わたしの今は小学生だからカワイイのでゴホービなのにうれしいのは本当の気持ちじゃ無いってわかんない。
お父さん「おまえがカワイイからゴホービだよ」って、最初のわたしがびっくりして「いや」って泣いて、でも
「ゴホービがイヤなんておまえは変だよ。イヤなはずが無い。気のせいだ」って、何回も何回も言われて、
毎日毎日言われて、四月になって、ゴホービはうれしくて楽しくてはしゃぐわたし。ゴホービだから、
おふとんの中でお父さんのおちんちんが、さりげなく長いので、わたしのおまたが宇宙だった(笑)。
お仕事が休みの時は、おふろの中でまた「ゴホービだよ」。バースデープレゼントでゴホービのマンガの本。
どのページもルビでいっぱい。「これで読めるだろう?」ってお父さんのやさしさ。本の中のオトナの男の人と
女の子はわたしと同い年ぐらい。すごい楽しそう。知らないゴホービもいっぱい。はりきってわたしも「負けるもんか」って
お父さんのおちんちんすいこんだ。変な味な水。お口ヌルヌル。お父さん、よろこんでた。ゴホービの後って好き。
いっぱいいっぱい「いい子だね」だから、わたしはエライんだ、頭ヨシヨシはお父さんのいつもの。お母さんは離婚して
お父さんと十年前のわたしは赤ちゃんだったのに、久しぶりだけど、五回くらいしか知らないからお母さんなの?
お母さんとファミレス。ハンバーグセットとチョコレートパフェは甘い。「いっぱいお話しよう」ってお母さんはスパゲティー。
いろいろ話して、約束はお母さんはよその人じゃないからいいかな?だからゴホービのことも話して、
お母さんの涙が「信じられない!」って怒ったお母さん。それからお母さんのくらしがわたしと一緒に、病院にも来る毎日。
ヤマザキ先生の着てる白衣はお医者さんなのでカッコイイ。ヤマザキ先生だーい好きっ。目がやさしいのでわたしの
好きな人は怒らないでお話聞いてくれる。「アヤちゃんは何も悪くないよ」「お父さんがしたことがうれしいのは、
アヤちゃんの本当の気持ちじゃないんだよ」ってヤマザキ先生の言葉は聞いたのは百回ぐらい?覚えてしまったけど、
やっぱりゴホービは楽しい思い出。お母さん泣く。「カワイソウな子」。
ヤマザキ先生、怒った。「カワイソウと言ってはいけないと言ったでしょう!」チンプンカンプン。