流れるけど
広末がいろんな表情をする。
つまり真実はモナミしか知らないと訴えているようだった。
聖女の救済読んだ。
11 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/27(月) 17:52:19
続編出たら面白そうだけど
直子と新しいダンナに娘が生まれ
直子とその娘の乗ったバスが事故にあい(ry
そして今度は、その娘にモナミの意識が入るわけだな
続編の結末も○子なのか…それはちょっとやだな
トキオ風にアレンジすると「あの病院で待ってるぞ」
平介が嫁に贈った言葉
容疑者Xの献身読んだ。
なんというか…
まず、どうしたらこんなストーリーを考え付くのだろう、というのが一番。
映画ではキーパーソンを堤さんが演じてるらしいが…
とにかく見てみたい。
どんな風に小説を消化してるのか、な。
18 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/30(木) 10:59:49
ネタバレかもしれんが
最後に直子が娘として生きていくと決めたなら、親父にも再婚を
促してやればよかったのに
親父が報われんな
ジョースター一族みたいに直子の意志がどんどん
受け継がれていくわけですね。
若い体を次々に乗っ取って、若い男に・・・
続編希望w
>>18 同意過ぎる。式の時に気付くなんて地獄過ぎる
親父は直子に操をたてて・・・
っても、そもそもモナミに戻るのが通常の流れ?で
あって死んだ上さんと5年も過ごせた?んだから
贅沢ではあるが
よくも悪くも考えさせられる作品だね
>>13 それ自分も考えたw
再婚と若返り?を繰り返し数百年は生きると
22 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/31(金) 17:46:28
よく考えたら藻波が1番の被害者だ
あああああ容疑者Xの献身でショックを受けて
ママンに勧められて秘密で滂沱滂沱。涙が止まんないです。
前スレ読みたかったなぁぁぁぁ。
このスレで色々皆様と語り合いたいです。
俺は、父に共感できるよ。
だって、直子じゃなきゃだめなんだよ。他の女じゃ無理。
でもその直子のカラダは娘の体。
結果的には、あの結末が最も父を思い遣った落としどころだった。
最後で気付いてしまったのが想定外ではあったが。
あれは確かに可哀想です。
「秘密」を読んだのは独身時代だが、破壊力抜群だったな。
1週間くらい、精神的に鬱になってた。
秘密はさ、誰に感情移入するかで見方分かれるよね
女性はもなみに感情移入するから平介の行為がやりすぎだとか気持ち悪いと感じてか
総じて男よりも評判悪いし
ただ、男が読むと平介に感情移入するわけで行動や気持ちもよくわかる
なおかつ、最後はもなみ(直子)は新しい旦那(幸せ)を手に入れるけど、俺らは妻も娘も
同時に失ってしまうわけでやりきれない感情、切なさが残ると思うんだよね
だからこそ女性よりも俺らのほうが残るものがあるみたいな
丁度さっき読み終えた。最悪だったな。
読後感が不味すぎる。こんな結末の為に時間潰したのかと思うと、腹が立つ。
そんな風に感じる人もいるのか。俺は最後の場面で震えたよ。
K5渾身の一作だと思う。
映画もみようと思った。てかラスト誰も幸せじゃねえじゃん
考えさせられるわ
秘密の映画は今市。
手紙はよかった。
気まずいねぇ〜 イクナイ
秘密はヒロスエという時点でちょっとな。
33 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 14:32:12
秘密の映画はイマイチだったが
ラストは原作よりは前向きな終わり方だったから
少しは良かったかも
外国版の映画があるらしいけどラストも鬱なのか?
35 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/07(金) 23:11:57
えびちゃんとか。
一応旦那はハンサムっぽい感じだったような。
ずいぶん年下の女教師に横恋慕されるくらいには。
吉田栄作とかイメージ通りなんだが。
39 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/08(土) 21:25:25
オイラは山下公園が本当のラストだと思っています
結婚式のラストは切り離して捨てましたw
てか、あのラストだからこそ「秘密」なんだろうが
映画のラストは直子だとバレるのですか?
妻を妻としてみられず若い肉体を手に入れた事に嫉妬を繰り返したのは男の罪
自分を消さねばならぬ淋しさに耐えられず最後の最後で夫を傷つけたのは女の罪
>>45 国語というよりは人生経験か?
どう違うか言わないとどのようにもとらえれるぞ
>>44
47 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/16(日) 00:43:58
「秘密」生誕10周年
平助は元気でいるのだろうか・・・
怒りを通り越して平穏に暮らしているのだろうか?
娘(妻)の子供でもあやしているのだろうか?
若い娘と再婚してたりしてw
平助の人生に幸あれ!
>娘(妻)の子供でもあやしているのだろうか?
やめてくれ。これは耐えられん (´;ω;`)
やっぱり俺が平助だったら、秘密を知った時点で自殺するしかない・・・
平介は生きたしかばねだよ・・
新郎新婦はどこに新居を持つのかな
同じ団地で『しかばね台分譲住宅』みたくなっちゃいやだよ
たまたま見たヒロスエの「バブルへGO!!」は面白かった。
映画版「○笑小説」みたいだ。
バカバカしいけど考えさせられる。今じゃ・・・笑っていられない。
52 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/20(木) 02:08:25
東野が秘密を執筆していた時期は
離婚を経験していて作品には少しは影響はしていると本人談
ちなみにその元奥さんは再婚しましたw
髭触る癖の部分
気づかない不利するのが男の選択
気づくか気づかないかに掛けるのは女の心情
54 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/21(金) 20:15:29
俺が平助だったら、自殺までとはいわないが
とにかく遠くに引越ししたいw
55 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/23(日) 22:50:41
竹内まりあの「天使のため息」だっけか?
あの曲聴くと胸が詰まるよ。
57 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/26(水) 08:15:56
相馬春木の食い物にならなかった事がせめてもの救い
58 :
42:2008/11/27(木) 07:36:34
>56
ありがとうございました。
最近小説を読んだんですが、映画は見ていませんでした。
小説では夫の方は気づいても直子にはそれが伝わっていませんでしたが、映画ではお互いにバレてしまうようですね。
映画で、それがバレた後の展開が気になります…
59 :
56:2008/11/27(木) 20:37:25
>>58 台詞でバレる箇所はないけど、演技と表情からはバレてます。
直子の癖で平介がハッとした表情をする。
平介が新婦に「お前・・・ずっと・・・お前だったのか?」と発言。((お前=直子)確定w)
しかし彼女は肯定も否定もせず、平介の手を取って指輪をなでる。
この仕草も直子だと認めたことになると思う。(藻奈美であっても同じことをするのかな?)
そこに入ってきた新郎を、平介が本当に殴り、そして微笑みながら新婦にこう言う。
「おめでとう」・・・・・・その後は
>>8で表現されているとおりの内容でエンディングクレジット。
小説のように後を引く重さはほとんどないけど、まあしょうがないかな。
60 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/11/27(木) 22:12:12
続編書いてるみたいだよ。
新婚旅行先でのファックの真っ最中にモナミの意識が突如復活。
レイプされてると思ったモナミは、旦那を刺殺。
ちょうどそのホテルで休暇中の加賀が、事件の真相に乗り出すのだが――
来年四月に堂々出版予定!
男だがあんまり共感できなかったな、身体が娘な時点でもう娘としか見れないし。
平介には嫌悪感に近いものを感じた。
>>61 それじゃあ小説が成り立たない。あなたには合わなかっただけ
>>60 誰も釣られない…と思う
63 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/01(月) 17:45:42
ネタバレなんですが、
途中から、直子はモナミのフリをしはじめたけども。
直子と記憶がスイッチするようにしなくても良かったんじゃ?
モナミになっちゃったまんまにしておけば、変に一人芝居して、気を使う必要もないだろうし。
64 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/01(月) 20:05:44
>>26 >なおかつ、最後はもなみ(直子)は新しい旦那(幸せ)を手に入れるけど
本当にそうかな? たとえ結果的に幸せになったのだとしても、最愛の夫を嫉妬から開放するために自ら手を引いて、娘として生きる直子の決意に強く感じるものがあるんじゃないかな。それにそのためにあの新婿じゃなきゃいけなかった気がしてならない。
これは反論のつもりはないし(だいたい読んだの1年以上前w)
言いたいことは「秘密」は名作ってこと
長々スマソ
コレって途中でモナミの人格が出てきた時も直子がモナミのフリをしてたわけ?
そうなると一般人の直子が何年も旦那にばれずに全然歳の違う娘を演じるとか・・・
リアリティなさすぎじゃ?(精神交代設定は置いといて)
自分はモナミ人格のときはモナミだと思って読んだんだが。
いや…
残念だけど、モナミの人格は戻ってないんじゃないか?
ただ、モナミの人格が治ったと思わせた理由が分からない…。
67 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/02(火) 10:41:57
釣り針でかいなw
時生も期待して読んでたんだけど、いまいちだった。
秘密級を期待してはいかんか・・
>>66 歳と共に人格(性格)が変わるのは普通のことだけど
人格が治ったとは言わないんじゃ…?釣りならそれでも良いけど。
70 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/04(木) 15:57:48
>>66は
ただ、(直子が)モナミの人格が治ったと(平助に)思わせた理由が分からない…。
ってことが言いたかったんでは?
その前の一文で「戻った」と書いているし、この場合、ニュアンス的に「治った」でも差し支えないと思えるが
71 :
66:2008/12/04(木) 16:53:00
そうです…。
そこが単純に分からなくて。
釣りでもなく…。
72 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/04(木) 22:28:30
>>71 平助を苦しみ(?)から開放って言ったらそれまでだけど、直子が平助にできることを考えると分かり易いんじゃないかな。
あとはROMるしかn(ry
>>1 つまり秘密に限らず東野作品全般のネタバレスレになったわけか。
秘密一作だから気にせず話せたんだけどな。他作品のネタバレを食らっては敵わない。
二度と来ることもないだろう。では。
>>73 前スレの時から、他作品のネタバレには配慮する流れができている。
おまえの様な奴がネタバレする気満々のように見える。
こんなとこに書くより肝心のミステリースレの惨状をなんとかしたら?
あ、もう来ないのかw
75 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/10(水) 01:17:36
つい最近読んだけど、こんな後味の悪い作品とは・・・
なんだかなぁ〜
外国版の奴もあると聞いたんだけど、ホント?
76 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/10(水) 22:21:51
今日読み終わったが最後があっけなすぎる。全然納得できなかった。
直子の心理をどれだけ汲み取れるかで感想が大きく変わると思った。
77 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/10(水) 23:11:39
>>76 そんなお前に聞くが直子は相馬のことが好きだったと思うか?
>>77 76じゃないけど、直子はモナミとしての生活が馴染んできて
好きとかより単純に高校生活を楽しんでたと思う
この作品は年齢を重ねてないと色々な部分が読み取れないかも知れない
女性は臨機応変に状況を読んで身の振り方を変えられるが
男性は無骨に馴染んだ状況を維持しようとする
>>75-76 後味が悪いとか納得できないとかは、この小説の持ち味みたいなものだから
もっと人生経験をつむことで味わいが出てくるのだが、結局
女性の心理なんか一生かかっても男には分からないんだけどね(俺だけの感想?)
直子は相場のことは好きではなかったと思う。
平介のことは最後まで愛し続けてたはず。
平介が直子を抱く直前に止めないかと言い、 直子はそうねと言った。
その後、平介は今まで苦しめて悪かったと言った。
ここが今でも一番引っかかる。
81 :
76:2008/12/11(木) 16:19:57
↑
>その後、平介は今まで苦しめて悪かったと言った。
相馬の誘いを断る気であったのは事実でしょうが、本心なのか旦那への配慮なのかは分かりませんでしたね。
40のおばさんとして扱ったことすべてに対しての謝罪だと思うし、体が娘であることに拘ってもいたんでしょうね。
83 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/11(木) 20:02:47
というか橋本先生が、映画版だと石田ゆりこなのはピッタリくる配役だといえるなあ
あんな先生からお弁当もらったり、ニコニコされたら絶対オナニーしちゃうお( ^ω^)
84 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/12(金) 03:42:58
ヒロスエの転落人生が切なすぎる
写真集の金返せ!
85 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/12(金) 05:03:42
>>84 秘密とあんまり関係ないだろww
たしかに秘密の頃の広末だったら抱ける。最近のヤンキードラマに出てた広末はちょっと‥
86 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/12(金) 06:48:38
直子は、記憶はそのままなのに、精神だけは10代に戻ったんだと思うよ
人間としては愛してるけど、男としては愛せなくなったんだと思う
しかし東野圭吾の人気作って、悲劇的なラストを迎える男が多いねぇ
87 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/12(金) 09:14:14
>>86 なるほどな
勉強になるわ。それだったら直子は素直にそれを告白して平介に再婚を促す、後押ししてあげるような行動をとるべきだとは思わんかね?
平助に再婚しろ私結婚するからってネタバレするのが一番辛くない?直子が消えたって思わせるほうが平助にとって残りの人生を幸せに送れると思った
それに二人ともこのままでは無理って悟ってたし、平助が直子のためを思って言った言葉に直子が応えた結果があれだと思う
hagedou
90 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/14(日) 03:15:48
苦しんだ末に、モナミの体を持つ直子を娘として扱う決意をした平介に対して、
直子は自分自身の人格を消し去ってしまうことによって、
つまり名実ともに「モナミ」に戻ったことにし、
平介をこれ以上苦しまずにしてあげようという
直子のやさしさ、愛情だったんじゃないか・・・
と自分は感じたのですが、考えすぎ??
ただ、それなら、平介に最後までバレないようにして欲しかったね。
あれじゃ平介が気の毒すぎじゃないか。
東野はハッピーエンドあまり書かないからなぁ…
>>90 その通りだよ
モナミとして再出発するということは
直子を完全に葬ることになる
平介は唯一直子が生きていることを知っている存在だったし
直子は最後まで平介のことを家族として愛していた
直子はずっとモナミを演じていたので疲れていたんだよ
平介に新たな門出を祝福してほしいという衝動的な欲求が芽生えた
残酷ではあるが夫への最後の甘えだった
というよりも平介に父親的な優しさを求めていたのだろう
ここで笑って許してあげられれば平介は永遠のヒーローだったろうに
本作は男女の本質をシュールに描いた掛け値なしの傑作
欧州の巨匠が映画化に踏み切ったのもうなずける
読み終えた厨房の感想
俺的に藻なみの人格は戻ってないと思う
平助に「藻なみ・・・藻なみ・・・」って言われたから平助のために
もう一つの人格を作りだしたんだと思う
その作りだした人格が「藻なみ」と名乗って
「直子」と「直子の知ってる(バスの事故まで)藻なみ」の2つの人格を作りだしたんだと思う
それで最初にあった「直子」の人格を壊して「直子の知ってる藻なみ」という人格を残したんだと思う
たとえ人格を壊しても
最初に平助と交わしたテディベアの「秘密」のことだけは覚えていたんだと思う
なんか変な分になったけどすまない
あと映画も見てないからよくわからん
つーか映画になってるけど
あれは監督の感想が演技として映ってるだけで
東野圭吾が考えてる「真相」とは違うんじゃないかな?
94 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/18(木) 01:18:52
大号泣とかはなかったけどなんか不思議な感じだったなぁ。
途中直子に自分は第二の人生を楽しみだして腹立たしく感じたりはたまた平介の度の過ぎた干渉具合だったりに嫌悪感を感じたけど最終的には本当にお互いの愛情を感じた。
だかしかしそれにしても平介が一番可哀相だ
あんな状態だからといって他の若い男と結婚(再婚)するかね
演技してるとはいえ旦那とずっと生活していながら
まぁ平も娘として接するてことは嫁の存在を棄てるってことだから
なんつーかお互い様だが
>>95
自分も、結婚する?と思った。
平介は公園で直子が去って行って、モナミに戻ったと認識してたと思う。
直子(意識)は最先端脳科学研究者になり、直子としての自我も満足し、
研究者として成果を出すことでモナミ(身体)も存在意義を持ったという気がするけど。
一生独身で研究三昧、という選択だってあって良いはず。
結局、直子はセックスしたかったんだーって思った。
中年の自我で若い身体を持ってたら、自分も我慢できないというか
試してみたくなると思う。
小説としては結婚がなければラストの展開もない訳で
エピソードとして重要なのはわかるけどね、、、。
>>95 >>96 事故後の平介との結婚生活は過去の幸せな想い出までをも
破壊する位の傷付け合いだった
将来を悲観し悩み苦しんでいるときに背中を押してくれたのは
平介だった
直子は心置きなく藻奈美になれたわけだ
文也が杉田家を初めて訪れた際、直子は文也に対し明らかに恋愛感情を
抱いていたくだりがある。
女は割り切りが早い。
もう自分の輝かしい未来のみをしっかりと見据えていた。
しかし、いざ藻奈美として結婚するとなると、直子を永遠に
葬らなければならず淋しさがこみ上げてきた。
そこで最後に平介に甘えてみたくなった訳だ。
このころになると、平介への愛情は父性愛に変化していたんだろうな
>>97 そう思う。
ほんともう、マジ、非道い話だなあ・・・
>>97 > 直子は心置きなく藻奈美になれたわけだ
母親が娘にかい??
過去の幸せな思い出が壊れたって色んな問題を乗り越えていくのが夫婦
妻の存在を否定する平介も悪いが
だからって娘の体で他の男と結婚までするかねぇ
もしも万が一、娘の記憶や自我が復活したらどうなるんだ?
母親の自分が娘の体を使って知らない男と結婚までしてたら娘にどう思われる?
妻としても母親としても、するべき行為じゃないね
夫婦揃って愛娘の帰りを待つのが普通の親じゃないか?
ちなみに過去スレは読んでないお
>>99 普通の親(夫婦)じゃないからこそ、悩んだ結果じゃないか!
101 :
100:2008/12/29(月) 04:29:22
ちなみにおれは97ではないけど
君は作者が何を言いたかったのか、少し考えた方がいいと思う。
102 :
100:2008/12/29(月) 04:33:05
>>101 では君は作者の意図を余すところなく汲み取れているのだね?
是非その論評を聞かせてくれんかね
「少し考えた方がいい」と言うと「作者の意図を余すところなく汲み取れているのだね」と来る
全然汲み取れてないから逆に教えてくれ
>もしも万が一、娘の記憶や自我が復活したらどうなるんだ?
自分の勝手な想定を人に聞かないでくれよ
14年間ずっと人格直子(多分)だったけどその後のことは誰にも分からない
これは敢えて言うが、作者にもだ!裏話なども関係ない
>>104 > 全然汲み取れてないから逆に教えてくれ
自分が全然汲み取れていないのに
人には作者が何を言いたかったのか考えろと??
勝手な想定というが語られていない部分を読者が
補完しようと試みるのがいけないことなのか?
誰にも作者にすらわからない、わからないことは考えるな
というのが君の言う少し考えろの解答かね?
こちらは単に結婚なんてするべきじゃない派なワケだが
ああ言い忘れたが
> >もしも万が一、娘の記憶や自我が復活したらどうなるんだ?
