1 :
素敵な旦那様:
せつない
自分のカミサンの話だとしたら
漏れだったら耐えられないよ
ヘタレですまぬ
2get
クソスレでも2getすると、うれしいもんだな
なぜ今秘密か
トキオもいいべ
5 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 13:27:16
トキオ読んだが、最後の台詞が良かった。
6 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 13:36:02
トキオは最後の行の為だけに読む価値がある。
7 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 16:23:54
2週間ほど前、本屋で平積みされてた容疑者X初めて買って読んだ。
恥ずかしながら終盤ですんげえ泣かされた。
もっとも嫁がいうには「石神・・・ちょとウザくないかい?」だそうだが。
あづまのってこういう泣けるのが多いのか?
8 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 17:07:02
>>7 あづまのは知らんが、ひがしのなら上に出てる2つぐらいじゃないか
な?ほぼ全ての著書を読んだと思うが覚えてなくてすまん。
一人娘を持つ親としては、さまよう刃がやりきれん。
9 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 17:44:41
秘密は俺も好き。
ただ、女と男は感じ方が違うみたい。
男にはウケルが、女にはそんなに評判よくない。
10 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 18:29:00
盗聴器仕掛けるのも理解できる
11 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 20:56:17
話教えて
12 :
素敵な旦那様:2006/03/09(木) 21:17:18
とりあえず読め。損はしない。
13 :
素敵な旦那様:2006/03/10(金) 08:04:58
>>11 妻と娘がバス事故で瀕死の重傷を負う。駆けつけた主人公・平介の前で妻は息を引き取る。
一方、残された小学生の娘は奇跡的に意識を取り戻す。
しかし、娘から最初に発せられたのは「あたしよ、あたし、直子なのよ」という言葉だった。
妻と娘を失った筈の主人公に残されたのは、
人格の上では妻・直子でありながら、現実には娘・藻奈美。そんな主人公と妻の新たな生活を描くストーリィです。
14 :
素敵な旦那様:2006/03/10(金) 12:14:47
>>9 そうなんだよな。オレは何度読んでも泣けるのだが、妻的にはいまいちらしい。
>>13 おまい、要約がうまいな。文章を書き慣れているやつと見た。
15 :
素敵な旦那様:2006/03/10(金) 13:02:31
そうそう、女は盗聴器のくだりの辺で
気持ち悪くなるくらい引いてしまって
読むのをやめたくなるみたい。
あぁ、映画化して広末が演じたやつか。
17 :
素敵な旦那様:2006/03/10(金) 21:57:42
東野本人が出ててワロスw>映画の秘密
18 :
素敵な旦那様:2006/03/10(金) 22:15:46
むすめとやったのか?
19 :
素敵な旦那様:2006/03/10(金) 22:49:10
切ないとか思わない
あれは女のエゴの結晶作品
20 :
素敵な旦那様:2006/03/10(金) 22:50:27
秘密っていうか裏切りだな
21 :
素敵な旦那様:2006/03/11(土) 02:03:43
さてあらすじも出たことだし
以下自分ならどう行動するか妄想を巡らせるスレとなります
22 :
素敵な旦那様:2006/03/11(土) 07:08:45
漏れだったら最後自殺してしまうかもしれん。
24 :
素敵な旦那様:2006/03/11(土) 15:41:17
秘密って一応ミステリーだけど、
このスレはネタばれおkなの?
ミステリ板みたく、ネタばれは目欄使用するべきかな?
時生読んだけど最後の一文ど忘れした…orz
誰か親切な人、メル欄で教えてください。
26 :
素敵な旦那様:2006/03/11(土) 19:36:45
27 :
素敵な旦那様:2006/03/11(土) 20:46:17
>13を読む限り一人残ってるんだからいいじゃんって気がするも
28 :
素敵な旦那様:2006/03/11(土) 21:26:54
秘密って
切ないというのは少し違うような。
なんにしても平ちゃん可哀想すぎる。
29 :
素敵な旦那様:2006/03/12(日) 20:56:38
この秘密は絶対に裏切りと題名づけるべきだ
30 :
素敵な旦那様:2006/03/12(日) 21:14:54
禿同
31 :
素敵な旦那様:2006/03/12(日) 23:18:37
若い体を手に入れた嫁が
若い男に鞍替えするストーリー
・・・旦那を追い詰めながら
32 :
素敵な旦那様:2006/03/13(月) 00:54:39
映画で見たがくだらなすぎて、逆に情けなくなったな。
33 :
素敵な旦那様:2006/03/13(月) 08:43:55
直子を「裏切り」と評する人が多いようだけど
では直子をどうすればよかったの?
34 :
素敵な旦那様:2006/03/13(月) 14:11:10
35 :
素敵な旦那様:2006/03/13(月) 17:15:46
女の目線の高さにちんこ
広末がブスすぎて、映画見た後吐き気がした。
37 :
素敵な旦那様:2006/03/15(水) 12:16:03
秘密は
東野本人は笑える話のつもりで書いたらしいが
離婚した頃の作品だっけ?
>>33 藻奈美のふりをしたのが間違いの元。
平介に本当のことを言えばいいだけのこと。
超亀
40 :
素敵な旦那様:2006/04/15(土) 19:22:42
でもな・・・平介が直子を「藻奈美」として見ていこうと決めたんだからな。
ある意味、直子はその期待に応えた訳だ。
なんか、切ないっていうのか、つっこみどころを
残されたまま感動を押し付けられた感じ。
42 :
39:2006/04/16(日) 05:30:31
>>40 「藻奈美の体に藻奈美の人格が戻ったという事実は
一度もなかった」というのが自分の解釈なので。
平介を混乱させた責任は直子にあると考えている。
間違っていたらごめん。
43 :
素敵な旦那様:2006/04/21(金) 23:51:39
平助にも直子にも責任は無いだろ。あの状況じゃしかたないって。
夫婦生活も無理だし、若者と中年で住む世界が当然違ったし。
どうにもならないよ。娘として生きる妻、娘としてみる夫。そんなまどろっこしい事せずに
さっぱり潔く絶縁したらどうだ?しかたないよ・・・そのほうがお互いのためだ。
絶縁が一番の解決策だと思わないか?
絶縁というか、平介が本当のことを知れば
社会的にも家庭的(夫婦生活)にも、共同生活が無理
である事を理解してくれる可能性はあったわけだし、
直子がそれに賭けてみようとした形跡が認められないのが
残念に思える。
ただ、それでお互いが納得して別々の人生を歩み始めたら
切なくも何ともない、つまらない小説にしかならないし・・・・
やっぱり原作の終わり方がベストなんだろうと思うしかない。
男からしたら切ないが
女からしたら、別に何でもないんだろうなと思ってしまう作品だ
46 :
素敵な旦那様:2006/04/22(土) 09:35:33
だな。
47 :
素敵な旦那様:2006/04/22(土) 11:16:14
>>44です。
直子側から言わせれば、30年以上生きてきた中での悔いを
帳消しにできるチャンスをもらって、実際やり直すことができ
さらに若さまで手に入れたんだから万々歳ってとこでしょ?自己を消す悲しみも多少あるけど
旦那に対する同情の涙ってのもあるんじゃないかな?愛情ではなく同情。
やり直すという意味で 「直」子 という名前にしたのか?
いずれにせよ、旦那からすれば、あんな形で愛する人が存在するくらいなら・・・
まだ普通に亡くなってたほうが幸せだったのかな?
いいじゃんもう。あのエロ教師とやりまくっちゃえば。忘れろ忘れろ。
48 :
素敵な旦那様:2006/04/22(土) 11:18:29
>>47の書き込みについて訂正します。
>>44ではなく、>>43だった。
49 :
素敵な旦那様:2006/04/22(土) 23:15:16
このスレッドってつまらないですね。 どうしてなんでしょうか?
スレッド立てる前に考えました? レスが付くかな、とか、
おもしろいかな?とか。それなのに立てたとしたら、あなたセンス最悪です。
それとも、やはり何も考えることのできない人ですか?
文面から察するに、何も考えていないんですよね?
でも、少しは考えてくださいよ、あなたが立てたこのつまらないスレッドを
読まされた人達の迷惑を。 せっかく楽しく掲示板を読もうとしたのに、
こんなしらけたネタを読まされちゃって興ざめです。
もう、すっかりやる気なくなってしまったというか。
はっきり言って、あなたのネタってブラクラや死体画像以下です。
どうせ、私以外のレスって全部自作自演なんですよね?
そうまでして相手にして欲しいんですか? 友達いないんですか?
もちろん恋人なんていないですよね? ええ、たぶん、
あなたは一生一人きりで過ごすことになると思いますよ。
でもまあ、そんな事はどうでもいいんです、私が言いたいのは
とにかく、これ以上つまらないスレッドを立てないで
欲しいってことだけなんです。 掲示板があなたの立てたくだらない
スレッドで埋められていくのが我慢できません。あなたにも人の
迷惑が理解できるんであれば、二度とこんな事はしないでくださいね
この人の作品てなんつーか
ダメ男が出てくる率が高いと思う
また現実にいそうなダメっぷりというか
なんでそんなにオンナに振り回されっぱなし?
っつー感じだ
平助はダメ男か?
52 :
素敵な旦那様:2006/04/23(日) 10:22:11
>>49全部が自作自演ではないよw現に何度か書き込んでる本人が言うんだから間違いないぃ
>>50う〜ん俺はむしろ逆なイメージがあるよ。
「理系キャラ、蕎麦好き、バラエティは低俗だから見ない、巨人ファン、小さい頃はクラスの人気者」
そんなどことなく鼻持ちならない男がお得意なイメージある。
>>51主人公の人気投票やらせたら上位いきそう。俺はどっぷり感情移入できたキャラ。泣かす。
ダメ男ってわけではなかったと思う。盗聴したのだって、あんな状況だし責めたら酷ってもん。
>49は出版系の人?
言い方は丁寧だけど、中身はヤクザだ。
54 :
素敵な旦那様:2006/04/23(日) 18:45:34
55 :
素敵な旦那様:2006/04/26(水) 09:43:41
東野圭吾って文章もうまいし、ストーリーの語り口もいい。
読んでるうちはグイグイ引き込まれるのだが、
読み終わったあと、あれよく考えたら根本的なとこが変じゃねってのない?
ってのが多いよ
秘密も結局中身が入れ替わった種明かし一切ないし
白夜行も、高校卒業時か、大学出たとき駆け落ちすりゃよかったじゃん
っておもわんすか?
これエロいの?
57 :
素敵な旦那様:2006/04/26(水) 18:12:01
>>55 秘密・変身・分身などは、一応SFの範疇だから
厳密な種明かし(証明)などしようがない。
白夜行に関しては、雪保の狙い(計画性)から想像するに
駆け落ちなどあり得ないと思う。
59 :
素敵な旦那様:2006/04/26(水) 23:02:16
映画は何でああいうラストにしたんだろうか?
映画のラストは原作と大きな違いなかったような
つーか映画自体の設定が原作と違ったから
結構割り切って見れたわ
あの映画は、原作に忠実すぎて失敗した代表例。
藻奈美の年齢設定の無理を、広末のキャラで
埋めようとした構想がそもそも間違いだし、時間的制約から
原作の重要部分(バス運転手の抱える問題)をすっ飛ばしている。
>>60 >映画のラストは原作と大きな違いなかったような
大きく違うでしょ。
映画ではモナミが平助の顎を撫でることにより自分が直子であることを明確に告げているが
原作ではあくまでそれを秘密にしようとしている(時計屋の一言でばれてしまうが)。
それに、映画のようにモナミが平助に教えてしまえば、「秘密」というタイトルの意味さえなくなってしまうんじゃ?
63 :
素敵な旦那様:2006/04/28(金) 00:35:32
>>62秘密というタイトル、指輪の件と正体をかけて秘密という事だよね。
結局、秘密というタイトルは心底すばらしいタイトルだと思った・・・!
映画では正体ばらすわけ?!台無しだな・・・するってーと、世間に対して秘密という事だけで
タイトル秘密ってか?!最悪だ!そのセンス!
>62の映画に対する解釈には間違いがあると思う。
>映画ではモナミが平助の顎を撫でることにより自分が直子であることを明確に告げている
ここは、「夫との最後の別れでつい自分を忘れ、いつもの癖(平介の顎を撫でる行為)が
図らずも出てしまった」と解釈すべきで、原作の「時計屋の一言」の代わりを表していると
考えるべきだろう。(広末の演技不足が誤解を招いたのかな?)
↑言い忘れたけど、映画でも原作でも、平介が新郎に対し
「二発なぐらせろ」と言ってるのがその証拠だ。
だから>61の解釈が正解だと思う。
直子は旦那の意志を尊重し、藻奈美として生きた
でも藻奈美として結婚式を迎えようとしたとき
平介を欺き続けるのが辛くなったから平介との結婚指輪を使ったわけでしょ
平介は再び2人を失ったけど、妻が自分を今も思い続けてくれているからそんなに悲劇とは思わないけどね
67 :
素敵な旦那様:2006/04/28(金) 23:12:02
>平介は再び2人を失ったけど、妻が自分を今も思い続けてくれている
平介に対しては愛情は多少残ってるとは思うけど、同情のほうが強いんじゃないか?
あの指輪の件だって、自分自身に対する未練があったからだとも思える・・・・。
指輪を持ち続ける事によって直子は重い十字架を自ら背負った事になる。
そんな事して何か有意義な点があるのかね?なんにもなんないと思う。
むしろ、今後の人生がなにもかも中途半端になりそうだけど・・・。
最大の被害者はモナミの旦那か?!
68 :
素敵な旦那様:2006/05/06(土) 21:58:19
最近になって秘密を読んで思ったけど
重松清が書きそうな作品だと思わない?
69 :
素敵な旦那様:2006/05/06(土) 22:00:00
重松清を読んだことないので何ともわからない。
70 :
68:2006/05/06(土) 22:34:29
なんか誰からも同意されなそう……
結局平介は再婚するのだろうか・・・?!
指輪の件は、平介に対する贖罪の意味があったと思う。
人生をやり直すチャンスと考えたとしても、自分自身は
騙せないだろう。それを覚悟の上で藻奈美として生きる
事を選んだと思うが、平介、藻奈美どちらにとっても
彗星のように尾を引く人生を歩むことになるのかな〜。
73 :
アゴちゃん:2006/05/11(木) 01:13:18
秘密に関しては東野作品ぽくはない…。
ええ話には間違いないが。
重松には似てないでしょ。
ちなみに重松の何に??
・・・平介は一時期恋愛感情をもった小学校教師と再婚とか?
直子に裏切られたという気持ちは、一生消えないんじゃないか、平介は。
直子に藻奈美として生きてほしいと言ってはいるが、心理的にはそんなに
単純じゃないと思うな。そうせざるを得ないと考えた深層心理も理解すれば
これほどの悲劇はないと思う。
再婚するとすれば腹いせか?
>>75腹いせ・・・確かに裏切られた気持ちはぬぐい切れないのは事実だよね。
まあ、お互いギクシャクが加速する一方で、打開策として直子が思い切った行動に出て
長期間演じ続けたわけで・・・。で、別の人間として別の相手と新たな人生を。
平介もこれ以上続ける事は苦痛でしかなく無理だって自覚してたはず。
だから直子のとった行動を理解してるんじゃないかなと。再婚したとしても
きっと「割り切り」じゃないかな。お互いのためにお互いを断ち切るみたいな。
個人的に思うのは絶縁ね。ほんとあの二人は縁を切ったほうがいいと思う。
今後も顔をつき合わすとなると、ロクな事無い。あるはずが無いでしょ。
「秘密」の初読時は、とにかく切なくて何度も涙を
拭わずにはいられなかった。でも最近読み直して
感じたんだけど、切ないはずの平介と直子のやりとりが
笑えない冗談に聞こえて、殆ど切なさが感じられなくなってしまった。
それでも時計屋の件以降の切なさは残っているけど、一体あの時の
自分はどこへ行ってしっまたんだろう?
それより「容疑者Xの献身」の最終場面から受ける切なさは、
「秘密」以上のものであり、何度読んでもその印象は変わらない
だろうと思う自分がいる今日この頃です。
>>75 裏切られたとは思わんでしょ。平介なら。
それと直子の裏切りって言う人がいるけど、あれはむしろ直子が全ての罪(?)を一人で背負ったっつー感じでないかい?
平介がなにも知らなかった場合、普通に娘を嫁にやったっていうだけなんだからさ。
もし直子が「娘として生きていく」って平介に明かしたところで、嫁にいくとなれば平介にとって気分良いもんじゃないだろうし。
結婚するなよ、って言われたら「じゃあモナミの人生はどうなんの?」って話になるし。
79 :
素敵な旦那様:2006/05/20(土) 04:54:30
この小説読み終えた時点で、なんか割り切れなさが残るよね。
直子が消えて藻奈美が戻ったと思っていたら、実は直子の芝居
だったかも、という思いが残るからじゃないかな?
平介が新郎に「二発目は・・・もう一人の分」と直子に対する
悔しさをにじませているように思えるのは俺だけかな?
しかし読者がそう納得するのに多少時間がかかるので、「切なさ」
が尾を引くんだけど、冷静に考えれば「裏切り」と言えなくもない。
もちろん、人それぞれに受け止め方が違っていいと思うけど。
80 :
素敵な旦那様:2006/05/20(土) 21:05:00
秘密、良さそうですね。
読んでみたくなった。
俺は普通に、直子から藻奈美に、ぬいぐるみに忍ばせた指輪の事が伝わっていて、藻奈美が自分で作り替えたか、直子が作り直すように指示したのかと思ってたが、ラストのシーンで何か違うっぽくて萎えた
でも、こういう可能性も無きにしもあらずか?
>>81 ないでしょう。
っていうか、それだとラストの余韻(もう一回殴らせろ、とか)が台無しになっちゃうよ。
ミス板でもリドルストーリーって言う人がいたんだけど、流れ的に読者に結末を委ねるタイプのものじゃないと思う。
>>81ただ、そこはプロ作家がつくりあげた作品。
読み終わって、いかにも直子が芝居してたんだなと思うのが大多数の感想だろうが
あなたのその逆の意見が実は真実だったりね。実は本物の藻奈美だったって説で考えても
指輪の件はさほど不自然に思えない。実際に母から子へ大切な指輪が受け継がれたと考えればさ。
だからあの結末のあと娘のクチから指輪の件を伝えたかも。
『指輪は母の指示があって今は娘である自分の結婚指輪になってる。
でも知ってたら平介は指輪を渡してくれなかっただろう。
もう指輪は無いわけだし平介はしっかりと新しい人生を歩んでほしい』と母から伝言頼まれた ・・・って。
>>83 そういう考え方もあるのかな。ただそういう場合、後に作者が明かすものだと思うけど。
俺は平介の感覚(エピローグで語られてた部分)を信じるけどね。
直子が平介との最初の秘密(ぬいぐるみの指輪のことね)を破ったとはあまり考えたくないし。
なによりモナミがモナミのままだとすると、「秘密」ってタイトルが死んでしまう。
>>85なるほど。レスありがとうございます、>>83です。
結末は読者に委ねるっぽい作品かなと思ったので、読み終わった後、
間逆の2パターンを妄想したんです。「実は本物の藻奈美だった」ってのも考えて、
一つの選択肢としてあるのかも?と。これは個人的に思ったことなんで、
一つの妄想としてきいてほしいんです。秘密というタイトル、あの一連の指輪がらみで考えると
非常に重いタイトルで鳥肌モンですよね。世間に正体をさらさない秘密、指輪の隠し場所の秘密、
ラストで娘の結婚指輪と化す秘密、様々な秘密の中で問題なのは、
海が見える公園(でしたっけ?)で直子がもうじき消える宣言をしたシーン
だと思うんです。あれは本当の事を言ったのか?それとも芝居をする決意から言った事なのか?
いずれかで最後の展開が変わると思うんです。
85さんがおっしゃる、>モナミがモナミのままだとすると、「秘密」ってタイトルが死んでしまう
に関しては・・・
もし仮に、直子が完全に消えたラストだと仮定すれば、読者は直子の演技だったと
思って読み終わる→実はそう思わせるのが作者の狙いだった
→作者は文字で語られる真実を用意せずに読者に委ねる結末にした→
実は直子の消滅が真実→つまり作者だけが知る本当の真実→直子消滅は「読者に対する」永遠の秘密→タイトル「秘密」
まあ、個人的にこういう選択肢も考えたわけで。。
>>86の続きですが、う〜んなんていうんだろ・・・「悪意」って作品で
文章トリックってのありましたよね。「秘密」という作品は・・・若干記憶が薄れてますが
たしか・・・つねに平介視点で物語が進行してましたよね。展開上知った事実を平介がどう捉えたか、
そんな感じだったと思います。ですが、そこは東野圭吾。推理やミステリー作家です。
文字で語られる考えや展開、読み手は全部真に受けていいものかどうか・・・と。別の真実もあるんじゃないか?と。。
悪意は未読だけど、叙述トリックのことかな?
あれは推理し得る情報があって初めて成立するものなんだけど、それ以前に秘密という物語に相応しいかっていうとちょっと疑問だね。
っていうか、ルール(最低限の情報の提示)も作者も信用できないとなると一人称小説はまともに読めなくなっちゃうよ。そもそも氏は叙述トリックを嫌ってる節があるし。
とはいえ、直子消滅説を改めて主張されると否定しきれないのも事実なんだよね。
一人称小説で確かなものはなにもないから。
最初の直子が憑依したところから全部妄想だって言われても完全に否定はできないもんね。
>>87 私は
>>85ではありませんが、「悪意」では犯人の目的(動機)が
本当のトリックであったと作者は明かしているでしょ。(加賀を介して)
白夜行のように、目的も動機もはっきり語らず終わっている作品とは
一線を画す作品だって思いませんか?
はっきりと「真実」を述べている作品とそうじゃないもの。そして
どちらとも言えないものもあっていいと思いませんか?
>>86 あ、それとタイトルの「秘密」が示す中で一番の肝は、「平介にさえも正体を隠しながら、すべてを一人で抱えてモナミとして生きていく」ってことだと思うよ。
「直子」はここに存在してるのに、誰にもそれを言えない。唯一心を許せる相手を失って、さらに一生他人を演じ続けなければけない。
そんな決断をした「直子」の気持ちと、これからの「直子」の苦悩を考えて泣き崩れる平介。
こう考えたほうが綺麗だしドラマチックっしょ?(笑)
>>88悪意ってほぼ推理しようがないの。あの手記はそもそも・・・・・これ以上は最高のネタバレになるから
言えない!!とにかく読んでみて。そりゃないよ〜って感じ。驚いたw 作品自体傑作だったしおすすめ。
オチは全く違うと思うけど、少なくても平介の一方通行な視点だったと思うんだよね秘密は。
その辺がなんかひっかかる。後半からラストにかけて、平介の歯車が狂った勘違いだったなんてことも??う〜ん・・・
>>90つまりそういう事だと思うんですよ。
>「秘密」が示す中で一番の肝は、「平介にさえも正体を隠しながら、すべてを一人で抱えてモナミとして生きていく」
ってやつ。ほぼ誰もがそういう意味でのタイトル「秘密」だと思うんですよ。
そこに東野圭吾の狙いがあったのではないかと。作者が頭の中で用意した結末は
直子消滅だけど、読者にはそれを秘密にする。平介が気づいた事実に、平介も読者もだまされて
、だからこそタイトル「秘密」だとしたら、このタイトル、とことん意味深ということに。
思うに、あの店のシーン、直子から口止めされた内容を平介にしゃべった事。
あのシーンで作者は罠をしかけたんじゃないか?と。もっともクセのあるシーンだと思う。
直子が口止めした理由は、平介に自分の正体が直子だとばれたら困るから かもしれない。
一方で、なんのことは無い、藻奈美本人だったとしたら、前レスのとおり
「渡すのを嫌がる平介に指輪を厳重管理されないうちに別の指輪へ作り直して」
との直子からの指示があったと予想。そう考えれば口止めした理由もつながるはず。。
うわ、こんなスレあるんだ!w
原作読んで感動してマン喫でDVD見て泣いた漏れがきましたよ!!
95 :
94:2006/05/22(月) 04:48:02
って皆さんのレス見て更に深くて驚き!
映画は確かに運転手の抱える背景とか全てが軽くつくられてましたね。
うちも秘密はカミサン、おふくろはスルー…
白夜行とかレイクサイドのほうが反応よかったけど、男親からすると、
なんか胸に切なさがこみあげる作品だと思います。
東野氏は救えない後味悪い作品も得意だからね。
白〜もそうだし、天使の耳とかどなたかも書いてらっしゃった〜刃とか。
>>91 他作品のネタバレに配慮するのはいいけど、それなら、ここは秘密について語っている
訳だから必要のないネタとしか思えない。
悪意を持ち出す理由くらいハッキリさせてもらわないと読んでてイライラする。
「悪意の肝って、犯人の行為、記述が全て捜査陣を欺く罠だった」と言いたい訳?
だから秘密にも、作者が仕掛けた同様の罠があるかもと・・・・・?よく分からん
>>96ごめんごめん!・・・う〜ん、悪意を持ち出したのは違う気もしてきたな・・・。
感覚的に思ったことなんだけど、悪意はすべてを疑ってかかるくらいじゃなきゃ
ラストのオチは的中なんて出来るはずが無い感じだった。そもそもこの内容の文章自体が
本当の事なのか?くらい根本的に疑わなければならなかった。そんな作品を作るような作者だから
「秘密」に関しても、平介の思考のみで物語がすすむ点に疑わしさを感じた。
読み手は平介の思考がすべてになる。そのほかの可能性は考えなくなる。そんなもんでしょ?
だからこそ平介の感情が爆発したラストあたり、読み手は平介の判断に同調し切なくなる。
平介「直子は消滅していないのか?!」(読者→直子は生きていた!!)そうなると、直子消滅説は
消える。東野圭吾のことだから、読者の感想で「直子はこれからも娘として生きていく!切ない!」とか
言われると、実は違うんだよ・・・とか思いつつ、ほくそ笑んでそう・・・そんな光景を想像してみたりww
ただ、わかんないよ?あくまで個人の妄想だから。前々からそんな発想が頭の片隅にあったの。
それをぶちまけただけ。
「悪意」は本当に推理不能なのか?それならミステリとして失格だな。
すべてを疑ってかかるのはミステリーの基本だが、作者は謎を解くカギを提示しなければならない。
清涼院や話題のひぐらし等はそれができていないから叩かれてる。
プロのミステリー作家……しかもスタンスとしては正統派な東野圭吾なら、その約束事を破るとは思えないけどな。
>>98ごめん、ちがうわ。悪意は推理とかじゃなくて、一言で言えばトリック。大きなトリック。
推理や謎を解くとかそういうノリの話じゃないの。ネタバレ注意だからあんま言えないんだけど・・・
なんつーか、あの作品、刑事の推理によって序盤で犯人が捕まるの。
そこからが本番って感じなんだけど、犯人が書いた手記の内容を、書いた本人の視点でほぼ全編にわたって紹介していくの。
自分が犯人になった理由というやつ。つまり、犯人が主人公で話がどんどん進んでいくから、読者は自然と犯人視点になるわけ。
・・・・・正直これ以上は言えない。もし、読む気があるなら読んで欲しい。俺の言ってることを少しは
納得してもらえるはず。
こんな糞スレでも100行くのか
ん?ミステリーじゃないのか?
