【昔を】みんなの馴れ初めをおしえて【思い出して】

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一年ほど前に開いたその店が、市内の別の場所に移転することになったという張り紙が、店内に貼られていた。
こんなに早く?とも思ったが、比較的小さな店だったし、新しいマンションの一階にあったので賃貸店舗だろうから、そんなこともあるか、くらいだった。それでも、とても残念だった。
ここにあれば、暇に託けてくることもできるけど、向こうに移転されては、さすがに行けなくなってしまう。(そこまでしてくるのは、なにかあるのか?と勘繰られるだろうし・・・ヘタレの思考だ)
一方で、これはすごいチャンスじゃないか?とも思った。凸して駄目でもそれまでだ。と思える状況が目の前にあった。
放っておいても、どうせ数日で全部がなくなるのである。このくらいのお膳立てがなければ、絶対声なんて掛けられなかった(と今でも思う)。
その店を閉める日に、その店はランチもやっていたので、朝モーニング食いに行ったとき、昼に部屋に居なければならない事情があるので、すまないが出前をしてもらえないか?
とそのコじゃない年配の女の人に頼んだ。俺は、割とその人に受けが良かったようで、出前はやっていなかったが、すんなり引き受けてくれた。(後で分かったのだが、その年配の女性は、彼女の母親だった)