>
> 自分の勝手な想定を人に聞かないでくれよ
別に人に聞いてはいないよ
復活したらただ事では済まない
故に…
ということさ
>>105 >勝手な想定というが語られていない部分を読者が
>補完しようと試みるのがいけないことなのか?
あらゆる可能性について考えるのは否定しないが
その中の一つの解釈を「普通」と言ってるからそうじゃないだろと思ったまでだ。
それに作者は君の想定の真逆の展開を選んだと言う事実を忘れてもらっては困る。
屁理屈が好きな人につき合うつもりはないので一応この辺で。
>>107 作者の意図を少し考えろ、勝手な想定はやめろ、普通が云々
コメントの度に発言に一貫性がなく、
結局自分もわかっていない作者の意図を何故人に少し考えろと言ったのか、
答えていないところには失笑を禁じ得ない
例えば子供が行方不明になった親は生存の可能性が低くとも
いつか帰ってくると信じていつまでも待ち続けるもの、
それを普通というのは間違いだろうか?
作者にもわからない、には同意だがこのような読者に判断を委ねるパターンの作品において
あらゆる意見が飛び交うのは至極当然の流れであるはず
結婚肯定派否定派別れる中で、人の言葉尻をただ捕らえるだけならば、
即ちそれは反対意見ではなく単なる煽りに他ならない
挙げ句に己自身を差し置いて屁理屈とは笑止極まるが、
こちらも屁理屈好きは好きではないので、図らずも君と同じ理由を以て、この辺で失礼する
109 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/04(日) 18:59:43
改めて読むと・・・・・・陳腐なお話
110 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/06(火) 23:13:07
これはうつ病になりますね。
男の身勝手なんですかね〜。
111 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/09(金) 22:39:25
モナミに届いた小学校の同窓会の招待状のところで平助の
橋本先生との再会を期待したんだがなぁ。
112 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/09(金) 23:12:17
逸美は美容師になれたのかな?
東野圭吾がいいらしいと耳にしてネットの評判で一番よさそうな秘密を買って
3分の2くらい読んだが・・・・・
主人公が嫁フェチだということだけがわかった。
これ本当にこのあと面白くなるんだろうな。不安になってきた。
(ぅω・`)
113ですが、今読み終わりました。
読んだ感想ですが、結論からいえば・・・・・で?って感じです。
なんでこの程度の小説が人気があるのかわからない。
最後のおちをいいたいために前ふりのたわいもない話が長すぎる。
駄作とまでは言わないがありふれたごく普通の小説だと思った。
もう東野圭吾は読まないでしょう。
116 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/17(土) 04:57:50
続編出してくれw
つか人格が戻ったんじゃなくて直子が演じてただけってのは
どこで確定してるのさ
指輪のくだりだけじゃ、完全に消えてたわけじゃなかっただけで極偶にしか出てこれない
状態になったからお別れした、ともとれる
いくらなんでも直子が直子のままモナミの体で平助以外と結婚ってのはひどすぎるだろ
こんな読まれ方したんじゃ東野がカワイソウ
まったく切なくなかった。
今更ですが、>99に一票
( ´_ゝ`)
>>99=105=106=108=117=120
>>121 残念、ハズレだよ
つかこんな過疎スレに張り付いて即効煽りとは何者?
さては…
123 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 18:39:28
陳腐だとか面白くないだとか思った作品にたいしてわざわざ書き込みに来る奴らはなんなんですかね。
面白かったとか感動したとかって思って書き込んでいる人がいるんだから空気読んでくれよ・・
124 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 20:55:32
えっ?
モナミは一度も戻ってきてないだろ?
平介と事故前のようになれないことが自分の中で理解した直子が考え抜いたシナリオだろ?
平介が矛盾を感じることなく、最小限のダメージで済むようにしたはずだった…。
違うの?
125 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/27(火) 21:16:22
>>124 そういう見方があるのも事実。
人それぞれ感じ方は色々あるんじゃない?
127 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 09:50:25
気団的に、「さまよう刃」はどうですか?
128 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/29(木) 14:43:07
映画しか見たことないけど良かったよ
広末涼子と小林薫の演技もテーマ曲だった竹内まりやの天使のため息も映画の雰囲気と合ってて良かった
>映画しか見たことないけど
是非是非原作も読んでチョ
いろいろ言う人はあるだろうが、恋愛、結婚、子育てを
経験した男には良く分かるかも・・・
読後感、むなしい、やりきれない、脱力感・・かな
ただし、女性の感想はだいぶ違うみたいだね
考えさせられる話だと思う
俺的には点数高いです
やはり、映画ではなく原作を読むべきでしょうなー
映画では著者の思いは伝わらん
とね
132 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/01/30(金) 23:33:38
俺は
>>124だと思ってたが、もなみが結婚決める→ノートで母に伝える→母が指輪作り替える→娘に
ってのもあるか
まぁそこを議論する楽しみを東野は与えたかったっていうことで一人で納得してます
モナミは一度も帰って来てないでしょ
全部直子の演出
134 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 01:05:24
>>132 俺も全く同じ考え。
>もなみが結婚決める→ノートで母に伝える→母が指輪作り替える→娘に
これなら、なぜ結婚意踏み切ったかが理解る。
既男的にはこっちであってほしいと思ってる。
それだと、タイトルの「秘密」というニュアンスがとても軽いものになってしまう
ノートの描写なんてあったっけ
読んだのだいぶ前だから忘れたな
終始直子のままだったと思ってるが…
137 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/02(月) 13:52:07
父は泣き崩れたことから母の演技だと気付いてた。そんで読み手も「あぁもなみ戻ってないんだ」って思う。だから大半が
>>124かと。父がそれまで直子って呼んでたのを娘の名前で呼んだってのもあるしね。
でも
>>132に書いた考えもなきにしもあらずってのを言いたかった。
タイトルは(二人の指輪の)秘密って感じで取れなくもない、無理矢理っぽいけどw
全部直子の演技だよ
リュック・ベッソンがプロデュースしたの知ってるだろ
如何にもフランス人が好むエスプリに富んだ作品だよ
仏版の映画レビューを見たら、視聴後の喪失感や脱力感
など日本人の感じ方と大差ないようだ
海外でリメイクされてたのか
東野も儲かりまくりだな
やはりモナミは消えたままでFAか
リュックベッソンも間違った解釈で映画作らんだろうしね
お
こんなスレあったんですね
ついさっき読み終わったのだけど
平介が一発やらかったことで直子は愛想つかしたんですよね?
モナミの意識が戻るっていう2度目の奇跡はおきないと
直子は早くからきづいてたんでしょ
自分を抱けない男に直子は絶望して、決別。
ならその男を捨てる為にモナミを演じたんですかね。
俗物的で女の嫌らしい部分が全て出たような
東野らしい糞ビッチなヒロインとして素晴らしい
直子に比べりゃ雪穂も美弥も雑魚ビッチだな
孤独に老いさらばえていく生き地獄の平介と
地位といい男と多分失ったモナミの代わりの子供をゲットする直子は
まさに悪魔みたいな女だ
こんなヒロインに夫婦愛で感動する糞女どもも
同様に我が身可愛しなアバズレどもなんだな
俺は一生童貞で生きることに誇りをもちたいと
あらためて思った
大きな釣り針だなぁ
脳内含めて童貞と処女は出入り禁止でたのむ
黒烏龍茶でダイエット・・・たのむ・・・orz
「長い間、本当に長い間、お世話になりました」
男のやせ我慢ENDということなのかな
スマートじゃなくて悲惨な主人公だが決してカッコ悪くはないのが救いか
?
147 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/23(月) 08:58:38
直子は最初から最後までモナミのことを最優先に考えてきたんじゃないだろうか。
モナミがいつか戻ってくると信じてその時に周りに幸せが溢れているように。
相馬の時も波風立たないように穏便に済ませようとしたし、
結婚相手もおそらく父もある程度認めているであろう自分の知る中で最高の相手を選んだ。
たった一つの自分の我儘が作り替えた指輪だと俺は考えたい。
短パン
149 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 15:57:46
映画の秘密を観てるんだが、役者がヒドい。小林薫もヒドい。
150 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 16:08:18
モナミ戻ったとか言う奴馬鹿すぎワロタ
151 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 17:37:26
さっきテレビで映画版みたんだけど、結末に驚いて
「多分自分が見たものは幻」と思ってここに来てみた。
幻じゃなかった。
結末はあれにしても、穏便なやり方で同じ結末に進められたんじゃ
ないかと事なかれ主義の自分は思ってしまった。それじゃ小説に
ならないんだろうけどさー。父ちゃん切なすぎる。
152 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 18:09:28
なぜ殴る必要あるんだろう。ちょっとわかんなかった。最後
>>152 殴るのはその後に号泣するふりというか味付け
154 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 18:44:31
>152
馬鹿?
155 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/02/28(土) 22:03:30
読む人がアレじゃ傑作も糞もないね
書いてある事すらまともに読めないって、読むだけ無駄じゃんwwwww
とこのスレ一通り見てオモタ
映画の話してるのか
原作の話してるのか
コメントしなきゃわけわかんめぇ
>>58を100回読んでからにしてくれ
157 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/01(日) 00:45:40
いや、女なんですけど、結婚式に父が旦那を殴ったら
恥ずかしいと思いました。それだけ・・・お父さんにしてほしくないと思った
だけのこと。そんなことするんだ男の人って?と疑問だっただけ。
>>156 あれ原作も最後父ちゃん気づいた事直子も知ってなかったっけ?
確か父ちゃんがなんか言った気が…
ちょっと記憶が曖昧でスマン
オスカー監督には脚本変えてもう一度撮り直してほしい
それ位映画版は残念な出来だった
>>158 平介は文也を別の控え室に連れてって「2発殴らせろ」と言っただけで小説は終わってる
その前に直子はモナミだと決して認めないて書いてあるじゃん。文章はしっかり読みましょう
昨日の映画版テレビ放送をみていろんな意味で心を動かされたので
ネットで原作や皆さんの見解が気になってきてみました。
映画版だとラストでかなり納得いかない気持ちになりました。
原作だと違うようですが、映画版はモナミ(直子)がフミヤに
惹かれている様子すらなく、あのラストの結婚は誰にとっても
幸せではない気がしました。
99さんの意見にほぼ賛同です。
直子がモナミの体に宿ってしまいましたが、意識が直子な以上、
平ちゃんも直子もお互いをお互いと認識せざるを得ない状況だと思う。
しかしながら、いつ戻ってくるかわからないモナミのために生活を
送る必要はあったはず。
なので直子は社会的な地位などに困らないよう勉強もして大学に進学し、
そのあたりは正しいと思う。
また、平ちゃんと、体はモナミの直子が、途中踏み越えようとしたものの
体の関係をもたなかったことも正しかったと思う。
綺麗事と理想だけでいえば二人はやはりいつ戻ってくるかわからないモナミに
とって最善の行動をしておくべきだったはずなので。
なのに、最後に結婚をしてしまい、更にはもう少し配慮すれば隠し通せた演技を
よりにもよって結婚式で平ちゃんにばらしてしまう事が酷以外の何でもなかった。
もし、モナミがその後意識を取り戻した時(その時の年齢にもよるが)、
自分に結婚の選択権が残されているほうが自然で受け入れやすいと思う。
なにより、現時点で戻っていない直子の人格であるまま、
映画では特に好きとも思えないフミヤと結婚することが無意味に思う。
(モナミの意識が戻ったと思ったままならそのラストでも十分よかった)
映画版のみで、納得いかない部分はありつつここまで引き込まれたので
原作はもっとおもしろいんでしょうね。
是非読んでみたいと思いました。
私の率直な意見を書いてみましたが、長々とすみません。
162 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/02(月) 04:11:13
読んだ
死にたくなった
辛いのは現実だけで十分だ
自分なら魂、精神、記憶、どれかわからんが肉体を動かすモノが妻ならば抱く
それは妻じゃなきゃ嫌だから、肉体が娘だとしても。
他所様の愛の形は本質は同じだが全て奇形、だから他人には理解されないし理解される必要も無い
二人だけの「秘密」であればいい
まぁ息子だったらな・・・
>>162 しかし、娘を父親が抱くのはやはり不自然だぞ、本能が拒絶するからな
娘じゃなくて自分のオカンや婆さんならその拒絶はもっと激しいはず
だいたい娘が帰ってくるかもしれないのにセクロスしようとする親がおかしい
愛娘の身体でお前ら何してやがると思ったよ
もしセクロスしたとしてその後、モナミの意識が戻ったら…
自分の処女喪失の相手が父親だと知ったら…
これ話題作ではあっても感動作じゃあないよな
166 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 10:33:45
このスレを見て、昨日、本を買って一気に読んだ。
悲しかった。
でも、俺には娘がいない。
俺と息子が事故に遭って、俺が息子の身体になったら・・・
また、受験や就職が面倒だと思ってしまった。
感動というのが、感、つまりココロを動かすと言う意味なら
間違いなく感動作だと思うが。
この本読んで1週間も欝になってしまった俺からすれば。
168 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 16:28:17
>>165 >娘じゃなくて自分のオカンや婆さんなら
それは別の話でしょ。
この物語では、妻は再び青春を謳歌し夫は取り残され孤独喪失感に苛まれるんだし
>だいたい娘が帰ってくるかもしれないのにセクロスしようとする親がおかしい
モナミになりきり結婚する事は?他人ならOK?
やっぱりこの家庭は事故がきっかけで、健康とはいえないが不健康ともいえない不思議家庭になった
そんな家庭に一般的倫理観は必要ないと思う。だからセックスしようとしたのも変に感じない
これは自分の解釈だけど、直子はモナミは帰らないと解ってたんじゃないかな
だから、平助とセックスしようとしたし文也と結婚もした。もちろん平助と直子の思い遣りも加味してね
切なさでいったら眠りの森の方が数倍切ない
>>168 > モナミになりきり結婚する事は?他人ならOK?
いやそれはもっと駄目だろ
なんでそうなるw
> そんな家庭に一般的倫理観は必要ないと思う。だからセックスしようとしたのも変に感じない
でもそれは人としてイカれちゃったってことになりそうで
不幸があった家とは言え同情していいのかどうかワカランなぁ
171 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/03(火) 21:50:50
>>170 作中で直子は結婚するからでしょ。ちゃんと読みました?
私もモナミは帰らないと感じてたんだと思う。だからHしようとしたんじゃない?
娘の身体だけどさ。後は夫が妻が宿る娘の身体を抱けるかどうかって所だった
>>171 だから娘の身体使って夫婦間のセックスでも変なのに
ラストでの他人との結婚なんぞ論外だってことだろ
娘がもう帰って来ないのを直子が察知していたかどうかは
東野しかわからんところだな
察知したからと言ってどこまで母親が娘に成り代わるべきか、
SFでそういう是非を問うのはきっと無粋なんだろう
173 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 18:00:46
突然だけど、広末も小林薫もよいと思う。特に広末の胸から足にかけては素敵だったw
174 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/04(水) 18:58:55
読者を涙させる為に最後結婚させた感がある
と言うより終わらせ方がなかったんだろうな
後、女は謎で強かって言いたいのは解るけど、男もそこまでバカじゃない
175 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/09(月) 17:43:42
あげ
176 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/14(土) 22:15:13
映画版をさっき見たけど、ラストを原作から変えたのはまずかったと思う。
原作版のラストだとしても、K5の作品として傑作とは思えない。
やっぱり白夜行がベスト。
177 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/03/15(日) 05:28:14
今徹夜して読み終えたけどなんたんだこの脱力感
今高校生の自分には夫婦って実体がわかんないからかしらんがただただ疲れた
結婚してからまた読もうと思う
でも気になるのはラストの殴りかけて泣いてしまう場面だが平介は何を考えていたんだろうか。
直子のことを思ってこれからも娘としてみてきくならふんぎりをつけるためそのまま殴る終りかたにしただろうし
彼は直子のままであってほしかったのか?
ただ直子のままではうまくいかないだろうし打開策もない
やはり読むのが早すぎたのかな
>>177 >ラストの殴りかけて泣いてしまう場面だが平介は何を考えていたんだろうか
平助「口で一回ぬいてもらえばよかった」
高校生の質問への気団の回答がそれか。
まー経験をつむ分知恵はつくけど、30歳位だと
基本的な思考は高校生と大差ないよな。
40歳50歳でどうかは知らん。
そもそも高校生が気団すれに書き込むことがルール違反
モナミの頭にあるのは直子の脳だろ?
直子の声が、医師と話す時に震えていたのはそのため。
医師が念入りに検査したのもそのため。
脳の研究したのもそのため。
合理的に、かつ100%の解答求めるならこれしかないんだが。
モナミが直子を演じてたってのもないって訳ではないけど、
デートの件が不確定で曖昧になってしまう。あっ、初デートを確かめた時の事ね。
あれをたまたまで言い切らせるのは推理小説だと、きっと無いから、直子の脳とモナミの脳を変えたのだと思う。
推理の件はここまで。
つーか中学生の俺でもこれまでの推理は、50ページくらいで出来たってのに、平介は随分バカ……っていうか、妻を信用していたんだな。
しかしこの小説全ての登場人物が格好良いよな。
運転手にしてもその妻にしても前妻にしても直子にしても平介にしても……。ま、一番格好良いのは直子だったが。
俺の妄想だと、平介か直子が死ぬ直前に、平介辺りが「直子、愛してる」ってモナミに言うと思う。
物語の妄想ほどキモイ物はないが……。
あそこで平介が「モナミ」って言ったのがいけなかったんだよ!! 直子はモナミの方に戻ってきて貰いたいと思ってしまった!!
と、言う物語じゃないかな? かな?
俺の感想としてはここまでだ。
>>181 20年後に妻子ある立場で心をニュートラルにして再読しろ
国語は一生懸命勉強するんだぞ
本を読む習慣はいいことだから継続しろよ
何か変な奴が入ってきたな……。まあ推理の方は賛成だが……。
「さまよう刃」が映画化。
185 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/02(木) 05:34:23
この夫婦は、娘を失った悲しみや苦悩はあんまり無いんだね
186 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/09(木) 23:06:03
妻子ある身としては、かなり辛い物語だった…
妻でありながら他の男へ嫁ぐなんて、俺なら失踪して自殺汁…('A`)
他に幸せになる方法はなかったのか…。
何でヘイスケはモナミの演技をしてる直子にモナミの雰囲気を感じたの?
直子の演技が素晴らしかった
今読み終わった
俺的には
ベッドシーンで女子高生の直子を平介が抱けないと言った時に2人の間に"壁"というか2人の世界は違っていて交わることは出来ないと思ったんじゃないかな。それから2人とも心の中で暗黙で…
そして進むためにはと直子が思いついて
最後に気付いた平介も直子の自分を捨て愛する平介を捨てモナミとして自分を騙し続けてまで平介を進ませようとした深い優しさに平介は何も言えなかったと思う
直子が平介を愛し続けていたのは指輪の話しで間違いないと俺は思っている
9年も経ったのに愛し続けている
指輪…直子は平介と心の中では繋がっているんだと。
読者の意図(ry
言われたら何にも言えないけど俺はそう感じて本を閉じた
>>181 脳を医者が念入りに検査したのは最初らへんをもう一回詳しく読め
モナミが母の真似をしていただと?