物語に仕組まれた仕掛け(謎)を解くのも広義のミステリーに含まれるんだが。
もちろんそういう場合も仕掛けを解くカギ(描写に矛盾がある等)は必要。
まあ、スレ違いなのでこれ以上はやめておく。
>>101仕掛けも解く鍵も無いの、悪意は。
あえて言うなら個人の手記という存在そのものをどう捉えるか って感じ。。
たしかにスレ違いなのでこれ以上はやめておく。
104 :
素敵な旦那様:2006/05/24(水) 21:11:17
これ、今電車の中で読んでるけど、
まぢで何度も泣きそうになる。
人にすすめられる作品の筆頭です。キャッチーで手堅い作品。代表作だと思う。
漏れはこないだ手紙読んだ。
ボロ泣き。
>>103 仕掛けも解く鍵も、色々あったから事件が解決したんじゃないのか。
それでなきゃ、単なる加賀の妄想だって事にしかならないだろ。
それとも、事件が解決したと思うのは読者の妄想だってか?
確かに>97で、『あくまで個人の妄想だから』と言ってるけど。
>98が言っているように、「ミステリーの基本」からはずれた
妄想話だったら、もう一度考え直してもらいたい。
>>106 さまよう刃読んだかな?
泣ける話ではないが、〜刃と手紙は対になる作品だと思う。
ぼくはやっぱり直子は消えたと思ってるんだ。
指輪については直子の記憶がほんの少しもなみにリンクしたって考えてる。
父親のそば食べるだけで涙出るのに、夫を目の前に演技しつづけるなんて不可能だと思った。
それに絶対の秘密なら 時計屋のおっちゃんなんかに言わないと思う。
映画のラストからして直子は消えてないと考えるべきなんじゃないかなぁ。
あれこそまさに「夫を目の前に演技しつづけるなんて不可能」だったわけだから。
まあ、あれは映像的にわかりやすくしただけなんだろうけどね。
>>108 蕎麦で涙する件
当時、父三郎にとって直子は、本当の娘であり体だけが孫であった。
父に本当の気持ちを伝えられない娘の悲しさが涙の原因だと思う。
しかし、姉の容子にさえ「騙す快感があったと」言ってるくらいだから
いざとなれば、別な意味で平介を騙す位の事はやれそうだけど。
現に電話盗聴がバレてからそれが始まっている。(利害関係ってやつかな?)
父親を騙すことと、平介を騙すことを同列に論じることは出来ないと思うけどな。
もなみがさ、高校生の時に将来の結婚相手と出会うでしょ。
直子だったとすると、もなみの演技を始めてすぐのころだったかな?
あのとき平介(だったっけ?)はもなみの彼に対する若干の好意に気付いたって書いてあるでしょ。
そのもなみの女の子としての微妙な心情も直子は演技表現していたってこと??
・・・そんなことできるかなー。
普段の言動、態度、しぐさ、記憶、すべてにおいて夫にばれないように 妻と娘を演じなきゃならない。
夫と同時に父をもだまさなきゃならない。覚悟だけでそんなはなれ技が可能なんだろうか。。。
記憶だってだぶることあるだろうし。うっかり直子の記憶をもなみがしゃべってしまうことだってあるだろうに。
そう現実的に考えてしまったよ。 ずっと直子だとするとこれは無理だろってのがけっこうでてくるんだよなー。
でもひとつの小説としてはあれは直子だったとしたほうがドラマチックなんだろうけど。
こっそり東野氏に聞いてみたいな。
長文スマソ
彼に対する感情は、「もなみ」としての感情なんじゃない?
身体(脳?)に引きずられてるっていう話がその前にもあったでしょ?
あと結婚後はなるべく平介と会わないようにすれば問題ない。
事情を知らない旦那にばれることはまずないだろうから、不可能じゃないと思うよ。
まあ、「女は生まれながらにして〜」って言葉もあるし。
今日読みおわった。
スッゲー良かった!!
最後は号泣だったよ…。
東野の作品は初めてだけど、ファンになった。
自分が行く本屋は、『秘密』『片思い』がいつも一緒に置いてある。
片思いはどうなんだ?
>>113 泣ける話を期待してるなら、多分がっかりするかも。
内容的には、切なさもあるし、考えさせられ点も多々
あって、自分は読んで良かったと思うけど、人に勧め
られるかっていうと・・・??かな。
むしろ誰かが言ってた手紙や時生の方がいいと思う。
トキオは、過去の主人公のDQNぶりにイライラしたなぁ。
>>113 レスさんくす。
なら今日は手紙を買って帰るよ。
それにしても、『秘密』は本当にいい作品だった。
>>111 >直子だったとすると、もなみの演技を始めてすぐのころだったかな?
数ヶ月は経っていたはずだ。札幌から上京した根岸典子の話を聞いてから、藻奈美として認めなきゃと
平介が決意するんだけど、それを知った直後、直子に藻奈美が現れ始める。そして季節は冬だったはず。
その後、平介の会社に就職内定報告がてらに上京した根岸文也が直子と対面するのは7月のことだ。
直子の演技表現は、小学校登校時から始まっていたんだよ。そうしなきゃ生きていけなかったんだら。
15年もの間、演技を強いられて生きた人間の気持ちも分かってやれよ、と言いたい。
118 :
素敵な旦那様:2006/05/26(金) 22:21:32
漏れは今日容疑者Xを勝って来た。
>>117 数ヶ月って、だからすぐのころでしょ。必死で直子が演じわけているころだ。ノートなども使ってね。(もし直子であるなら)
直子の演技表現が15年・・・これは周囲に対しての演技でしょ。
友人や隣人に対する演技と夫かつ父親に対する演技は全く違う。
もちろん僕も、もなみであって欲しいと思っているだけで絶対直子じゃないなんて確証があるわけじゃないよ。
上にも書いたけどずっと直子だったとしたほうがドラマにはなるね。 でもあまりにも非現実的でさ、直子が娘を演じ続けるってことが。
父親かつ夫をこれっぽちの疑問も抱かせることなく演技し続けるわけだから。
もなみが表れるまで5年くらいだっけ? その間の記憶や体験をうっかりしゃべってしまいそうだ。
もし完璧に直子が演技し続けていたとしたら、最後の指輪事件のようなあんなへまはしないだろうとも思った。
直子ともなみが英語や数学の知識を共有していたように、もなみが成長するにつれて徐々に直子の記憶や体験が
もなみにも感じれるようになったんだと思った。と同時に直子の平介に対する気持ちももなみが知ることとなって
自分の中に存在した母親の影を追うようにあの指輪を身につけることを決断したんだと思った。
当然母親の気持ちを知ったもなみはそれを父には悟られてはなるまいと思い、指輪のことはだまっていてと
時計やのおっちゃんに頼んだ。
「秘密」って直子の平介に対する秘密ではなくって、「母親の記憶」を知った娘の父親に対する秘密だと思ったんだ。
まーあんまり現実めいたこと言ってちゃ小説なんて成りたたんか。
またまた長文スマソ
>>116 『分身』ってやつも、その内でいいから候補に入れといて。
直子の体に藻奈美が乗り移ってたら
平介もまた別の人生があったのにとオモタ
逆だからまたかなり切ないよなぁ
個人的に東野の作品で一番好きだな、秘密は
話にならなかったのは白夜行と放課後かな
個人の主観だがな
秘密の何が好きって、わかりやすいストーリー、窓口の広さ、設定のインパクト、
そして何よりこうして感想を言い合いたくなる話題性。
124 :
素敵な旦那様:2006/05/27(土) 11:11:22
もなみは本当に、テニス部の先輩のことを友達だと思ってたのか?
そんな分けないよ。平介への配慮から恋人になれなかったと思うよ。
平介と直子の双方に、意識変化をもたらす一つの要因にはなっているだろうね。
それにしても直子、最後まで消滅してなかったのなら、困りものだよね・・・。
なぜって、嫌じゃん。。事情を知りようが無い他人からしたら、マジ100%迷惑ww
実はオバハンだよ?!クロサギでも退治できない究極の詐欺師だ。抱いて抱いて抱いてセ〜ニョリ〜タッ♪
あれだけ思慮深く、秀才で且つ周りへの配慮が出来る若い女性がいたら
たとえ元おばさんだろうと何だろうと、どこにもいるようなそこらへんの女性
より歓迎するな、俺だったら。
あれだけ思慮深く、秀才で且つ周りへの配慮が出来る若い女性がいたら
たとえ元おばさんだろうと何だろうと、どこにもいるようなそこらへんの女性
より歓迎するな、俺だったら。
あれだけ思慮深く、秀才で且つ周りへの配慮が出来る若い女性がいたら
たとえ元おばさんだろうと何だろうと、どこにもいるようなそこらへんの女性
より歓迎するな、俺だったら。
>>125 直子は二回浮気したってことか…。
ずっと平介だけを想い続けることは、
できなかったのかな。
自分も直子みたいに相手を思いやれる、
しかも料理上手ければオバサンでもおK。
つか平介もそれなりに一途だし、二人とも好きだな。
>>127-129です
http://qb5.2ch.net/test/read.cgi/operate/9240000005/ 1 :root▲ ★ :2006/05/27(土) 15:11:51.01 ID:???0 ?#
2006年5月27日13:00頃に、管理人が2ちゃんねるのクッキーの仕様を変更しました。
今回の仕様変更は、IE や FireFox 等の通常のブラウザでは特に問題ありません。
しかしながら今回の仕様変更により、一部の2ちゃんねる専用ブラウザでは、
投稿確認画面が2度表示される等の症状が発生し、書き込みができなくなることが
確認されています。
そのようなブラウザでは、今回の仕様変更に応じた対応作業、
バージョンアップ作業が必要となります。
例によって突然の仕様変更なわけですが(私も困っています)、
なにぶん管理人が自ら行った変更ですので、
各専用ブラウザの開発者の方々におかれましては、
すみませんがご対応のほど、よろしくお願いいたしますです。
と言う訳ですので、すみません。
>>130 浮気は一度もしてないでしょう。
ただ、世間的には若者を演じなきゃならないし、若い肉体とバランスのとれる
精神構造が身についていく中で、恋愛感情も生まれて当然だと思う。
だから、平介の要求に答え続けることが無理と考え、直子消滅案が芽生えた
と思うけど、そんな苦労を乗り越えた直子だからこそ、なし得た演技なのに
「そんなの無理だ」という人もいる訳よね。
133 :
素敵な旦那様:2006/05/27(土) 23:34:16
age
>>86 亀な話で申し訳ないんだけど、あなたにレス番指定して同意する人もいたので
敢えてこだわってしまった。申し訳ない。
あなたの文章の後半にある
>もし仮に、直子が完全に消えたラストだと仮定すれば、云々
の「直子が完全に消えたラスト」を「直子は消えていないラスト」にしないと、→で
示される説明の流れに矛盾が生じると思う。単なる記述間違いならいいんだけど
やけに「記述」にこだわる方のようにみえたので、余計なことと思いながらもつい。
あくまで小説に対してこんな卑怯な指摘しちゃまずいと思うけど
直子がもなみと交わしていたノート。
直子が演技してるなら 筆跡が同じになるでしょ。 本人だってその矛盾に気づくわけだし
いつ平介の目に入ることになるかわからんし。
娘の演技は可能だとしても筆跡まではなーー。 ここまで言っちゃダメか。笑
料理はあえて娘の時はちょっとだけ下手に作っていたのかな?
味付けも盛り付けも母娘と言えどもけっこうちがうもんだし。
平介にちょっとしたメモを残すとき、「おかずはチンしてね」とか、「今日は遅くなるね」とか、
そんなメモからだって同じ字ならあやしまれるはずだしなー。
事故に遭う以前の、直子は知らない父と娘だけの思い出だってあるだろうに。
演技だけならまだしも物理的におかしなところがでてくるんだよなー。ずっと直子だと。
映画は見てないんだけど、原作よりも”ずっと直子”だった的な演出が強いの?
>>135 結婚式の直前に控え室で会う場面。
直子の癖だった「平介のアゴ(ひげ)を撫でる」という行為をもなみが無意識のうちにやってしまいます。
それに気付いた平介が呆然としていると、もなみが「しまった!」という表情をします。
中身が直子でなかったらあんな反応はしないと思います。
137 :
素敵な旦那様:2006/05/28(日) 04:43:24
いやいやそんなことはないでしょ。
少なくとも直子として5年も生きているわけだし、記憶だって残っている。 実際学校の勉強は共有してる。
その証拠があの指輪ぬいぐるみ事件でしょ。 直子の記憶が若干ではあってももなみにリンクしたってことじゃない?
もなみが父親の前では母の記憶をいっさい表にだしてはまずいと思っていたかこかそ「しまった!」とう表情になった。
今まで8、9年完璧に演じ続けてきた直子がそんなミスする? 平介はこれっぽっちの疑念も抱かなかったわけでしょ。
たいして親しくもない時計屋に墓場まで持っていかねばならない秘密を言うかな?
もなみだからこそ時計屋に話せたんだと思う。
>>86氏の後半の秘密の解釈、ぼくも全く同じこと考えましたよ。
東野圭吾ってどんでん返し好きだから、もなみではなく実は直子だった・・・と読者には思わせといて、
いやいや本作品では本当にもなみなんだよと。。。そこが著者の読者に対する「秘密」だと思った。
>>137 いや、オレも映画の演出については否定派なので。
ただ結末に関しては参考になるかな、と。
でも、思ったより直子消滅派って多いんだね。
東野作品の映像化は確実に原作の良さを殺すよな
秘密どころか白夜行なんて初回見てorz
オレは白夜行のドラマは好きだよ。
……あくまで初回だけだけど。
あれは二時間もののドラマとして見ればかなりの力作だったと思う。
ただ二話以降の雪穂は認めない。あれじゃただのヒス女だよ……。
>>137 あんた本当に映画見てそんな結論出してんの。
だったら頭ん中一度リセットしてもう一度よく見直したらいいよ。
あの時計屋だって親戚だから、平介・直子の結婚指輪を作った人だし、
直子の指輪を藻奈美が加工依頼すれば、理由を問われるに決まってるんだ。
秘密になんかできないよ。
142 :
141:2006/05/28(日) 12:39:04
勘違いされそうなので補足。
>直子の指輪を藻奈美が加工依頼すれば
の藻奈美とは、時計屋から見て藻奈美だけど
中身は直子という意味。
たしかに
>>137は先に結論ありきな印象を受ける。
>>137 映画のシーンを正確に把握しそれを伝えている人
>>136に対し、頭っから否定し
映画とは無関係な、自分の言いたいことだけを書き込むのは大変非礼なことだ。
そもそも時計屋の話は、映画には登場しないって事さえ理解していないんじゃ
ないのかと思ってしまう。
145 :
素敵な旦那様:2006/05/28(日) 21:44:37
おまえらとりあえず映画を参考にするなよ。
映画がいかにいろんな規制を受けているかぐらいわかってるだろ。
>>143 どこをどうよんだら結論ありきの印象なんだ????
別にずっと直子だっていいと思っているんだよ。ぼくは。
ただ 現実におかしなところがでてくるじゃないかと言っているんだよ。
平介がもなみが子供のころの思い出を話し始めたらどうするんだ? 事故以前小学校5年までの記憶だ。
平介ともなみ二人だけの思い出だってあるだろ。直子だったら確実に答えられないだろ。
一瞬でも平介が疑念を抱けば、いくらでも鎌かけて直子だと簡単にばれてしまう。
あとノートの筆跡。 直子だって母と娘が全く同じ文字を書いていることに違和感覚えるだろ。普通は。
この二つを明確に説明してくれよ誰か。
それとも小説なんだからそんな細かいとこまでつっこむなということですか?
とりあえず、絶対にもなみにしたいと結論ありきでしゃべってるわけじゃないんだよ。
>>143さん。
>>144映画の演出を原作にもってこないでくれ。
まず一つ。映画に規制があろうと結末を変える必要はない。また変えなければならない必然性もない。
結論ありきと言ったのは、そのまんまの意味だよ。
最初から「直子が消えた」っていうスタンスで物事を考えてるからね。ほとんどが妄想や憶測にすぎないし。
疑問については取るに足らない。
あんな事故のあとなんだから、子供の頃の記憶なんて忘れたと言えばどうとでもなる。
ノートの筆跡だって、身体に染みついてるとか理由をつけようと思えばいくらでもつけられる。
ようするに直子派だろうともなみ派だろうと、疑おうと思えばいくらでも疑えるし、理由をつけようと思えばいくらでもつけられるってこと。
そこで大切になってくるのがスタンスっていうやつ。あなたの場合それが極端だった(ように俺には見えた)から結論ありきと言っただけです。
147 :
146:2006/05/28(日) 22:23:23
一応補足。
> 映画に規制があろうと結末を変える必要はない。また変えなければならない必然性もない。
これは秘密という作品において、ね。
148 :
素敵な旦那様:2006/05/28(日) 22:28:47
ノートって、直子ともなみのだけの物でしょ。
平介には見せないようにしてるから、ノートが存在してたか謎な気がする。
自分は直子のままであってほしいな。
149 :
素敵な旦那様:2006/05/28(日) 22:40:49
ぼくが規制って言葉を使ったのがまずかったかな。 結末を変える変えないってことじゃなくて 例えば演じる俳優によって
設定が原作とかけはなれてしまうことだってあるでしょということ。 現に年齢設定ちがうんでしょ。まぁ映画の話はいいや。
なんの参考にもならんでしょ。
>>146氏 あなたのぼくの疑問についての解答だけどさ、、、うーん、ちょっとなぁ・・・。
筆跡が染み付いてる???? どんな人間だって指紋と同じように一致することはない。
子供のころの記憶なんてわすれた・・・これもさ、平介は少なからず あれちょっとおかしいな と思うでしょ。
だってね、すべてにおいて都合よく小学生5年までのもなみの記憶と 事故後5年(だっけ?)の直子の記憶が飛んでいる。
おかしいと思わないわけがない。 何しろ墓場まで持っていかなにゃならないことなんだから
これっぽちの疑問も抱かせてはいけないんだし。
上にも書いたけど ほんの少しの疑問から直子だとばれてしまうはずだよ。なにせ疑いはじめたら盗聴までするんだから。
>>146氏 丁寧なレスありがとうございます。
でもぼくねマジで結論ありきじゃないんですよ。
ほんとに完全に直子だと思わせてくれる説明がほしいのですよ。
とういことで 誰か納得できる説明ください。
>>145父と娘ですからね。母と娘なら思い出話の一つや二つ、楽しく会話しそうですが・・・
母親が知らない父と娘だけの思い出ってのも想像付きません。
そんなもんがあるんでしょうか??その辺は実際父親を持つ娘さんのリアル書き込みが欲しいw
うちに限って言えば父親と娘の関係なんざ、しらけたもんです。
子供の頃も現在も母親にべったりです。もし平介と藻奈美の間に二人だけの思い出があるとすれば
父親が小さい子供相手に行った事ですからたいした内容じゃないと思います。
どの道、藻奈美(直子)は、事故の影響なのか忘れてしまったとか言ってサラッと逃げそうな気がします…。
年頃の娘が父親と思い出話したがるとも思えない。
ノートの筆跡に関しては、あれだけ奇妙な事故があったんだから、筆跡がおかしくても
すべて事故のせいにして終了ではw
>>149 直子ともなみはとりあえず同一人物だよ?
平介の盗聴の話を持ち出してるけど、あの時とは状況が違いすぎる。直子のことは(平介的には)ケリがついた問題なんだから、多少のことでは蒸し返そうとはしないでしょう。
それと納得できる答えは残念ながら出せません。146で言った通りです。
結局、物語の最後に残ったのは妻の直子なのか?それとも、本物の娘のほうか?
物語上では直子が残ったとプンプン匂わせて終わったと思う。何も明確な証拠が無いんじゃないかと。
なんといってもタイトルが「秘密」ですから、そこは個人が様々な解釈をしてくれという事なのでは??
明確にスッキリとした結論を用意したら「秘密」じゃなくなると思う。
個人的に思うことは、そういう意味でタイトルを「秘密」にしたと思いたい。なんか色々と意味深で素敵やんw
あ、ちなみに自分は>>86でしたw
ちなみに映画のほうは見てません。原作にハマると、映像化って抵抗あります。
各キャラがイメージとのギャップがありそうで嫌なんです。
それに文字で読む用の作品を映像化するっていうのは難しいんじゃないかと。
ある一場面を文章で読むと泣けたりハラハラしたりしますが、それを映像化するとあっけなかったりしませんか?!
一番それを感じたのは、織田裕二主演の映画「ホワイトアウト」(でしたっけ?)ダムジャックだったかな?
あれ、小説は超ハマったんですが、喜び勇んで映画館で映像を見ると「あれ?こんなもんだったか?」とがっかりしました。。
結局、小説でヒットした作品は文章で読み進めていく事により面白さが出る作品のため、
それ以外の方法(映像化)で作品を味わうと、少しつまらなくなってしまうということでしょうか?
>>152の続きですが、この作品に限っては映画のほうも見たほうがいいと今さら思った。
どんな感じでエンディングをむかえるのか確かめたくなった。
東野にラストのオチをしっかり確認とって映画化したんですかね?!それが気になる。
もしそうなら、映画を見て真実のラストが直子なのか娘のほうなのか、おおよそ自分の中で
結論出るかも??自分はそこまで鋭いほうじゃないんでびみょ〜ですが、試してみようかなと。
>>153 「秘密」の映画には東野本人も出演してるからね。
変更するにしても許可くらいは取ったんじゃないかな。
みんなもうちょっと冷静になろうよ。
秘密の小説としての信憑性を明らかにしようとする試み自体無意味じゃないか?
だってSFの世界に突っ込みいれてどうすんの?
それより、
>>150氏のように現実と照らしあわせての感想の方が
俺としては興味があるし、彼の希望に応える人が現れて欲しい。
156 :
素敵な旦那様:2006/05/29(月) 00:56:23
ん 現実と照らし合わせるからもなみ説がでてくるんじゃないか?
つーか、筆跡云々のような話はウンザリなんで。
物語をすんなり受け入れるロマン派が直子派。
物語の詳細まで気になる現実派がもなみ派。でFA?
> なんといってもタイトルが「秘密」ですから、そこは個人が様々な解釈をしてくれという事なのでは??
> 明確にスッキリとした結論を用意したら「秘密」じゃなくなると思う。
ここらへんの論理展開がイマイチ理解できない。
「秘密」っていうタイトルに万能性を求めすぎでないかい?
つーか、本当に藻奈美ENDだとしたら「秘密」という物語自体が崩壊するような気がするんだが。
SFの話に何でFA求めるの分からんなあ。
>>158 オーディエンスでお願いします。
そういえば『東野圭吾という作家』に注目してた人がいたけど、もし東野が直子消滅を前提に書いてたとしたら、たぶん公園のシーンで終わらせてたと思う。
東野は必要のない後日談にあんなにページを使う作家じゃない。
おれの周りじゃ7割方直子派だな。
もなみ派はなぜか女が多い。現実思考だからかな。
本の最後の解説にも二人の作家?が自論展開してなかったっけ?
それなりに本読めるやつでも意見が分かれるもんなんだなぁと思ったよ。
直子じゃないかと思ってた
じゃなきゃ爺さんに口止めする意味がわからん
そしてそうじゃなければ秘密にならん
まぁ最悪直子と藻奈美が共有してる可能性もあるが
東野自身はそこまで深く考えてこの本書いたと思えない
読み手の解釈に任せますって感じだろうな
164 :
素敵な旦那様:2006/05/29(月) 10:46:36
声にだしてわあわあと泣いた
165 :
素敵な旦那様:2006/05/29(月) 12:05:13
吉野圭吾が好きだ。
このスレ読んでて思うんだけど、藻奈美擁護派?の人って割と周りへの配慮が
不足気味な人多い気瓦斯。何となくだけど。
特に
>>152の人は、自分のミスを最近と以前2回も指摘されてるのに全くスルー。
私も「秘密」を読んで泣いた一人です。ジャンルとしてはファンタジー系ミステリーと言われているみたいですが
既出のように一人称でのみ書かれたミステリー(推理小説)は、わたし的にはあり得ないと思っています。
しかし他の東野作品では、複数の人間の一人称叙述(記述)によって展開される作品が沢山あります。
その場合でも、それを客観的に判断する人間が必ず?登場します(刑事など)。「秘密」にはそれがありません。
そういう意味で「秘密」ならではの特異性が、いろいろな憶測?を呼び起こすのかもしれません。
そこで、「さまよう刃」が娘を持つ父親の心理を主題としている点で「秘密」との共通性があるにもかかわらず
別次元で評価が分かれているように思われます。私は「秘密」と同じくらい心を動かされる作品(涙は出そうで出ず)
でしたが、他の方々はどうなのか気になります。よろしかったらどなたか意見を聞かせてもらえませんか?
(この作品もまた、女性と男性で大きく意見が違うと予想)
168 :
167:2006/06/02(金) 03:42:51
「秘密」と「さまよう刃」をくっつけようとした点は。今ちょっと反省してます。
少し強引すぎたかなと。しかしちょっとだけ本心を言わせてもらうと、最後まで直子だとすると
平介から娘を奪った(と自分は解釈している)のは他ならぬ直子じゃないかと言う点です。
それまでは娘が甦ったと平介は信じていた訳ですからね。
だとすればタイトルは「裏切」でもいいのじゃないかと平介視点で解釈する私と、あくまで直子
視点の我が女房は、あの様な大事故の後のことだから直子の精神状態を考慮すれば「裏切」など
とんでもない解釈、と平行線です。そこで他の話題を振って気分転換?という浅はかな行動に出てしまい、
変なやつが現れたと思われているかもしれません。その点はお詫びします。
さまよう刃 買うてきた。
>>165 吉野圭って作家いるの?
俺マジで知らないんだ。
↑「吉野圭」は俺の単なるミスだけど吉野圭吾?