当時小学生のモナミにあんな言葉遣いが付け焼き刃で出来るわけない 母の小さな癖も…まぁそこまでは許せるが、何より雰囲気まで騙すのが小学生には無理。最後に平介が騙されたのは学校の時の直子と家での直子で練習というかどちらでもなれることができたから
>>189の指輪の解釈、同意です。
読み終えた後の虚無の壁を乗り越える、唯一の解釈だと思ってます。
192 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/26(日) 00:16:53
文也の本当の父親のせいで娘が死に、文也に妻も持っていかれた。
かわいそすぎるわ。
194 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/26(日) 10:09:27
>193
お前はいったい何を読んだんだ?
運転手のほうじゃねーよ。
インテリの人はこんな話で感動するんだね
196 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/26(日) 20:36:11
>>194 何が言いたいんだ?
>>192 の文也の本当の父親のせいで娘が死んだってので本当の父親は確かに運転手ではない。
つまり本当の父親の 母が娼婦で会った時の父親が平介の娘を殺したわけではない
運転手の父親が平介の娘を殺した
197 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/26(日) 20:41:57
>>195 こんな話と非難してお前さんは何の徳なんだ?
このスレはこの本に心を動かされた人だけが来るんだよ
非難レスとか空気嫁 柏
本は切なかった。
193のように何も理解できていないやつがレスしてくるとむかつくだけ。
この本に感動はしないだろ。既婚男性で感動するやつは結末が理解できて
いないんじゃないだろうか。
感動は哀しみも喜びも含めた表現だと思うのだが
まああくまでこのスレは切ない、であって、感動ではないだろ。
>200
辞書ひいてみろ。
>>201 いや…うん。
物事に強く心を奪われること ってあったけど、ようは心動いたものかってことだろ?
203 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/27(月) 19:49:34
>エッセイ以外本なんて読まない中2娘が、珍しく東野圭吾の秘密を読んでいた。
>
>読み終わった後に「感動した!」って言うから、「どう感動したの?」と聞くと
>「お母さんが可哀想だった」と言う。
>
>なんか嫌な予感がして、「なんでお母さんが可哀想なの?」と突っ込むと
>案の定「最後に消えて行っちゃったから」と。
>その瞬間、「あ〜だからこの子は国語の成績が悪いんだ」とガックリしたよ。
>一応その場ですぐ、「指輪を作り直したのを何で内緒にしたの?」とか「お父さんがお婿さんを
>殴りたかったのは何で?」とか誘導して、「本当は、こうだったんじゃないの?」って方向に
>持って行ったんだけど…。
>
>そしたら一転、「お母さんひどいじゃん!お父さんを置いて、結婚しちゃうなんて!」と
>お母さん=悪者になってしまったよ。やっぱりうちの娘は国語が出来ないと再確認した。
↑見て笑っちゃったよ。中学生には難しすぎるか。
204 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/04/30(木) 09:24:47
一番の被害者は相馬
一番オチ(って言うか内容)がすっきりするのは双子を無くしたおっさん
>>204 本気で言ってるのなら本を読むのをもうやめたほうがいいよ。
207 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/04(月) 00:46:20
僕は既婚の男なので、平介に感情移入してしまった。
ので、この本のラストは辛すぎます。
崩れかけていた直子との関係をどうにかしようと思い、
辛いながらも、もなみって呼んだのに。
直子もそれを理解していたら、もなみを演じて結婚なんてしないと思う。
現実でもよくあるが、そこが割り切れない男と女の感情の違いだと思った。
僕的には、あまりにも悲しい結末だったので、
結局、平介が泣き崩れた後、直子が結婚を諦め、平介との関係を元に
戻そうとするということを勝手に期待しています。
こんなことを期待するのが、男なんです。
結局、駄作って結論でいいか。
これが駄作なら何が傑作なんだよ
210 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/07(木) 05:26:10
これほど感動する作品に出会えることもこの先ないのだろうな・・・。
211 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/10(日) 00:19:21
夫婦の愛情は最後まで一貫してた。異性には惹かれるけど踏み込まない
でも体は親子だからお互い、特に直子側から破綻していった
どうしようもなくなって平介はバス運転手の話をきっかけにつらい決意をする
直子も応える。第二の人生もそうだが何より自我を消すことになる
お互いこれ以上傷つかないように思いやった結果だ
結婚は藻奈美として生きるということなんだと考えることにした
惚れた表現は救済であって平介への愛は霞んでない
指輪について直子はそこだけは平介への愛情と共に残したかったんだと思う
こうして指輪の秘密は二人のものから平介の知らないものになってしまった
平介が知ってしまったのは直子の落ち度だが一概に悲劇とも言えない後味だ
直子は平介に再婚は勧めないんだな
>>211 > 直子は平介に再婚は勧めないんだな
この一点のみが、直子が残忍に思えるところ。
物話はとてもつらくて悲しかった。切ないって気持ちになった。
てか指輪のこと直子がモナミに教えてたんじゃないの?
もう本なんか読むな。
指輪について自分に話してないことにおやっと思って、花嫁姿の直子と
見つめ合った時にやっぱりそうだと確信したんじゃないの?
皆さんはどう思います?
なぜ直子は自分を無くす演技までして恋愛や結婚をしたのでしょう?
藻奈美や平介のためでしょうか?女性の本能でしょうか?その両方?
私は本能だと考えると今でも胸がチクッとします。
217 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/15(金) 16:11:08
両方と思いたい。
現実として、また永い人生を歩むことを考えての本能。
へいすけに、娘が嫁ぎ幸せな家庭を築いているという安心感を与えたい、という優しさ。
ここから先は本当に想定の話だが、もし仮に、この時点で直子がやっぱりヘイスケだけを愛していたとしたら、一番切ないのは直子。
218 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/17(日) 18:15:09
女ゆえに狡いと感じたわ…若い身体を手に入れて若い男と第二の人生を送りたいんでしょ?
平介はATMやん
新しい女と再婚する機会はあっても固く貞操を守ったのに…いい面の皮
だいたい直子がいなけりゃ娘の意識もどったと違うかな
中身は娘+直子じゃないかな
すべてが直子の演技なら、嫁と娘の違いを見分けてる平介は間抜けな・・・
もう一度よく読み直しなさい
221 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/18(月) 04:00:52
インポテンツの夫をもつ妻が若作りして若い男と逃げる寓話だよな?
女優でもない普通の主婦の直子が
長年連れ添った注意深い夫の目をごまかすような名演技できるのが、ちょいと苦しい
女に騙される男は世の中にはたくさんいるぞ
あとお前の考え方の根本が間違ってると思うが一応これはフィクションであってただの小説
既婚男性板のスレが変になる瞬間というのは、アホ主婦が
紛れ込んできたとき。これ、豆知識なw
>>222 >>224 『名演技で騙せるのは、ちょいと苦しい。』で、
考え過ぎというか、そこは目をつぶってほしいというか…厳し過ぎじゃね?
直子が自分を消すとこの場面はそんなに軽くなかったでしょ
演技を心掛けるというよりもなみを上塗りしてるみたいな
結婚にしてももなみとして生きる以上、自然な出来事なのではないかな
夫もその上塗りを愛するわけだし、回りも平介含め直子が死ぬまでそう認識し続けるしある意味正しい
第二の人生なんかじゃなくて、自分の上に他人の人生をつくっていくほうに近い気がする
平介が幸せになれるように自分を消した形だろう
お互いどれだけ愛し合ってたのかを忘れてはいけない
再婚はゆるさないよ
僕は結婚のくだりもそうですが、藻奈美(直子)の高校時代のまんざらでもない
様な立ち振る舞いに軽くいらだちを覚えました。あれは恋愛を楽しむごく普通の
女にしか思えませんでした…。
奥さんだって色々大変だったやで
…俺達が逆の場合だったらどうしてた?
俺は多分表面上綺麗ごとを並べ→(妻に再婚を薦める)二度目の若い人生を楽しむと思う。
でも直子は平助をずっと変わらず愛していた。
結構直子いい奴なんじゃない?結婚したけど、なんだか‘モナミとして’って感じで…
俺ら男なら、直子より卑しく二度目の人生楽しむ人が多いんじゃないかな?
と思った。押し付けではないよ?
231 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/20(水) 08:57:34
藻奈美と直子の交換日記を、平助は1度も見た事がなかったのだろうか?
東野の作品全部読んでます。まず、好きな作者と言うことを前提に。
秘密などの終りが気持ちよくないのは、映画の「セブン」とかと同じ効果を
東野が狙っている可能性が高いと思います。
つまりよく言われる、「ハッピーエンドは心に残りにくい」を避ける為、
一ひねり入れるわけです。いい方にひねることもあるけれど、秘密は逆に
ひねったわけですね。
東野の作品を読むとこのパターンは多い。このパターンというか、通常読者
が期待するパターンからわざと外れようとする流れが目立ちます。これは
やはり心に引っかかるように狙っていると言わざるを得ません。
これは小説においてのテクニックであり、しょうがないことなのですが、
私としては、秘密においては残念な流れになったと思いますね。
秘密は純文学のように気持ちを掘り下げて書かれた作品だったのに、最後に
ひねりはいらなかった。
このラストがあったから最高の小説だったと言う人は10人に1人くらいはいる
でしょうが、このラストじゃなかったら、最高の小説だったと言う人はその
3倍はいたんではないでしょうか。
日本の小説界で明らかにテクニックがずば抜けている一人である東野が、なか
なか有名になりきれなかった理由も最後のひねりのせいですが。
長文しつれい。最後に、
>>162 には完全に同意。
>>189 と思わないと私の中の東野作品では下位になってしまいますよ・・・
秘密が発刊された1998年はバブル景気の真っ只中。
浮かれた連中へのメッセージと捉えていいのかどうかはわからないが
バブル経験した人達が正直うらやましいw
1998年ってバブルだったか?
ひょっとしてIT業界の人?
235 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/23(土) 05:09:24
ヘイスケは父親として娘の姿の直子を抱けなかったよね
女もそうだよ。母親としての意識が強いなら、娘の身体で夫や他の男とセクロスできない
だから直子は別にいい人じゃないな。女>>>母親だ
秘密以外でもいいと書いてあるね
>>1 白夜行原作どうよ?ユキホはリョウを男として愛してたんかね?共犯同志愛?
シノヅカに不器用な恋してた?あれも演技?
直子は性欲盛んなくせに偽善くさいから始末に終えない
魂のない娘のために娘として生きるとか欺瞞だね
本気の夫婦愛があるなら性生活がだめでも平助のように一生独身で生きればいい話
実際、高齢独身には恋愛に敗れて結婚してない人も少なくないのだよ
238 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/24(日) 15:01:41
秘密のテーマソングはスガシカオ「青空」で決まりだよな
異論は曲を知ってるやつのみ
239 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/27(水) 08:04:26
女の性欲を認めたがらない椰子多いよね。
ここ女しかいないからね
241 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/05/27(水) 21:27:32
普通にハッピーエンドにしろよと思った
242 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/12(金) 03:31:27
>>232 言ってる事は全て正しいんだけど指摘が的はずれなんだよな。
ひねりが蛇足って言われるほど強引なラストではないでしょうよ。
唐突にヒロインが病気になって死ぬとかいうわけでもないしね。
読む人によっては、あれをバッドエンドと捉えない人も多いはずだし、
直子があのまま未婚でいたほうが良かったのかと考えたら違う気がしてくるからな。
今職場の昼休みを利用して読んでるけど、最後の10ページくらいを残して泣きそうになって読めない
帰って読むけど数レスみて最後が賛否両論みたいですね
嫁も娘もいるので感情移入してしまいます
最後早く読みたいな
244 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/25(木) 17:30:54
最後の終わり方をわかりやすく教えてください(;´д⊂)
このスレ見たら分かるだろ
246 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/25(木) 19:07:59
最初から読むのメンドーから教えて
247 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/25(木) 20:36:45
〜実家に帰省〜
平『新婚なのに、帰省なんかしていいのか?』
藻『お父さん寂しいと思って』
平『まぁな、でも新婚生活を邪魔する気はないよ』
藻『ふふ…強がっちゃって。実は…フミヤと結婚したのは世間体のためよ』
平『…え?』
藻『私たちの関係…ご近所にも不振がられてたし、でも娘が結婚してしまえば仲の良い親子で通用するでしょ』
平『も…なみ?な、何を言ってるんだ…?』
藻『…直子って呼んで。』
平『…な、直子!』
直『あっ、へ、平ちゃん、いやっあ、あぁん』
平『ハァハァ直子、直子ぉぉ』
直『あっ、ん、平ちゃん、…ま、まだ初めてだから優しく…して?』
平『ハァハァハァハァ』
直『あっ、やっ痛いっ、平ちゃん、や、優しくして、んぅっハァハァ、ぁあんっ、あっ、あっ』
248 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/25(木) 20:39:20
フミヤ『なにそれこわい』
>247
映画版の設定ですか。
まぁ広末のエロシーンなら良いかもね。
>>232はどうかと思う。
あのラストがあってもなくても、単にハッピーエンドとかバッドエンドに括られる話ではないだろう。
特に、
>このラストがあったから最高の小説だったと言う人は10人に1人くらいはいるでしょうが、
>このラストじゃなかったら、最高の小説だったと言う人はその3倍はいたんではないでしょうか。
>日本の小説界で明らかにテクニックがずば抜けている一人である東野が、
>なかなか有名になりきれなかった理由も最後のひねりのせいですが。
この部分には全く同意できない。
251 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/06/28(日) 11:04:19
最後の最後にこの作品は羽毛のように軽い作品になってしまっていると思う。
逆だろ
だな。あれがなかったら小綺麗にまとまった作品で終わっていた。
いい意味でもわるい意味でもあれがあったから多くの読者の印象に残ってこんなスレが立つことにもなった。
254 :
続編1fio ◆8oOW4uaK9Q :2009/07/01(水) 00:45:46
3年後の正月、藻奈美が我が家に帰ってきた。
「おかえり。」
「久しぶり。お父さん。」
平介は彼女を藻奈美として受け入れた。
しかし、藻奈美が嫁いでしまって以来毎晩のように酒をあおり、
三年間の間、一日も忘れることなく考え続けていた。
あの日時計屋から聞いたあの話し、最後の直子を見た公園、その後の藻奈美の涙。
幾度と無く反芻された。
今彼女は新しい家庭の中で暮らし、平介はやがて忘れられ、ただこの解けない螺旋の中を彷徨い死んでゆくのだろうか。
そう考えると平介は夜も眠れなかった。
酒の量は多くなり、少しやつれたその姿は藻奈美を心配させるのに十分だった。
「お父さん、ちょっと痩せちゃった?体調良くないの?」
「このところ残業が多くてさ。」平介は取り繕ってるつもりだった。
藻奈美は持ってきた鞄に目を移しながら「ふうん。」と答えた。
彼女はやつれた平介を見て悟ったのだろうか。
咄嗟に話題を変えるように「夕食持ってきたよ。食べよう。」と言い出した。
夕食の用意が始まった。昔と同じようにてきぱきと動く藻奈美。
食卓は見る見るうちに整っていく。
皿を並べるしぐさ、台所へ歩く後ろ姿、何もかもが平介には懐かしかった。
酒を用意し食卓を二人で囲んだ。
そして、二人は同じタイミングで御節を箸にとり口へ運んだ。
「ちょっと味付け濃かったかな?」
直子だと確信できるその口癖も今の平介にはただ狂おしいほど愛しい。
それから二人は三年間の募る話をし、笑いあった。
二人だけの世界、まるであの頃のように。
平介の頭の中に直子と暮らした日々が走馬灯のように流れた。
無邪気に話す藻奈美を見て目頭が熱くなった。
目は見る見るうちに充血し、涙が頬をつたった。
「お父さん?どうしたの?」
藻奈美は驚いて箸を止めた。
「直子お前なのか。」
平介はとうとう言った、と思った。
藻奈美、いや直子は少し驚いた表情でこちらを見て言った。
「何言ってるのよ。お父さん。酔っ払っちゃったの?」
「時計屋から聞いたんだ、指輪のこと。結婚式の日にね。」
255 :
続2 fio ◆8oOW4uaK9Q :2009/07/02(木) 23:39:48
「直子、直子なんだろ」
平介は食卓の上にのりだすようにして直子の腕をつかみ、何度か揺さぶった。
頼む、認めてくれ、という平介の圧力に気圧され直子はうつむいたまま押し黙った。
今更、それは誤解よ、などと惚けても無駄だと悟っているような顔をして唇をかんでいる。
平介にとっても彼女が直子であることは既定の事実であった。
下を向いたままの直子の目は涙で潤んでいるように見えた。
沈黙のまま随分長い時間が過ぎたような気がする。平介は次にどう言葉を続けるべきか悩んでいたが
思いつく全てのフレーズが発された瞬間失言に変わるような気がしてついには何も言えないままただ時間だけが流れた。
平介はうつむき加減のまま直子を見ていた。彼女の表情の変化ひとつすら見逃すまいと必死に彼女を探ろうとしていた。
しかし見れば見るほど藻奈美の体をした彼女は昔の直子にそっくりなのである。
それは平介が直子であると思い込んでいるからなのかそれとも親子として似ているからなのかどちらか分からない。
直子が新しい体で新しい恋をはじめたように、平介もまた目の前の直子に新しい気持ちを抱いている。
自分の3年間の想いは直子への恋心であったのかもしれないと平介は気がつきはじめていた。
同時にその気持ちがどうしようもないものであり、自分には老い死にゆく運命しか残されていないという現実は
もはや残酷としか形容できないものだった。
256 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/07(火) 17:29:59
恋愛経験のない童貞にはまったく共感できない小説だろうな
せめてもう少し平助にも幸せな終わり方にしてればねえ…
平助が再婚していて二人はそれぞれ別の相手と別々の道を歩むとか
一方だけが不幸を背負ったようでやきれない思いが残る
童貞だけどわんわん泣いた。
でも、平助にバレちゃったら秘密の意味ねーじゃんと突っ込みたい
ルール違反というのはそのとおり。消えます
女教師に惚れかけた事を告げたとこがポイントなんだと思う
平助も前に進む事が出来るという証明だったから
あのままだと正常な夫婦生活を送ることは叶わないし、更に娘としての人生も生きてあげたいって思ったんだろう
読んだ後は心の穴を埋めるのに時間がかかったが、結論としてはあれしか無いような気がする
260 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/23(木) 23:17:31
高校生だが読み終わって切なくなった。結婚指輪のことがあるから、やっぱり直子は夫を心の底から愛してたんだろう。そう考えると新郎の方も少し可哀想だが。
男子校に通ってるんだが、開成と麻布の名前が出てきた時はなんか悲しくなったな。中学校受験の時に失敗して中途半端なところに入ったから。医学部目指してるんだが直子の勉強具合を見て少しあせったわ。
しかし白夜行やら幻夜やら、東野作品では男は何か報われないな。
恋愛小説と見るとなんだこれ?って思うけどミステリーとして見るなら傑作だと思う。
262 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/31(金) 02:23:50
あのラストってそんなに平介不幸だっけ?
ハッピーエンドとまでは行かないけど、直子の深い愛を平介は実感出来てある意味幸せだったのかもなって思ってた。
直子が藻奈美として生きて行くと決め再婚したのは、自分ではなく平介の幸せ(再婚とか)を願っての事だと感じた。
本に挟んであった担任の写真を発見した頃から直子はこのままでいられない事を直感的に感じていて、
テニス部の先輩の相馬ってやつの事も平介の事を忘れるために…みたいな。
指輪を作り替えたのもずっと平介と生きていきたかったからだと思う。
本当に不幸なのは文也かもw
>>262 259です
全くもって同感です。
あのラストは、2人の長く有意義でもあり不毛な日常の終わりであり、2人が前へ向いて歩きだしたスタートだったと思います
共感できる人がいて、心の穴の最後のパーツが埋まりましたw
ありがとうございました
264 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/31(金) 02:44:23
結局セックスも途中で拒否されたり、夫が橋本先生に恋をしているのを知ってしまったり…
でも自分にはどうしようも出来ない事をわかっていた直子は文句を言う訳にもいかず現実を受け入れるしかなかった
実は一番切なかったのは直子だったのでは
自分が身を引く事で平介を楽にしてあげようと思った、とかじゃないのかな
俺はそう感じたからラストの「殴らせてくれ」は妙にコミカルに感じた
そんなに想像力を働かせて、直子をよく考えるおまえらに感動した
そうでもないと、結婚なんて続かないのかもしれん
266 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/07/31(金) 17:49:19
平介に感情移入するか、直子に感情移入するかで感じ方が全然変わるんだろうな。
スキーに行ってこいと平介が切り出した場面が切ない。
直子の今後の人生の邪魔をしてはいけないと直子を藻奈美として受け入れる決心をした平介。
夫から妻としての自分に決別され、藻奈美として生きていく決心をした直子。
どちらの決心も切な過ぎる。
267 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/08/13(木) 13:28:53
今読み終わったけど鬱すぎる…
このラスト、平介が勘繰りすぎで実際に直美は消えてたってことはないのか?
直美が消える前にモナミに自分のワガママを託したんじゃないの?
そうでも考えないと辛すぎるよ…
直・・・美・・・?
かわしま
皆さんのいろんな意見が聞けて面白かったです。
本当に心から切ない気持になる傑作だと思います。
直美は平介のことを思ってこんな決断をしたのだと・・・思いたいです。
東野作品は決してハッピーエンドではない、やりきれない結末を迎える作品が多いように思います。
そこが好きなんですけどね。
最後に、自分高校生です。すいませんでした。
直美って・・・
わざとだよな?
>>267 この程度で鬱って…
殺人の門読んでみろ。
あの作品こそ本当の鬱だよ。
白夜光も幻夜も比にならない鬱展開。
273 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/01(火) 00:43:28
大泉洋が平介役で実写してほしい
274 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/01(火) 00:51:25
彼の作品は幼稚すぎる
妄想も甚だしい
275 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/02(水) 03:57:11
原作を読み終えて、かなり鬱になってたけど・・・
映画のほうを観て前向きなラストに少し救われた
276 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/02(水) 12:20:28
4年くらい前に読んだけど全然感動できなかった。むしろムカついた。
このスレ見てると「夫婦愛に感動した」というのが大方の意見であり、
その中心が「直子の選択」「平介の葛藤」なんだろうけど、
・直子は娘になりきることで2度目の若さを満喫し、青春を謳歌し、
気に入った若い男と結婚した。
・平介はほぼ孤独になった。(新たな恋の予感はまったくない)
これは夫婦の愛の物語なのか?
平介を苦しみから解放するため娘になりきることを選んだのなら
なぜ指輪でネタバラシ的なことをしたのか。
平介のことを愛しているのなら結婚などしないで
医師としての人生を歩む道もあったのでは?
俺には、中身はそのままで若さを取り戻したおばさんが
夫を裏切って人生やり直してる話にしか見えませんでした。
277 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/02(水) 12:28:48
ほぼ同意。
あこがれの先輩とのキャンプファイヤーでの手つなぎとかデートとか
明らかに楽しんでいたよな。
「実は直子のまま」ってのは直子視点でだけ明かして、
平介は気づかないようなラストにしてくれればよかったんだけどな。
「完全に騙しとおす」からこそ秘密であり愛情なんであって
逆にいうとばれてしまったら裏切り以外の何物でもない
その辺は平介が直子の想像以上に鋭かったというかたんに
運がなかったというか・・・・
279 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/03(木) 05:39:55
アホな読者らしき人物が、ラストに不満爆発で
東野本人にけしかけたっていう話を聞いたことがあるw
マジかよ・・・
「最後のエピソード(娘の結婚式)は入れないほうが良かったのかも?」
と評論家(名前忘れた)が言ってたみたいだけど
東野本人もその評論家と同意見だったらしいw
280 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/03(木) 20:58:48
最近東野作品にドップリはまり、先程「秘密」読み終えました
山下公園のくだりでは涙ダダモレでしたが、
ラストの結婚式でズッコケました
このとき平ちゃんは54歳くらい・・・?
残りの人生思うと、秘密は秘密のままにしてもらいたかった・・・
281 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/03(木) 21:52:35
連投すいません。
280ですけど、
>>189読んで涙がでてしまいました。
もう何度か、「秘密」読んでみようと思います。
282 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/03(木) 22:18:51
この人って「13階段」書いた人?
既婚者じゃないけど、今日読み終えました。
自分は感動できなかった派です。
理由は以下、ネタばれ。
気になったのが、平介って、直子に苦しませて悪かった、スキー行けよ!っていったとき、
その後、どうするつもりだったんですかね?
別居?→妹?寮?にでもあずけるつもりだった?
なんだったろ?
その次の日、モナミの人格が現れたんだけど、
タイミングがあまりにもよすぎて、演技じゃないかと思ってみてたから、
最後もやっぱりなぁ!って思った。
直子がモナミになりきることにしたのって、平介の心が自分から離れるのが嫌だった→単なるエゴでしょ。
言い換えると、平介には、新しい女、自分以外に好きな人作らせたくなかった。
いつまでも、自分が平介にとっての、オンリーワン、no.1の特別な存在でいたい。
でも、自分は、解放されて、幸せになりたかった→恋もしたい、セック○もしたい。超欲張りな女。
じゃなかったら、
平介が自分がしたストーカーっぽい行為をして苦しめた直子を行為を恥じて、決意したことを尊重したと思う。
こんな後味悪い小説久しぶりに読んだなぁ。
露骨に読み違えがあるけどいちいち指摘する気にもならんレベル
100回ぐらい読み返した方がいい奴がいるな
286 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/06(日) 10:18:11
>>283 少し決めつけ過ぎだと思う直子は他の男とセックスしたいとかオンリーワンになりたいとか一言も言ってない。完全なる男視点で偏見・先入観まみれ
それだと最後の指輪の説明がつかないじゃん。
指輪の秘密は墓まで持ってくつもりだったわけだし。
直子の高校のクリスマスあたりをよく読んで欲しい。女子高生でありながら結果的には一人も付き合わなかったし、それは結構すごいと思う。クリスマスに出かけたのも断るつもりで出かけたのであって
相手がしつこくお人好しだから直子は仕方なく。
直子が平助を本当に愛している場面、思える行動を見ていなさすぎかと、
俺も最後直子視点のみで
平助にバレないというのもアリかと思ったけど
でも直子の壮大な愛に気付くことも出来たからそれもいいかと。
嬉しいのに嬉しくない不思議!
ていうか俺が一番ムカつくのは時計治しに行った時の秘密をバラしたオヤジだけどな。
287 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/06(日) 13:41:25
ひとつの解釈でしかできないひとは
面白さを半減させていると思う
自分の解釈が間違っていることを
前提に考えるべし
288 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/06(日) 14:49:30
平介を裏切ったのであれば指輪なんて作り直したりしないだろ
平介の幸せを考えて身を引いたのだと思ったけど…
まぁ結婚する意味はあるのか?とは思うけど、そうでもしないと「実はまだ直子のままなんですよ」というエピソードを盛り込めないからじゃないの?
289 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/06(日) 22:16:38
俺の嫁はアホで俺が言うまで、モナミの人格が戻ったと思っていたぞ。
まぁあれだ、平助は助平ってことだ。
290 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/06(日) 23:01:57
既婚男性なら「夜明けの街」は必読だよ。
ただの不倫小説じゃない東野、最高の作品
291 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/07(月) 12:32:38
学園祭の時に先輩と手をつないでたのは
明らかに恋を楽しんでいたと思うけどね。
平介に気付かせてしまうような事をしてしまったのを疑問に思う気持ちはまあ分かる。
思い出か色んな意味での平介への未練か愛情か…何かの理由で
あの指輪を使ったんだろうが、やはり結果的に平介にはバレてしまうだろう。
平介にバラさない方が平介にとっていいだろ、という視点は理解できる。
しかし、
どうしても女として見られない平介の苦しみ、
なのに盗聴器までしかけてしまうほどの嫉妬、
女教師でオナニー、醜い喧嘩、
ついにはモナミとしてしか見ないと決心した平介、
そしてモナミの人生を無駄にしたくないという母が描かれてたのに、
直子は好き勝手やりたいだけの我が侭女だ、平介は可哀想だって意見は全く理解できない。
妻として見るのはやめ娘として扱う事を決心し
直子を開放してやろうと思った男が
「ボクちゃん一人寂しいのは嫌だからお前も一人でいろ。幸せになるな」
と思うとでも?
そりやぁ女教師の写真なんざ隠し持たれてた日にゃあ多少は他の男(先輩)になびく事もあるさ
女教師どころか風俗未遂すらしてるからな
この辺のエピソードは、平介も真っ白ではないってことなんだろうけど。
平介が止めなかったら、直子は彼氏といくところまで行ったんじゃないか?
ってのはあるが、どっちも浮体はしてなくても浮気はしているっていう
女教師はともかく性欲の捌け口として風俗と先輩との恋とじゃちょっと質が違うんじゃないか
男の意見な
>>292 同意
俺も一人だからお前も一人になれよってのはエゴなんじゃないかな、お互いの幸せを願い合ってこその夫婦、カポーだと。
この作品はお互いに相手を思うから…相手の幸せを願うからお互いが裂かれた結末になったんだと思う。
直子よりむしろ平助の盗聴の方が少しひいた。
直子は勉強も部活も家事も、男とは付き合わなかった。…化け物かと、、、
まぁ平助は特殊な状況で、なんだかんだで平助が一番かわいそうなんだけどな お互い愛してるのに結ばれないってのが切ないとこなんだよな
東野圭吾は初めて読んだけど面白いね。
ちょっと自分の感想を書いて見る。
分岐点は藻奈美の体を持った直子を抱けなかったことですよね。
ここで抱いてたら直子として認めるって事だから違う結末になってただろうし。
ただ、幸せな結末にはならないとは思いましたが。
直子が結婚した事については、平介自身が言った通り愛する人の幸せを願うならありですよね。
やはり孫がいた方がおじいちゃんは絶対に嬉しいし。
この結婚の前提は秘密がバレてない無い事なので、直子の行動はむしろ平介のためを思っての行動と取る事もできます。
時計屋の親父に指輪の事をしゃべったら一生恨むとまで言ってますし。
お互いの幸せを願っての決心がなんとも悲しい決心と結末なのが本当に切ない話ですよね…
前の人も言ってましたが、平介に感情移入するか、直子に感情移入するかでまったく読後感が違う作品ですね。
自分は平介に感情移入してたので、3日たった今も鬱です(ρ_;)
男と女の考え方の違いを痛いほど感じる作品でした。
もっと書きたい事がありますがこの辺にしておきます。
平介に救いを下さい!
298 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/15(火) 01:16:09
後半のモナミが現れたのは、直美の演技なの?
それとも本当に現れて、結婚後も交互に(母と娘だけの秘密で)やっていくってこと?
普通に直美の一人芝居。
「モナミが帰ってきた」って勘違いする奴はよくいるが
半端なまんまって勘違いははじめてみた。
もしそうだったら一番の悲劇だな。
コレを読んで鬱になるという感覚がわからなかった
ほんわかしたラストじゃないの?
>>298 バス事故の後本当の藻奈美は1度も現れていない。
すべて直子の演技。
モナミが帰ってきたあたりは、感動しながらも
「『変身』と流れがにかよってね?」とかなんとか思ってたが
最後まで読んでドヒャーっていう
303 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/16(水) 02:16:23
元ネタとよく言われる「庭は緑川はブルー」もおまえらはもちろん読んでるよな?
304 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/16(水) 02:18:40
ゴーストが乗り移ったり、離れたりして
母と娘が会話してるんだよ
その視点で「秘密2」を書いてほしい
305 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/16(水) 13:54:45
秘密読んだけど、整理するのにかなり時間がかかったよ。
平介はウソがつけない、直子はウソがばれる
その結果、二人の仲が壊れる
つまり、またこの先壊れる事を最後に2ページで感じてしまった。
ただ、秘密を象徴とする指輪が形を変えてしまった以上、
どういう形で壊れるかはわからない。
直子は、モナミの遺伝子?記憶は直子でも、(パラレルワールドか?)
体が違う考える所も感じる所も違うわけなのでこの結末は正解なのだ。
モナミが男だったら、もっと結婚がスムーズなわけなので
っと自分なりに正当化して、悲しい結末を缶けるさせました。
いま読み終わった。明日仕事なのにやべええ。
これは平介はチキンで、直子は裏切り者なだけ。
ああ、人間って弱いね。本当に弱い。鬱だ。
指輪の件に関しても確証にはならないんだ。
直子しか知らないはず、といっても一時体を共有していた(と説明されている)時期に
モナミとの間にどんなやり取りがなされたか、平介には把握できないから。
だからこそ、本来は直子に問いただしたいが、夫のために自分を捨てる
覚悟までした直子が絶対に口を割らないことは平介にもわかっている。
結局のところ、本当は直子なのか、モナミなのか、
平介が確証を得ることは絶対にない。確信を持っているとしても。
そして、問いただすことは覚悟が無駄に終わったと直子に気づかせることになる。
だから試しに問いただしてみることすら平介はしないし、できない。
直子だけが幸せになっちゃってるのが後味悪いよね。
何度も言われてるが、平介が再婚さえしていればここまでのもどかしさはなかった。
もっとも、だからこそ上のような葛藤に引き込まれるんだが
平介に感情移入しまくったので直子の行動は理解はするけど納得はできなかったわ。
でも父親と息子が入れ替わったら?と想像して何とか気分を収めたよ。
別の男の息子のために無理して死んじまったバス運転手といい
それが原因で妻と娘を全て失った平介といい
上の二人になんだかんだで甘えた女たちといい
とにかく女の残酷さと男の犠牲が光る作品だった。
(女批判ではないよ、念のため)
東野作品の女キャラってたいていろくでもない。
そして、男は女々しい。
だがそれがいい
>>307 確証にはならないかも知れないが、
「長い間、本当に長い間お世話になりました。」
と藻奈美が結婚式場で言ってるのを見る限り直子の可能性が大。
更に言うとここで直子じゃないと本の題名の「秘密」にならないw
読解力なさすぎだろう
>>307はあくまで平介の視点からいって、直子か、モナミか
判断できないってことであって、作品として本当はどちらか
なんてことは直子に決まっている
>>307 え?…
ていうかベッドシーンで直子求めてきたけど平介は抱かなかったじゃん。
平介は幼稚園の先生で気持ちは浮気って言ったら言い過ぎだけど揺らいだじゃん。
どっちもどっちなんだよ、大半が平介に片寄り過ぎ
ベッドシーンは二人の間に[壁]があるって証明だろ?
両方悪いor両方良いでFAだろJK
>>313 いくら中身が直子でも自分の娘はだけないだろ。
それやってたら鬼畜だよ。
最終的にモナミのフリをして結婚するのは賛成だが、
直子とモナミの往復シーンも直子の演技だとしたら
直子が少しキライになるな。平介を弄んでるみたいで。
スッパリ切り替わる表現でもよかったんじゃないか?
平介がすんなり納得するか?
>>314 だから直子は平介のとこにいるわけにはいかなかったんだよ
娘は抱けない。だけど直子は愛してる、一生前に進むことが出来ないからああいう形に直子は持っていったと思う
抱けなくても、直子が小中学生のころは夫婦生活はうまくいってたじゃん。
関係が壊れ始めたのは直子が大人になってモテるようになってからだろ?
やっぱ直子のほうがいくらか悪いんじゃね?
でもそれは自然だと思う。
俺なら娘の姿をした妻と夫婦生活を続けても平気な自信があるわ。オナニーしてでも。
でも直子の立場だったら、その自信はない。
平介の幼稚園先生事変は?
320 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/09/27(日) 00:51:04
平介は真実を知ってしまったけれど、直子を問いつめることはもうできない。
直子も真実を隠しモナミとして生きることを決心。
二人だけの秘密は形を変えて、お互いが真実を口に出すことなく一生続いていく。
タイトルの秘密はこういうことなのかな?と思いました。
もなみのフリをした直子のセックスのテクニックは相当なものだったんだろな。平すけにしこまれてたんだから!しかしへいすけも娘の体見て勃起するんだから凄いよ!
そんなとこしか見てないのか?
妻が幼くなって戻ってくるなんて、これなんてエロゲ?
って目で見ちゃうガキはやっぱ居るのかな
幼くなって戻ってきたんだとしたら、
「やった!!これで小中高大全部とセックスできるぜ!!」
ってなって円満解決したのだろうか?
325 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/01(木) 07:54:50
きめぇんだよ
凄く良い作品だった
直子の強い心がとても切なすぎた
「長い間、本当に長い間、お世話になりました」
この言葉は、好きだけど別れなければならない、恋人への言葉に聞えた
モナミの体になったとき、指輪のサイズが合わないからとヌイグルミの中に入れ
「これならいつでも持ち歩ける」というところから、
指輪に対する想い入れは大きかったはず
そして嫁ぎ先にも、平介から贈られた指輪を持っていくということは
平介を愛しているという証拠だったと思います
愛しているけど、他の男との結婚を選ばなければならない、
そういう切ない気持ちにさせたキッカケが、盗聴事件なんだと思います
平介は、直子を抱けない、しかし嫉妬心はあるというとても辛い状況
夫の心を解放するために、直子をこの世から消し、そして自分は一生をモナミとして生きていくことを選択する
既に身体は亡くなっているが、自分が死ぬということ。凄く辛い選択です。
それ程、盗聴事件は大きな出来事であり、そして平介を愛していたのだと思います
平介としては、女房の心が一時期宿っていた娘が間近にいたものだから
そんな女性を前に、他の女性を愛することが簡単には出来ず再婚出来なかったのかなと思います
驚いた
まさか気団にこんなスレがあるなんて
このスレは男女差がわかりやすいスレだなあ
ググって一発目のコピペだが
直子の選択が、「平介を楽にするための自己犠牲」という意見もあるようですが、
それほどまでに平介を愛する女性が平介以外の男性と結婚できるものなのでしょうか?