ていうか東野自身があれは直子だって言ってたよ
何かのインタビューの際に。
確かに直子END説を否定する読者は少数派だろうと思います。(私自身直子説です。)
それでも、直子や平介の心中に思いを巡らし、推理する過程で様々な思いが
各自各様に表面化し、藻奈美END説も出てきていると思います。
私としては、どちらかに決着すればいいという風には考えたくありません。
それぞれの思いを語りあえればいいと思っていますが、何か問題ありますか?
良くレビューとか感想とかで直子のことヒドイとか言ってるけどさ
一番苦しかったのは直子じゃないのか?
自分を隠して生きていかないといけないし、唯一直子として繋がっていた平介との関係を
平介のことを考えて直子としての関係を絶つ。これのどこがヒドイのかと思ってしまう。
後、直子は人生をやり直してるわけではなくモナミとして生きているのだと思う
文也を選んだのも平介が気に入っていたし最初に会ったときにそういう雰囲気を出した
から。それにその後は直子は脳の研究をしてまで最後までモナミを戻そうと何年間も努力した。
ずっと直子は悩んで演技し続けた。
そう思うとすっごい直子かわいそうなんだけど。
文也もかなりかわいそうだけど。
まぁモナミの中が直子だったらだけど。
>>174これはあくまで直子ENDを仮定しての感想になるけど、
「直子ヒドイ」という感想は、なんかわかる気するんだよね…。
おっしゃるとおり、直子は色々な努力をして、そして平介とも別れて
生涯自分自身というものを殺す決意をした。指輪はそれこそ最後の、
本当に「せめてもの」って感じ。自分自身の形見というか証というか。
確かに泣けます。鳥肌立つくらい切なく、そして読者にとっては目が離せない魅了される話です。
ただなんていうか、平介以外の、別の好きな男が出来たこともあるよね。
で、平介に内緒にしてまで関係を深めようとした。
あとは… 直子自身、かつての自分が成し得なかった夢を若い娘の体を得て成し遂げる
といった、欲丸出しな描写があったよね。娘の意識が身体に戻ったとき現実世界でイチから苦労しないために
母である直子がフォローする意味で娘として努力し続ける…と。でもなんだか素直に受け止められないw
東野も読者の心理を読んで、あえてああいう風に書いてるんじゃないかな?
『なんとなく気に入らない』んだよね、直子の行動。
アワレだったのは平介。自分は年取ったまま置いてけぼり。うまくいえないけど平介がミジメに感じた。
>>175 直子が平介を騙す意図(演技)が、どんな事由によってもたらされたのか・・
或いは騙す意図など最初から無かったが、そうせざるを得ない事情があったのか・・
その辺の解釈の仕方で全く感想は変わってくると思います。私は後者の解釈ですが、
理由は
>>132で書いた通りです。騙すつもりは無くても演技せずには生きられない直子
がとっても可哀想でした。平介もすごく可哀想だけど、文也は幸せになれそうな気がする。
>>175 指輪って自分の形見+平介への気持ちの現れのような気がする
形見だったら普通に持っておけば良いと思う。でも新しい指輪に入れたところに平介への愛を感じたんだけど。
平介に内緒にして深めようとしたって相馬の事?自分的には直子は断れないんだと思ってた。相手がモナミの事好きなのに一方的に断るのは
相馬がかわいそうな気がする。本当のモナミだったら多分デートとかしてるだろうし
だけど、直子が中身にいるという事で相馬が諦めるのはかわいそうだと考えたからだと思う。
ほんとに平介も凄くかわいそう。結局直子の嘘ばれてるし。。てか、バス事故のどっかの社長もかなり可哀想だったんだけど。
>>176 要求?直子消滅案って平介のことを考えてだと思ったんだけど。
平介はモナミ(直子)を抱けなかった+その後の会話で直子の事をモナミと呼んだ(直子をモナミとして扱う決心をした)
だから直子は平介がモナミの中を直子だと知り続けるのは、生涯ずっと苦しんでいくから直子は自分を殺すことを決めた。
と解釈したんだけど。平介がモナミを抱いていたらどうなってたんだろうなと思ってしまうなぁ
178 :
177:2006/06/11(日) 10:21:56
ごめん。ミスった。。
相馬君とは関係深めてない気がする 的なことが言いたかっただけだから
やっぱ文章能力ないなぁ〜
179 :
176:2006/06/11(日) 17:59:57
>>177もう少し私の感想を補足させてもらいます。
クリスマスイブに相馬と会う目的は、本当に断るつもりだったと読みとれます。
(平介に帰宅時間を前もって告げている>デートできる時間的余裕はない)
その後しばらくは部屋に閉じこもってしまう。平介が自分をあくまで直子としてしか
見ていない事に将来的不安をつのらせ、藻奈美になりきる以外に道はないだろうとの
結論に達したが実行には移せないでいたと推測。(電話盗聴されていた影響も大きい)
ちょうどその頃、上京したバス運転手の前妻から、離婚の経緯や子供の悲運の真実を
聞かされ、直子を藻奈美として認めてやることが家庭の幸せなんだと平介が思い至る。
平介がその思いを直子に告げる。その直後あたりから直子に藻奈美が現れたり消えたり
し始める。(一度に直子を消さないところが、東野さんのスゴイ所だと後から思った。)
この辺の解釈に、私の勘違いや誤解があるようでしたら、誰か訂正入れてください。
私は「直子はヒドイ」と思う人達にちょっと反論したいなと思って。。。
直子は生きたまま「自殺」したんだよ。カワイソス
どの時点で直子が藻奈美の体に移ったの?
「次の瞬間、娘の手を握っていた直子の手が、ぼうっと暖かくなった」
ここでいいのか?
直子→肉体の死
藻奈美→精神(大脳)の死
で、2人が足りない部分を補うため、
合体?して一つの体を作ったと解釈してる
182 :
181:2006/06/12(月) 19:10:23
あともう一つ
ノートの中身は何も書いていないんだと思う。
だからこそ、平介がノートを読まないよう、
一人で読むよう指示したメモを靴下の中に入れておいた。
>>180 >「直子は生きたまま自殺した」
けど、藻奈美として生き続けていると思いますよ。
人格が直子だけでは、世間的にも通用しなくなるでしょう。
医学部目指す道を歩み始めた事などを含めてあらゆる面で
夫婦関係を続けることが不可能なのは明かです。
だから藻奈美になる以外道はなかったと私は思います。
しかし、藻奈美の中にどの程度直子が残っていたかは
誰にも分からないのがツライところです。
>>181 >どの時点で直子が藻奈美の体に移ったの?
事故直後の病院での話だと思うけど、医学的に証明不可能な
題材を扱っている小説だと思うので(SF)、その辺に
突っ込み入れられても・・・・自分には無理です。
他の人の解答?を待ってください。
185 :
184:2006/06/12(月) 21:24:51
>>182言い忘れましたが
その可能性は大いにあると思います。
186 :
素敵な旦那様:2006/06/15(木) 21:22:10
女性の感想が聞きたいと言ってみるテスト
187 :
素敵な旦那様:2006/06/15(木) 21:36:46
絶対にこの中に女性いる。
189 :
素敵な旦那様:2006/06/15(木) 22:05:17
今片想い読んでる。
これもまたセツナス‥
メビウスの輪は考えさせられた。
「秘密」
旦那・女房・娘の特殊な三角関係が一つの関係に収斂する
物語と捉えるのってアリかな〜?
周囲の人間にも乗り移りがバレないように生きる
これも「秘密」なわけだし
この小説に限っては一概に
「秘密」を定義しない方がいいような
号泣せずには読めなかった秘密を、家内と娘に読ませて感想聞いたら
涙が出るどころか「なんかスッキリしなかった」とは信じられん。
同じ人間かと疑心暗鬼に・・。たまたま見つけたブログの感想文を読んで
やっと納得できたので、そのまま引用させてもらいます。(問題あったらゴメンサイ)
『この設定だと夫婦愛と親子愛が競合関係に陥ってしまうわけで、作者は夫婦愛を優先していますが、
当然の帰結として親子愛がないがしろになってます。
こういう設定にしたらどっちかが犠牲になっていずれにしても居心地が悪くなるんですよね。
いろんな要素が打ち消しあって「どう感情移入すりゃあいいの?」って状況になってるんですよ。』
この人男性らしいけど、よくここまで冷静に読めるものだと感心したけど、今度は自己不信に・・・
>>193親子愛ったって、父親と娘だよ?母親と娘とはわけが違う。
父親と娘の関係は今も昔もしょぼい家庭いくらでもあると思う。我が家をはじめ。
もちろん父と娘が昔からベタベタな家庭もあるかもだけど、たいてい娘は母親にべったりだろ。
母親が子供を想う気持ちとはケタが違うと思う。生んでないわけだしね。
平介はなんだかんだ言って、娘よりも妻なんじゃないか?そういう家庭、容易に想像つくんだけど。
>>194父と娘の間だからこそ、夫婦愛と重なる瞬間が問題になるのでは?
ブログの筆者は、そこが競合して居心地が悪くなるといっているのだと
私は解釈したので、そういう感想もあるのかと納得した。
私の娘に関しては、母親と父親は別な生き物とでも思っているのかどうか
分からないが、普段の三人の会話は十分成り立っているつもりです。
息子がいないので感想を聞けないのが残念だけどね。
>>195 「?!ちょっと待て。たしか藻奈美っていたよな…藻奈美は消えたんぞ?いいのかよ平介?」って思った事何度もあったけどw
夫婦愛と親子愛・・・きれいごと抜きに一般的に考えて、夫はやっぱ妻をとると思う。
俺はやっぱそう思う。まあ独身だけどw うちの家庭を見てるとそう思えてきちゃう。
それに娘は父親と距離おくもんだろ?そんなもんだろ?
夫は迷いながらも夫婦愛をとる。妻は迷わずに親子愛をとる。それが一般的だと思うが。
夫婦愛と親子愛がどうので居心地悪くなる必要は無いんじゃない?
各家庭色々事情ってもんがあるし。どっちかにウエイト占めるのなんか
十分ある話でしょ。人の心はきれいごとじゃないんだから。生の感情があるんだから。
居心地悪くなる奴は、きっと平穏な家庭でヌクヌクとそれなりに幸せに生きてきた奴だと思う。
じゃなきゃ、夫婦愛だ親子愛だ言って居心地悪くなるはずがない。
>>196 >夫婦愛と親子愛・・・きれいごと抜きに一般的に考えて、夫はやっぱ妻をとると思う。
問題なのは、藻奈美が現れる以前の話。体は藻奈美でも人格が直子の時点では、娘(人格直子)
を妻と見るか娘と見るかの選択肢はまだ存在してない。(SEXの問題を除いて)
>藻奈美は消えたんぞ?いいのかよ平介?
何のことかよく分からない。娘が妻の役割(SEX)をしようとするところか?それなら
<藻奈美は消えたんぞ→体は藻奈美なんだぞ>じゃないとおかしいし・・・
>>197 夫婦愛と親子愛という一般論じゃなく、上記のようにSEXの問題が絡むと別な意味を持つと思う。
199 :
193:2006/06/17(土) 01:28:13
ブログ筆者の名誉のために、最後の部分も引用させてもらいます。
『しかし、構造的に無理のある設定を採りながら、とにもかくにも弛緩することなく読者を牽引していく筆力はさすがと言うべきでしょうか。
モヤモヤしたものを感じつつも心が逸れることはありませんでしたし、妻の思惑が明らかになるラストには心底感心しました。
絶妙な最後の一ひねり!まあでも、感動というよりは感心に近いかも・・・』
…プ あまり考えすぎるのもなんだかねw
そんな話よりもラストで直子消滅説うんぬんのほうが面白い。
>>196まあ「秘密」の話は置いといて、娘を持つ一人の親父の独り言
として聞いて欲しい。
夫が妻と子供のどちらかを選ぶ必要に迫られたとき、一般的に考えて
どうするかなど状況次第としか言いようがない。
それと親というものは、子供とは常に真っ正面で向き合い、裏表無く
接することが、お互いの距離を縮める事になると思っている。
(もちろん非常に難しいことだけど努力は必要だろう)
そして子供の方にもその自覚がないと、お互いの距離は縮まらないと
思うので、「そんなもんだろ?」とは一概には言えない。
>>201 196です。196は、未経験者である自分がなんとなく頭に浮かんだ想像を書き込んだんですが、
そんなもんだろ?と決め付ける表現になってしまいました。もちろん努力してる家庭はたくさん存在すると思います。
ただ、自分の場合、我が家がそんな感じで…テレビでも娘と父親の関係はよろしくないような事をやってたんで、
自分の中の父と娘の「イメージ」です。それを秘密という作品の中にあてはめてみた次第です。父と妻、ひとり娘・・・。
なんか話がそれてしまっているような。
「夫婦愛と親子愛が競合する」ってことは、夫婦愛=親子愛
という意味だとすれば、秘密の設定そのまんまだよね。
それを別々に議論するからおかしくなってんじゃないの?
「作者は夫婦愛を優先していますが、
当然の帰結として親子愛がないがしろになってます。」って
処の意味が難解というか不明だし、誤解の元になってるかも。
204 :
193:2006/06/19(月) 19:23:55
>>194 確かに、秘密の中で東野氏は平介のことを
「最近はあまり娘とじっくり話した覚えのない父親としては、脆く傷つきやすい少女の心を、
どう取り扱っていいのか、見当がつかなかった。・・・中略・・・どう危うく、どう傷つき
やすいのかなんてことは、これまでに想像したことさえない。」と書いています。
この事とあなたの言いたい事には、それほど大きな違いはないと思います。
むしろ私の方に妙なこだわりが あるのかもしれません。あまり気にしないで下さいね。
あなたの気持ちは充分わかります。
もう一箇所
「だがこうして奇跡的に助かった娘の傍らにいても、救われたという思いよりも、
直子を亡くした悲しみのほうが強く心に迫ってくる。そして怒りが満ち溢れてくる。
・・・中略・・・平介は妻を愛していた。」
このスレは濃いなぁ・・・・興味深い。。
それだけ秘密という作品がパワーあるって事だろうね。
207 :
素敵な旦那様:2006/06/21(水) 00:14:50
>>200 そんな風に面白がられても・・
あなたの感想を聞かせてくださいよ。
>>200さんは直子消滅説に興味がおありのようなので、敢えて私の意見を一つ。
かつて
>>97さんが、<平介の思考のみで物語がすすむ点に疑わしさを感じた。>と
そして
>>152で<物語上では直子が残ったとプンプン匂わせて終わったと思う。>と
書いています。そうであれば、平介が藻奈美の現象を憑依として受け止めた時点で
数年後には藻奈美の人格が戻ってくるとプンプン匂わせていることをどう思うのか。
そして実際直子が消えて藻奈美が戻っている。従ってこれは疑わしいことになる。
実は藻奈美の人格は戻っておらず、直子は消滅していないが正解と言うことになる。
皆さんはどう思われますか?
208は私の小説に対する考えとして述べたものではなく、97や152さんの論理展開に
矛盾があると思ったので書きました。念のため。
>>208さん、どうもです。>>97&>>152を書いたものです。。
>>平介が藻奈美の現象を憑依として受け止めた時点で
数年後には藻奈美の人格が戻ってくるとプンプン匂わせている
・・・とのことですが・・・俺自身が思ってた事を言えば、
藻奈美は二度と復活は無いだろうと思って読んでました。事故った時点で
脳死の植物状態ですよね?この先もずっと意識が戻ることは無いと思ってました。
ですから藻奈美復活をプンプン匂わせてた事には気付きませんでした。それは無さそう と思ってました。
藻奈美の意識が完全回復するなら「脳死」なんて具体的な病状を文字にするわけないと。
肉体が死んだ直子、意識が死んだ藻奈美。二人合体というわけです。
脳死の植物状態という記述があった時点で藻奈美は完全に死んだと解釈してました。
ですが、復活は100%有り得ないって事はありません。奇跡の可能性を思い始めたのが
中盤以降の様々な展開です。理屈を並べて説明するほど明確なものはありませんが、
直子消滅が真実と仮定した上で展開を読み進めてみると、これまた割りとしっくりきたように思えました。
で、「秘密」というタイトルの意味までちょろっと想像してみた次第で。
ところで、藻奈美の病状は脳死の植物状態でしたよね?今、本を貸してしまって手元に無くて。
もうウル覚えだなぁ・・・いつか読み返してみっかな。。
>>210さんへ
>>208です。レスありがとう。「秘密」は本格推理小説じゃないので、何が正解か
言い合ってもあんまり意味のないことかもしれません。サッカーのレフェリー判定
じゃないけど、かなり「グレーゾーン領域」を抱えた小説といえるかもしれません。
(それ故、いろんな判定?が下れるのかも知れないけど)
ただ、全ての人が同じ考えじゃないので、ある程度スッキリさせるところはさせな
きゃという思いがあったのは事実です。本が手元に戻ったらまた会いましょう。
いまさら秘密を読んでで少し感動してしまったと思っていたら、アツいスレ発見。
「直子はまだ生きているのか」というのはあくまでも平介の主観であるので、
直子消滅説のように捉えることも可能とは思うけれど、読み終わった時に感じ
たのは、直子の演技だったのか・・・つれないな。という感想。
「せつなさ」というよりは、精神的に未熟で女心がいつまでたっても解らない
男性の「みじめさ」みたいなものを感じてしまった。最後に拳を握りしめて泣き
崩れた平介の心中は、単に直子の心中を慮ってのことだけではなく、嫉妬心や
喪失感、情けなさがごちゃまぜになっていると思う。娘として扱うと決心した
と言いつつもそんな簡単に割り切れないだろうし、蒸し返したくもなるでしょう。
そして直子が演じていたという前提でやりとりを読み返すと、藻奈美を演じ
ながら「一種の二重人格なじゃないかと思う」と言ってのける直子のしたたかさ
、精神的強さを感じて「また置いてけぼりをくらった」ようなみじめさを感じて
しまう。・・・が、冷静になってくると直子が演技してたにしてはやりすぎだよなー
と思い、ラストのあの感じは筆者の巧みな筆致によってもたらされたものなのか・・・。
さすがは東野圭吾、と思った。
2度目を読み返すと、このあたりの巧さばかり目に付きそうなので、最初の読後感
がホントの感想だと思う。みなさんはどう?
後味の悪さしか残らなかったです
平助に感情移入して読んでたから、頭の中ではこれがベストの選択だとわかっていても、
直子が悪人にしか見えない・・・
俺なら無理心中するかも
ってまだ結婚もしてなく子供も当然いないので、今の彼女に当てはめて読んた幼稚な俺の意見でした
今の俺には直子を許すことはできません
ミステリ板の東野スレから誘導されてきました
じゃあ帰ります
>>212俺も初読の時はそんな感想でしたよ。
ただ、後になって気になるところを読み返している内に、感じが違ってきた。
平介にしてみれば、藻奈美としてみる決意を固めてからは、それほど女としてみる事
はなくなっているんじゃないかと俺には想像できる。そして藻奈美の変化にも特別な
興味はなかったんじゃないだろうか?(娘の成長過程としての認識はあっただろうけど)
一方藻奈美は青春を迎えるにつれ、肉体的変化と共に精神的な変化も当然あったはずだし
元?夫婦の二人が、何時までも同じ精神状態でいたとはむしろ考え難いと俺は思った。
極端に言えば、直子にとって平介は旦那でさえなくなっていたかもしれないとさえ思える。
いや、そう思うと決意したのかもしれない。(平介と自分の将来を考えてのことだと思う)
それは直子が心変わりしたわけじゃなく、直子が直子でなくなってしまった事を意味する。
依然平介への思いがどの程度あったかは不明だけど、心も体も藻奈美へと徐々に変わって
しまった直子の心情は、悪意や裏切りとは異質なもののように俺には思えました。
だからこそ、指輪の秘密を知ってしまった平介がどれほどパニクったか想像に難くない。
>>214さん、レスありがとう。
>平介にしてみれば、藻奈美としてみる決意を固めてからは・・・・・・
ここの部分が問題だと思う。平介に感情移入して読むとストーリー展開的に読者も
平介の決意を受け入れるしかなのだけれど、この平介の決意に対して全部直子の演技だった
という直子の愛(直子の決意)が重たすぎて、平介がちっぽけに思えてしまう=読者の突き
放され感・裏切られ感につながっているように思う。
初読で直子の愛を受け止められた人は幸せだなぁと思う。
時間が経ってからまた読んでみよう。
「直子は平介を裏切った??なぜそう思うのか不思議だぜ」ダゼ雄は手にした文庫本をおもむろに広げた。
ダゼ雄は巣に帰れ
218 :
214:2006/06/25(日) 20:28:07
>>215ついでに俺の初読感を、思い出しながら勝手に書いてみます。
よく考えるとあなたとは少し違っていたようです。
平介への感情移入で読んだのはもちろんです。しかし、彼のひたむきな
直子(藻奈美)への愛があまりにも印象的で、直子の演技の信憑性を疑うと
いうより、そのことで平介の気持ちがどう揺れ動くのかが気になっていました。
このときの直子の意図は、最後になるまで知ることは出来なかった俺としては、
「平介がちっぽけに思えてしまう」という印象は全くなく、藻奈美と思って生きて
いる平介が気の毒であり切なくもありました。しかし最後の「直子は生きていたのか」
と平介が思い至るエピローグは、俺自身の気持ちを整理出来ず、唖然としていました。
「こんなに切ない小説があるなんて」と泣けました。
しかし平介の視点に主眼を置かず、直子の視点にそれを移すと別なものが見えてきた
のでした。「秘密」は奥が深いと思わざるを得ません。
>>213 直子と心中したら藻奈美はどうなるの?
愛するが故の演技ってのもあると思うよ。
特殊な状況の中では、自分だけの幸せが
許されない場合もあると思う。
恋に落ちた人間に言うことではないかも知れないけど。
ああ、藻奈美は最初から存在してないという前提か?
早とちってしまったwwwゴメン
221 :
素敵な旦那様:2006/06/30(金) 23:12:05
ラストが忘れられない。
やっぱ秘密へのコメントよせるならこのスレだねwwレベルが違うwwww深すぎるwww
223 :
素敵な旦那様:2006/07/02(日) 15:30:07
この本女の反応はどうなのかな??
>>223 女性でも、切なさに泪したという感想はいっぱいある。
目線は当然違うはずなのに。
225 :
素敵な旦那様:2006/07/03(月) 07:22:25
時間が経つのも忘れ今更だけど秘密読み終えた。
東野さんの作品の中でも一番驚いた展開だったね。
直子と平介の計り知れない葛藤と苦悩を考えるとやりきれない気持ちになるな・・・
秘密という作品のもつスキャンダラス性や話題性、インパクト・・・お見事としか言いようが無い。
漫画っぽい設定なだけに作品の重みは少なめだと思ったけど、それを差し引いても余りあるパワーを感じる。
秀作とは違う、なんだかめちゃくちゃすごい作品 とでもいおうか。。
一回読んだら忘れない作品だ。東野の代表作と言って間違い無し。
>>224 女性でもそういう感想書いてる人いるけど、絶対数は少ないと俺は思う。
大半は割り切れなさを感じてるんじゃないかと想像している。
終盤の展開に驚嘆する点はほぼ共通しているようだけど。
本当のところどう感じてるのか俺も知りたい。既婚男性板にわざわざ感想
書きにくるとも思えないが期待はしたいものだ。それに、男性目線で書かれた
小説だから本音が言いにくいってのもあるかもしれない。
228 :
素敵な旦那様:2006/07/04(火) 10:14:51
秘密、部分・部分は好きだけど、男の願望が露呈してるとこが嫌だな。
妻の外見が若返るとか、妙に夫が献身的ロマンチストになってるとこ。
基本的に東野作品の男性キャラって献身が好きだよね。
>>210さんへ
>>208です。あなたが登場してくれると、なぜかこのスレ俄然盛り上がるんですよ。
それで私なりにその理由を考えてみたんです。
それはあなたの発想自体が非常にユニークなものを持っていらっしゃる。
(我々男性にはない何かを感じるとでもいうのか)
それで総合的に判断するに、あなたは実は女性の方じゃないかという結論に達しました。
もし違っていたら平身低頭謝ります。
たまたま女性の書き込みを希望する意見が出ているものですから、妙なことを考えてしまいました。
もしあなたが本当に女性であっても、あなたなりの理由があってのことですから余計なお世話だと
言われても仕方ありません。でもこのスレに限っては女性であることが不利になる要素は全くないと
私は思っています。ついでといっちゃ何ですが、原作の表現を再度確認した結果を報告しておきます。
>藻奈美の病状は脳死の植物状態でしたよね?
脳死という言葉は医師からも平介からも一度も出てきません。医師が「脳に影響が・・・」と言っては
います。それと平介が「それは、つまり、植物状態というやつですか」と医師に聞く場面で、『ええ、
と医師は静かに答えた。』と書いてあります。
以上、参考になればと思い書きました。(余計なお世話だったらすみません)
ところで、あまり面白くもない話題で申し訳なんですが
直子の精神が藻奈美に宿るいう、現実に起こり得ない話が小説の
発端にある訳ですが、皆さんはそこをどう読み進めましたか?
(1)直子の精神と藻奈美の肉体の合体と捉える。
(2)小説では平介の心に強く意識させた憑依と捉える。
(3)それ以外の現象と捉える。
私の意見をまず言わせていただくと
(1)の場合、藻奈美の肉体が生きてる限り直子の精神も生きている。
従って直子ENDとなる。(奇跡の復活を主張されると反論は出来ませんが)
(2)の場合、これは原作通りの表現を借りると『今の状態がしばらく続いた後、
直子の人格は突然消え、藻奈美が甦ると予想される。それこそが真の直子の
死であり、藻奈美の蘇生なのだ。平介は本を閉じた。』
この場合は、藻奈美が甦ったと平介が信じて疑わなかった原作の流れ通り
となり、それをどう捉えるかはさんざん議論されたところでもあります。
(勿論その議論が終わったとは考えていませんが)
(3)の場合、私に考えられることはなにも思いつかないので、どなたか
意見をお持ちの方は、是非聞かせてください。
232 :
素敵な旦那様:2006/07/11(火) 03:23:55
(3)某宗教の世界or霊媒師の世界
と言ってageてみる。
今年読んだな。
小説は結構読み返すタイプだが、これはまだだな。胸が痛くなるから。
表紙になぜ熊のぬいぐるみが描かれているのか。それが秘密だったんだね。
直子は何故
結婚相手に文也を選んだんだろう?