結婚とはそんなに軽いものなのでしょうか?
個人的には直子(モナミ)は平介以外の男と結婚などしないで、
自分で選んだ道である脳医学の研究に身を捧げる、
というストーリーの方がマシだったと思います。
平介だって「女の幸せは結婚にあり」なんていう古臭い考えに固執することはないだろうし、
モナミが立派な仕事をして充実した人生を送ってくれれば満足したのではないでしょうか
と言う意見に俺も大いに同意した。
単純に夫のための自己犠牲じゃないと思う。
モナミの体を含め自分自身を守るためにも、モナミとして生きてく選択をしたのでは?
ずっと一緒に暮らすとしたら、平介が気づかないとしても、直子の気持ち的には
凄く辛い日々を送ることになるんじゃないかな?
実家に帰ったときに、身内の人と居るのが辛くなったことと同じように。
結婚を選んだのは、直子の締め付けられている心の解放だったのではないでしょうか?
結婚を望んだのは平介ではないかな。それをほのめかす文もあるし。
これ以上平介に疑われずに独身でいることは無理だと思って結婚を選んだのではないだろうか。
指輪の件から今でも一番愛しているのは平介だとわかるので、傍から見てやはりかわいそう
なのは文也かな。知らなければ一番幸せだけど。
その秘密を文也が知ったとき・・・
やり切れんだろうな・・・
しかし、どこまで愛情の深さを描画出来るものか
読んでみたい気もする
諸先輩方、スレチかも知れませんがお聞きします。
制裁厨な俺に「ざまぁwwwww」と思わせる様な本はありませんか?
この本読んだあとに、気分直しに読んだ浅田次郎では
ハートフルにはなるけど、スカッしません。
335 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/06(火) 02:56:53
時生を読め
有難うございます。
早速買って読んでみます。
殺人の門、幻夜あたりマジオススメ。最高にスカっとできる
さまよう刃も
339 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/07(水) 04:14:22
さまよう刃はダメだろwww
過去ログ読んで平助って書いてるヤツ多いが助平と見間違えるwwwwwwwwwww
東野圭吾は読破してます。
ちなみに幻夜は白夜行を読んでから読むことををお薦めします。
質問しますが東野圭吾を読んでる人たちって
他にはどんな作者の本を読んでますか?
僕は雫井脩介と伊坂幸太郎あたりが好きです。
ミステリなら 歌野晶午
343 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/11(日) 01:17:49
ついさっき秘密読み終わりました。
一番の被害者は平介ですね。ただこの一言に尽きます
映画のリメイク(xファイルの人主演のやつ)って日本では公開予定無しですか?
345 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 15:38:49
このスレみつけてから秘密を読んだ
いやぁよかったよ
そして殺人の門、赤い指と読んだ
刑事物はあまり好きじゃないんだけど、なにかオススメないかな
よかったら教えてくれー
変身
がおすすめ
347 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 17:11:37
容疑者Xも良かった
刑事ものに当るのかも知れんが
349 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 17:56:12
>>348 おお
間に合ったぜ
それも読んでみるクスコ!
350 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/13(火) 18:37:26
楽しみに本屋に行ったのだが変身が無かった
容疑者xはあったけど時生とさまよう刃を買ってしまった
すまんwwwwww
そういや、さまよう刃先週映画公開だったな
見てきた人の感想読むと、原作ぬけぬけで外れらしいが
エロい俺には問題のビデオシーンは見たい気もする
そのシーンがあるのか知らないど
352 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/14(水) 00:05:18
353 :
350:2009/10/15(木) 16:28:40
昨日さまよう刃読み終わった
最後は
いやぁぁぁぁあ!
って感じだったけど、全体的にテンポが良くて
一日で読んでしまった
非常に面白かった
354 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/15(木) 16:34:28
同じ年頃の娘がいるからな〜。
さまよう刃は涙なしでは読めなかったよ。
誰だ!幻夜がスカっとするといった奴!!
なんてものを読ましてくれるんだ…
おかげで白夜行がとてもマシに思えました
356 :
350:2009/10/17(土) 17:04:32
変身も読み終わった
切ない
今日は時生読んでる
半分くらい読んだけど何度か泣きそうになってる
357 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/18(日) 14:57:11
トキオよかったよ
トキオとのさよならの場面は少し納得いかなかったけどね
さぁ次は容疑者xだ
358 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/22(木) 12:23:25
容疑者x読み終わった
今回は読むのに時間がかかったな
これって映画化されてるんだっけ?
次は何読むかな
秘密とは文藝春秋つながりで「片想い」あたりは?
個人的には講談社になっちゃうけど「天空の蜂」が好きかな。
この人の名前見る度に放課後電磁波クラブを思い出す
362 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/26(月) 06:51:51
手紙読んだ
最後の方までダラダラと不幸話が続いて読む方もダラダラ
しかし最後は良かった
嫁が隣で眠っていたからこっそり枕を涙で濡らした
次は片想い読むかな
363 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/10/27(火) 18:07:21
なんとも言えないラストだったな
なんか心に穴が空いた。
残酷な話だったね
直子は何を願ってたのかな。
364 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/17(火) 22:54:35
新参者いいよ
365 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/22(日) 00:04:52
白夜行、幻夜を連続で完読
一気に読めた
次は銭湯行くついでに時生を買った
もう止まらない
366 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 20:36:03
片想い読んだ
東野作品で初めての挫折
飽きた
367 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/11/24(火) 23:43:06
秘密、トキオ、さまよう刃
このあたりはおっさんが感情移入して読むと読後欝が激しすぎて困る
片思いは長いけど後半来ると一気に読める
なんで結婚したのか考えてたけど、直子は愛する平ちゃんに、大事な娘の花嫁姿を見せてやりたかったんだと思う。
そこにも、直子の平ちゃんへの愛があるんじゃないかな。
370 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/28(月) 14:12:38
ガリレオやってるね
371 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2009/12/29(火) 22:37:45
俺だったら、直子に泣きつくわ。いかないでくれってな。
372 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/24(日) 00:38:59
いまだに容疑者Xで直木賞取れた理由がわからん俺。
いまだに「容疑者X」が最高傑作。
374 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/01/25(月) 01:04:28
秘密読んだ…
東野先生はドSじゃないですか
なんだかさんざん主人公の男(主人公だから当然心理描写が多くてたぶん最も読者が
感情移入しやすいキャラ)をいたぶって、
それでいて救いの無い結末ってのが多くないすか…
長い苦痛なプロセスの間最後は報われると願いつつ
読み進めていった結末が…
直子の愛の形がとか色んな人言うけどさ
最後の秘密を知ってしまった以上一番辛いのは平介になったし
直子の愛?も結果それも裏目に出てしまったし綺麗事でしかなくなった。
平介に気づかれるのを狙っていたのでは?とさえ思ってしまう。
最後の最後まで読者の(もとい自分の)分身の平助を苦しめた直子を、
平助より直子に愛情を持っていない分憎く思ってしまった
このラストのなんとも言えないショックをある種の感動と履き違えて
ボーっといたが次第に怒りが込み上がってきたwww
そりゃこんなに後味が悪いもん。インパクトはあるわな
感動とは違う。愕然とした。
とりあえず自分の無念を便所に落書いといてすっきりしたw
375 :
374:2010/01/25(月) 01:09:28
誤爆した。
鬼男版かよ…さーせんでした
無視して。
376 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/02(火) 23:10:27
秘密やっと読み終わた。
なんか中盤まで読みづらかったかも。
ある程度自由に解釈ができるから、もちろん正解はないと思うけど、
自分はモナミ=モナミ派かな。
ていうか何か書こうと思ったけど、上手く考えがまとまらないw
次は白夜行→幻夜コンボいくよー
皆さんの東野圭吾の歴史を教えてください。
自分は、手紙→容疑者Xの献身→ブルータスの心臓→秘密
秘密→トキオ→手紙→容疑者X→さまよう刃→
白夜行→幻夜→赤い指→殺人の門(途中挫折)
殺人の門で少し東野から離れた
おかげで変身・分身・片思いが読まずに積まれている
あの頃〜→秘密→怪笑→毒笑→パラレル→分身→変身→
白夜行→片思い→トキオ→手紙→犯人のいない〜→
怪しい人々→交通警察の夜→赤い指→黒笑→
容疑者X→たぶん最後の〜
コレ以降、何かオススメありますか?
白夜行読んだのだったら、「幻夜」もどうぞ。
白夜行自体が合わなかったのならやめといたほうが無難だけど。
何時まで経っても美冬は許さない
381 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/02/13(土) 22:59:44
直子は結局娘の「ふつうのお嫁になりたい」夢をかなえたんだな
いくら中身が嫁でも娘にフェラさせられるか? 俺は無理。
まして娘の処女貫通とかありえん。
けど一生セックスレスも無理。
やっぱ娘には嫁に行ってもらって俺は若い女と再婚する。
>>1 秘密ってタイトルの意味に気づいた時涙が自然と溢れてきた
東野圭吾を神と思った
切な過ぎる。妻も夫も…
>>26 女に読ませたけど切なさ理解してたぞ?
平介を気持ち悪いなんて言った女は処女かまともに男と付き合った事が無いんだろう
気持ち悪いは無いだろう
あれだけの夫婦愛を理解出来ないとはガキだな
385 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/15(月) 17:23:51
何年か前に知り合いにあらすじ説明してもらって切なくなり、
最近本屋で飛ばし飛ばし読んでさらに切なくなり、このスレ読んでもっと切なくなった。
時間ができたら、本借りてじっくり読もうと思う。
買えよ
娘を持つ父親にとっては、
一番残酷な結果だ。
妻子に死なれるより悲惨かもしれない。
容疑者Xもあんなタイトロープわたらずに完全犯罪でいいじゃん
これだけ売れてても書評だの売り上げだの気にして書いてるのかな
389 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/03/31(水) 02:30:45
絶妙ラスト!
そん時の精神状態によって変わるんじゃ無いかなオチの受け止め方なんて
嫁や彼女と別れた直後に読んでたら腰抜けて立て無い感じはするw
この悲哀は女にはわからんと思うけどな
>>384 なんにせよ平助と同年代〜おっさんが読めば幸せな人生を歩むであろう直子を遠目に見ながら
二度と取り戻せ無い時間を悔やみ生きていく図が浮かぶのは確実?
直子が高校生の頃のやり取りなんか、凄い当時の心境に戻れたよ
このシチュエーションだからだよね?
ほんと絶妙
あの頃って嫉妬の固まりだったけど、回りが出会いに溢れる環境で常に戦闘態勢みたいな
今もその状況になれば変わんないと再確認した
これ以上に無い運びにラストだった
本音を言えば直子が平助を好きならありえない展開
ずっと一緒にいて欲しいよね!
…てかそこまで嫁の事愛せるシチュも俺には掻きむしられる
現実は、なんで俺が祝福しなきゃなんねーんだよボケ!二度と顔なんか見せるんじゃねーよゴルァ!
だな
最初モナミに戻ったと思ってたせいで
公園のところでナオコが消えたんだと泣いてしまったよ
ここで読むのやめてれば後味よかったのに
391 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/05/15(土) 20:05:37
今、読み終えました。
最後の山下公園のとこは、ジーンとしましたね。
付き合って10年になる彼女がいるので、別々の学校、別々の職場・・その時の体験が
平介の気持ちとと重なり、思いが入ってしまいました。
いや〜いい話ですね。明日は山下公園に行こうかと思いますが、近所の駒澤公園でまったりしてきます。
うちの嫁は直子が気持ち悪いとさ
平助に関しては「男はそんなもんだからしょうがない」らしい
自分が母親なら絶対娘の体を父親に抱かせようとはしない
自分が娘なら元に戻った時殺したくなるのは母親だそうな
戻れなくても呪い殺すそうな
「平助は気の毒だけど東野圭吾は気持ち悪い」だそうです
見るべき所を間違ってる
まあモナミには泣いてもらわないとな
死んでるんだからいいじゃん
夫婦二人の世界にいかに没頭できるかにかかってる小説だからな
娘の人格だの魂だの考え出したら全てご破算なのでそこは不自然でも無視しないと
397 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/06/15(火) 21:47:42
本読んでいい作品だったから、
映画見たら糞だった。
ついこの間買って感動した。
直子は平介のため黙って藻奈美として生きる決心して平介はそれに気づいたけど問いたださない決心をした。
とそのときは解釈したんだが、読み返してみると考え方が変わった。
直子が文也に初対面でいきなり惚れてるような書き方されてるんだよな。
で、その日のうちに藻奈美の状態で「山下公園につれてって」と発言。唐突だろ。
ひょっとしてこの瞬間直子が心変わりしてない?
その直前までは平介を裏切るつもりはなかったけど、突然文也に惚れた印象うけるんだけど。
平介が文也を自宅に初めて招いたときの藻奈美のもてなしぶりは精神年齢が小学生とは思えないな。
直子さん、演技し忘れてるよ。
400 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/19(月) 15:24:50
自分は平助のエロシーンも気持ち悪かったけどなぁ。
直子については、最後の人格が交互に入れ替わるところが
あざといなと思った。スムーズに別人格にバトンを渡すにしても、
もう少し夫を弄ばないようなマシなやり方があったんじゃないかと。
だっていくらこれで家族三人いる感じを味わえたといっても、人格交代ゲームみたいだもん。
これだけ演技しまくって、良心は痛まないのかと。。
さすがにいきなりストンと人格入れ替わって終わりだと平介はもちろん読者もおいてけぼりだろうがな。
まるで連載が打ち切られたかのような印象にしかならんだろw
平介かわいそう、もしくは文也がかわいそうって意見多いけど
直子の立場で考えると直子だって選択肢ほとんどないぜ。
好き好んで藻奈美の体に入ったわけでもないんだから。
そもそもいつ本当に藻奈美の精神が復活するか分からない恐怖もあるし。
それこそ何の前触れもなくいきなりストンと人格戻る可能性も否定できないわけだし。
403 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/07/22(木) 22:06:59
直子は命に代えて守ろうとしたもなみの体で
平助とやる気になった時点でキャラ崩壊してる
蘇生後にもなみを思って泣く直子とはすでに別人
この本のポイントはモナミを直子が演じているかどうかではなく、
40歳のオバサンが若い集団と日々生活することによって身だけでなく、
心まで若返ってゆくということ。
「そんなことは三十年も前からわかっているよ。」
小説のラストでの平介のこの台詞は、
文也を別の控え室に連れて行く前なので、直子も聞いたはず。
勘のいい直子なら、「三十年前」というキーワードから、藻奈美の
中の直子が消えていないことを平介は知っているのに気付いたのではないか。
直子は、これで誰も本当の自分を知らない絶望的孤独から解放され、
直子と知ってもなお、自分の愛する者が幸せな道を選ぶため、結婚を許す
平介の愛情を知ることができた。
目に見えるものだけが悲しみではないように
目に見えるものだけが愛情ではない。
うぜー
実は最終的には直子と藻奈美の精神が融合してるって可能性もあるよな。
変身みたいに。
そういうオチだと平介は勘違いしたまま残りの余生を悶々と過ごすんだろうな。
直子と平介が最後のデートしたとき「自分のことだから分かるけど直子は消える」
って感じのことを言ってたけど、そういうのって体験したことはないんだから確証があるわけないよな。
ってことで数年後とかになぜか直子の精神がひょっこり復活したけど
平介のほうが双子のお父さんみたいに明るく振舞ってるのを見て直子も今更言い出せずにってオチだったりして。
そもそもモナミが直ぐに順応したこと自体が可笑しい
普通ならパニックになる。
そうそう例外を作る作者じゃないからモナミは戻ってこなかったと考えるのが普通
それでもいろんな展開の可能性を秘めてるのが名作たらしめてる理由だと思う
全編が平助視点だから直子視点を想像するのが楽しい
名作だという結論には異存はないが、
展開の可能性とやらがその理由だとは思えない。
いろいろな解釈が披露されているが、
あの感動的なラストを、なぜそうまでして
平介の勘違いに貶めたいのかがわからない。
読んでしばらく経つから正確には記憶は曖昧だけど、
直子とモナミは交換日記をしていたのだからモナミは存在すると思う。
結婚相手と初めて会ったのは直子じゃなくてたぶんモナミ。
日記の中でモナミが彼を好きで(たぶん)結婚したい意思を直子は知る。
だから娘に幸せな結婚して欲しいからモナミになりきる事を決意。
このように解釈したのだがどうだろう。
その後は直子自身が出て来ないよう自分を仕向けるだけ。
(ここからは読者の想像で…)
まあ、ぶっちゃけ作者自身があえて書いてないのに絶対にこうだって言う決め付けもナンセンスだけどな。
わざわざ意図的に書くことを避けてる場合もあるから。
「秘密」読んだ。
駄作だった。
わざわざ指輪を作り直す理由が全くわからん。
指輪を作り直した事が、どういう理屈でモナミじゃない理由になるんだ。
平介は頭わるいのか?
たしかに指輪を作り直しただけで直子だと決め付けるのが平介が早計すぎる気もするんだよな。
仮に指輪を作り直したことを聞いたけど「へー」と思っただけで平介が邪推することなく結婚を祝福するエンディングだったとしたら
全部直子の演技だったっていう真相にたどりつく読者なんて少数な気がする。
映画版はいわゆる夫婦だけが知ってるサインがあざとく入ってたから、
謎解きとしては一件落着だが、直子のある意味残酷さが小説版より際立ってしまう。
417 :
414:2010/08/03(火) 23:58:45
モナミが指輪を見つけただけで直子と結論
→平介は盗聴よろしく、直子のノート全部読んで、指輪の場所書いてない事確かめたのかよ。
モナミが秘密裏に指輪を作り直した理由として、
1.母の形見をいつまでも自分のそばに置いておきたかった(母の望んだ事でもある)。
2.プラチナの素材を提供することで、貧乏なダンナの負担を軽くしたかった(はづかしくて親父に言えない)。
こういう可能性を考えられない時点で、平介はストーカーのキモイじいさんでしかない。
指輪は「封印」したんだよね。
夫婦でそう決めた以上、娘にだって知らせないって信じてもいいと思うんだけど。
きもいストーカーって事に反論するつもりはないけど、1.も2.も理由として苦しいと思うな。
・母の形見をそばに置くという事と、それを作り直すって事とは全然違う。
・プラチナを提供すれば多少安くなるだろうけど、一生に一度の事で数万円をケチるほど困窮してる訳ではない。
1.直子が、指輪を作り直さなおさなければならない理由は何なのか?
2.その理由が、「モナミじゃない」事を示すとはどういう理屈なのか?