昨日読み終わったけど余韻、つーか引きずるな、コレ。
若返ったカミさんが青春謳歌して他の男に取られるかもっていう平介が
感じた恐怖がなんとも言えない。老いてく自分は置いてきぼりだしヤレ
ないし。彼氏作られたらただの「金運んでくる係」になっちゃうしね。
あと、相馬の件、直子の「よけいな心配かけたくない」ってのは絶対建前
だと思う。
直子と文也の恋愛の推移は何も書かれていないので推測するしか
無いけど、文也は平介の会社に就職しただろうから直子にとっても
文也は近い存在になったはずだろうが、もっと決定的なことがある。
二人を結ぶキーワードは時計屋だよ。
バス運転手の形見である懐中時計にあった文也の写真が、二人の縁を
取り持つことになったわけだ。だから直子が指輪をあの時計屋に持って
行ったのは、バレる怖さに勝る何か別の意味があったのかとも思える。
指輪の秘密は、直子と平介だけじゃなく、藻奈美と文也の秘密でもあった
かもしれないと考えてみたりして・・・。
237 :
236:2006/07/13(木) 01:32:38
補足します。「バレる怖さ」とは「平介にバレる怖さ」の意。
>>235 老婆心ながら、直子の苦悩にも少しは配慮して欲しい。
238 :
235:2006/07/13(木) 16:52:27
>>237 平介視点で書かれてるからどうしても平介の心情がダイレクトに入ってくる
んだよね。でも直子が何も考えず青春ヒャホーイな女だとは思ってないよ。
直子の苦悩についてはあんまり直接的に書かれてないから考えるしかないし。
逆に直子が自分の苦悩を平介にほとんど悟らせなかったことから逆に女の人の
男にはない強さみたいなものをを感じた。
239 :
237:2006/07/13(木) 17:28:43
>>238 レスサンクス。直子が自分を消す決意をするのに
どれほどの苦悩があったかは、読む人によって
感じ方は色々だからね。
>>238 237ですが、一つだけ確認ておきたいことがあります。
藻奈美が現れたり消えたりしたのは、直子の演技と
思ったのか本当に起こった現象と思ったかを教えて
欲しいんだけど。
241 :
235:2006/07/13(木) 18:04:36
>>238 でも相馬に関してはモテて嬉しい感情も多少あったんじゃないかと思った。
平介がいるから付き合いはしないけど少しくらい男振り回してを楽しんでも
・・・みたいな。
>>235の最後はこのこと。
そしたら平介が盗聴にまで走ったことから「嫁」か「娘」かの苦悩が本格化
(というか平介にもわかるくらい表面化)、みたいな読み方した。ゴメン、相
馬ネタしつこいね。
242 :
235:2006/07/13(木) 18:17:43
>>240 すれ違ってたのか。
自分としては直子の演技だと思った。
243 :
240:2006/07/13(木) 18:29:22
>>242 だよね普通なら。241のレスを先に見てれば
こんな愚問はしなかったかもしれない。ゴメン
相馬って、かなり可哀想な青年だよね。
245 :
235:2006/07/13(木) 21:55:16
>>243 イヤイヤ、33秒差でこっちが遅かったししょうがないっしょ。
むしろレスサンクス
こんな丁寧な対応されるなんて2ちゃんとは思えないw
>>230レスありがとうございました。。俺が女性ですかwいいえフツ〜に男性です。。
どっちかというと男というより犬男です。とある場所で犬の顔文字愛用者です。
正直言って女に間違われて不思議と悪い気がしないあたり、自分が怖いです。
そもそも
>>86を書き込んだのも俺だったり。…すでにお気づきでしたかね^^;
秘密に関しては、人に貸したっきり全然戻ってこないんですワ。
それに東野作品は良作が色々あるんであっちこっち手を出してます。
なもんで、記憶がボンヤリしつつあります。時間がたったらもう一度読み返すかもしれません。
二度目読んだら新たな感想を抱くかもです。
247 :
230:2006/07/14(金) 01:10:12
>>246 イヤー申し訳ない。私の勝手な憶測で迷惑をかけてしまいました。
私の勝手な憶測というより「勝手な願望」だったかも知れません。
私が女性のふりしてもバレバレでしょうが、あなたならイケそうですね。
平身低頭の絵文字書けないので気持ちだけ書いたつもりで謝ります。
あなたのレスはすべて、冒頭の書き出しを読んだだけですぐ分かりましたよ。
私も東野作品には色々手を出しています。初読が秘密だったのとそのあまりの
衝撃に次々と東野作品に触手を伸ばし始め、現在手元に20数冊あります。
今年に入ってから読み始めたので白夜行の影響かと思われるでしょうが、自分では
偶然だと思っています。割と新しい作品から読み始めたので、あまり初期のものは
読んでいません。「白馬山荘」「眠りの森」あたりがイマイチって感じだったので
「宿命」以降の作品が殆どです。「手紙」「分身」「変身」「パラワ」などが好き
だといえば本格嫌いかと思われるかも知れませんが、そうでもありません。
そういえばこのスレにあなたが登場したばかりの頃、やけに「悪意」に拘る人だなあ
という印象が今でも残っています。
そろそろ新しいものばかりじゃなく、気に入ったものを再読してみようかなと思って
いる今日この頃です。
248 :
素敵な旦那様:2006/07/15(土) 17:18:49
ここだけの話だけど、俺にも「秘密」がある。
そしてみんなにも・・・
平介視点で読んで「直子が許せない」とか「直子が悪人にしか見えない」みたいな感想は
かなり目にするけど、直子がずっと直子のままだったら、その方が平介はより悲惨な人生
を歩むことになるような気がするが。そして直子も。その時こそ心中しかなくなるかもな。
たしかに娘として扱うって決意の後は、両方ともムリしてる感バリバリだったからなぁ。
あーいう歪な関係(元からだけど)のままじゃ、いつか壊れるっしょ。
>>250 249だけど、「直子が藻奈美になってくれたおかげで平介が焦燥感を
抱く程度で済んだであろう」と言いたい俺の気持ち伝わっている?
中身は女房で体は娘という家族関係を一生続けることは、俺には
到底想像できない。
>>251 いや、俺は「直子が藻奈美になる(演じる)前」=「平介が娘として扱うと決意した後」という意味で書いたつもり。
……なんだけど、実際はほとんど描写されてないのな。
抱かないって言った後の二人がやけに無機質に感じられたからそう思っただけだよ。
>>252 なるほど。
抱けば近親相姦になるという意識が、二人の気持ちのどこかにあっただろうね。
言葉としては表現されてなかったけど。
>>251 >「直子が藻奈美になる(演じる)前」=「平介が娘として扱うと決意した後」という意味で書いたつもり。
この部分については、よく考えると納得できない。
平介が直子を藻奈美として扱おうと決めた翌日から、「直子が藻奈美を演じ始めている」と俺は解釈
しているんだけど間違ってるか?
>>254 うん。だからその間(抱けないって言った後〜藻奈美変化まで)のこと。長短は関係ないよ。
一言で言うとあの夜のことなんだけど、あの時点でちょっと壊れたような空気を感じたからさ。
相馬の件以来、直子はそのチャンスを待っていたと思う。
ことわっておくけど、俺は直子ヒドイ派じゃなく直子かわいそう派だよ。
つまり直子の選択は間違っていないと思うから。
もう少し詳しく書くと
>一言で言うとあの夜のことなんだけど、あの時点でちょっと壊れたような空気を感じたからさ。
については、その時二人が近親相姦を意識したことを、君がそう感じたんだろう。
「相馬の件以来、直子はそのチャンスを待っていたと思う。」と俺が書いたのは、藻奈美の演技を
する必要性を直子が確信し、平介が自分を藻奈美と呼んだタイミングを逃さなかったと言う意味。
259 :
256:2006/07/19(水) 22:19:25
>>254 ちょっと訂正。
記憶があやふやだったからそういう前提で話をしたけど、さっき読み返したら翌日から演じているとは俺は感じなかった。
だから、翌日も「壊れた空気」の中に含まれます。っていうか、あの夜には特に「壊れた空気」は感じられなかったよ。混乱させてゴメン。
あと
>>258の人とは根本的に捉え方が違うね。
俺は、直子が自分を消す決意をしたのは「あの夜」の翌日だと思うから。部屋にこもって泣いてる時ね。だからこれ以上話し合っても平行線でしょう。
というわけで、そろそろウザそうなんで消えます。スレ汚してゴメン。
260 :
258:2006/07/20(木) 17:59:11
>>259 一つだけ答えてもらえないかな。
「あの夜」とは、「性行為未遂の夜」なのか「電話盗聴発覚の夜」なのかを。
俺もそれ以上のレスはしないので。(別にウザイと思っちゃいないが)
「あの夜」は一貫して「性行為未遂の夜」です。
262 :
258:2006/07/20(木) 21:00:01
そもそも性ネタで盛り上がる話じゃないよ・・・・秘密。。
264 :
名無し@話し合い中:2006/07/24(月) 23:42:35
ラスト近辺の展開には、思いっきり感情移入させられてしまった。
「そうだ!」と万感を込めて同感出来るものでないことが、逆にいいのかもしれない。
「そうか」という納得と、「そうか?」という疑問がないまぜとなって、胸に響いてくるのだ。
ページを閉じて、考えさせられてしまう。絵空事ではなく、迫るものがある。
もう一つの柱でもある運転手の話も、こういう心理の展開が感動を呼ぶし、何よりもこのラストだ。
そう、このラストだ。平凡ではあるが、実に重い題名の意味は、ここにおいて本当に生きる。
でも、でも、でも、、、人って、こんなに強くなれるものだろうか?
こんなに抱えきることが出来るものなんだろうか?
私なんかでは絶対に無理な、そんな強さが逆に悲しすぎて、とても切なすぎて、、、.
だから、私はラストに示されたビジョンは選択しない。選択したくない。
山下公園のシーンが、本当なんだと信じたい。こちらを真実として胸に刻みたい。
たとえ、フィクションの中の世界であろうとも、どこに「真実」を置くかは重要なことだろうから、
私はここに置かせて欲しい。
これは、やはり男性の書いた物語なんだと思う。
読み終えると、きっと配偶者がとても愛おしく思える物語。
でも、女性の読者にとっては、どうなのだろう?気にはなるが、聞いてみたくはない疑問のようだ。
これと4日間の奇跡を同時に読んで
どちらも内容がごちゃ混ぜ。
ヘリが落ちたんだっけ?
娘の為に一生懸命勉強するのがこっち?
266 :
名無し@話し合い中:2006/07/25(火) 22:02:37
俺は女の心理はよく分からないので、自分に当てはめてみた。
息子を持つ中年の俺が突然11歳の小学生になって、中年の女房と暮らし始める。
事故による原因不明の要因ならば最初は受け入れざるを得ないと思う。
その親父が小学校に通い受験も友達関係もうまくこなすとなれば、夫であることを
捨てざるを得ない局面も多々あるだろうし、女房との軋轢も生まれて当然のような気がする。
肉体と精神は分けては考えられないものだと思うんだ。
若い肉体に若い精神が宿るのは自然の摂理だと俺は思わざるを得ない。
理系作家の東野氏が、そこを考えていないとは思えない。(彼の手中にまんまと落とされたと思う)
だから俺も直子と同じ選択をしていたに違いない。他に選択肢がないような気がする。
特に原作の最後が、直子か藻奈美かどちらかが100%と決めること自体無意味なような気がする。
直子と藻奈美の比率(混合比?)がどの位なのか分からないで終わるから切なかった。
「適当な折衷案を出しやがって!」と東野さんに怒られそうだけど・・・。
東野って本なんか書いてたのか?
今田よりえらいじゃん。
チリチリと一緒にすんな!
オレも口に出して言う時間違うこと多いけど
269 :
266:2006/07/26(水) 19:55:32
>>264 あなたには有って俺には無いもの、、、、それは「情緒」かもしれない。
そんな気がしてきた。
>>269 そんなことはないと思う。
>>264が男性か女性か、子持ちかそうでないか、
はわからないけど。自分に当てはめてみたりと自分なりに考えたんだから
それでいいんじゃない?上にも書いてあるけど直子の行動にエゴを感じて
る人など感じ方はすごい多岐に渡ってるよ。
271 :
266:2006/07/27(木) 20:12:29
>>270レスありがとう。
嘗て初読時の秘密に対して抱いた俺の印象が、最近変わってしまったような気がして
それが気になっている。
すごく切ない話なのに、その切なさの中身を冷静に分析しようとしている自分がいる。
初読時に抱いた印象は、もっと情緒的に捉えていたし、何よりも主人公達の人情に心
が揺り動かされたと思う。
まともな関係で生きることが許されなくなった二人が、愛し合いながらもとんでもない苦悩を
強いられることに同情や時には疑いを投げかけながら読んで涙したあの気持ちが、今はもう
無くなっているのかも知れないと思うと・・・・
だから、他の読者がどんな感想を言おうと初読時に感じた気持ちをそのまんまこのスレに
書いてくれる人達を俺は歓迎したい。(雑多な意見もそれはそれで参考になるけどね)
このスレ読んで、違う見方してる人が多いことに驚いたけど、
娘の人格が現れた部分も含めて全て直子の演技なんだよね?
完全に直子の人格が消滅して、娘になったと主人公は思ってる。
思ってた。
でも実は違った。・・・んだよね?
そだよ。
>>272>>273 スミマセン、お二人にお聞きします。
直子は「可哀想な人」ですか?「酷い人」ですか?
この部分が実は問題だと思うのです。
(「普通の人」ってのはナシですよ。)
>>274 それはどちらかを選ばなきゃいけないの?
両方ともあるんじゃない?
>>275 出来ればもう少し分かり易くしてもらいたいんですが。
途中までは「可哀想な人」で最後は「酷い人」との解釈でよろしいんですか?
男性サイドに立って考えたら
旦那を裏切った酷い女になるんだろうね。
でも自分が直子の立場になって考えたら
若い肉体とそれに伴って変わっていく内面との葛藤に
すごく苦しんだんじゃないかと思う。
本当に酷い女だったら旦那(父)を置いて
若い男と家を出て行く事だってできたはず。
それをしないで直子は旦那に感謝しながらこの世から消えたんだ、
という一世一代の大芝居を打ったのは
旦那を傷つけたくない、一人にはできないという愛情だったと思うよ。
ちゃんと騙せていれば丸く収まったことだと思うし。
だから可哀想な人、というのも言葉が単純すぎてしっくりこないけど、
最善の策に至るまでの苦しみとかを考えると
責められないなと思った。
求めてるのと違う回答になってたらゴメン。
>>277 なるほどよく分かりました。丁寧なレス有り難うございます。
あなたの意見は、私の感想と殆ど一致しており、安心しました。
私もこのスレの人たちの意見の多様性に驚きましたが、その
対立軸には二つの大きな要素があるような気がします。
一つは直子消滅説、もう一つが今回私が質問した直子の捉え方
の問題です。(私は後者の問題の方が重要と思っています。)
>>278 あ、同じ意見の方なんですね。
スレ前半の方読んでたら、直子がもなみになった、という
筋書きで感想書いてる人がいたから、
そういう読み方してる人が結構多いのかなぁと思ってたんですが、
もなみは最初に死んで以降、一度も出てこなかったという
考え方でいいんでしょうか?
そっちの方が主流でいいんですよね?
>>279 278私へレスなので私の意見を述べます。
>もなみは最初に死んで以降、一度も出てこなかったという 考え方でいいんでしょうか?
その通りだと思います。そして「そっちの方が主流」であることも多分正しいと思います。
ただそこは既出ですが、一人称で書かれたミステリーは客観性が保証されないため
読む人の受け止め方に違いがあっても、それが間違いと証明は出来ないかと思われます。
前に俺が86>>で書き込んだ内容、皆さんはどう思われますか?
やはり、同意してくれる人は少ないですか?ストレートに直子ENDだと思いますか?
個人的には違う結末も思いました。藻奈美ENDってやつ。そう考えるだけの余地というか隙というか、
そういうものがあると自分個人的には思った。作者は意図して読者を悩ませる風に作ったのかもしれない。
あの終わり方…なんだかんだいってハッキリした真実は語られていない。状況描写と個人の考えだけだ。
状況で読者にそう思わせるような終わり方。他の作品では巧妙に隠された真実がラストでスッキリまとまる。
秘密にはそれが無い。いきなり突き放されたような後読感。なんかスッキリしない感じした。
この違和感は??何かを見落としているんじゃないか?読み終わって考えてみた。
あれがもし本当に藻奈美ENDだとしたら?…特に不自然な点は無いなと。
そこでどこかのスレで誰かが書き込んでいる事を思い出した。
それはこんな内容だった。『秘密という作品について、作者は笑える作品のつもりで書いた。面白がって書いた』
という書き込みだった。それがみょ〜に頭に残ってたんで、
もし藻奈美ENDと仮定したら…笑える作品、面白がって書いた作品という、
あの書き込みは正解だったんじゃないかと。なぜなら…
もし仮に真実が藻奈美ENDだとしたら、直子ENDと思ったおそらく多くの読者がだまされた事になるから。
そういっただます意図が作者にあって、タイトルも「秘密」にしたとしたら…。
つまり前にも言ったようにあのタイトルの意味は「読者に対しての秘密」というわけ。
これはある意味で笑えるわけで、そう考えたら面白がって書いたことが十分うなずける。
ただ勘違いして欲しくないのは、「笑える」という点。
読者が面白おかしく読み進める意味での笑える ではなくて、「作者が我々を笑う作品」ということ。
まあ、言い方悪いけど、なんつーかうちら読者陣も作者にだまされたとうか、だましてもらったとうか…。
なんとなく読者も作品に参加できたような気がwwまあそれは冗談です。しっかし実際どうなんでしょ〜かねぇ…
あ…記号が逆だったwww 前レスですが、86>>ではなく、正解は
>>86でした。。
番号は間違ってないが、>> ←このマークを数字の後にいれちゃった。
>>281 >読者が面白おかしく読み進める意味での笑える ではなくて、「作者が我々を笑う作品」ということ。
いくら何でも穿ち過ぎだよ。
>>281 私も
>>283氏と同感です。つまりそこの点は、小説の中身についての意見じゃなく、
あなたが秘密という作品に外から抱いた印象を述べたものにすぎないので、正しい
見解かどうかは客観的に判定される可能性があります。
そういう意味で、「中身」と「外見」を関連づけようとしている時点で、純粋な小説の感想
ではなくなっていると思われます。
>>283俺の言い方にカドがあったのかな…作者のイタズラ心というか、そういうものを
感じた。これも過去に書き込んだ内容と重なるけど、あの時計屋のシーン。
あのシーンすらなければ流れは面白みの無い単なるマンマの藻奈美エンドだったはず。
あのシーンで平介は自分の頭の中で直子は生きていたと決め込んで、
あとはひたすらその一点でラストシーンへ猛ダッシュ。
東野にしちゃストレートすぎる展開だと思った。それに肝心の主人公とヒロイン(直子or藻奈美)の
白黒ハッキリさせる対話すらなかった。感情を爆発させた平介のみクローズアップしてエンド。
作者が読者を笑うという言い方をしちゃったのは失敗だった。なんだか謝っておくよ。
たしかにあの作品、ストレートに直子生存エンドが本筋だとは思うよ。本筋の話で十分感動したし俺も泣いたサ。
おそらく東野も直子エンドが結末と認識される事を望んでたんじゃないかな?
なぜそう思ったかというと映画のラスト。きいたところによると、いかにも直子エンドな終わり方とのこと。
ただ、俺のように妄想をふくらます暇人がいることは事実だろう。そういう人のために
決定的に直子エンドとしか解釈出来ない風には作らなかったと。どこか隙がある。もう一方の可能性を考える余地がある。
そう感じた。
>>284あなたの文章、アホな俺にはどうも難しくて…。
一体あなたが何を言いたいのかチンプンカンプンです。すんません。。
>>285 284ですが、なたが最初からそのように書いてくれれば誰も何も言わないというか
沢山の同意が得られたかも知れないし(同意はあったかも知れないが)少なくとも
私が反論する気にはならなかったと思います。
東野氏が「笑える作品」言ったかどうか知りませんが、「笑い話のつもりで書いた」
という書き込みは私も何度か目にしました。
でもそれは小説の読後感と分けて話してもらわないと、聞く側としてはあなたの個人的な
秘密に対する感想なのか、周りの東野作品への意見にどう配慮又は影響を受けて発言
しているのか判断できないのです。つまりあなたの東野観の一部で有れば問題ないと思います。
しかし、他でこう言ってるから自分が影響されたとなれば、純粋にあなたの意見ととれなくなります。
その辺は微妙な判断領域になるので、これ以上言っても分かって貰えそうにもありませんし、、、
あなたのように表現能力が無くてチンプンカンプンでスミマセン。
>>286の続きなんですが、私の言いたかったことをもう少し補足します。
先ず「秘密」に関しては、多数派の意見であろうと少数派の意見であろうと個人的感想に
すぎず、どれが正しい意見か客観的に証明出来るものがないという点は押さえておく必要が
あると思います。
自分と違う意見に出会えば、各自が自分の意見が正しいと主張したくなるし、そこで論争が
あってもそれはそれで良いことだと思います。
その中で同意できる意見とそうじゃないものも出てくるでしょう。
しかし結局のところ、自分の主観でしかない点は最終的に受け入れざるを得ないと思うのです。
それがないと感情論に拍車が掛かり喧嘩別れになりかねません。
そこで>>86さんの意見について、自分の主観と認めた上で述べた意見かどうかを検証して
みるに、
>>281に書いてある内容には、自分の見解には客観的正当性が有るかの如き主張が見
られると思えたのです。
他の誰かが書き込んだ内容をその客観性の根拠にしようという意図が見て取れました。
その点が問題だと思うのです。しかしまあそれほど大騒ぎすることでもありませんが。
これも、あくまで私の個人的見解にすぎません。
>>287おっしゃるとおり、
>>281&
>>285はあくまで自分の思った事を書き込みました。
俺は映画も見てませんし、東野圭吾について情報通でもありません。
秘密という本を読んで思った事があり、様々な書き込みを見て自分の思った事とつなぎ合わせてみた
わけです。そうしたらしっくりきたと思ったんで長文で書き込んじゃいましたww
俺が思った事、皆さんはどう思いますか?というのが一番知りたい事です。
よければ皆さんの意見をきかせてください。ただ、別に言い争う事はしません。
俺は口下手だから絶対負けちゃいます。争い事は苦手ですし、むしろ反対意見を色々ききたい。
俺が思った事が正しいなんて自分でも思ってません。決め付けた言い方になってしまったところがありますが、
結局のところは、俺はそう思った、それだけです。皆さんの色々な意見がききたい。
今日読んだ。
容疑者は純愛モノだと思ったが秘密のラストは酷すぎると思った。
読み終わって耐えられず泣いた。
東野作品は読み終わった後、後味の悪さみたいのが残るが秘密に関しては耐えられなかった。
マジで感情の振り幅オーバーした。
それが秘密クオリティ。。
誰かいませんか〜
294 :
名無し@話し合い中:2006/08/10(木) 21:45:08
。 。 。。
・゚ ゚・。 。・ ゚・。
。゚ ・。 。・゚ ゚。
。゚ ・。 。 ゚ ゚。
。 ゚。 。゚ ・。
゚ (ノД`)
295 :
名無し@話し合い中:2006/08/10(木) 21:53:23
。 。 。。
・゚ ゚・。 。・ ゚・。
。゚ ・。 。・゚ ゚。
。゚ ・。 。 ゚ ゚。
。 ゚。 。゚ ・。
゚ (ノД`)
なんか勘違いしてる人がいるようだけど、東野は秘密を「笑い話のつもりで書いた」んじゃなくて、「最初はドタバタ活劇(?)みたいな作品にするつもりだった」んだよ。
「笑い話のつもりで書いた」=「最初はドタバタ活劇(?)みたいな作品にするつもりだった」
と俺は捉えている。
少なくとも、「作者が我々を笑う作品」ではないよ。
298 :
297:2006/08/12(土) 19:52:09
「ドタバタ活劇(?)」っていうのは当たってないな。
平介と直子(藻奈美)のやりとりの中で生じる意識のズレが面白くて
結果、漫才の様なネタになりかねないと思ったんだろう。
299 :
名無し@話し合い中:2006/08/16(水) 00:39:43
恋人も妻もいない男にとっては、冒頭で「ありえない」とつぶやいて終わる話。
だが、愛する妻と子もいる男、あるいは恋人のいる男にしてみれば、これは捩れる。
たちまちにして気が狂わんばかりに嫉妬の炎を燃やす主人公と同化する。たまらん。
300 :
名無し@話し合い中:2006/08/16(水) 05:14:02
301 :
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みんないいひとだな〜w
直子はものすごく大変な思いをして事の顛末を決断したんだろうけど
実際ものすごく得してるのは直子だ。
若い肉体手に入れて、第二の人生歩んで、若い男捕まえて結婚して
古い亭主を厄介払いできて、もういうことないぐらい第二の人生謳歌してる
かわって平介といえば、娘に先立たれて、妻に裏切られ、一人身になって
新しくできそうだった恋人にも手を出さずにこれからの人生を裏切られた
妻をまだいとおしく思って生きていくなんて・・・俺にはできんw
東野って本書く才能なんかあったんだな。知らなかったよ。
完全に娘になる決意したのに
結婚の時だけ元に戻ったのか
都合がいいな
元には戻ってねえだろw
解釈ゆがみすぎだろw
藻奈美と文也は、あの懐中時計にすごく感謝してるだろうね
そして直子だからこそ文也のことを、平介への思いを繋ぎ止める
ためにも相応しい相手と思ったに違いない
307 :
名無し@話し合い中:2006/08/28(月) 10:04:17
このあとの平介と直子はどんなつきあい方になるんだろう?
「結婚は認めないぞ!」などと言い出す可能性はどうなんだろう?
気になる・・・。
308 :
名無し@話し合い中:2006/08/28(月) 10:57:44
この話って、「婚約者がいるのに元彼と生でやって子供を作った女」が
諸悪の根源だよな?
?
実はモナミな気がしてきたY
>>309 根岸典子の話は全くその通りだ。
梶川逸美の援助を申し出たことで救われた気になっていたが、
言い逃れが出来ない、唯一の悪キャラかもしれない。
>言い逃れが出来ない、唯一の悪キャラかもしれない。
そうだよな。
結果論だけど、この女がその辺の所をキチンとしていれば、多くの犠牲者を出さずに済んだのに
と思うと、この話の切なさと比例して、この女のむかつき度も高くなるんだよな。
>この話の切なさと比例して、この女のむかつき度も高くなるんだよな。
結果的には確かにその通りなんだが、物語の展開に傾注して(特に平介に感情移入して)読んでると
悪人など誰もいないのに主人公達が悲劇に巻き込まれていくように錯覚してしまう。
作者の筆致がもたらすものだと思うが、言われなければ気付かなかったな。
317 :
名無し@話し合い中:2006/09/10(日) 02:11:09
。 。 。。
・゚ ゚・。 。・ ゚・。
。゚ ・。 。・゚ ゚。
。゚ ・。 。 ゚ ゚。
。 ゚。 。゚ ・。
゚ (ノД`)
秘密読むと胸の奥が痛くなるよな?