これが説明できないだけで、「秘密」の構成は破綻する。
そして、コレだれも納得いく説明できないんだよな。
420 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/04(水) 17:56:21
逆でしょ。
モナミが指輪を作り直して、あまつさえそれを隠す理由がないから直子だと思ったわけで。
店の主人の「話したら恨むとまで言われた」うんぬんの台詞なんかむしろ念を押しすぎだと思ったくらい。
東野はリドルストーリーとして書いたつもりはないのに読者の間で
こんなに意見が分かれてるのをどう思ってるんだろうね。
>>420 モナミ→隠し事をしない。
直子→隠し事をする。
ってか?
むしろ、モナミの方が親父に隠し事するだろ。
年頃の娘なんだから。
>東野はリドルストーリーとして書いたつもりはないのに
え?それって東野自身がそう言ってたの?
指輪を作り直しただけで直子だと確信したり理由は、
平介がすでに狂っていたからだ。合理的な理由などない。
平介は、盗聴したりストーカーするくらい、すでに頭がおかしくなっていただろ。
常に疑心暗鬼、被害妄想でイパーイだったんだよ。
直子でもモナミでも、ストーカーとは住みたくないよな。
>>421 >むしろ、モナミの方が親父に隠し事するだろ。
いや、それはいくらなんでも言ってることが無茶苦茶過ぎる。
(あれが戻ったモナミの場合)指輪の件を隠すかもしれないけど特に強い動機もない
(あれが直子の演技の場合)指輪の件が知られる=演技自体がばれる→必死で隠す
それとも、一連の直子の演技自体が有り得ないって言いたいの?
>>422 東野はあれが直子のつもりで書き上げたらしいよ
考えて見れば平介の知覚力も大したもんだな。
藻奈美が文也に惚れたのをほんの一日たらずで見抜いてたんだから。
そう考えると指輪で瞬間的に直子の存在に気づいたのもまんざら突飛でもないかも。
直子がテニス部の先輩と付き合おうとしてたのも、直子自身はバレてすぐ否定してたが
結局は平介の考えすぎとかじゃなかったかもな。
>>424 >(あれが戻ったモナミの場合)指輪の件を隠すかもしれないけど特に強い動機もない
>(あれが直子の演技の場合)指輪の件が知られる=演技自体がばれる→必死で隠す
動機の有無で犯人決めてたら、エラリークイーンとか読めないよね。
やっぱり、物理的な証拠と論理だけでそういう結論にならないと・・・。
>>426 だよね
だから単なる印象論で「むしろ、モナミの方が親父に隠し事するだろ」と言ってる
>>421とか
あれが直子じゃない根拠を示せない
>>419は全くのナンセンスだと思う
429 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/10(火) 19:56:54
いやまぁ結局は読者一人一人がどう受け取るかの問題で、
モナミに戻ってたとも考えられる。って言ってるならそれでもいい。
だけどあれは直子だと思った奴らはそーとうなものを感じているはず
直子が結婚指輪を作り変えたのって、平介のことを忘れないという意味だと
思っていたけど、忘れないのが目的だったらテディベアに指輪を入れたままでも
もいい。
作り変える→前の指輪消滅=平介の妻であった過去の清算 ということなのか。
だとしたら、いっそう切なくてやりきれない。
431 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/08/13(金) 12:02:17
いや、指輪消滅が目的ならテディベアの中に入れたままこっそりゴミにでも出すなり押入れに永久封印でいいでしょ。
作り変えたのは文也の妻として指輪をしてるけど実はいつでも平介とつながってるという情の表れ。
1.モナミは直子のノートで、指輪の場所を知る。
2.母の指輪で指輪を作り直すのは母への親孝行。
3.オヤジには、恥ずかしくて絶対言えない(ダンナが貧乏だと思われたくない)。
こう考えるのが普通だと思う。少なくとも時計屋のオヤジは2.3.と考えた。
平介がそのように考える事ができないのは、盗聴魔のストーカーだから。
何それ
藻奈美の結婚式で文也が奇麗だと言った後、平介が「三十年も前から知ってる」って言っちゃってるけど…
直子は平介が気づいたことわかったのかな
まぁお互い秘密に関しては何も言わないんだろうけどなぁ…平介が不憫すぎる
姿形は藻奈美なのに30年前から知ってるって良く考えたらおかしいよな。
精神的な話としても綺麗って表現は見た目優先だろうに。
不憫なのは完全に存在置いてけぼりの藻奈美本人だろ。
>>435 「三十年も前から知ってる」って文也にしか言ってないだろ
>>437 同じ部屋に藻奈美もいたんだから、当然聞こえてるだろ。
あの場面でモナミに聞こえるように言ってると解釈できるのがすごい
藻奈美に聞こえるように言ったというより
真相を知った平介がついこぼした一言を直子が聞いていたかもしれない
それで、もしかしたら直子が感づいたかも
ってほうがしっくりくる。
聞こえるように言った、と読むと
なにやら映画版のラストのようで嫌だな。
441 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/02(木) 13:54:06
ドラマ化決定age
志田かー
まあおk
444 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/09/08(水) 21:29:11
2ch初めて見たけど東野圭吾の作品が汚く見えてしまう
この掲示板の負のオーラはすごいね
>>444 >この掲示板の負のオーラはすごいね
だって、「秘密」という小説は盗聴魔が主人公なんだもん。
「この小説に共感出来る」=「盗聴魔の素質あり」
じゃあ白夜行に共感できるよりはマシか。
7053
>>447 ナオコサン
実家の電話番号 だったけか
志田未来か、ちょっと幼いかなー
ウエディングドレス似合うかね
まぁ個人的には広末よりいいけど
原作どおり小5から25歳まで演じきれる女優はいないものだろうか?
ε⌒ ヘ ⌒ヽフ ブヒ。
( ( ・ω・)
しー し─J 読んだ。泣けた〜
ε⌒ ヘ ⌒ヽフ ブヒ。
( ( ・ω・)
しー し─J ここ小説板じゃないのかよ!
>450
安達祐実ならできる
なんのためにw
なんかドラマのキャスト欄みると
話が全く変わってきそうな感じだな
別物として見ればいいのか
456 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/14(木) 11:36:07
スレ発見! 一言いわせて。先週読み終えて、繰り返し読んだけどさ。
後味悪すぎだね。
なぜ文也と結婚したの???
文也はバス事故の原因となった張本人じゃない。
直子は文也の素性を知ってた?そのような記述ないよね。
平介が文也の紹介をした?
平介は文也を許して家に連れていったんだろうけど、、、
理解できない。
文也を許すことを100歩譲ってよしとしても、なぜ家に連れていってモナミと合わせるのか・・・(まずここで無理があると思う)
文也を家に連れて行って、文也と直子(モナミ)が玄関でお互い一目惚れするなんて、、、とっても残酷。
直子が文也の素性を知ったとして、それでも直子は文也のことを許せるのか???
文也を許して、一目惚れした文也と結婚するのか?
私は許せないと思う。結婚なんてできないと思う。
愛する娘の命が奪われて、その娘の体に乗り移って生きていくことになったという苦悩を考えると、、、
許せるわけない。
指輪の秘密の件はいいけど。複線の張り方、最高ですね。
ファンタジー作品として、とてもいい作品だと思います。
でも、結婚相手は、別の人がよかったね。
最後で台無し。
私が納得いかなかった点が、それが、それも「秘密」というのなら、作者のセンスを疑いますね。
この作品でよく賞がとれたものだなぁと・・・
東野ファンの人には悪いけど、、、ごめんね。
これなんとも後味が悪い作品だよね。
入れ替わりというよくあるSF設定で誰も悪くないのに苦悩する。
同じような入れ替わり設定だと五十嵐貴久の『パパとムスメの7日間』は
コミカルで終始楽しめた。
でもこれは読み手によってものすごく意見が違う
モナミ(直子)
嫉妬に狂う平助を開放してあげるための苦肉の策として娘のフリをして
自分を殺して生きていくことを決めたと取るか、
平助の嫉妬から自分が逃れるためにモナミになりすまして
新しい人生を生きることを決めたと取るか。
指輪の件はあくまで気づかせるためのアイテムなので回りくどいとか
つくり直す必要はあったのかとかは気にせず読んだ。
逆パターンで、
平助のほうが「君は娘(の体)だから妻としては見れない」
と割りきって、直子も娘の体では夫と一生愛し合えないと理解し、
平助の再婚を認め、平助、後妻、直子(モナミ)で生活する
話とか読んでみたいな。
後妻に嫉妬するが、自分は女として愛してもらえない直子が苦しんで苦しんで
モナミになりきって生きる道を選択せざるを得ないみたいな話なら
直子に感情移入できた。
あえて言おう
ここは気団である
まぁいつも秘密の検索で
このスレが引っかかるのが悪いのかもしれんがな
ドラマ始まったら迷い子が増えそうだ
>>457 >平助の嫉妬から自分が逃れるためにモナミになりすまして
>新しい人生を生きることを決めたと取るか。
そんな受け取り方するやついたら読解力なさ杉じゃね?
その可能性を顧みもしないでいい話として
感動したとか言ってるのが男だよね
461 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/23(土) 11:17:41
うーん…
拍子抜けしたなぁ…
直子、平介両方に感情移入出来んかったなぁ。
平介が事故で直子を亡くした悲しみ様を見て
モナミが直子として生きようと決めて直子を演じてるんかな?と思って読み進めてたら途中で????の連続
マジ直子やし…
イマイチでした。
手紙とさまよう刃が東野作品じゃ12かな今んとこ
462 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/23(土) 18:26:38
上にもあるけど指輪の加工で直子がモナミを演じてるんを気づくって…
ん〜…東野圭吾らしくないよなぁ。
悪意とか容疑者Xの凝ったミステリーを読むとね…
アマゾンのレビューの評価とか知り合いとかの評価聞いて期待しまくってたのに残念無念。
この本の良さがちっともわからんかった
こんな後味の悪い話がなんでこんな人気あるの?
東野ほとんど読んでるけど一番好きじゃないなー
464 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/10/24(日) 02:01:42
モナミを演じるんも無理あるよな
手紙のやり取りとかにしても
そこまで直子は徹底しますか?みたいな
俺も東野作品で最低かも
おそらく既に出ているだろうけど世にも奇妙な物語のおばあちゃんや
ダブルキャストの姉妹エンドにも引けを取らない後味の悪さだったな
女だったらモナミに、男だったら平介に感情移入するから・・・とか
上のほうで出てたけど、俺の嫁は思いっきり平介に感情移入したらしく
読後超ブルーになってたw
東野ワースト作品らしい
俺は東野作品で一番好きだぜ
468 :
sage:2010/10/30(土) 08:35:45
読後感が悪いっていう人が多いけど、単に読み込みが甘いだけじゃないかな。
なんのひねりもない「手紙」よりずっといいと思う。
後味が悪いのは気団的に
愛する娘を若い男に取られる父としての嫉妬
と
愛する妻を若い男に取られる夫としての嫉妬
がダブルで辛いからだろ。
モナミの結婚後、平介は若くて美人でスタイルよくて
実はHな優しい女と知り合って再婚してやりまくり
だったら素直にハッピーエンドとして受け入れられるはずw
妻⇒娘ではなく
夫⇒息子のパターンなら、感情移入も容易だったろうにね。
男性はもとより、女性からの共感も多く得られたろうよ。
いやいや、平介は橋本多恵子と早い段階で再婚しておくべきだったんだよ。
そうすれば藻奈美が出て行っても幸せなハッピーエンドで読後感も良かった。
まあ女の目線なら
>>392が妥当なとこだろ
娘からすりゃ変わりに勉強してくれるのはいいとして
父親とセクロスしようとしたり、知らん男と勝手に結婚なんぞ論外もいいとこ
そりゃ気持ち悪いわな
親なら娘の帰りを信じてずっと待ち続けるはず
もう帰らないと分かったとしても…人の親のすることじゃない
ストーリーから推測するとモナミは結婚するまで処女だよなハアハア
平介とセックスしようとしたのは、破綻した関係を何とか修復しようとした
緊急避難的措置だし、結婚も「ふつうのお嫁さんになりたい」と言ってた
藻奈美の夢を叶えた。
作者は意識=脳だと考えているようなので、この条件では、
脳死(植物状態)になった時点で藻奈美の意識が帰ってくることはない。
だから、「娘の帰りを信じて…」、一般論としては正しいかも
知れないが、この小説を読む上では妥当でないと思う。
475 :
名無し:2010/11/02(火) 01:11:20
禿同 そして、我が娘の体と理解はしていても、意識と体がもう分からないくらいに、思考できない状態だったのでわ?<セクロスの件
476 :
名無し:2010/11/02(火) 01:14:19
その結果、気持ちだけでなく、体すらもはや繋がることができないということを確認してしまったわけだが(泣)
連投スマソ
一般論をもって読むのが妥当ではない作品??
それじゃ批判の的になるのも当然じゃない?
たとえSFジャンルでも親子や夫婦の在り方を間違った方向に持っていきゃ気持ち悪がる読者も普通に出るし
迷作ではあっても名作にはなり得ないなぁ
モナミの普通のお嫁さんになりたいって意志も、そりゃあくまでモナミが選んだ相手との恋愛結婚であって
単にお嫁さんになれりゃいいってわけじゃないはず
直子は母としても妻としても色々と履き違えてるとしか言えない気がする
SF的にもう普通の判断が出来なくなったというなら頭がイカレちゃったってことだから
愛の形を語るストーリーではなくなるしね
「気持ち悪がる読者」が全くいない、倫理に適った模範的小説しか「名作」に値しない
っていうなら、『秘密』がそうではないのは認める。
ただ、俺はそんな「名作」なんか読みたいとは思わないけど。
そらまぁ人間失格みたいなのも名作なワケだが
そういう意味じゃないだろ
秘密ひとつでこんだけ人それぞれに読み取ってんだから、世にある無数の作品のどれが名作かなんて、愚問だろ。統一できるわけないよ。
何年も前に読んだ記憶のまま。
敢えて読み返さないで感想を書きます。
ラストは居た堪れない気持ちで、泣いてしまった。
平介にとって、もなみは二度死んでいる。
事故の後もなみではなく直子として認識した時点と
指輪のことで嘘が白日の下になった時の二回。
同時に最愛の妻は、他の男性に嫁に行こうとしている。
平介を苦しませたくなかったから
直子はもなみの演技をし続けた。
直子がもなみになる決意をしたのは
やはり平介を愛していたからだと思う。
結婚して他の男性を選んだのも
平介にもなみの幸せになる姿を見てもらって
平介の選んだ選択(=直子をもなみとして扱うこと)
が間違いではなかったと思ってもらう為。
それでも指輪は平介をずっと心の中では
愛していくことの証として譲れなかったのだと。
この物語の続きは書かれていないけれど。
平介はずっと独身のままでいると思う。
平介にとって直子が生きているなら尚更。
この先どう生きても直子も平介も悲しみを背負って生きていくことになる
秘密(=もなみはもなみでなく、直子の演技であること)を知ってしまったから
罪のようなその気持ちを一人で抱えて生きていこうとする直子の気持ちも
その直子を受け入れる平介の気持ちも切なくて悄然とする
※直子END派です。理由は他の人も色々挙げられているので。
私が思う理由をひとつ。それは料理です。
いくら、母親直伝の料理ノートがあったとしても。
料理の味だけは一長一短で身につくものではないと思うので。
普段からもなみが母親と一緒に料理しているタイプだったならいざ知らず。
切り方。煮詰め方。火加減。いくら、食べていて味を知っていても。
いきなり作って同じ味にすることはかなり難しいと思うのです。
ただ何度か作っていって、似た味に近づけるのはできると思います。
特におふくろの味(=家庭の味)は、癖や作り方が偏るものなので。
ノートひとつでそこまでカバーできると思えません。
話ぶたぎりスマソ
直子(inモナミ)の人生は誰の人生になるんだ、本人的には?体だって、自分ののようで娘のだし、俺なら思いっきりファビョる自信がある。そしたら平介に身体的に迫ったのも分かる気がしたりした。モラル的なことは置いといてな。
同性だし父親だしで、今までものっそい平介寄りだったんだが、急に引っかかった。
>>468 『この本の良さがわからないなんて読み込みが甘いせいだ』ってのはおかしいだろ
どんなに読み込んだって合わないものは合わないんだよ
逆に読み込まなくても面白く感じるものは感じる
>>481 私も直子END派ですが、料理のついては序盤に、
「藻奈美も近頃じゃずいぶんと家事がこなせるようになってたのよ。
今日あたしが作った料理(注:筍御飯、茶碗蒸し、ブリの照り焼き)なんか
たぶん作れたんじゃないかな。」との直子の台詞があり、
この時点で直子が成りすましを計画していたとは考えにくいので、
「料理」は決定打にはならないかも。
>>481 モナミに成りきる判断はいいが、
夫を愛しているのなら独身を通して二人でずっと一緒に暮らすとか、他にもやりようがあるはず、
他の男ととっとと結婚するのが、もうそれしか残されていない唯一無二の方法というわけではないと思う
第一相手の男に対しても実は頭の中は中年オバサンだということを隠して結婚することになる
黙っていれば良いと考えているならそれはそれで人間性の問題
平助も真実を知ってしまったので二人して彼を騙し続けることになる
よりによって両親揃って我が子の身体で…
さて…
>>468 むしろ感動したとか言ってる方が浅いだろう
何故?
もなみは存在した
もなみと直子は入れ替わりながら
結局直子は天にかえったと思いたい
ラストはラストであれもありだが
(その時の夫の思いを中心に書かれたラストで読者の想像にまかせている)
その後直子の魂はもなみのからだから抜け出たと想像する
そのほうが母として自然
ずっと直子だったという前提の話
この小説で、愛に関しては肉体的なものと精神的なものが存在してると思う
平介が直子を抱けなくても嫁と見ていたというのは
彼が精神的な側面を尊重していたからじゃないか?
だから、直子が昔の指輪を再利用したって言うくだりは
直子の精神的な愛が平介に向けられていると捉えたんだがどうでしょう?
自分の意思で抜け出られるのなら、直子はあんなに悩まなかっただろう。
母として自然に振舞えないからこそ、直子の悲しみは一層深い。
深く悲しんだからこそ、あの結末だから変なのでわ
だよね。
文也との初対面のシーンもさ。視線が絡んだっていうアレ。どういう意味だったのか…。自分が惚れたのか、客観的に「娘と結婚させるなら」と、母としてのある意味品定めの視線だったのか…。
いずれにせよ、全編通して、直子は行動が書かれるばかりで心情は直接書かれないから、想像するしかないわけで。直子そのものが『秘密』なのかなと思ってしまう。
妻としても母としても、また文也の妻としても最悪の選択だと思う
もう頭がイカれちゃったと考えると一番シックリ来るぐらいだ
直子ENDですね
指輪リサイクルで確定
>>488 確かにそれだと自然だしもなみも無事幸せになれた。
そして直子は娘の幸せを確認して天へ…
めでたしめでたしのハッピーエンドだが、平助が娘と妻を両方持って行くから二発殴るとか
指輪屋に口止めとかを考えるとやはり…
花嫁姿で「長い間、本当に長い間」って2回わざわざ言ったのは
もなみの25年&直子の30年の人生分の事だと思う
藻奈美が戻ったフリをした時の「顔が変わったみたい。細くなっちゃったね。」
という台詞は、直子が平介の激やせに心を痛めていたことを示している。
そして、ラストの「おれも太ったもんなあ」との平介の述懐は、直子の選択に
より苦悩から解放され、再び健康を取り戻したことを裏付ける。
母として、文也の妻としてはともかく、平介の妻としての直子のあの選択が
なぜ最悪なのか。
498 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/11(木) 00:35:14
ちょっと教えて下さい
秘密ってドラマでは
藻奈美の身体になり変わった直子と平介は結局SEXしなかったけど
原作ではどうだったんですか?
ちょっと知りたかったので質問させて頂きました m(._.)m
>>497 太って健康を取り戻した…じゃそのまま二人で暮らしては駄目なのか?
愛しているのに妻を完全に辞めて、どうしても他の男と『再婚』
しなければならない理由でもあったのか?
平助が父として娘の幸せな結婚を望んだから?
だから平助と別れて他の男と新たに愛の新婚生活を始めるのか?
健康取り戻したからって自分の夫を支えるのを辞めて他の新しい夫を作るのか?
そして他の男との間に生まれた子供を、孫として平助に抱かせるのか?
それはせめて平助に再婚を勧めて自分以外に夫を任せられる女性が出来てから、だろうな
けど健康な男があの歳で一生ヤレなくなるのはキツいからな…。
平介みたいな男は風俗行っても満たされないだろうし。
お互い別の相手を探した方がいいって結論になったんだろ。
平介が再婚する時は直子も嫉妬するだろう。でも仕方ない。
でもそれだと変な形だが、別れるならお互い気持ちの上だけでも
協議して離婚の形をとらないと、でないと一方的な話になっちまう
まぁ娘だと思い込むことにした夫と離婚協議なんて不自然極まりないがね
しかし…、それにしても直子は愛娘の身体をもって、他の男と実は50手前のババァだと隠して再婚
さらには、小説では結婚式エンドだから描かれていないが、いずれ子供も授かるはず
つまり、厳密には孫に当たる子を自分で出産するわけだ、なんと我が子の身体をもってして…
そして、元夫の平助に孫として愛でさせることになる
再婚相手との間の子を…
そして生まれた孫を母親としてまた育てるわけ
これ、正気の沙汰か??
文也も平助も孫もみんな騙して、嘘まみれの新たな人生を始めるのか
しょうがないとか、そうすることしか出来ないとか、そんなんで片付けていい話か?
>498
原作では中学生になったばかりの藻奈美とヤってたよ。
最初は理性もあって平介も拒否してたが一度ヤりはじめると毎晩ヤり続ける猿状態。
なにそれ怖い。
てか、ここは原作読んだやつが来るトコだろうよ…
ドラマはなんつーか、原作のエッセンスをすげーうまく使ってると思う、今んとこだけど。配役も、映画よりあってる気がする。
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/12(金) 22:29:33
今日買って今読み終わった
なんかもう何て言っていいのか分からん
506 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/12(金) 22:49:49
これ2年前のスレなのか><
じわじわと伸ばしておりますw
結婚したのはもなみ
直子は亡くなった
一時的にもなみのからだを借りていたが。
幻であるともいえる
本当にありそうな話である
何かが東野に書かせたのであった
原作では橋本先生とどうなるの?
作者は霊魂の存在を信じておらず、人格交代は藻奈美の脳死した脳に直子の
脳の情報が転移したために起こった、と作者は設定しているように思える。
事故から数えて直子の年齢を計算したり、藻奈美に母として妻として
の倫理を求めている人は、霊魂を信じている人だろうから、
東野作品に拒絶反応を示すのは、ある意味当然かもしれない。
>509
簡単に言うとやり逃げ
>>510 モナミ個人の意志が反映されたラストなら何も問題ないのだが…
脳死の上に直子の人格や記憶が転移したのなら
霊的な話であれ科学的な反応であれ、死んだモナミの身体に直子が乗り移った(コピーされた)事態は変わらないわけで…
脳死から復活したモナミが自分の意志で選んだ相手と結婚したのならノープロブレム
平も直子も親として一安心、だけど展開ではそうではなさそうで…
藻奈美の意識が復活すれば、と仮定している時点で、憑依を前提として
おり東野作品の世界感にはそぐわない。
それが良いとか悪いとかではなく、ただ東野作品には合わないというだけ。
他に作家はたくさんいるのだから、敢えて東野作品にこだわる必要はない。
>>513 だから憑依だろうと科学的な話だろうと、どちらでもいいってことだろ
ポイントはそこじゃないわけさ
ただの科学反応だから、藻奈美(直子)の判断も、じゃあそれでオッケー納得納得、
てな話でもないだろ
まぁそもそもSFに突っ込むのは無粋なんだが
来年1月に光文社から出る短編集に、秘密の短編版が有ると見た覚えがあるけど
それって『さよなら、「お父さん」』なのかな。
516 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/20(土) 23:48:01
最近本を3時間かけて読み、スレ1から2まで半日かけて読んだ者です。
1スレ目で医大卒業してすぐ結婚したのだから、平介も早く結婚しろと言う意味だと書き込んだ人は1番鋭いと思いました。
ただこれだと女性とか文系人間の自分とかまったく和歌ランナー。
ススキののお姉ちゃんが平介に説明してたのが、直子が男の子たちに手を出す説明になっていると思ったが違うようだね。
指輪作り直しは昔世話になった遠縁の人だから、頼まないわけいかなかったのでは。
この店で新品買って、同じ形のものを他所の店で作り直し頼めば完全犯罪なんだろうけど。
でも2ちゃんのの人は頭良いね。
無知ですまんが、『さよなら「お父さん」』て、何ぞ?
今原作読み終わったけれど、
直子が腹黒すぎる。
直子がもなみを演じているなら、
直子が消える演技の最後になぜ私の事を忘れないでねとか言うのかな・・・
最後の最後で最悪でした。
あれは直子であって直子ではない
あれは直子の記憶を持ったもなみだ
最初の頃こそ直子のままだが
もなみの脳と身体を持ってしまった直子は心までもなみになっていくんだよ
これがベストな選択だったと思うけどな
最後に直子をモナミとして生かすことを決めたのは平介だし、直子はその思いを汲んで平介を自分から解放してあげたんだよ。
直子のまま別れるって選択だと平介から娘まで奪ってしまう。
指輪の件で台無しだがあれは読者に気づかせるための設定だからしょうがない
『さよなら「お父さん」』というのは、秘密の原型となった短編です。
『小説宝石』 27(7) 1994.7
古本屋で探すというのも大変そうなので、新しい短編集に収録されれば
是非読んでみたいと思っています。
心が藻奈美になるってどういうことだろう。
藻奈美END説ってこと?
523 :
517:2010/11/21(日) 19:47:52
524 :
519:2010/11/21(日) 20:40:11
>>522 直子ENDしかありえない
直子は平介を父親としか見れなくなっていったはず
指輪の件は、平介の妻だった記憶は一生忘れず、もなみとして生きていく覚悟ができたことの証だろう。
平介から見たら悲劇だけどな
東野の考えはなんとなく解る。
東野は人の性格は身体と環境で決まると考えている
直子ENDしかありえない、には完全同意。
でも、その後の、父親としか見れなくなっていったはず、と
妻だった記憶は一生忘れず、というところが矛盾している。
指輪の件は、むしろ、夫としての平介を忘れていない証だと思う。
>>520 直子はベストかもしれんが他の者達は?
しょうがないからって、嘘にまみれて若い男とラブラブな新婚生活を送るの?
>>501 俺はもう辛さで直子は頭イカレちまったか、無意識に深層心理的SF的に
もなみが帰って来たか、どちらかと予想
でないと直子は腹黒女どころの話じゃない
527 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/22(月) 21:59:06
医学部で結婚すると思えないほど猛烈に勉強してた。
しかも眼科とか結婚した女医さんがやるようなのでなく、脳の研究なんだからモナはないと思う。
文庫版だと広末とかのあとがきがあったけどそれであってるんだろ。
違ってたら載せないだろ。
528 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/23(火) 01:09:38
俺は直子は最後まで消えてなかったと思うし、直子は藻奈美としての人生を楽しもうとした訳ではないと思う。
(途中で藻奈美としてカレーを作った場面で、おや直子じゃないのかなと感じたけど)
直子は藻奈美として結婚することで、平介の人生に一つの区切りをつけさせたかったのだと思う。
娘が結婚しなければ、平介は新しい出会いを求めないと考えたのかもしれない。
結婚式直前まで平介は直子が藻奈美だと疑ってなかったし、直子も平介を裏切って結婚するつもりじゃなかった。
しかし平介は54歳になってしまったし、かなり遅い気がするけど・・・。
幾つか疑問なのは、何故直子は藻奈美が知らないはずの遠縁の時計屋に結婚指輪のリペアを頼んだのだろう。
平介との結婚指輪をその店で作ったこともしらないはず。
(指輪のありかをノートで伝えたのか?などとあるようにノートで伝えた可能性もあるけど)
平介との結婚指輪を身につけておきたかっただけなら、別の店でリペアすればよかった。
口止めしたところで後でバレちゃう可能性は高いはず。
それと、山下公園で消えたふりする場面で「忘れないでね」はなにを忘れないでねなんだろ?
単純に「直子の事忘れないで」だとしたら、平介は新しい出会いを求められなくなる。
結婚相手に文也を選んだ理由は文也を愛してただけではなく、
平介と同じ会社にいる文也なら別な男と結婚して離れてしまうよりは、平介の近況がすぐにわかるからだと思う。
平介の事は文也とは別の意味で愛してたはず。そうでなければ結婚指輪をリペアしないはずだし。
529 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/23(火) 01:10:24
この小説面白かったけど、切なすぎる。
結婚式当日に平介に気付かせるなんてひどすぎる。
直子が消えてないという秘密、それに気づいたけど知らないフリをするという事を最大の秘密とするなら、
この小説の最後は、直子が藻奈美として平介を看取る場面で終わらせてほしかった。
平介が死ぬ直前で藻奈美の仕草で直子は消えてなかったのかと気付くけど、直子に伝えずに亡くなるような最後。
平介は藻奈美だと思って人生を終えようとしているのだから、途中で嫉妬も起きないだろうし、最後に直子の愛も再確認できる。
直子は自立した女性として人生を歩みながら、秘密を守ったまま平介が亡くなるまで一緒に生活もできた。
この場合平介が途中で気付いてしまって、また平介の苦悩の日々が始まるかもしれない。
けれど直子を藻奈美として接する覚悟が出来ているから、秘密を守ったまま最後を迎えられるはず。
(直子の愛情の深さに苦悩する日々が始まるかもしれないけど)
キリがないけど、あんな最後だからいろいろ感じて考えながら読み返す事が出来たのだろうと思う。
稚拙な長レスで恥ずかしいけど、切なすぎて切なすぎて感じた事、思った事、考えた事を書きたかった。
ごめん。
死ぬ間際に真実を知ったなら、気づいてやれなかった自分に後悔して、
平介は死んでも死に切れないと思う。
でも、実際には、わずか数ヶ月の演技でもいくつかボロを出しているので
直子が平介の死まで秘密を保ち続けることは無理だったろう。
あと、新しい出会い=幸せとは限らない。最愛の人との思い出を守りつつ一人で暮らす
ことがそれほど不幸だとは思えない。
>526
もしばれなかったとしたら、平助にとっても一番幸せになれる方法だろう
夫婦に戻れないとわかったのに一緒に暮らすなんて無理だし、
お互い納得して別れたとしても平助の性格じゃ再婚なんてできないだろ
直子が死んだ方が遠慮なく新しい幸せを探せる
文也も特に可哀相だとは思わん
直子の性格を含めたもなみを好きになったんだし
何でもかんでも真実を話す方が幸せとは限らない
>>531 文也は直子の存在など知るよしもないから良いも悪いも判断出来まいて
平助の時のように、もしも知り得た時、少なからずショックを受けるはず
じゃ生まれてくる子は?
直子は愛する我が子の身体で孫を出産するの?
平助に他の男との間に作った子を孫として抱かせるの?
文也に対しても平助に対しても孫に対しても、直子はとても罪深いと思う
嘘まみれで再婚するのがたった一つ残された唯一無二の生き方ではなかったはず
結婚もせず、子供も生まず、一生独身を貫くことが、
果たして愛する我が子、そして愛する夫のためになるのか。
それは、事故が無ければ続いたであろう藻奈美の人生を
親の都合で歪めるだけではないのか。
>>534 それこそ親の傲慢では??
藻奈美の人生は藻奈美のもの、直子のものでは決してない
藻奈美本人による自己決定、自己実現、自分の意志で生きた軌跡でなければならないはず
それをサポートするのが本来の親の役目
母親に知りもしない男と勝手に結婚されて勝手に子供まで産まれて、果たして喜ぶだろうか?
女性は
>>392のように考えるようだし
例え藻奈美が帰って来ないと実感出来たとしても
親として一縷の望みを捨てず、愛する愛娘の帰りを待つのも立派な選択肢のはず
万が一藻奈美が帰って来た(脳死から復活した)時、
イキナリ知らない夫、知らない我が子が居たら直子に対してどう思うだろうか
自分になり変わった母親が自分の身体で知らない男と夫婦生活…
で、お母さんありがとう、とはなるまいて
それこそ藻奈美の人生を親の傲慢で歪めていることになりはしないか
SFにこんなツッコミは無粋の極みだが…
>>535 私は、藻奈美の身体に事故前の藻奈美の人格が戻ることはないのだから、
たとえ人格は直子であっても、事故後にあっては藻奈美に他ならないと考える。
だから、事故後の藻奈美に「母親」や「妻」を求めるのに違和感を感じる。
ただ、作品をどう解釈するかは読者それぞれに委ねられるべきだし、
見る方向が違えば見え方が違うのは当たり前なので、
あなたと議論して説得しようとは思わない。
つまり直子の人格完全否定派か
それってこの小説の一番のポイントをスルーしてるような・・
結婚相手は文也じゃない方が良かったんじゃ
何か一目惚れっぽい雰囲気だし、この点は筆者の狙いがわからん
相手が文也じゃないと懐中時計→指輪のストーリー展開ができない。
そう言えば、文庫本あとがきで、
広末涼子が加害者家族への救いのある結末とか書いてた。
540 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/27(土) 00:03:56
ドラマ見てる。ビッチ直子氏ね。
541 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/27(土) 00:23:38
もなみの意思は全く反映されない
直子の一人舞台
ドラマ見て再確認。
盗聴魔は氏ね。
ドラマでも直子は筋金入りビッチだったな
母親が娘の身体使って何してやがんだか
子への愛情より自分優先かい
妻としては勿論母親としても失格
平介がもっと割り切れる男なら簡単だったんよ
娘の体になった直子と、「近親相姦気分!新鮮じゃ〜W」とハメまくる
飽きたら、言い寄ってきた若い女教師ともやりまくる
独身だからと彼方此方でやりたい放題、直子の示談金も使って遊びまくり
直子は精神が病んで、そのショックでモナミの心が戻って結果OK
う〜ん、まるでエロ漫画みたいだなw
やっぱドラマだと展開速すぎて平介が元々脳に欠陥がある人に見えてくるな。
小説だと小学生、中学生、高校生と段階踏むから苦悩っぷりに共感できるけど。
546 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/27(土) 13:46:47
こんなスレにまでヤリマン気質なチュプが紛れ込んでる・・・・
つーか、mixiの「秘密」コミュの参加者同士のやりとりが2ch以上に不毛な件w
548 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/27(土) 14:17:27
>>547 このスレ以上に不毛って、いったいどんなやりとりなのか逆に興味がある。
一例でいいから教えて。
550 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/11/27(土) 21:52:32
まあ、直子がいろんな意味でリア充だって事だけは否定できないw
やっぱり最後は直子だったんだと思う。
指輪は直子と同じってことを表してたんじゃないの?
見た目はモナミ、中身は直子=見た目はモナミの結婚指輪=中身は直子の結婚指輪という風に。
愛する夫の心の中でも自分は消えたと悲しみ、これからその孤独の中で生きていく上でせめて夫からの指輪だけでもそばにあって欲しかった。
見た目は違うけど、いつまでも本当は平介を愛してる、その気持ちを支えに。
直子は本当に良い妻だと思う。
まぁ、フミヤがピエロな感じで哀れなのは否定しないがな。
本当に文也ってなんなんだろうな。
藻奈美のためでもなければ直子のためでもない結婚だとしたら哀れすぎる。
ドラマ版はこの展開からするとあの先輩と文也が同一人物設定にでもするのかと思った。
そうしたら普通に文也役は別人なのな。
ここからどんな展開にするのかまだ分からないけどこのままいけば色々と早すぎだろ。
東野圭吾は推理小説家ということを理解してない人が多い。
藻奈美復活のところに散りばめられた傍証は回収されずに放置したまま終わるので、
推理小説に慣れてない人だと分からないのも無理はないが。
>>553 とても、推理小説家とは言えないよ。
バンダインとかクイーンが聞いたら、卒倒するだろうね。
俺なんて、最後に二発目を殴れないで蹲った時に読みながら号泣したぜ(;´Д`)。しばらく立ち直れなかった。
コレは推理小説じゃない。ドラマと映画は見てない。
556 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/04(土) 00:29:59
原作読んでないし映画は観たような観てないようなでさっき初めてドラマみたけどチンコたった。
うちも娘いるけど、…抱けねえなあ。
気男住人で抱けるヤシいんの?
>>556 俺も小学校の娘がいるけど抱けるわけねーよ
かわいくて仕方ないけど。
しかしいいドラマだねー。ちなみに小説も映画も知らない。
>>556 親目線で見たらあり得ないストーリー
娘のことどう思ってやがんだ
両親揃って親失格
>>558 父親だからこそ、平介は娘の身体をした直子を抱けなかった。
やろうって言い出すこと自体が有り得ないと言いたいんだろうが、
人格転移という元々有り得ない状況を想定したフィクションだしなあ。
だいたい、親失格って何様のつもりだよ。
そんなこと言うぐらいだから、ずいぶん模範的な親なんだろうな。当然。
>>554 だめじゃないか、本格気取りが東野スレなんか覗いてちゃ。
お仲間から軽蔑されるぜ。
>>559 模範的な親しか批判してはいけないと?君は模範的な親ではないから批判しないと?
フィクションとはいえ社会通念上、一般的な見地から一人娘の身体を
勝手にどうこうするような親を批判してはいけないのか?
どんなに苦しんだとて、母親が父親に、この身体を捧げます、などと寝言ほざいたり、
二人揃ってベッドに入ったりするのを、批判出来るのは模範的な親だけなのか
万が一、億が一にも愛娘が帰ってくる可能性を微塵も想定しないのか
夫婦関係が破綻するのを食い止める為に、愛娘の純潔を犠牲にしようとする親を認められるのか?
子の身体も人生も決して親のモノではない
もしもモナミが帰ってきたとき、自分の処女があろうことか両親に散らされたと知ったら
ショックで精神が崩壊しても不思議はない、結果的には親として我に帰り、無事未遂で終わったものの
これを批判してはいかんのか?