心臓止まるんじゃないかと思うくらい、ギューーっと。
レモンを絞った時みたいなすっぱいような胸の痛み。
これって実際は体のどこが痛んでるんだろう…?
心臓の近くの血管が収縮するから〜みたいに説明できるものなのだろうか?
319 :
名無し@話し合い中:2006/09/11(月) 18:03:38
広末のやつ?
320 :
名無し@話し合い中:2006/09/11(月) 22:39:10
>302
直子を抱けなかった時点で、この結果は享受うべき。
ふんぎりをつける為に、抱いてと頼んだのは直子。
>318
ハゲ同。
ナミダがとまらなかった。
321 :
320:2006/09/11(月) 22:45:08
ついでに、東野の独特のフェミニズム感である
夫に専業主婦自由を抑圧されている、働く女=自立って構図が若干うざかった。
>319
娘(妻)の裸を見て、葛藤を広末相手では演じるのは無理だと思った。残念
誤字多かったごめん
323 :
名無し@話し合い中:2006/09/12(火) 08:29:26
>307
それはない
東野圭吾の作品の中では、幸せな家庭というのは出てこないよね。
まあ、幸せな家庭ではミステリーにならないのでしょうが。
自信も結婚生活に失敗しているせいか、不幸になった家庭、うまくいかない家庭の
描写が多いし、得意だよね。(フェミニズムの影響かも知れないけど、専業主婦=夫に抑圧された存在との描写が多い)
秘密でも、娘の体を手に入れて、専業主婦から、働く女への脱皮がもう一つのテーマとなっている。
女が経済的に自立して、自分を抑圧していた家庭(夫)から飛び出していくといったスタイルが多いよね。
家庭生活に失敗した人は、フェミニズムにかぶれていく傾向があり、それが氏の独特の家庭観を作り出しているのかもしれない。
325 :
名無し@話し合い中:2006/09/12(火) 16:12:06
326 :
名無し@話し合い中:2006/09/12(火) 16:13:42
意味わかんね。
フェミ批判すると女のレッテル貼りが意味わかんね。
>>318 あなたの文章読んで、昔の胸キュン感覚甦ったじゃないか!
どうしてくれる!せっかく忘れかけてたのに・・・orz
>>325-326 自演?ほんと意味わかんね。(タイミングすごすぎ!)
性別なんかどうでもいいじゃん。
やっぱこのスレ深いな。
会社の同僚(女)2人が読んだらしいので感想を聞いたのだが、
いまいちわかっていないみたいだ。
最後の、あの切なさは女には理解できないのか?
>>329 共に生きるための、そして別れるための「秘密」だと思うけど、
女性はあの最後を、別れと捉えないのかもしれない。
331 :
名無し@話し合い中:2006/10/05(木) 00:35:41
。 。 。。
・゚ ゚・。 。・ ゚・。
。゚ ・。 。・゚ ゚。
。゚ ・。 。 ゚ ゚。
。 ゚。 。゚ ・。
゚ (ノД`)
332 :
名無し@話し合い中:2006/10/05(木) 10:48:55
あの日にさよなら〜
333 :
名無し@話し合い中:2006/10/05(木) 22:22:59
手紙の映画楽しみ〜
>>333 オレは何か不安。原作の感動が損なわれないかと。
ミュージシャンが漫才師に変わってるんだっけ?
東野スレでは、著作権の問題で漫才に変更って書いてあるけど
別にイマージンじゃなくてもいいと思うんだけど
原作を読んで感動し映画のDVDを今日見た。原作に忠実にっていうのはさすがに不可能なのは分かる。でも、時計屋のオヤジは
出して欲しかったなぁ。「秘密」の鍵を握る人物なんだし・・・。映画のあの展開だと秘密でも何でもなくなっちゃうよ。
ま、そしたらどえらい長い映画に映画になっちゃうんでしょうけどね。あと、原作のイメージだと大杉漣の方が平介っぽい気がしました。
けどこれ男女逆にして古女房から女子高生に乗り換える話だったらどうよ?
絶対乗り換えるよな?
340 :
名無し@話し合い中:2006/10/29(日) 10:33:41
やっぱこのスレ深いな。
>>47 >やり直すという意味で 「直」子 という名前にしたのか?
あなたのセンスに脱帽 !!
平気ではいられないから平介なのかも?
でも反対から読むとイヤラシーな。
直子の消え方についてなんだけど、
あれは自分の都合で消えたんか?
それとも夫を愛するが故に、止むを得ない手段だったのか?
或いは、もしかして娘のためにだったのか?
おれには納得できる答えが見つからない。
誰か教えて欲しいよ。
>>342直子消滅説推進派として、お答えしようw
消え方に関して個人的に思ったこと。
自分の都合かどうか だが、自分にとっても都合が良いし、平介のためでもある。
つまり非常に都合の良い一挙両得な状況だったはず。迷わず消えたはずだ。
夫を愛していたか?恋愛感情は消滅し、同情の方が強いと思う。変な話、直子のほうが上目線だ。
なんせ若い肉体に成熟した精神を宿すスーパーウーマンだから。俺から見て、
直子の事をひがんじゃう。人間なんて考える事は皆同じ。俺がひがむということは
同じ人間なんだし、直子は心のどこかで平介より上の存在と思ってたはず。違うとは言わせない。。
娘のために消えた? ・・・その考え、鋭いかも…!
肉体関係は無いにせよ、いつまでも娘の体を借りて夫婦生活するわけにはいかないもんね…。
娘が意識回復したとき、あんなことやこんなことがあったんじゃないか?!と一生嫌悪感を抱くかもしれない。
間違いなく親子関係は総崩れになると予想。この際、直子は消えるべきだったと。かなり現実味のある考えかな?
344 :
342:2006/11/07(火) 18:03:06
>>343 どうもありがとう。でもやっぱり納得いかないところがある。
「迷わず消えたはず」や「この際、直子は消えるべきだった」というのは分かります。
状況判断として、直子は消えようと思って消えたんですよね。
それだと直子の演技であって藻奈美は現れてないことになる。
「直子消滅説推進派として」とおっしゃってるので、直子が自分の意志で消えたとすれば
矛盾しませんか?
因みに自分は、直子が消えたふりをした本当の理由が知りたくて質問しました。
これは自分の考えですが、娘が最初に死んでいたとすると、
直子は平介の娘として生きるために、消えたのではなくて
自分を消したのでしょう。
なぜ消したのか?それは、他にとるべき道がないから。
平介の視点で書かれたこの秘密を読んで、
こんなにも深く彼の気持ちを感じることができたのだから、
もし直子視点での種明かし的「秘密」が存在したとして、
彼女の苦しみや葛藤を読んだと想像したら、
おそらく彼女の選択が理解できるのではないでしょうか。
でもそこを隠すことでこの秘密は成立しているし、
だからこそ悩んだり答えが見つからなかったりする。
だから正解を探す事よりも、自分なりに直子の気持ちを理解することが
モヤモヤを解消する近道だと思います。
解釈は人それぞれでいいのではないでしょうか。
346 :
342:2006/11/08(水) 17:08:18
>>345 > だから正解を探す事よりも、自分なりに直子の気持ちを理解することが ・・・
確かにそうなのだと思います。
今の自分にどこまで直子の葛藤が理解できるか、あまり自信はありませんが、
何度か読み返してみようと思います。有り難うございました。
347 :
343:2006/11/09(木) 22:22:54
>>344たしかに直子消滅説とは関係なかったネ(笑)
ごめんごめん、「直子」「消え」にに思わず反応しちまった。
直子が消えたふりをした本当の理由、それは読んだとおりだと思うよ?
平介とギクシャクして限界まで追いつめられた二人、これ以上、関係を維持していくのは
お互いのため良くないと判断した、それが大きいと思う。あとはあなたのいった娘の問題もある。
娘の将来のために平介とのアブノーマルな関係は清算して新たに娘が歩むべき道を。
うん、やっぱ以上の理由以外無いと思う。
348 :
342:2006/11/13(月) 02:17:01
>>347 レス遅れてすみません。
「平介とギクシャクして限界まで追いつめられた二人関係」というものについて
直子も同じ認識に立っていたのかどうかがよく分かりません。
今のところ、
>>345さんの「解釈は人それぞれでいいのではないでしょうか」の提案に
同意するしかないような気がしています。
でも自分の場合その解釈がまだ成立し切れてないので、もっと考えてみようと思います。
ありがとう。
349 :
名無し@話し合い中:2006/11/14(火) 15:43:07
昔ハードカバー版を読んだ後、小豆色の表紙を何の気なしに取ってみたら、
モナミの部屋にあのぬいぐるみのイラストが・・。そこで堰を切ったように
ボロ泣きしてしまった。作者は何て残酷なことをするんだろうと思ったよ。
確かに映画はダメだったが、竹内まりやの「天使のため息」はかなり良い。
あの歌を聴くたびにストーリーを思い出す。
モチーフとしては手垢の付いたファンタジーな感は否めないが、凄く現実的に
感じさせるのは作者の力量なんだろうな。
直子の気持ちも平介の気持ちも揺れ動いていたんだろうなぁ。
ハッキリしてるのはそれだけ。
>>329 あの切なさを、女が理解できないのではないと思うよ。
理解できるからこそ、自己否定したくなるんだよ。
352 :
名無し@話し合い中:2006/11/19(日) 00:09:10
今読み終えました。もう今でも泣きまくりです。
男の俺からの感想は平介に感情移入してよんでいたから
もうたまらんね。俺ならまじ死んでると思う。
直子は裏切ったというか。。。あーーーーーーーもうわからん。
酷い本書くなやーーーーー!!!!!!!
353 :
名無し@話し合い中:2006/11/19(日) 00:18:58
直子がモナミを演じているとおもわれる所。
文庫のP424 最初にデートをした山下公園に連れて行ってというところだ。
『モナミの目が充血を始めた、口元を押さえ、彼女は立ち上がった』
もし、本物のモナミだったら、泣くと思う?こういう表現はしないとおもんだけど。
みなさんどう思いますか?
>>353 その部分は、確かに直子であることを証明する表現だと思う。
しかしあえて別の解釈があるとすれば、母から娘への手紙で
「明日で自分は消えて、もう出てこないと思うので山下公園へ連れてってもらって」
と支持された可能性もゼロとは言えない。
しかし一般的な解釈は、思い悩んだあげく、直子は藻奈美になりきる決心をしたと
考えられている。そう考えるのが普通だよ。
355 :
354:2006/11/19(日) 03:23:24
誤字訂正と追伸
4行目の「支持」→「指示」
一般的な解釈の根拠となるもの→「指輪加工は直子の意思による」ことが前提
356 :
名無し@話し合い中:2006/11/19(日) 20:32:39
うわわあわわあわ
数年前この本を読んで、それが初東野本だったんですが
終わり方が納得いかなかったので、もうこの人の書いた本は買わないと決めました
358 :
名無し@話し合い中:2006/11/20(月) 11:12:07
俺は「放課後」の方が終わり方に納得できないが・・。
359 :
名無し@話し合い中:2006/11/20(月) 14:54:37
百夜行も読まないとダメですよ
その誤植だと「百鬼夜行」に見えてしまう
361 :
名無し@話し合い中:2006/11/20(月) 20:09:28
白夜行だよ
漏れは今片想いを読書中
>>357 同意。感動したとか言う奴はアレで感動できるんですねw
このスレ全体を読ませてもらって感じたこと。
藻奈美(END)派の人は、レス数が多い割りに人数的にはごく少ないと思いました。
それと特徴的なのは、この小説が平助視点で書かれていることに極めて無頓着か、
極めてこだわり過ぎてるかの両極端のように思えます。(失礼)
たとえば、初めて藻奈美と文也が対面した時に、視線を絡ませて二人が好意を
持ったような表現を指して、「直子の演技じゃ無理がある」ような意見も
ありましたが、平助にそう見えただけで作者又は第三者の判断ではありません。
逆に、平助視点に疑問を抱きすぎて混乱している方もいらっしゃるように思えました。
やはり最後は直子だったと考えるのが正解だと私も思います。
いずれにしても、秘密を呼んだ人のほとんどは他の人にも勧めたくなると思いますね。
365 :
364:2006/11/22(水) 02:16:56
平助って・・・恥ずかしい。
辞書変えたら違った漢字に・・
平介でした。
366 :
名無し@話し合い中:2006/11/23(木) 10:21:32
その通り
>>364 概ね同意しますが、藻奈美が11歳時に母直子の精神が受け継がれたとして
25歳になるまでそれが何の変化もなかったとは考えたくありません。
個人的に思うのは、直子の平介への愛情の変化の度合いは不明ですが、
それは質的変化も含めてあったと考えます。
なので人によっては、直子でも藻奈美でもアリという部分が許される作品と
思いますが。
>>355 >一般的な解釈の根拠となるもの→「指輪加工は直子の意思による」ことが前提
そこにもう一つ条件を加えて欲しい。→「その証拠は何もない」と。
女だけど平介の気持ちがよく分かって辛かった。
途中直子にイラついた。
平介も幸せな再婚してほしい。
平介いい奴だ。盗聴も許す!
すいません。ここ既婚男性板だったのね。
どーりで男意見が多いと思った。
巣に帰ります。
372 :
平介:2006/12/08(金) 02:11:11
>>370 ありがとう!おまえいいやつだなー
おれと結婚してくれ
373 :
直子:2006/12/08(金) 02:25:03
374 :
平介:2006/12/08(金) 02:26:11
やべぇー
375 :
名無し@話し合い中:2006/12/08(金) 03:39:40
376 :
相馬:2006/12/09(土) 00:01:24
377 :
名無し@話し合い中:2006/12/09(土) 00:03:29
今日手紙観てきた。
映画版の秘密は駄作だと思ったけど、手紙はナカナカ良かった。
イマジンが漫才になったのもむしろ良かったんじゃないかとオモタ
378 :
梶川:2006/12/09(土) 00:07:37
おれが悪かった
379 :
藻奈美:2006/12/09(土) 00:32:39
380 :
文也:2006/12/09(土) 02:33:57
僕なんのことか分かりません!
気まずいねぇ〜
382 :
直子:2006/12/12(火) 00:48:50
冗談よ、じ・ょ・う・だ・ん
みんな忘れてね
(平ちゃんは本気みたいだけど)
この前間違えてきた女です。
覗いたらなんか盛り上がってて嬉しい。
ここの人いい人ですね。
女がまた書いてすいません。
それではアデュー!
鬼女板風味でまずくねくねぇ?何とかしようぜ。
時計屋の秘密暴露のタイミングが良すぎる件について
どなたか?
>>384 それは「小説だから」で終了でしょう。
それと女性の書き込みについては歓迎します。
2chに詳しい訳じゃないので私的意見になりますが
「秘密」について語り合うのであれば、女性の意見も
是非欲しいところです。
携帯からなんで過去ログ見ずにレス。
藻奈美と直子が入れ替わるときに(メル欄
387 :
名無し@話し合い中:2006/12/14(木) 01:25:58
ただ単に、若い肉体を持った女が
夫を捨てただけとしか思えん。
ひどい奴だ。
388 :
名無し@話し合い中:2006/12/14(木) 06:00:49
直子は藻奈美の振りをしていることを平介に「秘密」にして、
平介はそれに気付きながら、気付いたことを直子に「秘密」にした、
と言う意味での「秘密」というタイトルだと思います。
お互いが相手の幸せを望んだ上での悲しい決断に泣けました。
>>384 >時計屋の秘密暴露のタイミングが良すぎる件について
平介の、梶川運転手の形見となった懐中時計への執着心を
直子が知る由はなかったと思われる。ましてそれを自分の
結婚式に持参するとは思ってもいなかったであろう。そして当日
時計が故障していることに気づき、平介があの時計屋に立ち寄ったのは
偶然以外の何物でもないでしょう。
ただ、自分としても少々引っかかる所はある。
その時懐中時計が正常に動き、指輪の秘密を聞かされることもなく式を
無事終えたとしても、いつの日か平介が時計屋を訪れる事がないとは言えない。
直子がそこまで覚悟した上で、時計屋に秘密を話したとしたらどうなんだ?
それを考えると恐ろしくなるんだけど。
(ま、小説が終わってからの心配してもしょうがないかw)
>>386 直子(藻奈美)がそう言ってるだけで、平介や読者には
確かめようがないでしょう。最後の山下公園でのシーンは
渾身の演技だったかもしれないが。
391 :
386:2006/12/14(木) 19:50:09
>>390 そうか…
でも2人共、互いの幸せを思って決断したのに
報われずに悲しみを背負い幸せを装って
生きていくなんて辛すぎる。
心では通じあっているはずなのに、ふっきれるもんなんだろうか。
まぁどんな解釈をしても
この小説はあとを引きずるね。
読後の清涼感が全くない。
でも、それ以外は非の打ち所がない本当の名作だと思う。
>>391秘密は大好きな作品だけど・・・真の名作とはいえないと思った。
なんせ女性読者の評判がいまひとつな意見が多いから。
真の名作なら、男女問わず、幅広く愛される作品でないと。
そう考えるとやっぱ「手紙」じゃないかな?ストーリーもリアルで、具体的な突っ込みどころもない。
なおかつあっという間に100万部突破の涙の大ベストセラーらしいし。
393 :
390:2006/12/18(月) 23:49:05
>>391 >心では通じあっているはずなのに、ふっきれるもんなんだろうか。
「渾身の演技」という表現は誤解を与えてしまうかもしれないな〜?
「悲痛な覚悟」と言い換えた方が良かったかもしれない。
>>392 俺は女がどう思おうがどうでもイイと思う。
実際女が面白いという作品で
面白いと思ったことがない。
男と女が同じ感想になる方が不思議だが
どちらも面白いと思う作品はあるでしょ。
>>395そうそう。あるはずだ。東野だと…手紙、時生 あたりだと思うがいかがっすかぁ〜。。
名作とは一人でも多くの人に受け入れられ、なおかつ心に残る作品でなければならない。
やはり手紙かなと。時生は少々間延びした展開+ありえない設定って事で、万人の心にずっと残るとは思えない。
>>396 >万人の心に〜
それはあまりにもアーメンなことだおー
398 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 12:00:25
俺は結末が最後は本当のもなみに戻って終わりかと思った。
だから2度奪い去るってサブタイトルだったんだって。
399 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 12:24:13
最初と最後の10ページだけ読みました 感動できた 全部読めばよかった・・・
>>399 ぜひ最初から最後まで目を通してみてください。
本は購入して、手元に置いておいておき、数年後に
また読み返してみることをオススメしますよ。
401 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2006/12/31(日) 16:26:24
でもさ、1つ思うけど・・・。
Hな描写もあったよね・・・。
SEXは駄目だけどSEX以下なら平助は盗撮とかしなかった気がする。
>SEXは駄目だけどSEX以下なら平助は盗撮とかしなかった気がする。
意味不明だが、もうすぐ除夜の鐘だ。お互い煩悩はどこかへ行って欲しい。
403 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 00:26:05
あけおめ。
訂正。
セックスはまずいがセックスの手前までなら平介も性欲が鎮まり盗撮はしなかったと思う。
とりあえずお目。盗撮も盗聴も基本的には良くない。
煩悩は払拭されてないな。
405 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 09:47:30
要はSEXしてしまえば良かったんだよ。
もなみが求めてきた時に。
それで万事解決。
>>403 解釈は人それぞれで良いが「盗撮」はなんの話だ?
407 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 17:23:27
408 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 18:55:51
映画は見てないが映画だと盗撮があったとか…
409 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 23:04:03
何を盗聴したの?か教えてくれる神様の降臨望む
410 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/01(月) 23:55:28
もなみの私生活。
411 :
404:2007/01/02(火) 00:09:50
盗撮と盗聴を並べれば>403は気がつくはずと思ったんだが
盗撮など原作にも映画にも出てこないことを分かって書いてるのか?
モナっちとヘイは腰が抜けるほどやりまくっちゃえばいいんだよ…もう死ぬほど。
あんな遠慮した内容を展開されちゃさぁ、なんのためのフランス文庫かって話になるじゃん!
やらなかったシーンが一番泣けるポイントなんだし。どこで号泣したって、セックスしなかった場面だった!
せつないね!秘密!
413 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/02(火) 19:51:11
でもそれは近親相姦・・・。
妄想話は水に流せても
男なら流せない、ズシーンと来る重さがあるね、秘密には。
415 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 10:19:49
最近、読んだんだけどさ。
秘密って、結構前の本かな?
時代設定が古いっていうか・・・。
1980年代だよね?
もしこれが現代社会なら、例えば携帯もあるんだろうから盗聴とかも問題もないだろうし。
でも、そうすると、もなみ(なおこ)は、もっと変わってしまったんだろな。
なんにしろ相馬問題も時の、もなみ(なおこ)の本音発言のは感慨深いものがあった。
416 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 10:58:18
先週、「天空の蜂」ってを読んだ。原発にヘリを落とすっていう
テロものだけど、そこそこ楽しめるよ。お勧め。
>>415 直子「相馬さんに対しては普通にしてだけよ。」
平介「おまえが普通にする権利はない。
みたいなやりとりはあったと記憶しているが
>もなみ(なおこ)の本音発言のは感慨深いものがあった。
そんな発言あったか?
>>416 天空の蜂は確かに大作。テーマ性もスケール観も、また緊迫感もあって良かった。
ただ一つ、無人へりの子供を救う場面は、安物サスペンスの感が否めず今ひとつ
残念だった。そこだけは危険が多すぎて俺には不可能な話しに思えた。
419 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/03(水) 17:39:27
>>417 まさしく、そこだよ。
それと、若い男は話してて、そんなに楽しいか?ってとかあったじゃん。
で、その返答で楽しいなんて答えてて・・・・平介が可愛そうだった。
>>415 参考までに書くと、発刊は1998年、文庫化が2001年。
既にインターネットも携帯も普及してたね。
東野氏の構想がいつ頃の時代か分からないけど、昔の作品を
今に当てはめるのはあまり意味がないと俺は思う。
ついでに個人的な感想を言わせてもらうと、平介が本当に
気になって仕方がなかったのは、直子の心変わりであって、
藻奈美の気持ちではないことに注目して欲しい。
421 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/04(木) 12:33:50
ここで1つ。
もなみの体になおこ
ではなく
なおこの体にもなみ
だったなら、どうだったんだろ?
もなみとしちゃったら「秘密」じゃなく
「秘蜜」という名のエロ小説になっちまうw
昨日「分身」読んだ。
もう少しハッピーなエンディングを期待したのに、
つれぇよ。
(´つω・`)クスン
424 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/05(金) 20:45:39
正直、もなみの体になおこに抜いてもらってる平介に期待した俺。
分身といえば魔球
おまいらの書き込みにより、おいらも正月休み中に読んだ。
もなみが時々現れるようになった時も、直子は覚悟して、
もなみのふりをしていたということ?
そうゆうこと
>>426です。スマン、上を読んでみんなの意見がわかった。自己解決。
430 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/06(土) 11:28:53
東野さん、描写がエロいな。
百夜行でもそうだけど・・・・。
>>424気持ちはわかるよwフランス文庫なら当然のごとくそうなってただろう(ニヤニヤ)
>>423 終盤のスリリングな展開の先にあったのは意外な静けさだったけど
無事出会えただけで良しとしたい。
○○の双葉を避ける発言は非常にドライで印象深かった。>分身
いや・・ドライじゃなくて、あれが普通の意識なんだろうな。
ん〜でも、他に何か言葉は見つからなかったのかと思ってしまう(´つω・`)クスン
>>433 晶子の発言のことか?もしそうなら誤解がある。
分身二人の存在が迷惑だと言っているのであって
双葉だけを避けているのではあるまい。俺は分かる気がする。
>>433のは双葉の心情を汲み取って思ったことだろう。
真実を知らされず恐怖に打ちひしがれていた鞠子の心情が
一番カワイソス。
あの時に昌子の発言がよく響いたのはその場にいた双葉なのだから、
避けた発言って捉えても別におかしくない。
設定上、昌子の発言内容に期待した方は多いのでは?
晶子の発言は期待を裏切るどころか憎悪に満ちたものだが、あれが本心だろうね。
自分だけが神から見放され、しかも自分のものが勝手に利用されていた訳だし。
読み終えてから晶子の気持ちも分かるような気がしてきたんよ。
事件の発端を作ったのは双葉だし、どうしても鞠子に同情してしまう。
分身二人には同情しまくりだが、レモンの丸かじりは苦手だな。
あの作品で忘れてはならないのは伊原の存在。(ネタバレしてきたねw)
レモンの丸かじりってよくできるなw酸っぱいのは苦手だわ。
440 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/10(水) 21:50:01
秘密に戻ろう!!!
そうそう、秘密で忘れてはならないのは梶川の問題。(散々ネタバレだけどねw)
ネタバレとかいうけど、こと「秘密」に関しては
解釈・妄想の荒波で水没&溺死する人もいそうだぜ。
要救命同意
こんなスレがあったのか。
女の意見もおっけってどっかに書いてあったんでかきこ。
このスレは男側の解釈が興味深いね。
私はやっぱ直子側に感情移入してしまうな。
私の中じゃラストはやっぱ直子説しかありえないなあ。
指輪の件、あれがもし藻奈美だったら父親に隠す必要がないんじゃないかな。
今後直子は生き地獄だね。強いなあと思う。
直子が生きていると知っている平介もほんと気の毒だ。
直子もそうだけど、平介だって直子がいなければ藻奈美の先生とうまくいくかもしれなかった。
自分の秘密を理解してくれてる、唯一の見方にして最愛の夫を切り離す決意がどんなに大変なものだったか。
自分の存在が夫をダメにしていくと分かって別れを決意するのも愛情。平介の前から消え失せることができればまだ楽だったろうに
そうしなかったのは、夫から藻奈美を切り離すことができなかった直子のやさしさだ。
せつなくてやりきれない話だったけど、傑作だと思う。読んでよかった。
逆に藻奈美説があったなんて今知った。
そんな事言ってるヤツいるんだ…
今後の尚子が生き地獄?
お前尚子の気持ち全然分かってねえよ。
そうだね、、、生き地獄は違った。
>>445 直子はずっと平介を思いながら生きるのだから、不幸なだけじゃないと
言いたいのかもしれないが、生き地獄は「当たらずといえども遠からず」じゃねぇ?
直子の気持ちより平介の気持ちが今後の二人の生き方を左右すると思うけどね。
>>445 >お前尚子の気持ち全然分かってねえよ。
分かってないのはお前さんの方だよ。
>>444は、小説の後の直子の気持ちを察して「生き地獄」と表現しているのだが、
なぜお前さんにだけその後の気持ちまで分かるんだ?
449 :
448:2007/01/13(土) 00:46:51
最終行の「なぜお前さんにだけその後の気持ちまで分かるんだ?」のお前さんとは
445を指し444のことではないので誤解しないよう頼む。(
>>445=
>>394?)
>>448 じゃなぜ「生き地獄」だと限定できるんだ?
>>450 だから誰にも限定できないといっているんだ。
451の続きだが、「生き地獄」が正解といっているのではなく
小説に書かれてない価値観に一方通行な押しつけは出来ないということだ。
453 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/13(土) 20:39:41
泣ける話ばかりじゃなく、
笑えるのもいいぞ。
「毒笑小説」とか「超殺人事件」とか
まぁあれだ、全面的に直子一人が得したわけでもなく
直子一人が全ての重荷を背負ったわけでもない。
直子の重荷の半分は、ラストで平介が背負わされたんよ。
あらら、生き地獄なんて書いてしまってお騒がせしてしまいました。
私がその立場だったらきっつい人生設定だな〜と軽い気持ちで感想を書いてしまった。未熟者でごめんよ!
おっしゃる通り生き地獄ではないけど、なんにしても直子ならきっと立派に生きていくんだろうな〜。
藻奈美として生きていくのを決めたのは、夫のためとか書いたけど、
藻奈美の人生のためでもあるだろうね。ひいては直子のためでもあるか。
じゃあ皆さん、次の作品でまた〜
ナツカシス
>>453 「怪笑小説」の鬱積電車が最高(・∀・)イイ!!
458 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/16(火) 12:12:59
文也と結婚するのは直子って読むのが普通なんだけど
やっぱ藻奈美だったって可能性は無いの?
お父さんをからかうって意味で。
459 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/16(火) 16:30:57
出張の新幹線内で読んで午前中からぼろぼろ泣いてしまった事もありました。
娘がいて散弾銃を所持してる俺は東野作品にかなーりヤラレテマス。
さまよう散弾銃はヤバイヨ!
刃くらいにしとけば?
そういえばタイトルがなぜ〜刃なのか、誰かおせぇて下さい。
462 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/16(火) 22:31:04
日本はまだ銃社会ではないから?
ピアノを練習するおじさんの話も泣けた。
464 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/16(火) 23:03:02
片思いはどうです?
面白かったけど「色んなネタ持ってんな!」
・・・としか残ってないなぁ。
>>461 刃物は懐に隠せる→殺意も隠せる→魂が凶器
ジャマイカ?
手紙を読んで泣いてしまったよ。
「魔球」に出てくる手紙ね。兄貴が弟に残した手紙。
東野さんは、本当は人情味のある人じゃないかと思った。
今までは人情味のねぇやつだと思ってたのか?
×東野さんは、本当は人情味のある人じゃないかと思った。
○東野さんは、本当は人情味のある人なんだなと思った。
◎東野さんは、本当に人情味のある人なのだと思った。
>>470 表現力がなかったのは先ず認めよう。
「魔球」に限らず、自分が東野作品全般から受ける印象は大体◎印だが、
そうじゃない人もいるようだから、そのような人にも受け入れられる表現に
配慮したつもりで他意はない。
>>471 偉い大人な人だなあ。
さすが東野ファン。
473 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/18(木) 22:56:09
人ト人トナンテドウセ チガウモノダカラ
解リ合ウ必要ハナイ
君サエココニイレバイイ
人ト人ナンテドコカ 似テルモノダカラ
解リ合ウナンテ 必要ハナイ
ナベさんも必死なわけだ
>>458 >お父さんをからかうって意味で。
どういうこと?
読み終わったときに「えっ?えっ?なに?なに?」
みたく「?マーク」出まくりだったんじゃないか?
だから穂奈美説が捨てられないでいるんだと思うよ。
じゃなきゃ、穂奈美が父親をからかうなんて思うはずがない。
「本当は藻奈美が甦ったのだけど、時計屋に仕掛けしとけば
平介が勘違いして驚くに違いない。」ぐらいの解釈かもしれないが
必然性無視もいいとこだし、多分ネタでしょ。
もし
>>458の解釈が
「藻奈美が甦った」じゃなく「最初から藻奈美だった」だとすると
「お父さんをからかう」なんてもんじゃなくなるな。
父親を性の対象にしようとしたことになり、エロ小説認定だね。
ついで言えば、穂奈美説なら駄作認定だな。
名作には決してならないし
「日本推理作家協会賞」なんか取れるはずもない。
確かに。
かなり上の方には
その賞のおかげかどうか、「秘密」を本格推理小説として読んで、
どうしても細かい点に納得がいかない方もいらっしゃったようでした。
その方は今はどうなんでしょうかね?
なにせ「名探偵の掟」を書くような作家さんですからw
子供の頃1+1=2がどうしても納得出来ずに
「1+1=3の可能性もあるんじゃないか?」と
周りのみんなを困らせていた子を思い出した。
>>481 それ俺のことかも知れん
今は「皆が2と言うんだから2なんじゃ」と子供に教えてるw
最近、数式(科学)と人間(社会的生物)との相関関係について
ちょっと悩みがちなオレ orz
小品集やエッセイ読んでも気が晴れんし・・
タスケテー!
というほどでもないけど・・・
484 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/27(土) 14:12:21
↑中2病にきく薬は現実社会。働け。
ハイ、そうします。(明日からまた会社、、、)
486 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 02:33:36
一度目の別れは悲しく
二度目の別れは切なかった
三度目の別れはダブルでくるね…
それでも直子は強いんだろうか
487 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 02:59:16
東野圭吾の作品を片っ端から読んでいた。
その過程で「秘密」も読んだ。
精神が破壊された。
何度も何度も何度も妻に「あがsぢうdごfdsふじこympsじゃい」
と言い、友人にも訴えた。その都度呆れられた。
こんなに酷い本はない。二度と手にしない。
人の心に響く作品を書く事が作家の力量ならば、響き過ぎだ。
やり過ぎだ。心の最も弱い弱点をピンポイントで破壊された。
最凶の秘孔を突かれた。突然に涙ぐんだり放心するといった症状がでた。
精神科には行かなかったが、行きたくなった。
以来、彼の作品には手を出していない。
実話だ。
488 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 08:07:14
東野の傑作は天空の蜂とパラレルワールドラブストーリーですよ
489 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 09:04:25
>>481>>482 信じられない。
じゃあ3個の飴をに二人に分けると一個ずつしか舐められないってか?
どうやったらそんな天才的な思考ができるの?
490 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 09:06:13
>>487 わかるわかるw
放心状態とグダ泣き…一週間はひきずったわ
491 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 09:27:52
492 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 09:30:29
>>489 アインシュタインだかエジソンはドロダンゴ2つをブチッと衝突させて潰して、
1+1=1と言ったそうだ
493 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 09:41:23
>>492 俺が聞きたいのは1+1=3になる論理のことだ。
百姓根性で泥団子を隠し持つのが普通だと思っているのか?
494 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 09:48:45
天才の思考は凡人には分からないってこった
495 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 11:04:36
ドラマ化しないかなぁ
直子=宮沢りえ もな=夏帆とかどうよ
平介は・・・・・筒井道隆とか。
映画版は全体的にキヤストの年が上杉
496 :
482:2007/01/29(月) 15:58:08
>>489 1+1=2は簡単だが1x0=0を、ゼロの概念がよく分からない子供に
教えるのは難しいので、とりあえず正解はゼロと言っとくしかない。
497 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/29(月) 18:54:49
>>490 俺も俺も。
実生活に影響が出るほどだった。
漏れも読後1週間くらい鬱になったな。
ってか、盗聴器しかける辺りからは読んでてずっと胸がくるしかったよ。
直子+藻奈美=1?
藻奈美>0 ∴ 直子+藻奈美>1
502 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/30(火) 22:31:02
僕は、主人公が歌う歌がなぜ「イマジン」なのかよく分からない。
僕としては、サイモン&ガーファンクル「明日にかける橋」がぴったりだと
思う。
家照
504 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 19:40:00
平ちゃんと直子の住む世界がかわってしまい、
現実問題としていままでのような仲の良い関係を
将来的にも続けていくことに直子は早い段階で限界を感じた。
平ちゃんも頭では理解できていても割り切れずにいた。
指輪云々の意味については平ちゃんとの関係を
直子は割り切ったように見えたが、実はこの結末は仕方のない事であり、
平チャンの事が一生好きですよとう意味だと思う。
両方にとって悲しい恋の結末ですね。。。
505 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/01/31(水) 23:57:00
507 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 16:02:19
>>9 むっちゃ亀だけど女ですが秘密好き。泣けるしせつねぇ。
女友達は盗聴のとこで引くとか言ってるけど
盗聴したくなるきもちわかるもん。
ワーグナー聞きながら秘密読むと
どんな気分かやってみたいとちょっと思う。
509 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/03(土) 19:52:44
このスレ見てから一昨日に買って今さっき読み終わった。
面白かったんだが、なんかね腹が立つのよ直子に...
不快な気分になった。俺って変?
美冬には腹立ったけど、直子はカワイソすぎるよ
511 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 12:22:31
美冬?
誰?
>>511 スレ違いでスマン、幻夜の美冬です
ま、直子もただ可哀想なだけでもないですが・・
513 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/04(日) 21:50:41
映画の話題で、広末ばかりが問題にされるけど
俺は金子賢が一番だめだった。あいつが映画の価値を下げた。
514 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/05(月) 02:02:07
直子は平介の妻でありたかったんじゃないのかな?
平介に「スキーツアーに行ってもいいよ」って言われた辺りのやりとりをみて思った。
直子にイライラしたり腹立つ人多いね。
確かに、藻奈美が現れたばかりの頃のあざとさや、藻奈美の時間が長くなると、
平介のためとしか思えないご都合主義(朝夕の食事時だけ直子に戻る)を感じ
ないわけではない。しかし自分はそれほどでもなかったよ。
直子の演技が始まる迄の約5年間で、裏では藻奈美としての人格が徐々に形成
されていなかったと誰か言い切れるだろうか?
藻奈美の肉体だからこそ、直子とは別の、藻奈美の人格も共存してた可能性を
受け入れてしまった俺は変わり者だろうか?
その人格を使い分け始めたのはその必要性を感じたからであって、ご都合主義
ばかりとは言えないと思う。
もしかしたら二重人格の変形みたいなものかもしれないと思っている。
もちろん一つの解釈でしかないので、否定されるのは一向に構わない。
「秘密」は解釈を読者に委ねるタイプの作品ではないって本当か?
そもそも憑依なるものが理解できないない自分は、適当な解釈をするしかないのだが。
>>502 差別がテーマだし、明日に架ける橋もないって結末だっただろ?
バンド名が「明日にかける橋」でも変じゃね?
ってか「手紙」はスレ違いだわ。
二重人格とか複雑なこと考えなくてもさ、
肉体と脳が若いんだってこと考えればいいじゃん。
たとえば、俺なんて今はもうそんなに性欲はないが、
高校生くらいのときなんて毎日おなってたぞ。
これはもう、肉体的なことなので仕方ないだろ。
いくら平助の嫁だって自覚があったって、
肉体も脳も若いし、周りも若いのばかりで、
自分もその中で生活するんだぞ。環境に左右されるのが人間だろ。
直子が勝手だって意見は、俺は納得できない。
むしろ直子の方が可哀想。
平助にすら明かせない秘密(それは平助が気付いていても明かすことはない)
を抱えた直子の心情を思うと、胸が痛くなる。
平助は気付いてしまったが、直子が消えたと信じていられれば、
平助は第二の人生に踏み込めたはず。
直子は指輪を手元に残したことからも分かるように、
一人で平助の妻であることを胸に、誰にも明かさずに生きていくつもりなんだぞ。
やべ、涙出てきた。職場なのにw
秘密って、エロイよね。
519 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/07(水) 20:55:46
おれは今ティムポをつかんで泣いている・・・・
たたない
520 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/08(木) 00:02:45
臭いからやめろ
521 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 02:42:53
むしろおれ自身が娘の体に乗り移りたい
522 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 02:53:26
直子の意識のままなのか?
523 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 03:22:00
男の意識で娘の体か。。。
それは作家によってどっちにでも転ばせそうな展開なりそうだな。
母娘以上のギャップに苦しんだり理解する方向にも、コメディタッチにも、鬼畜エロ親父だとしたら思いっきりエロい展開にもなりえそうだ。
まあそんな鬼畜エロ親父が初潮を迎えるというのもコメディっちゃコメディだな
525 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 10:02:55
>>523 その話コワすぎるよ。どう考えても...
527 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/09(金) 23:02:17
娘の友達の体に乗り移るってならエロに驀進するにも抵抗は薄いけど娘の体になったらなんらかの歯止めはあるだろうな、普通
ま、女の快感ってのは男のそれとは比べ物にならんらしいからエロに流されたら理性なんかきかなくなるもんかもしんないな・・・
528 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/10(土) 23:21:30
案外読んでみたいと思ってる俺ガイル
平介に、男の魅力がないとは思えんのだが・・少なくとも俺よりはいい男だ。
父親の意識で娘の体に乗り移って何が面白いのかサッパリ分からん
531 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 03:40:33
俺が、子供いないんで赤の他人である小学生くらいな女の子になっちまったらどうすりゃいいんだろうな……。
まず誰に喋っても信じてくれるわけないし秘密みたく女性としての予備知識もないし。
落ち着けばもしくはやけっぱちになればエロスなことにのめりこむかもしらんがパニクりそうだ
>落ち着けばもしくはやけっぱちになればエロスなことにのめりこむかもしらんがパニクりそうだ
そう考える前に、他人になることは自分がなくなることだという至極当たり前な前提条件を
受け入れることが出来ているのだろうか。
仮に不可抗力でそうなったとしても、あなたが予想しているとおりの結果が待っていて
しかも元には戻れない可能性も大きいんじゃないの。体だけが女子小学生なったら
自分の人格との葛藤があるだけで、エロに走るなんてことが実際起こりうるのか疑問だし
それをやったら自己崩壊が待っているだけだと思んだけどどうだろうか?何せ自分の体なのだから。
小説の展開の一部を都合良く解釈して、自分の妄想を膨らませるのはあなたの自由だが
一般の解釈から大きく外れてしまうと、不快に思う読者も出て来ると思うのでここは一つ念のため。
ここは秘密スレではなく東野スレとなりますた。
スレの結構早い段階ですでに東野作品全般に語られるようになってはいたが
535 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 23:33:27
勝手に妄想しまくる輩なんて今にはじまったことでもなかろうにいちいちカリカリしてレスするほうがますます荒れるからヤメレ
どうせ女になるってなら女優かアイドルくらいにでもぶっ飛んでやらなきゃ。
536 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/12(月) 23:45:22
東野スレになったんなら言える
加賀刑事はなぜ二人一組でなく単独行動ばっかりなのか?
それとも刑事はかならずコンビを組むというのが間違った俗説なのか?
できれば現役刑事さんまたは退職刑事さんまたはその方面の関係者の回答求む
538 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 00:58:46
ボーイッシュってのにも萌えるの?
539 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 01:51:26
藻奈美が、僕っ娘を超えた俺っ娘なのを想像してみた
540 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/13(火) 23:55:11
>>535 おれは名無しさん@おっぱい。のデフォにカリカリする
542 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 02:06:23
女の体に男の心というと俗に言う『転校生』か。
>>535 相武紗希の体は俺が予約してるからなw
543 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/14(水) 21:45:27
>>536 文系か理系かって話なら優劣の問題じゃねーぞ
好きか嫌いはあるだろうが、ってかもう哲学の領域でしょ?
696 名前: 番組の途中ですが名無しです 2007/02/06(火) 04:58:46 ID:InXzu20C0
>>690 語り得ぬことには沈黙しなくてはならない。
人間は狭い言語という柵で世界を切り取ったに過ぎない。
柵の外のことについては考えてはならない。
804 名前: 番組の途中ですが名無しです 2007/02/06(火) 11:12:17 ID:juItpkwn0
引用は誰でもできる
侮辱はバカでもできる
人に物を正しく教えるのは理解した者でなければできないよ
545 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/15(木) 02:33:40
547 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/16(金) 19:13:09
>>543 もし自分の娘の体と入れ替わったら絶対にホルモン注射や声帯傷つけたりしないだろ
548 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/18(日) 00:17:44
乗っ取りたい女優・タレを書き込むスレになりました
堀北真希
551 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 03:09:00
552 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 09:55:35
スキーバス運転手の過労による事故って
「秘密」の設定がそのまんまだったな。
母娘の被害者は出なかったが。
病院のベッドで手を繋ぎあわせれば奇跡もあるかもな。
一人でも無事であることを祈るのみだ。
555 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/19(月) 21:23:27
いいかげんにせぇ
558 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 00:30:44
>>557 ここは被害妄想のスレではない。
ビビらずに最後までやり通せ。全てはお前の責任においてな。
2ちゃんねらーなら分かってるよな。
559 :
ぼよよーん:2007/02/22(木) 00:50:53
ぱー
560 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 01:38:17
561 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/22(木) 16:18:17
562 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/25(日) 20:17:04
宮崎あおい
563 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 13:31:07
このスレのせいで東野ファンになったオイラがちょっとあげてみる
パラレルワールドラブストーリーもよかった
565 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 16:08:09
いまさらながら容疑者Xの検診を読んだ。
566 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 16:10:10
1百夜行
2秘密
3魔球
こんな感じかな。
567 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/27(火) 16:14:35
>>549 1綾瀬はるか
2広末涼子
3長澤まさみ
こんな感じかな
今更ながら
藻奈美って凄い名前
569 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/02/28(水) 22:30:58
でも、いい名前じゃない?
子供頃には、モナちゃん
高校生の時の彼氏には、モナって呼ばれ。
んで、就職したら不倫するんだよ
んで事故で入れ替わるわけか
山本モナとなら俺は人生入れ替わってもいいな
「なあ、藻奈美」
「なぁに?」
「結婚式の前に、お母さんの墓参りしよう」
「・・・・・」
普通に平介が騙された通り直子が公園で消滅したと思ってて、
感動はそこらへんがピークだった。
そのままだと捻りのない話だけど、ラスト数ページで何とも言えない読後感に陥った。
どうすることが平介に対して誠実か、とか考えちゃうな。
>>574 直子は最大限の「誠実」を示していると思うが、他に何かあるかな?
ある意味、Xの献身と通ずるものを感じたね。
ラスト数ページのオチが途中で読めちゃったけど、
それでもラスト数ページはゾクゾクした
↑いつのコピペだよ。誠実さがたりんw
>>575 おまいが藻奈美と入れ替わってればどうしてた?
>>578 だから見当違いな妄想は他のスレでやれよ。ハズカシイと思わねーの?
580 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/03(土) 09:56:31
風呂場のシーンを境に二人の男女としての愛は既に終わっていることが分かる
その後残ったのは
平介の以前と変わらぬ男女としての愛と
直子の家族としての愛 そして冷めていく気持ち
そう考えると直子の平介に対する冷たさは当たりまえだと思う
もう愛していないのにすごく愛されてウザイというか重かったんだと思う
>>579 恥ずかしいと思わない香具師って
結構いるんだよ。
なんか引っかかるのは平介のこれからが気になるからかな
お互いのために別れる、ってのはキレイだけど、もう50男なんだよなあ
純情すぎてセカンドチェリー気味だし
大学病院助手ダンナもエリート美人25歳が眩しすぎる
広末が奇行騒ぎと週刊誌にぎわせてたのもこの映画出てた頃だっけ。
学生時代の広末と入れ替われるなら面白いかもなぁ。
うほ
前にこのスレで質問したものですが、
藻奈美の肉体を持った直子の正体は、結局分からなかった。
正体は同じ事故の犠牲者(男)
それでいいよ
運転手の亡霊ってこと?ムリでしょう
ガリレオ先生が登場するなら分からないけど
そもそも『秘密』は科学的検証する小説じゃないだろ。
ムリかどうかでいうなら『秘密』のネタもムリになるがな。
590 :
588:2007/03/14(水) 02:05:11
>>589 いや、まったく持って同感
じゃ、587氏の発言をどう解釈すればいいのか説明してくれ
俺は「予知夢」を連想するしかなかったので…
まじめに考えて結論出ない人に言うこととして適切か疑問だよ
>>590 ていうかここでまじめに考えて結論出してるレスなんてないだろ(特にここ最近の荒れ気味スレの流れからしても)
>587のそれでいいよ、なんつう投げやりレスに対して>588が実は真面目レスだったということに正直びっくりしたんだがw
まじめ考察がしたいならここよりもミステリー板か一般書籍のほうが幾分ましかと。
592 :
588:2007/03/14(水) 02:43:21
横レス悪いが、あながちいいすぎとも思えないけど。
スレの流れが藻奈美in男のレスが大量にあったうえでのあのレスだったから、たいして387が真剣なレスしてるにはみえなかった。むしろうんざり気味に。
んで本気で秘密について議論したいなら余所いきなよ、ってのは非常にハゲ同。
594 :
588:2007/03/14(水) 17:02:18
親切心として受け止めます。
このスレが、最近、特に今年になってから荒れ気味なのは承知している。
その傾向だけで括って、他の多くのまじめなレスをした人たちが否定的な扱い
を受ける結果になるのは避けねばならない。
事実、昨年暮れまでのレスの多くは「秘密」という作品についてまじめに議論されているし
参考になる意見も多かった。
一人称で語られる小説ゆえの解釈の違いからくる行き違いが多く見られるし、今後もそれは
つづくであろう事は誰もが予測できる。だから、そういう人がいる限り一緒に考えてしまう。
具体的には>586がマジレスである確信があったので、>587のレスに反応してしまった。
他のスレのことは、必要があれば書かせてもらいます。
>>594 あんた、ミス板の東野スレに常駐してる奴だろ。
話の展開の仕方や文体ですぐわかる。
巣に帰れ。
ベートーベン交響曲第7番第2楽章は切ないね。
「秘密」を彷彿させてくれる。
映画はイマイチだった
手紙の映画はよかった
>>596 切なさより、やるせなさを感じた。
>>597 原作読んだら、映画は問題外だと思った。
手紙は観てないので分からないけど。
竹内まりあの曲は良かったと思う
ああ、天使のため息だっけ?
確かにあれは良かった。あれをつかったCMも良かった。
本編はクソだった。びっくりした。
至高
>>600 いいかも
作詞:竹内まりや/作曲:竹内まりや
まぶたを閉じれば浮かぶふたりの歴史を
今でもこんなに近くに感じてる
春の日のくちづけと夏の夜のときめきと
けんかしたあの秋と幸せな冬の朝
ひとはなぜ皆 失って初めて気づくの
見えない糸で結ばれた愛の重さに
もう少しそばにいて私を守って
偶然と呼ばれる出来事は何もなくて
出会いも別れも最初に決まってる
束の間の喜びと戯れを引きかえに
永遠の恋だって奪われていくことも...
ひとはなぜ皆 淋しさを抱えて生きるの
たった今来た道さえも迷路の始まり
光の当たる場所いつも探してる
懐かしいあの歌がどこからか流れてく
何もかも美しい思い出に変わるけど
人はなぜ皆 限りある命を燃やすの
天使のようなため息で最後につぶやく
再び会う為の短いさよなら
あなたにさよなら忘れないでね
「手紙」 映画>>>原作だったけど、「秘密」の原作は、すばらしい。
ラストは、電車の中で涙をこらえるのが大変だった。
映画は、まだ見てませんw
映画は観ないで吉。天使のため息は好きw
歌聴いただけで泣きそうになる
このスレ見て図書館で借りて一気に読み上げた。いや、すごいね。
大泣きはしなかったし、胸糞悪くなることもなかったけど(ここで予習済みw)
なんか自分であるための人格ってなんなんだろうと考えちゃったよ。
借りものでカバーが付いてなかったのがとても残念だった。
映画は見てないけど、バス運転手の父親を演じる下りは抜いちゃあかんだろ。
>>607 >自分であるための人格ってなんなんだろう
そのことは、読者のみならず、登場人物の多くが問われている。
まさにそこがテーマでもある作品だと思う.
梶川運転士の結婚から離婚に至るまでの経緯がどういうものだったか
もう少し詳しく再読で把握した方がいいと思われる。
そこが自己解決してるなら、映画の流れなどどうってことは無いと思うよ。
609 :
608:2007/04/17(火) 23:35:49
>>607 自分のレスを後で読んだら、あなたが怒っているかもしれないと思った。
「梶川の父親としての責任感を描写しなきゃ映画としての価値が下がる」
と言いたかったものと理解しているし、その通りだと思う。
しかし原作にも「父親を演じる下り」は表現されておらず、書き置きにあった
「すまん、父親のふりはできない」の一文だけだったことを思い出してつい
あなたは再読の必要有りみたいな書き方をしてしまい申し訳ない。
因みに映画では、文也は梶川幸広に引き取られ一緒に暮らしているという
(幸広は再婚してないらしい)笑える設定になっていた。
610 :
607:2007/04/21(土) 15:57:43
607なんだけど自分に意見ついたままスレ止まってた、ごめん。
ここのスレみて、この本はおもしろそうだと興奮して一気に読み上げたんだ。
自分判断でストーカー描写のところとかパラパラ読み飛ばしつつ。
で、本当にいい本だと思ったんで、嬉しくて、映画観てないくせに
ちょっとした評論家気取って書き込んでしまったよw 正直スマソ
国語は苦手だったので自分の読解力に自信はないw
今思い出してみる感想なんだけど、俺はどうも運転手が気になって仕方がない。
鬼男で浮気・離婚・慰謝料請求のスレばかり見て毒されているせいかもしれんがw
自分が父親を演じさえすれば、周りは全てうまくいくという状況を一度は選んだ。
でも結局は耐えられなかったってところがね。
このエピソードを踏まえて俺はラストを読んだんだ。
611 :
607:2007/04/21(土) 16:07:41
あと、俺は直子のとった手段は裏切りとは感じない。
娘が得られたであろう最善の未来の可能性を必死で選択していったのだと思う。
結果、有能な男と幸福な家庭を築き、子供を残すことを選んだのだと思う。
612 :
608:2007/04/22(日) 00:37:38
すまない。あなたのくれたレスに応じるすべを、自分は持っていないと気付いた。
一小説の解釈をめぐって色々考えることはあったけど、自分の身に起こった事として
考えたことはなかった。今あなたの判断は、直子の決断より重く感じられた・・・。
>>611 娘が得られたであろう最善の未来の可能性を必死で得ることってのが正しいのか間違いなのかは人それぞれだろうけど
最後の最後まで秘密を突き通すつもりなら、騙すなら完璧に騙してあげろよ、とは言いたい。
個人的にはそういう風に美化した言い方をすると逆に胡散臭さを感じるたちではある。
むしろそういう風に自己防衛するくらいなら、作品上で直子自身も語ってたように後悔のないようにもう一度人生やり直すんだ、っていうほうが個人的には共感持てる。
娘に染まっていくように学生時代から恋も友人とも付き合ってるんだしね。
あと運転手のおじちゃんのくだりはその前妻がなぜに父親から融資してもらってることをガキにもいってやらないのか、とは思ったな。
そりゃ中、高生ならいざしらずいい年なってるんだから、しかも自分の非から招いたことなのにあれはないだろう。
少なくとも亡くなったときには洗脳してた息子に説き伏せられるようじゃ駄目すぎ、ていうかあれはひどすぎるがな。
それに比べ後妻の家族なんてあまりにも救いがなさすぎてそっちのほうも泣けるけどな
ところで、映画「秘密」の広末はカワユイ?