まぁまぁ、所詮あり得ないフィクション
人それぞれの解釈、判断、感じ方あるんだし、熱くなり過ぎるなよ
色々考えさせられるが、その答えは観た人の数だろう?
しかしドラマのへーすけ役の俳優はいつ観ても鬼気迫る演技が上手いなー
煽っておいてそれか
564 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/04(土) 14:36:15
停電で観れんかった&録画できんかった・・・・orz
>>563 いや、562は俺(559)じゃないから。
自分の倫理感が絶対基準だと決め付けてる561のような奴って、
宗教かなんかにはまってるのかな。
そんなに綺麗事が好きなら2ちゃんなんか見ないでNHKでも見てろよ。
>>565 子供レベルの反論だな
まぁ気団じゃないのが紛れ込むのはいつものことか…
567 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/04(土) 18:22:49
パパ達
落ち着いてよ!
私のイジっていいから
是非原作を読んで下さい。ドラマはクソ。
569 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/05(日) 05:12:41
あ-
クリむけた
570 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/10(金) 23:35:51
みんな実況スレか…?
結局直子はピッチだったって事でFA?
そりゃピッチピチだろうな。
38歳が17歳のお肌になってるんだから。
573 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/16(木) 02:58:38
勝手な憶測なんだけど…直子は平介の盗聴事件、夫婦生活の中で自分がほなみとして生きていく事で平介を苦しめている事を感じていたと思う。
そんな中、平介が直子をほなみとして見る決意をした日に直子も‘完全にこの世から直子を消す’という事を決意をしたと思う。
そんで直子は次第に自分にほなみを形成していった。また、直子として平介と過ごせる残り少ない時間を日々かみしめていった。
そして、あの日の山下公園で直子が完全に消えた。もう後戻りはできないし夫を騙し続けていくのだから苦渋の決断だったと思う。
だけどそれ以上に夫を自分から解放してあげたかったんじゃないかなぁ。日々壊れていく夫を見ていられなかったんだと思う。愛してたから。そんで直子は完全にほなみとしての人生を歩き始めた。平介を夫ではなく父親として接していく苦しい人生。
直子は自分のためにほなみになったんじゃない。そう信じたい。
鈴木??
576 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/17(金) 15:00:35
>>575ありがと
>>573ほなみ×→もなみ○
で、573の続きで勝手な憶測なんだけど、自分は文也との最初の出会いで直子は彼を尊敬してるんだなぁと感じた。
直子は結局、文也と結婚したけど直子はいるようでもういない。今はもなみであって直子の平介を見る目は父親で最愛の人は文也なのだと思う。
でもいざ、結婚を考えたとき心の底に隠してあった平介を愛する気持ちが溢れちゃった。やっぱりこの世で直子が一番愛しているのは平介なんだと思う。
しかし今更言えないし、言ってしまったら平介を再び苦しめてしまう…。日々、考えに考えた結果その感情を抑える唯一の術が結婚指輪だったんじゃないかなぁ。
文也にはかなり気が引けたと思うけど、もなみの直子としての最後のわがまま。もちろんもなみとして生きているんだからそれを一生、文也にも平介にも言うつもりはないんだけど…。
でも結局、彼女の油断?で平介にもなみは直子だとバレてしまったけど、平介もそのことを一生、直子には言わないと思う。直子は娘として平介をこれからも支えていく。
で、タイトルの秘密は直子の文也と平介への秘密。平介の直子への秘密だと思った。嘘はいけないと思うけど、やさしい嘘はありなんじゃないかなぁ。
>>576 ほとんど同意ですが、若干の私見をば。
>日々、考えに考えた結果その感情を抑える唯一の術が結婚指輪だったんじゃないかなぁ。
「その感情」が平介への愛情であるとすれば、結婚指輪をし続ける行為は、それを「抑える」のではなく「忘れない」ための
ように思えます。山下公園で、直子は平介に「忘れないでね」と言って別れました。藻奈美として生きる以上、平介への愛情
を保ち続けるのはつらいことですが、敢えて直子は自分にそれを課したのではないでしょうか?
>でも結局、彼女の油断?で平介にもなみは直子だとバレてしまったけど
油断?と書かれているから必ずしも576さんはそう思われていないかもしれませんが、
平介が松野時計店に行くかも知れないことを直子は予想して他の店に頼むべきだった、
それをしなかったのは、わざと平介に「秘密」を知らせるためだった、との解釈を見掛けます。
しかし、平介が松野時計店を訪ねるのは、懐中時計が壊れたアクシデントによるものであって、
直子に平介の松野時計店訪問を予想できたというのは無理があると思います。
ですから、平介に直子とバレたことが直子の油断とは考えたくありません。
578 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2010/12/19(日) 01:13:31
>>577 573,576です。
油断に?をつけたのはそんな深い意味はありません。誤解を招きました。すみません。自分は577さんの考えに同意です。
なぜなら(577さんの言われてる通り)松野時計店に平介はよく行くわけではないし、直子は店の店主に指輪をリメイクした事を平介に言わないよう
強く念を押してます。直子は店主に平介にこのことを言ったら恨むと言ってるのだから、本当に(本気で)言ってほしくないのだと感じました。普通、
言ってほしいのならこのような発言はしないはずです。直子は平介を苦しめないためにもなみになったと自分は考えているので今更、平介を苦しめよう
とは絶対に思わないはずです。だから、577さんに同意です。
結婚指輪の件は正直、なるほど!って感じでした。指輪は「抑える」のではなく「忘れない」ため。確かにこう考えた方がしっくりきます。
『さよなら「お父さん」』を読んだ。
名前が変わってるだけで、表現がそのまま『秘密』に使われているところが
多く、驚いた。
保守
581 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/19(土) 18:04:29
昨日、一気に読んだけど何度も読み直してます。
今、感じるのは直子の選択はベストな選択だと思う。
若さを手に入れるとか若い男とやれるとかあるけど一生、演じ続けるのはしんどいよ。
平助にとっては直子はもういないと思えた方が吹っ切れる。
演じ続けるしんどさは自分だけで十分と思ったんじゃないかな。
まあ、嫁さん大好きな俺としてはいろいろ考えさせられました。。。
今、嫁さんに面白いよと勧めるかどうか迷ってる。
みなさん、どうしました?
582 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 06:10:05.31
かなり鬱になる話し。精神衛生上良くない。
女って怖い…
真面目な男は損をするということか……
583 :
名無しさん@お腹いっぱい:2011/02/20(日) 10:04:51.96
この話って矛盾してませんか?
藻奈美が現れたとき(きっと直子の演技だと思う)なのですが、
「お父さん、あたし、どうしちゃったんだろ」
「あたし、バスに乗っていたんだよ・・・」
と言っています。
そこまでは理解できるのですが。
その後、小学5年生だった藻奈美が習っていない高校の問題を解いている。
「どうして知っているのか自分でもわかんないんだけど、とにかく知っているのよ」
だそうです。
直子の人格で教育を受けた間の内容は藻奈美も理解できるというか知っているが
事故があったその後のことは知らない、直子とノートで遣り取りしないといけないという
どうもおかしいと平介は考えないか?
584 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/20(日) 18:50:40.93
>>581 嫁に勧めたけど「そんなに面白いかな?」と一蹴された
ネット上の反応でも男性は絶賛してるけど女性の反応は厳しいね
>>583 そもそも直子が苦し紛れに考え出したアイディアだから矛盾があっても仕方ないし、
平助もここまであり得ない事が起こったらそこまで頭回らないんじゃない?
585 :
名無しさん@お腹いっぱい:2011/02/20(日) 19:48:14.09
直子が平介を愛し傷つけないために、藻奈美のフリをしていたとすれば、
最後までやり通してほしかった。
例えば、藻奈美が結婚するときの指輪はまったく平介の知らない場所で加工してもらうか、
それとも、お母さんの遺言なのって平介に説明して指輪を加工してもらう。
父親ならば、娘が結婚指輪として母親の形見の指輪を加工すると説明すれば
感激すると思う。
それと結婚相手は、なぜこの原因を発生させてしまった張本人なの、
(本人は知らなかったし、基本的には悪くなかったかもしれませんが・・)
そのような人と恋愛できてしまうの?
直子の人格なのに・・藻奈美の人格ならば、理解できますが・・
そこまで平介をだましているのか?
矛盾や疑問がたくさん・・・
そこが、小説の面白いところなのでしょうか。
切なくてスッキリしないのですが。
>>585 指輪のリメイクを知らなければ、平介は一生、直子の犠牲を知らないまま。
作者は平介に自分を投影しているはずだから、そんなラストは書けないでしょう。
あと、運転手本人ならともかく、血の繋がらない文也まで「事故の張本人」と
直子が憎み続けるとは思えない。
なぜ結婚相手が文也かといえば、『さよなら、お父さん』の吉永信雄と同じく、
結婚生活に必要な「何か」を文也が持っていたからということでしょうか。
587 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/21(月) 05:35:42.40
>>585 全く同感ですね。
指輪のリメイクを知らなければ話としては成り立たないけど
知ってしまったことで平助はこの後も苦しむことになると思う。
直子と文也の結婚に関しては
直子も自由に恋愛をして結婚した訳ではなく、どこか後ろめたさは感じているんだと思う。
事故の関係者である文也と結婚することで自分の結婚に意味を持たせたのかなと。
このエンディングでは平助も直子も文也も救われるわけではないけど
だからこそこの小説に深みを持たせ、ここまで愛される名作になったんでしょうね。
本当に切ない。。。
588 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 03:14:45.66
やはり娘を持つ父親は「娘の体を抱く」ことは想像できないんだろうな。
俺なんか子供は男の子しかいないので、単純に「妻が若返った」ような感覚を覚えてしまう。
東野に娘はいるの?
>>584 > ネット上の反応でも男性は絶賛してるけど女性の反応は厳しいね
このスレ見た?、男は全員じゃないが直子のビッチぶりに憤慨してるよ
また異常事態とはいえ子を持つ親のやるべき事ではない
東野は結婚歴はあるが子供はいないそうだ
親の心理を知らないからこそ書けた無茶な話だと思う
590 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/02/22(火) 13:39:12.16
>>589 直子が隠し通そうとした事に対してとか、藻奈美の姿をした直子とやろうとする事に対しては
いろんな評価があるだろうけどこの作品全体に関しては高評価だと思うよ
じゃなきゃここまでスレ伸びないでしょ?
あと東野は子供がいないから書けるみたいな意見はどうかと思うな
>>590 話題作、衝撃作ではあるが高評価かどうかは別
悪評も数多いし、絶賛とは程遠いかと
このスレだけでも全部見てみたら?
592 :
-:2011/03/02(水) 02:16:52.17
昨日、読み終わったが男から見るとやっぱ裏切り感、
取り残された感たっぷりだね。鬱になりそうだわ。
今日、映画版で文也君を殴るシーン見て、少しスカッとした気分に
なった。この気持ちは俺だけだろうか。
>>592 フミヤは何も知らないし悪くないだろ・・・しかも原作では殴らない寸止だからこそいいシーンだったんだぜ?
>>592 直子の心情を慮れなければ、文也を殴れなかった原作での平介の気持ちも分からないでしょうね。
まあ、映画版にしろドラマ版にしろ脚本家ですらそこのところを全く理解できていなかったぐらいなので、
初読では分からないのも無理はありませんが。
595 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/02(水) 22:15:29.97
東野作品で他におすすめある?
なんか小説とドラマの「秘密」をゴッチャにして語ってるヒトがいるけど
ドラマ(映画も)の藻奈美は実は直子だと確信持てるラストだけど
小説(原作)は「ひょっとして本当は直子じゃないのか?」と平介が疑念を持つ程度の
内容(確信は得られず)で如何にもミステリー作家らしい結末だったように思う。
宿命が好きだったな
薦めていいのかワカランが
あれ?TVドラマのほうの藻奈美も直子だと確信もてるシーンあったっけ?
>>598 目つきとBGM。
結婚式直前の待合室で待っている時の目つきとBGMは直子のもの。
後は結婚指輪を直したというので平助も確信を持った。
他の作品だと変身が秘密くらい切なくなったかな。
にしてもTVのほうの文也に一目ぼれ早すぎるだろ、直子さん。
原作のほうじゃ平介視点なせいかほとんど出番のなかった先輩とあれだけいちゃいちゃしてた分違和感ありすぎる。
どうせなら先輩が梶川の息子だったとストーリー書き換えたほうが良かったんじゃないか?
>にしてもTVのほうの文也に一目ぼれ早すぎるだろ、直子さん
え〜っ!何処をドー見ればそんな感想になるのかな?
文也に一目ぼれもしていなければラブラブモードってワケでもないだろう。
直子がこれまでの事を文也クンに全てを(或いは自分に都合の良い部分だけでも)
話したとも思えないし、そのような相手だとも思ってないよ。
単に結婚して子供を産みたかった(或いはセックスをしたかったでも良い)。
但し将来の伴侶となる相手は平介にも喜んで認めてくれるオノコでなければ、、、
その恰好の相手が文也。
平ちゃんは何故かこの青年がお気に入りだった(自宅に招待までするし)。
仮に相馬クンと寄りを戻して平ちゃんに「彼と結婚したいの」と言っても
反対はしないだろうが出来れば祝福して貰えるような相手が望ましい。
今さら直子が若い男との新たな結婚生活にワクワクしている、、、と思うの?
まあTVも映画も時間の流れのわりに展開速いからねえ。
604 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/11(金) 03:51:50.39
ドラゴンボールのナメック星人(神とピッコロ)の融合みたいだな。
1つの肉体で、2人の人格を共有していたんだろう。
605 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/12(土) 14:34:10.27
606 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/03/27(日) 07:59:25.36
とりあえず、今作では、かぶり一回も振らなかったなと思った。
あと、藻奈美って名前見ると、モナーを連想する。
オナニーして寝ますね☆
それがいいだろううな
>>602 ワクワクしてるとしか思えない。
てか17歳の男子高校生と逢い引きしようとしてるし。
文也と出会った翌日から入れ替わりを仕掛ける行動起こすとか
直子はしたたかだ。
なにこのすっきりしない終わり方って最初は思ったけど
ラストを反芻するうちに直子の真意に気づいて悲しくなった
あとレビューググるとよく出てくる「裏切り説」挙げてるやつらは読解力なさ過ぎると思う
テディベアに隠した秘密を取り出したこと、にも関わらず結婚したこと
最後に平介が文也を殴れなかった理由、の説明をどうつけるつもりなのだろうか
解釈は人それぞれで良いと思うけど、裏切り説は直情的すぎる。
藻奈美の精神を取り戻すことが第一だけど、人並みの青春を過ごさせたいがため、
直子は藻奈美に成り代わり生きてきた。
医学の道へ進む事を決めたのは、藻奈美を取り戻すことへの直子の決心だった。
藻奈美には与えられなかった人生を、かわりに生きる自分。そして平介の妻として人生をまっとうできない自分。
文也から愛される喜びを感じていたのは、藻奈美の幸せを願う直子であり、
平介の元を去ったのは、愛する人をこれ以苦しめることは出来ないと悟った直子だ。
愛する人の為に行う苦しい選択。
誰も知ることのない直子の秘密。
そこに裏切りは無いよ。
いや〜映画やドラマの展開で「直子の真意」というのなら分からなくもないけど
原作のアノ展開で「直子の真意」というのはキツイワ。
そもそもアレは本当に直子直子だったのか?
わざわざ事故前の小学生の藻奈美から演じるコト自体が信じられない。
小学生だぞ、小学生!
「ソコまでヤルのか!」って感じだ。
一時期オカシくなっていた平ちゃんとは違うんだから
あんな回りくどいヤリ方で本人に気付かせずとも
もっと互いの将来についてハラを割って話し合えよ
って思う。
あの指輪を平介に秘密でリメイクしたことが中身が直子である証明なんだよ
藻奈美なら黙ってやる必要も浩三に口止めする必要もなかった
直子だから秘密にせざるを得なかった、バレたら平介に勘付かれるからだ
そもそも平介が浩三の店を訪れたのは偶然に過ぎない、平介すら壊れたのに気づいたのは当日だ
指輪をリメイクした理由だって自分が平介の妻であったことを忘れないようにしたいがため
文也に不審に思われず、かつ指輪を肌身離さず持つにはあの方法しかなかった
中身が藻奈美であればわざわざ母の指輪を使って、
文也や平介に微妙な感情を抱かせるようなことはしなかったはずだ
≫611です。
これは小説だからね。
この世界のどこにでもある一般的な家庭にふりかかった、不運。
現実世界のように書かれていて、読み手もなんとなくそのように読み進めるけど、この小説はファンタジーなんだよね。
だから一般的な感覚から少し離れて読み込んだ人と、そうでなく自分自身と照らし合わせて読み込んだ人と、意見の差がでるのかも。
俺自身は自然と、登場人物を性善説にたって読んでいたように思う。
その為か、≫611のような感想を持った。
性悪説で読むことが間違いということじゃないよ。
もう一度読むときは、俺も性悪説にたって読むかも知れない。
最初に平介と藻奈美(直子)が共有した秘密。
その謎は最後まで解けなかったわけだから。
読者がそれぞれ違った感想を持つことを、狙って書かれた小説なんだよね。
615 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/07/04(月) 08:23:34.54
あげとこうか
映画版を見た(原作未読)
なんかスッキリしないな〜と思って色々ネットでレビューとか見たけど、
原作の結末が何となく分かって、スッキリしない感じは解消された。
良くも悪くもこうも議論になる内容のものを書くのは凄いなぁ、と思う。
まぁ、個人的にはもうちょっとちゃんと娘の事を考えた方が良いと思ったが。
いま、でけえオナラをした。
ところが、匂いがリアルなんだよな。
で、パンツの中を見たら、うんちが飛び出てた。
どう思うね?
俺も歳かな・・・。
618 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/09/21(水) 21:10:02.29
よいしょ
これ多分塀助の夢だよね
バスで事故った時に塀助は植物状態になった
二人とも失いたくない願望がああいう夢をみさせた
塀助って誰だよ
共感できない最後だったな。
涙も出なかった。
全てを知った旦那が哀しすぎる。
直子が秘密を作らなければ旦那と娘への愛情は成就したはずなのに。
今更ながら秘密読みました
切なすぎるんだが・・・・日常生活に支障をきたすレベル、食べ物がのどを通らん・・・
624 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/03(木) 04:09:27.41
ほんと切ないよ…
625 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/06(日) 15:06:02.82
>>623 おまえ解るぞ
俺も読み終わった次の日も、そのまた次の日も
苦しい気持ちだった
626 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/11(金) 06:51:30.55
嫁も娘も、命より大事な俺には 耐えられない内容。
鬱 通り越して 腹立つ! あんな煮え切らない小説 嫌いだ。
627 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2011/11/16(水) 17:38:34.73
直子の「この奇跡を無駄にしたくない」の一言が女の本音。
秘密を買おうとしたら間違えて手紙買っちゃった