カワユイなら借りてみるけど...
615 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/30(月) 16:31:34
今更ながら、手紙も秘密も、最後の最後泣ける。
手紙って、他になく場所ある?
>>13 >残された小学生の娘は奇跡的に意識を取り戻す。
>しかし、娘から最初に発せられたのは「あたしよ、あたし、直子なのよ」という言葉だった。
小説は読んでないが、
俺がその状況だったら、速攻やっちゃうけどな、
夜が楽しみでしかたないべ
姿形は小学生の実の娘だぞ
鬼畜
620 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/03(木) 00:14:54
さて、容疑者Xへの献身を読むとするか。
621 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/05/03(木) 03:03:10
いくつになっても女は分らねぇ。
その分らなさを完璧に書ききる東野圭吾は
やっぱ天才なんだろうなぁ。
放課後なんか、女子高生の心理描写がリアルすぎで
あれは取材なんかではわからんだろうに不思議だな。
解説の通りだな。哀しく切ないラストは終わりではなく新たなスタートを示している…完全に引き込まれたわ、すごい。
このスレで話題にもなった「さまよう刃」を読んだ。
これから「放課後」を読みます。
さまよう刃は
丹沢さんに感情移入して読んだ
今思うと、さまよう刃は90%以上長峰に感情移入してたから
他の登場人物の記憶か薄れてしまってあまり思い出せない。
丹沢夫人はなぜか印象に残ってるけど・・。
あと、放課後の最後(メル覧)には驚いた。ここでも女の強さを痛感。
それでも主人公が自己責任を漂わよせつつ妻を気遣っていたのが切ない。
ハ,,ハ
('(゚∀゚∩_ おいらをどこかのスレに送って!
/ヽ 〈/\ お別れの時にはお土産を持たせてね!
/| ̄ ̄ ̄|.\/
| .モツ煮..|/
 ̄ ̄ ̄
現在の所持品:たばこ・ライター・コーヒー・ブラックブラック・枕・ケータイ電話
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虫食い付きウールセーター・アヒル隊長・最高級黒酢・ナニカの生首・デスノート
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オルガスター・I
ちょっとした疑問、平介の親戚縁者が一人も登場しない件について
時計屋のおじいちゃんも確か直子の遠縁の人でしょ?
作者が必要としなかったと言ってしまえばそれまでなんだけど・・・
ちょっと不自然な感じがしませんか?
だから、すべて平介の妄想。
>>629 おまえ東野読む必要ないからもう来んな
妄想の紙おむつに糞垂らしてろガキ
かあちゃん取り替えてくれね〜のか、バッチーやつだぜ
どんな読み方しようと自由だろボケ!
読み方は自由でいいさ、だが自分の読み方が全てだと
言い放ってはばからないのが痛すぎるんだよ
SFは現実的じゃないから妄想だと決めつけるなら
日本語の使用方法間違ってるじゃん
634 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/03(日) 23:15:48
せつな
直子には、元旦那を裏切って若くて新しい旦那見つけてウハウハ、って感情(発想?)は全くないよね。
なぜなら東野だからです。
普通の女なら少しくらいはそういう気持ち持つだろうけど東野の書く女は持たない。持つとしたら秘めない。
そゆとこが嫌い。
そゆとこが好き!
637 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/23(土) 16:59:24
直子あげ
なんだソレ
639 :
ヤジアメリカン:2007/06/24(日) 12:23:13
このスレまだあったのかw
「幻夜」もいいよ。
過去スレ読まずにカキコ
カバー取ったトコに伏線があるって聞いたけど分かんなかった。
ナニ?教えてエロ人
熊のぬいぐるみだっけ?
642 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 00:48:09
根岸文也を自宅に招いた部分で、作者は藻奈美に
「うん。だって、久しぶりのお客さんだもの」と言わせ、
その後ろの地の文章で、そういって藻奈美は文也をちらりとみた。
と書いています。この時、藻奈美だったとしたら、
彼女は杉田家にとって、久しぶりの客だと何故知っていたのだろう?
また、なぜちらりと文也を見たのだろうか?
643 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 14:04:48
ずっと娘が母親のフリしてたってオチだと勘ぐりながら読んでた
だから最後は余計に泣けた
644 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/06/26(火) 16:54:42
東野一時期よく読んでたな
最近小説読んでないなー
最後の指輪ってさ
やっぱ心のどっかで元夫に存在を気づいてもらいたかったから
わざわざばれるようなことしたんだよな?な?
藻奈美はぜーったい、根岸文也とやってたよな。その後、平介に気付かれそうになって
必至で距離をおこうとしてたんだよね。
中年女の手練手管と女子高生の外見があれば、男なんて騙し放題だね。
649 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/07(土) 07:13:44
先週の日曜に読んだ。読み落しがあったと思い、3度も読んでしまった。
いまだに引きずっている。たまらん。何とかしてくれと言いたい。
ところで
平介を愛していながら、なぜ直子は文也と結婚する気になったのだろうと
気になっていた。多分、平介がすすんで家へ連れてきた(引き合わせた)
男だからではないだろうか。
このスレ1年以上前から続いている。長いな。
>>649 これは私の勝手な憶測ですが
バス運転手の懐中時計→時計屋→文也→時計屋→直子の指輪
と繋がって行ったような気がします。
結婚式前の数年間が、作品の中で空白部分となっているので…。
651 :
649:2007/07/08(日) 06:30:43
>>651 具体的に納得されない部分が分からないので、冗長であったり不足気味だったり
するかも知れませんが、思いつくまま書いてみます。駄文はお許しを。
梶川征子が亡くなって、その娘逸美から渡された梶川幸広の形見である懐中時計を、
過労運転の真実を知るきっかけにしたいとの思いから、平介がそれを根岸典子に返却する前に
修理で立ち寄った時計屋ですが、開いた懐中時計のふたから幼少時の文也の写真が出てきた。
しかし札幌では文也に拒絶され、典子との対面は果たせなかったが写真の返却には成功する。
これがきっかけとなり、根岸幸広と典子の間にあった真実が文也にも知れることとなり、
平介と直子の意識にも大きな変化をもたらすこととなったと思う。
(直子はこの時は既に藻奈美になりきる決意をしていたかもしれない)
この後、文也は上京して就職し、また藻奈美は医学部の6年間を過ごすのだが、この間の出来事は
一切書かれていない。しかし二人の関係は続いていたと想像できる。(藻奈美であり続けるためにも)
文也の出生の秘密について、平介が藻奈美に語ったかどうかは不明ですが、文也と藻奈美の
恋愛関係が深まったとすれば、松野時計店は二人にとって「縁結びの神?」ってとこでしょうか。
たとえ平介に知られたとしても、指輪加工にその時計屋を選ぶことに躊躇はなかったのではないか
というのが私の憶測です。
なぜ文也と結婚する気になったかは、平介が納得してくれる最善の「方法論」と関係があるかも
しれないし、ないかもしれませんね。
653 :
652:2007/07/08(日) 16:45:12
訂正します。
中断付近の「根岸幸広」は「梶川幸広」の間違いです。
654 :
653:2007/07/08(日) 16:47:34
無駄レスごめん。「中段」です
落ち着けw
656 :
649:2007/07/09(月) 07:08:07
>>652 詳細な説明ありがとうございます。ちょっとわからないところが・・。
藻奈美であり続けるためにもとは、どのようなことでしょうか。
また、最善の「方法論」とは直子を押し殺し、「藻奈美」として
生活することでしょうか
657 :
652:2007/07/10(火) 00:25:28
>>656 特にこの作品(SFファンタジー系)の性格上、読者の数だけ解釈がありそうです。
平介の気持ちや直子の思いを、もう一度あなたなりに考えてみてください。
それが正解かもしれません。私の個人的な意見は、表現力と共に限界があります。
このスレの上の方も参考にしてみて下さい。きっと何かのヒントが見つかります。
私も読むたびに微妙に違った感想を持ったりしますし……申し訳ない。
658 :
649:2007/07/10(火) 07:35:15
>>657 単にこの物語について議論したいだけですので「申し訳ない」とは
思わないでください。
私も嫁と娘がおります。両者に感想を聞きたいところですが、
嫁は読書の習慣が無く、娘に聞くのははばかれます。友人にもなんとなく
聞きづらい。で2チャンネルとなりました。
そうですね〜。解釈はいろいろあるようですね
読後、他の人はどのように考えているのか気になり、ネット上の
感想をあさりました。この板も最初から読んでおります。
私は、平介を愛しながら、「藻奈美」のため他人と結婚するのであって
「直子は平介以外と恋愛できない」はずと思っておりましたから、
652さんの「恋愛関係が深まる」の文章に「えっ」と思いました。
そうですよね。結婚するからには「直子は文也と恋愛関係にあった」はず。
ということは、女性の感想に散見される「直子はずるい」となってしまう。
作者はわざと「直子(藻奈美)の恋愛」ついての文章を省いて、「ずるさ」を
うすめているのかなと思いました。
ということは誰とでも恋愛できたのだ!! ならばやっぱり「ずるい」。
659 :
657:2007/07/11(水) 00:12:44
>>658 あなたが平介と同じ状況に置かれたら、それでも娘さんを
ずっと妻だと思い続けられますか?
娘さんも、そういう関係が破綻することは思春期を迎えれば
必ず気付くでしょう。
そういう二人だからこそ、あのタイミングで双方が納得しようと
決めた「方法論」だったかもしれないと思った訳です。
議論は嫌いな方じゃないのでつい余計なことを、、、
660 :
649:2007/07/13(金) 07:53:50
>>659 なんか、気分が滅入っていてレスが遅れました。
結婚前の状況については、おっしゃるとおりだと思います。
作者は「指輪」および「秘密」をクローズアップしたいがため、
結婚させ、ついでに平介をまたは読者を突き放したような気がします。
平介を「ガン」か何かの今わの際に、直子に
「平ちゃん、今までありがとう」と言わせるストーリーでは
どうかな〜。盛り上がりに欠けるかな〜。そうすると
「秘密」が・・・。ん〜。
まだ、引きずっているため、もうちょっと時間を置いて、
再読したいと思います。
661 :
649:2007/07/14(土) 11:59:08
649です。今日も感想文をあさり、
http://titoshi.at.webry.info/200705/article_1.html に行き当たりました。
以下抜粋
>結婚するモナミの年齢
>モナミは25歳の若さで結婚するのだ
>え?25は若くない?
>医者というのは卒業するのに6年かかるんだよね?
>ということは、24歳で卒業して、勤務1年で結婚ってことになる
>
>計算すると、この時の平介の年齢は51歳ぐらいになる
>そう まだまだ人生やり直せる年齢なのです
>
>直子は、早く平介に自分同様 別の幸せを掴んで欲しかったのではないのか?
>だから 普通では考えにくい、医者になってまだまだ忙しい時期にあえて
>結婚を選んだのではないでしょうか?
>
(中略)
>
> なぜ 結婚相手が彼だったのか?
>結婚相手としての決め手になったのは、彼の人柄なり優しさ
>だったりしたのだろう
> でも始まりは違ったのではないだろうか?
>彼なら父も人柄を認めている 彼なら通常怒るであろう 父vs交際相手 の
>バトルがないのではないだろうか?
>そんな思いが直子にあったではなかったろうか?
すばらしい。そう考えると丸く収まるし、納得できます。
で純粋な夫婦愛の物語になります。
662 :
650:2007/07/16(月) 00:34:15
よかったね。私もそう思えるようになるまで
かなりの紆余曲折がありました。
これから先どう変わるか分かりませんがw
663 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/18(水) 06:19:23
平介は梶川幸広の「自分が愛する者にとって幸せな道を選ぶ」という生き方を
知り、直子をもう藻奈美として接する事を決めその意思を直子に「長い間苦しめて悪かった」
と言ってはっきり示した。
平介の意志を受けた直子は自分の体や精神の様々な変化と妻としての感情など様々な事で
何年も平介を苦しめてしまい、その結果平介に盗聴行為等をさせたりしていて直子自身も
心身ともに疲れ果てていたタイミングで平介が「これからの生活では藻奈美として生きていけるように
振舞う」という直子の事を思って決断したという事が分り、
平介が自分の為に二人の関係を親と娘との関係として生きていくという選択をした以上、
その優しさに応える為、「自分の中から直子を徐々になくし、藻奈美の部分を多くしめていくという風に
平介に見せて平介の提案に沿うように生きよう」としていったのだ。
最後の部分で上に書いた事が直子の平介に対する秘密の内容なのだけど、平介は結婚指輪の話を
きっかけにその秘密に気づく。しかし、それは直子の自分を思いやる心からだという事もすべてさとり、
これからの運命を受け入れていくという形で終わる。
正直最後の近く(公園でデートして形式上平介と直子がお別れをするとこ)まで俺は普通に「藻奈美が出てきたんだ。まぁ最初の入れ替わりがもろSF系なのでそういう事に
なってもいいか。でも直子がいなくなるのは悲しすぎる。」と思ってた。
でも上に書いたような深い秘密の関係が最後で分り、男なのにボロ泣きをしてしまった。
女からみればどう感じるのかはわからんが、男は皆様々な部分で平介に共感し、感動した奴もおおいのかと思う。
俺の中で東野はこれが最初の本だが他に読み終えた時にこういう感動を覚える本が
あればぜひ誰か教えてくれ。
死ぬ程長く訳の分からん感想を読んで頂いた方は13歳の戯言だと思ってスルーして下さい。m(__)m
>>663 他の作品を評価するのはスレ違いになってしまうが、東野は引き出しの多い作家なので
代表作である「秘密」と同質の感動を他作品に求めるのはあきらめた方がいいと思うぞ。
そういう期待を込めて読むと裏切られるけど、別の感動があるから次々と読んでしまうが。
傾向的に似ているとすれば「時生」「かな?あと「手紙」「変身」「容疑者Xの献身」などなど。
665 :
663:2007/07/18(水) 21:45:13
666 :
649:2007/07/21(土) 09:52:47
>>663 「時生」は「秘密」の前、「手紙」は後に読みました。
やはり、「秘密」一番ズシーンときました。というか
「時生」、「手紙」ともいまいち感動がありませんでした。
667 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/21(土) 17:32:48
>>643 > ずっと娘が母親のフリしてたってオチ
セクースのことで話し合っている時に、
「手とか口を使うって手もあるけど・・・」
小学六年生が言うか?w
あぼーん
669 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/07/24(火) 01:01:46
>>667 その頃の娘の意識は、まだ母親だったフシがある。
670 :
669:2007/07/25(水) 16:09:51
>>667 なんか俺へんなこと言ったみたいだ。今頃気がついた。すまん・・
直子は実の母親が死んだとき憑依されたと仮定。
直子は代々若い肉体で生き続けていると妄想。
なわけないか・・・
なわけない
673 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/11(土) 21:44:06
すべて、事故を知ったショックで統合失調症を発症した夫の妄想。
自分を母親と勘違いしている父に娘は?????
その後、あきらめ、父にあわせて芝居して、結婚でやっと父から解放w
なわけねーな
674 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 00:34:33
平介の今後が心配だよ。
藻奈美=直子と平介が気付いた以上
割り切っては接せれないだろうし2人の間に子供でもできたら
素直に祝福できるのだろうか
それこそ以前の様に嫉妬や色々な感情が
ないまぜになって生き地獄だと思うが・・
再婚や再出発どころではないのではと思ってしまう。
最後の泣き崩れるという表現からして。
>>674 同感だよ。
娘が甦ったと信じたからこそ、嫁に出す覚悟をしたのに
演技だったと知った時は、それまでの覚悟を支えきる自信など
無くなっていたかもしれないね。平介が可哀想すぎる。
直子の苦悩もわかるけど、男のおれは直子のずるさも感じてしまう。
(「夜明けの街で」を読んでますます半信半疑になってしまった・・)
676 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 02:43:01
藻奈美=直子
藻奈美=直子の演技だろ?
678 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/13(月) 20:30:48
実は藻並
もしも俺だったら失踪するな。この先普通に生活出来ない。
直子も演技がバレてしまったから、普通に結婚生活を送れるとは思えない。
二人共、頭がおかしくなってしまうんじゃないだろうか?
680 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/14(火) 20:57:11
>>679 感想で大きな愛の話とかある中、
小説で現実的な事考えちゃうのもだけど
俺もそっちの方だな。
盗聴器しかけるくらいだし以前の様な事やれない
なら嫉妬でおかしくなると思うよ。
普通じゃいられない
681 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/15(水) 10:05:45
>>679、
>>680 そうだよね。失踪しなくても、もし子供でも生まれれば孫として
かわいがることができないだろうし、胸をかきむしるような気になると。。
ただ、直子を「藻奈美」として、接すると決めた時点で覚悟をしたと思う。
しかし、直子が平介の苦悩を軽減するため(かな?)、演技をしたわけだが、
ばれて、かえって苦悩を増幅することになってしまった感がある。
秘密読みました。 一晩で読んでしまいまして、今どうしよもない心情で困ってしまいこのスレ
をみつけてしまいました。
感動して涙とかでますかね? あまりにもつらすぎて涙なんて不思議と出ませんでした。
やはり、男なんで平介側の気持ちばかりを考えてしまうのですが
直子がもなみとして生きる(いろいろとりかたはありますが)と決心して、そして
直子を消し去ってから、結婚するまで平介と同居してたのでしょうか?
平介はもなみと思ってるけど、直子は平介をだましながら結婚するまで同居するのは
相当つらかったのでは? そんな感情をださず演じ続けるのはかなり難しいことだと思います。
直子の気持ちで考えれば考えるほど、平介以上につらくなってしまいますね。 この本は
ほんと悲劇とかしか言いようがない。
>>681>>680 秘密を知ったあとの平介はもう普通ではいられないだろうよ。 このあとの二人の関係がどうなった
か気になるな。
やっぱ平介は、花嫁姿のもなみを問いただして、 ちょっとまった的に直子をさらって
さらって、逃亡wwしかないな。 どっかのべたな映画かww
683 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/08/16(木) 01:46:16
涙する理由はいっぱいあるんじゃないか。
ふたりの悲哀な人生がたえられなかったけどなオレの場合
秘密の意味がわかった時、泣きそうになった
>>682 サイモン&ガーファンクルの「サウンド・オブ・サイレンス」がテーマ曲のあの映画かw?
昔ビデオで見たことあるけど、あのシチュエーションで平介が直子の名を叫びながら
教会のガラスを叩いたら、藻奈美の気持ちが乱れてあの映画のシーンが再現されそうな
気がしてくるww。未読だが東野作品にも同名のタイトルがあったね--「卒業」--。
自分の心境が伝えられなくて、困っている人はたくさんいると思う。
本当のことが言える、いわば当たり前のことがいかに幸せなことかを
「秘密」は実感させてくれた。
バス事故直後に、藻奈美が本当のことを平助以外にも打ち明けていたら
精神科入院即決で平介との共同生活はその時点で終了していただろう。
二人にとっては、どっちが良かったのだろう?と考えてしまう。
リアルで涙した作品は「秘密」しかなかった。
殴れなくて崩れ落ちたシーンが絶妙のタイミングで
涙腺の糸を切らせた。
>>688 そうだよな。そこの場面の平助の気持ち(うまく表現はできんが)を考えれば男なら
絶対泣けると思う。・・・・・・お前男?w
>>688 そうだよな。そこの場面の平助の気持ち(うまく表現はできんが)を考えれば男なら
絶対泣けると思う。・・・・・・お前男?w
>>684 読み終わった後に改めてタイトルに振り返ると
これは泣けるよな。
692 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/09/08(土) 08:08:44
娘が居る同僚が読んだというので感想を聞いてみた。
「後を引きそうなので何も考えないで、次の本を読んだ。
だから、そんなに感想は無い」
何のことは無い、逃げていた。
>>692 ふむふむ、それよりあなたの感想が聞きたかった。
私は妻にも娘にも読ませて感想を聞いてみたよ。
どんな返答があったか気になるでしょ?
面白くもなんとも無いから書かないけどねw
なんだソレw
>>682 >直子は平介をだましながら結婚するまで同居するのは相当つらかったのでは?
「夫婦愛放棄」の辛さと、「娘への励ましの気持ち+若返りへの期待感」が微妙に
バランスしてたかもしれないと思った・・・。
696 :
692:2007/09/26(水) 21:22:22
>>693 板がさびしそうなので、返答を。
感想としては、「とんでもない小説を読んでしまった」に尽きると思う。
当方50台後半、今まで読んだ小説で印象に残っているのは、下村湖人の
「次郎物語」、三浦綾子の「氷点」、バールバックの「大地」。いずれも
若いときに読んだもので、長じて真から感動したものは少ない。
ところが「秘密」は、谷崎の「細雪」みたいな流麗な描写は無いが、
構成がとんでもないし、中だるみと思しきところも読者の気持ちを放さない。
娘を持つ父親の気持ちをナイフでグサグサと刺しまくる。
この年になると、感動することも少なくなるが、この小説は感動というより
ズシーンときた。
晩酌で酔っ払っているが以上である。
697 :
693:2007/09/27(木) 23:53:48
>>692 返信ありがとうございます。
>「とんでもない小説を読んでしまった」
の感想には大きく頷いてしまったw
私も年頃の娘がおり、晩酌が欠かせないw
子供の性教育を考えた時、
両親が結婚した理由や、男女がなぜ惹かれあい
子供が出来るのかを娘が小さい時から話していたので、
娘はそれを人間の遺伝子の問題だと解釈しているようだ。
それがいいことなのかどうかは考えないことにしている。
東野しか読まない私と違って、妻も娘もいろんな小説を
たくさん読んでるので、「秘密」の感想も男との私とは
違っていても敢えて突っ込まないことにした…orz
698 :
697:2007/09/27(木) 23:57:01
「生命」を超えるミステリーはあり得ない。
東野氏はある時そう気づいたんじゃなかろうか。
名探偵の呪縛以降の作品はそう感じさせるものが多い。
700 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/02(火) 20:58:01
>>699 よくわからない。「生命」を超えるミステリーはありえないとは、生命を
テーマしたミステリーが最上ということか。
もっと詳しく説明してくれ。
701 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/02(火) 21:41:31
映画は竹内まりあの歌がイイ!
>>700 呪縛の話は別として、論理的に証明できることの素晴らしさは裏を返せば
それ以上の展開は無いということになる。
工業生産に携わった理系東野氏が、ミステリー小説の先に求めたものは
論理を超えたもの?ではなかったかと、個人的に想像している。
生命活動もそうだけど、人の精神活動は最も証明しにくいもののひとつと
考えた氏が、解釈を読者に委ねる傾向を強めたのはある意味当然の帰結
のような気がしている。(探偵ガリレオや予知夢はむしろ気休めかと…)
質問されたので答えたが、スレチで安易で偉そうな処は申し訳ないm(_ _)m
昨日読んだ。
なんかもう今すぐ本を捨ててしまいたい。
俺の人生の中で、切ないというかイヤ〜な気持ちになったNo.1の小説だ。
しゃれにならん。読むんじゃなかった。
704 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/03(水) 21:25:37
>>703 「読むんじゃなかった」という感想をこのスレに記すということは読んだ後、
他の人はどのように感じたかを検索した結果この板にたどり着いたか、
あるいは、もともとこの板を見て読んでみたかの二通りが考えられる。
多分私と一緒で読後のどうしようもない気分を他の人がどのように感じたか、
検索してたどり着いたと推測する。違っていたら謝る。
で、「いや〜な気持ち」とはどのようなものか教えてほしい。
直子が平介に直子がすでに存在しなくなったようにしむけたこと?
または、直子が藻奈美として結婚すること?
もしかしてほかのこと?
読むんじゃなかったと、後悔しても気持ちはわかるけど読んでしまったし、
本を捨てても、すでに心には刻まれてしまているし。
どうしようもないよね。東野圭吾を恨むしかない。
しかし、このような気持ちになるのも読書の醍醐味かもしれない。
さまよう刃と手紙は泣ける
手紙は映画もよかったよ
秘密は非現実的すぎてあまり感動はなかった
707 :
703:2007/10/03(水) 22:37:26
読む前にチラリとこのスレを見て、「切ない」なら読んでみようかな、と。
自分の望む切ないではなく、痛かった。ただただ心が痛かった。
過去恋人を失った時の痛みを思い出して、同時に、嫁に対しtあーもう言えん。
>直子が平介に直子がすでに存在しなくなったようにしむけたこと?
の前に、直子がモナとして自分のやりたかった人生をやり直したい(中受)の所から始まって、いろいろモヤモヤが。
こういう結末しかないのは理解できる。
いろんなパターンを考えてもこの結末がベストだと思う。
だからこそ分かり切った現実をあらためて突きつけられたようで落ち込んだ。
盗聴器を仕掛ける辺り、自分としては一番盛り上がったところだが、こういう事で盛り上がりたく無い。
もっと色々感じてるけど・・・まあ言わない。めんどくさいから。
トラウマを思い出させてくれて、正直凹んだ。
読むと1週間くらい鬱になった。
秘密は好きな小説No.1だなぁ
直子の出す答えが正しいか間違いかとか、その決断に踏み切った思いを想像すると切なすぎる
話し変わるがたった今パラレルワール・ドラブストーリーを読み終えた
東野の作品は泣けるなぁ
>>709 もうだいぶ前になるから記憶が定かじゃないけど、確か最後のページあたりで
「俺は弱い人間だ」
「あなた、あの時もそう言ったわね」
みたいな会話のところでホロリときたの思い出した。
パラレルもいいね。秘密ほどじゃなかったけど2,3日引きづった。
引きづる話はもうええんじゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
俺はこの小説のことを考えると、ZARDの「永遠」が頭の中に流れる
なんでなのかはわからんが
本と映画両方見た
昔の話なので少し曖昧だけど
本当の別れがどこにあったのかな?
結婚式の日の仕草は癖が移って残っていたのかそれとも存在を知らせての別れなのか…
本人にしかわからない
聞くことも出来ない
そんなところに切なさを見た
>>714 「結婚式の日の仕草」は映画のことだろうけど
本も映画も、その意味では同じじゃなかろうか?
>>486さんの気持ちは良く分かる。
一度目はバス事故の日
二度目は根岸典子と面会した日
三度目は結婚式当日
二人が別れを決意しのは二度目のとき、
俺はそう思っている。
716 :
715:2007/10/11(木) 00:09:03
補足させてくれ。
二度目の別れが典子との対面の日
というのは、要因となった象徴的な意味であり
具体的には山下公園での別れを指している。
717 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/12(金) 14:43:16
直子の決断は残酷すぎじゃないか?
自分が消えたことにすれば直子は神格化され、平助の心に一生残る。
その一方で自分は若い体と新しい夫で第二の人生を歩む。
あまりにも自分勝手すぎて萎えたな。
別れるなら嫌いになるように仕向けるべきだったと思う。
おまけにバブルは崩壊。
平助に残ったのは一人では大きすぎる家と定年後も残る住宅ローンだけ。
だから切ない話だっちゅーのに。
俺は直子が自分勝手だとは思わない。
この場合、死ぬまで娘を演じることが最良の方法じゃないだろうか?
若返りといっても赤の他人ならともかく、こんな形で娘と入れ替わったんじゃ決して
嬉しくない。今後の人生を考えたらむしろ苦痛だと思う。
東野圭吾 『指輪』 が秘密すぎる件について…
平助もこの数年後には再婚してそれなりにやってるさ
って俺は解釈してる
それにしても直子は充実した人生だよな
娘の身体で人生やりなおすなんて、悲しい人生だよ。
723 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/25(木) 17:28:12
(´つω・`)クスン
724 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/29(月) 02:20:41
725 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/29(月) 22:39:58
726 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/10/31(水) 18:31:02
加害者である運転手も
その元妻も
秘密を持ってたんだな・・・
727 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/02(金) 02:39:01
俺は何だかやり場の無い切なさに少し元気を失ってしまった。女房が既に読んでいて
良かったかどうだか尋ねてみると「面白くなかった」の一言でした。夫婦仲が良くない為
それ以上は聞かなかった。家には息子しかいないけど孤独な気持ちいっぱいになりました。
あーあ 歳はとりたくないね。何か大事な物が少しずつ削り盗られていくようです。「秘密」は
そんな漠然とした気持ちを少し明確にされた様な気がします。39歳会社員
まずは、夫婦仲が良くない事をなんとか汁!
>>727 / / / / / / /
__,____
/. /// |ヽヽ\ / / /
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( ´・ω・)∧∧
/ /⌒ ,つ⌒ヽ) // / /
(___ ( __)
"''"" "'゙''` '゙ ゙゚' ''' '' ''' ゚` ゙ ゚ ゙''`
スレチだけどガリレオが始まったな。
何で相棒が女なんだ?
>>727もちろんあなたエスコートで海外旅行でも行ってみては。
作られた営業スマイルでいい。旅先では終始笑顔。どんな事があっても終始笑顔。
わざとらしくても、要は、あなたが努力している事が相手に伝われば良いのでは。
気遣い&歩み寄り、自分を殺してでもそれができれば・・・しかし現実はなかなか難しいですがね(汗)
732 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 02:14:57
女のこういう思考回路って新しい物を手に入れる時や環境が変わった時って残酷なまでに行なわれる気がしますね
733 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/04(日) 10:34:00
嫁が読んでて、俺は読む気なかったからあらすじを嫁に聞いた。
そのときは、『なんちゅー最悪な嫁だ』と思ったよ。
このスレで興味持って読んでみた。
複雑な読後感にめまいがした。鬱は鬱だが…
あと、嫁のあらすじ説明は下手すぎだと分かった。
あと、逆ならどうだろう?
息子の体に父親の意識が入り込む話なら?
もしこの逆バージョンの話を嫁が読んだら嫁がどんな気分になるか考えたんだが、女は俺らみたいな複雑な気持ちになったり鬱になったり、旦那の決断に理解を示したりはしない気がするよ。
そう思うと、この話は男女逆にしたら深みのない話になりそうだなと思った。
当たり前だ。
しかも娘の意識が嫁の身体に入っても話にならない。
この話はこの設定だからこそ(男が)鬱になるんだ。
735 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/05(月) 19:32:59
この話で男と女について考えてる人多いなぁ・・・
この話の一番のポイントは直子が演技をしてたのかというラストの
ドンデン返しに尽きる。
正直俺はそこで全身鳥肌がたった。これはまぎれもないミステリだと。
盗聴や夫婦のいざこざはここに終結させるための前フリでしかない。
それまでの地の文や会話がたった複数行で一気にひっくりかえるんだから。
女、妻がおもしろくないという意見多数は
思うに夫婦の話恋愛の話というカテゴリで決め付けて読んでるんだろうね。
読後感はうまく騙されたドンデン返しの鳥肌の余韻でいっぱいっだった。
それは意外な人物が真犯人だったありふれたミステリよりも衝撃だったよ。
衝撃と言うより、胸くそ悪かった。
こんな本を読ませた旦那は、バカだと思ってるし、軽蔑。
男は男に感情移入するから、男のやせ我慢の美学にぐっと来るのはわかるが、
女は、こんな小ずるい生き方するような女を好きになれないから、ダメなんだと思うよ。
だますなら、すべての証拠をなくさなきゃ。
737 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 00:57:31
>>736 ミステリに過度に感情移入するか?
>>だますなら、すべての証拠をなくさなきゃ。
↑ミステリ:殺すなら、全ての証拠はさくさなきゃ。
そんな本読みたいか?
夫婦関係をテーマにしてるからかな本質を間違えてると思うよ。
浮気とかで感情移入ならまだしも意識が娘に乗り移る話であなたが
何故妻をそんな批判的になれるのか。
夫視点で書かれてるだけであって妻の気持ち視点がないから
そうやって主人公の気持ち素直に受け取って叩いてるんだろうけど、
何故描いてないかわかるか?
指輪のドンデン返しで「いつ娘になったのか、本当は妻のままだったのか?!」
っていうところが核だからだよ。
ネタバレスレチになるから言えないが、赤い指で感動するなら
あなたはただ恋愛物夫婦物に過度に感情移入して本質を見抜けない人なんだなー
と思う。
>>737
読者にだけわかるような書き方だってあったわけだし、
面白くないと思うのは読み手の自由だわね。
勧められて読んだけど、くっだらねー勧めるなよと思うのは私の自由だし。
女性に勧めると嫌われる場合もあると思うのよね。
面白くないと言ったら、こんなにゴジャゴジャ文句言う男と、つきあえるような女はいないと思うな。
女性の意見も聞きたいというのがあったので、書いたんだけど、
感性の違い感覚の違いを、こんな風に押さえつけるって、どんな傲慢な人間なんだろう。
違う部分は違うで、いろいろあって良いでしょうに。
739 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 02:24:08
740 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/06(火) 17:59:20
今、読み終えた。
最初から最後まで、ず〜っと直子だったのだね。そして今後もず〜っと直子なのだね。
だから、今後も二人だけの『秘密』になるのだね。(平介が真相に気付いたのは結婚式当日だね)
心が歪み始めた愛する夫を真に幸せにするには、別離(のフリ)以外にないと直子は決断したんだね。
悲しい決断だね。山下公園で直子との最後の別れが印象的だよ。ユーミンの「翳り行く部屋」もピッタリだね。
直子は嫁いでも平介と一緒にいたいので、『秘密』の結婚指輪を持って行ったのだね。
『運命は、愛する人を二度奪っていく』のだね。
741 :
740:2007/11/06(火) 20:15:01
本当に、『運命は、愛する人を二度奪っていった』のだろうか?
最初は『直子の身体』を、最後は『直子の心』を奪っていったように見えたね。
でもね、本当は(真実は)、『直子の心』は誰にも奪われちゃいないのさ。
誰と結婚しようと、何処で生活していようと・・・『直子の心』は何時でも平介を見ているのさ。
直子が『秘密』の『結婚指輪』を持っている限りはね。。。
お互いが墓場まで持っていく、ある意味最高の『秘密』だね。
輪廻転生、いずれ平介と直子は生まれ変わって、再び夫婦になるのだろうね。
>>736 >こんな本を読ませた旦那は、バカだと思ってるし、軽蔑。
そこでやめとけばいいのに。
>>735はべつにあなたに「秘密」薦めたわけじゃないよ。
あなたの感想はどうでもいいが、735に搦むことじゃないと思う。
俺は、どちらかというと男と女の問題に傾注した方かな。
俺好きだった人に秘密薦めちゃった。
「面白かった」って言ってたけど、本当は>>736みたいに思ってたのかも・・・。
744 :
740:2007/11/09(金) 10:34:22
女性にこの本を薦めても、本当の意味で平介の切なさが理解できる人は少ない筈だよ。
何故なら、女性の『無償の愛』はヨコ(夫婦)の関係では希薄、タテ(親子)の関係では濃厚と
生物学的に証明されているからだ。
これは、「種の保存」には非常に大切なことでもあるのだが・・・
動物の世界では、メスがヨコの関係で興味を示すのは、オスが強い時期に限定される。
霊長類の中でもヒトのメスは、オスのルックス・金力なども重要視するよね。
結論から言えば、『女は現実を重視するので、空想メルヘンは興味なし』ってことになるのだね。
逆に言えば、この本を読んで感動する女性は「女性ホルモンが少ない女性」であると、分析できるだろうね。
昨日、読み終わった。
ラスト、平介がかわいそうで泣けた。
でも、感動はない。
なんか、ショックともやもや…。
心が擦り減ったような痛いような苦しいような気持ちになった。
これを人に勧められて読んでたら、やっぱり、なんてヒドイ本を薦めるんだ!と、怒ったと思う。
(駄作って意味じゃなくて。)
こんなの読んだら二、三日落ち込んで大変じゃないか!?
この本読んでもショックを受けたりしない人間だと思ったのか!?とか、思っただろうな。
最後は「直子だったのか!?」と驚いたけど、納得した。
やっぱり、大多数の女性の感想と同じで、直子はヒドイ女だと思った。
>>745だけど、感想の続き。
最後は直子だった。ってことで自分は納得したんだけど、そう思って振り返ると直子ヒドイと思う。
なんか、最初からもなみは戻ってこないと思ってたんだな。と思う。
戻ってくると思ってたら平介とのセックスは絶対ダメなはず。
手や口でってのも無理なはず。
直子は最初から、もなみの体を借りてる。じゃなくて、この体はもう自分のもの。と思ったんだよ。
だから、中学受験は「もなみの為」は嘘で、自分の為。
専業主婦が不満で、人生やり直す気だった。
橋本多恵子のことも気に入らないけど、自分はいつか平介と離れて人生やり直すつもりだったから、責めなかった。
盗聴のときも、携帯見られて逆切れする不倫妻のセリフみたいでひく。
もなみのフリして鏡見たときの「わりと…美人みたい」はもうイタイ…。
山下公園の「忘れないでね」も、そんな言葉で平介を縛るのか。と思う。
そして最後の指輪。
いつかばれそうな親戚の店で頼まないで別の店でやればいいのに。
気付かせたかったんだと思う。
はぁ。ヒドイ女だ。
でも、読後のもやもやした気持ちを消すために誰か一人を悪者にしたいだけかも…。
747 :
740:2007/11/09(金) 17:35:17
>>745 >ラスト、平介がかわいそうで泣けた。
平介は直子(の運命)が可哀想で泣いたのだよ。
なので、本当に可哀想なのは・・・直子なのだよ。
748 :
740:2007/11/09(金) 17:48:12
>>746 性悪説に基づいた曲解だね。
読み込み不足の箇所が見受けられるので、もう一度読んだほうがいいね。
東野作品には、伏線が理路整然と敷かれているからね。
>山下公園の「忘れないでね」も、そんな言葉で平介を縛るのか。と思う。
たとえば、↑の解釈は真逆だよ。
山下公園の「忘れないでね」という別離の言葉で、平介を『解放』したのだよ。
>>747 直子がかわいそうってのがわからん。
まぁ、苦労したと思うけど、若くてキレイな体を得て、夢も得て、新しい男と結婚して、明るい未来に見える。
でも、平介は失ってばっかで、歳とっちゃって、お先真っ暗じゃない?
>>748 解放かー。うーん。
でも、そう思えたら、もやもやしないで感動で終われるんだろうな。
いいなぁ。
そっちで納得したいから、そう思えるポイントを教えてほしい。
自分は心が汚れてるのかな…。
娘の体を奪ってどこが明るい未来なんだ?
>>750 うーん。
それでも、平介より直子の方がかわいそうとは思えないなぁ。
752 :
740:2007/11/11(日) 02:23:29
>>749 >若くてキレイな体を得て、夢も得て、新しい男と結婚して、明るい未来に見える。
あなたには、本当にそのように見えるのか?
直子はそんなことは望んでいない。
結果的に、与えれた運命を前向きに精一杯生きているだけだよ。
直子が自身の運命を変えるには、娘の身体を消滅させる(=自殺)以外に方法はない。
しかし、これは平介が最も悲しむことになるので出来ない。
ならば、運命を受け入れて(娘の身体で)生きていこうと、「悲しい結論」を出したわけだ。
なので、直子は好き好んで娘の身体になっているわけじゃない。
繰り返すけれど、直子(の魂)が、愛しているのは平介だけなのさ。
だから、『秘密』の指輪を持ち出したのさ。
娘に姿・形を変えても、直子(の魂)はいつでも平介を見ている。
このこと自体が、平介と直子の人生における壮大な『秘密』なのだよ。
好きな男と別れて別な男を選んだ時点で、女にとっては過去の男。
いらない男なのだよ。
754 :
740:2007/11/11(日) 04:41:22
>>753 >好きな男と別れて別な男を選んだ時点で、女にとっては過去の男。いらない男なのだよ。
世の中、それほど単純なものではないだろう。単純すぎると小説にもならない。
「別れても好きな人」って、実際の結婚生活でもあるよね。。。
あなたの奥さんも、取り合えず高性能ATMのあなたと結婚はしているが・・・
昔の男が忘れれなくて、「心ここにあらず」なのかもしれないよ。
直子の場合は、真摯に前向きに新郎を愛して生きていくことだろう。
しかし、直子には平介に対する深い愛の『秘密』があり、平介は結婚式当日にそれを理解することが出来た。
東野圭吾がこの作品のタイトルを、何故『秘密』にしたのかを考えれば自ずと答えは出てくるのさ。
755 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 07:08:08
「東野さんの髪、かた焼きソバみたいですね」
>>740 >>746 性悪説に基づいた曲解だね。
俺は746じゃないけどさ、あなたのは性善説に基づいた
お花畑な感想にしか見えないよ。
757 :
740:2007/11/11(日) 10:56:35
>>756 >あなたのは性善説に基づいたお花畑な感想にしか見えないよ。
それはどうかな?
性善説に基づいた解釈のほうが、平介も直子も、そして読者も苦しいのだよ。
平介を愛するが故に別れなければならなかった今日までのこと・・・
別れてもなお平介を愛し続けてしまう明日からのこと・・・
一見、お花畑に見える感想は、本当は運命に翻弄される『苦悩』の感想に他ならないのだよ。
一方、あなたの主張する性悪説ならどうなるのか?
若い身体、若い男を手に入れた直子は平介を裏切った上に、捨て去って行くことになるよね。
直子=悪者、平介=哀れ・・・とバッサリ切り捨ててしまっては、余りにも陳腐すぎて東野作品じゃなくなる。
もし性悪説と仮定するのなら、過去を捨てたい悪者(=直子)が、わざわざ夫婦の『秘密』である『指輪』を持って嫁いでゆく理由がなくなるのだよ。
>>757 貴方は性悪説を、曲解又は知らないんだね。
荀子の唱えた事を誤用しないでくれ。
>性悪説ならどうなるのか?
若い身体、若い男を手に入れた直子は平介を裏切った上に、捨て去って行くことになるよね。
直子=悪者、平介=哀れ・・・とバッサリ切り捨ててしまっては、余りにも陳腐すぎて東野作品じゃなくなる。
この辺が特に。
759 :
740:2007/11/11(日) 22:30:52
>>758 貴方のレスは小学生以下の文章能力なので、何を言いたいのか意味不明なのだよ。
きちんとした日本語を使って↓の説明をしてくれ!
荀子って?
唱えた事って?
誤用って何に対する誤用なの?
貴方の性悪説の概念は?
760 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/11(日) 22:34:50
男は別れた女を美化するが
女は別れた男のことなど、現状が不幸なときにしか思い出さない。
現在の結婚が不幸ならば
過去の男のもとに走るだろう。
だが幸せなら思い出しもしないだろう。
男は幸せでも不幸でも目の前にいる女という女に
ちんこ勃起させてるがね
読み手によって傑作も駄作になるんだね
>>759 やっぱり理解してないのか。
私の文章能力ではなくあんたの読解力がないだけ。
もうちょっと範囲狭く指定すればよかったか。
>性悪説ならどうなるのか?
>若い身体、若い男を手に入れた直子は平介を裏切った上に、捨て去って行くことになるよね。
この発言から、私はあなたが性悪説を曲解、又は知らないと言ったんだよ。
762のリンク先でも読んでくださいな。
つか荀子知らないのに何でシッタカして性悪説なら云々なんてのたまうの?
764 :
740:2007/11/12(月) 02:50:28
>>762 だから、何が問題なのだ?
「性善説」「性悪説」の問題は、(作品の登場人物の問題ではなくて)『読者の問題』だと言っているのだよ。
この作品は読み手の資質や環境によって、作品の解釈が随分変わってくるからね。
そもそもこの作品の登場人物のキャラクターに読者が、「性善説」「性悪説」などと言及できるわけがない。
この作品で読者が登場人物のキャラクターに言及できるのは、表面的な現象である「善」「悪」までだよ。
まぁ、私的に言わせてもらえば、直子の行動を悪と考えるのは性悪説の傾向の人が多く、直子の行動を善と考えるのは性善説の傾向の人が多いと思っているがね。
765 :
740:2007/11/12(月) 02:54:52
>>763 なんだか、ポイントがズレまくりだね。
読解力がないというか・・・頭が悪いんじゃないの?
もう一度、作品を読み返してごらん!
一方から見れば感動。
もう一方から見れば、ぼんくら話。
振り回されて、一人で悲劇やってる、ギャグ話という見方もあるし、
必死になっても通じないと思うよ。
>>764 762じゃないけどさ、自分の書いた文章もう一回読みなよ。
性悪説なら若い身体、若い男を手に入れた直子は平介を裏切った上に、捨て去って行くことになるよね
↑764はこう言ってるんでしょう?
性悪説なら、と言っておいてその後の内容が性悪説と合致してないんだよ。わかる?
ポイントもズレてるとかじゃなくて764がズラすか逃げてるだけに見える。
読み手の考えが性善説に寄って立つか性悪説かは勿論自由だよ、当たり前。
少なくとも758、762、763あたりは別にそこには触れてない。
ただ764は性悪説を勘違いしていて、間抜けな内容書いてるから突っ込まれてるんだよ。
自分が何を指摘されてるかぐらい理解しましょう。
自分の書いた文章読んで本当に解らなかったら、馬鹿だと誹られても仕方ないよ。
769 :
740:2007/11/12(月) 08:45:35
>>767-768 作品の内容も他人のレスの内容も、断片的に読んでいるから理解できないのだよ。
そして、悪い頭でピント外れのレスを返してくる。
まぁ、頭が悪いだけじゃなくて、自説に拘泥するのはバランスが悪い証拠だがね。
名無しでウジウジ言うのじゃなくて、ちゃんとHNをつけて作品に対するキミの見解を披露したらどうだい?
何時までも女の腐ったようなことを言うのは、みっともないぜ。
770 :
740:2007/11/12(月) 09:29:20
>>768 >性悪説なら若い身体、若い男を手に入れた直子は平介を裏切った上に、捨て去って行くことになるよね
>↑764はこう言ってるんでしょう?
>性悪説なら、と言っておいてその後の内容が性悪説と合致してないんだよ。
馬鹿には、いちいち咀嚼して説明してやらなければならないので大変だよ。
「性悪説なら」の部分と、「若い身体〜」の部分の内容が合致していれば噴飯ものだ。
「性悪説なら」は性悪説をとる立場の人であれば以下のように解釈するであろうと仮定しての『読者層』を指している。
「若い身体〜」は作品の『個別現象の解釈』だ。(⇒勿論、性善説の読者層には真逆の解釈になる)
これまでの問題は、「性悪説なら」の部分に対するキミの読解力不足にあった。
まぁ、唐突にこの一文が出てくれば誤解されても仕方ないが、オレはNo.740〜HNをつけて投稿しているのだよ。
個々の省略された文言の補完は、(それまでの話の流れから)十分に可能な筈だがね。
>>746です。
性悪説、性善説で盛り上がってるとこすみません。
難しすぎてよくわからないんだけど、一応…。
私は性悪説な考えじゃないです。
人間は元々悪だ。と思ってるから直子ヒドイと言ってるわけじゃないです。
本の中の直子の言動で考えてヒドイと感じた。
単純に、直子は男に好かれて女に嫌われるタイプだと思う。
男が気付かないようなずるさがある。
だから、作者がイイ女のつもりで書いていたとしても、女には理解されない。
「直子かわいそう!」という男に「なんでこの女のズルさに気付かないんだ!騙されてる!」とイラつく。
で、男は「なんでこんなにイイ女を悪く言うんだ!?」ってなるんじゃないかな?
作者は、直子は他の男のところに嫁いでも平介だけを愛し続けていく。って意味で指輪の話を書いたのかもしれない。
でも、あちこちで直子のズルさを感じた人は「直子が平介のことを愛してるはずがない!」と思うからその解釈にたどりつけない。
だから、なんかもやもやイライラするんだよ。
でもいろいろな意見を聞けて納得できた。これでやっと夜眠れそう。
スローライフに戻ることにします。
ご迷惑おかけしました。
>>771 男の人でも感じてる人もいるから、そっちの視点でニヤリと楽しむのも秘密でいいんじゃないかな。
結婚して環境が変わることや出産することに比べれば、
娘として生きることなんて、全然簡単なことだと思うんだけど、そこの部分が違うみたいで
理解し合えることはない話なんだと思うよ。
どこで直子のズルさを感じた?
775 :
720:2007/11/13(火) 01:25:59
旦那ときちんと話をしないで、きっと旦那のためもあるんだろうけど
一人で娘として生きることを決めて、淡々と実行したところ。
旦那ときっちり話をする誠実さがなかったところ。
何年も騙すようにし向けていくんではなくて、旦那にも決めさせてやりたい。
でも、それでは話にならないんだろうけどね。
愛する人には誠実に向き合いたいと思うから、イヤな感じになるんだと思う。
理解し合えないままで、いいんじゃないかな?
ただ、どちらが考え方が間違ってるとかではないと思うんだけど、
間違ってると思うのなら、別にそれで良いと思うよ。
>>770 だからお前は馬鹿なのだ。
>性悪説をとる立場の人であれば以下のように解釈するであろうと仮定しての『読者層』を指している。
性悪説理解してるならそんな解釈にはならないんだよ。
仮定すら間違ってるのにほんと、馬鹿なんだな。
>>776 >一人で娘として生きることを決めて、淡々と実行したところ。
その基本的なところを何故読み違えるのか、サッパリ分からない。
平介の決意の方が先だろうに。
>>774 この本を全部読んでズルさを感じなかったのなら、説明してもムダだと思う。
ズルい。と感じるポイントが違うんだと思う。
一応書くけど、相馬先輩と仲良くしたこと。
相手も友達として接してるならいいけど、恋愛対象としてみられてることに気付いたら、はっきり断るべきだと思う。
人妻なんだからさ。
>>780 根岸典子に梶川幸広の話を聞いた後、
直子を藻奈美として受け入れようとしてたじゃん。
その時の事でないの?
782 :
740:2007/11/13(火) 14:14:01
>>772 >>777 お前は、このスレ一の大馬鹿者だな。
まさに、「木を見て森を見ず」の典型だよ。
他人のレスの断片を繋ぎ合わせて真逆の解釈をしているようでは、
東野作品は逆立ちしても理解できないと思うぞ。
まず、お前の「女の腐ったような性格」を何とかしろ!
お前の性格が腐っているから、何でもかんでも捻じ曲がって見えるんじゃないのか?
こそこそと駄文を重ねて、スレ汚しをするんじゃないぜ。
堂々とHNを付けて、真正面から東野作品の解釈なり批評なりしてみろよ。
文句があるのなら、まずは、土俵に上がれ。話はそれからだ。
>>782 >「女の腐ったような性格」
その表現だけはやめろ。
男のおれでも不快に思う。応援はしているが。。。
>>781 やっぱり理解し合えそうにないや。
平介の決意の方がずっと後だよ。
直子は中学受験を考えたときから娘として生きようとしてる。
この頃から家でもお父さんと呼んでる。
平介はいつまでも直子って呼んでるのに。
この頃から直子は平介を夫じゃなくてお父さんだと思ってるんだよ。
作者がそのつもりで書いているかはわからない。
でも、直子ヒドイと思う人はそう感じてると思う。
でも、読んだ人それぞれの感じ方があるんだから、どっちが正しいとかじゃなくて、
こう感じる人もいるんだな。で、いいと思うんだけど。
意識→認識→言葉→不条理→哲学→意識(以下ループ)
>>782 お前のは批評なんてどうでもいいんだよ馬鹿。
お前がこの作品読んでどういった感想書いてもそれには
反論も何もせんわぼけ!
お前の書いた
>>740は俺も全く同じ感想だ。そう思ったよ。
>>741は全く違う感想だが、そんな見方があっても良いと思う。
ここまでは理解したか?
俺は性悪論が好きだが、この作品読んで
直子が悪いなんて感想、一度も思った事無いね。
直子も苦しみ模索した結果の、最善の選択なのかなとも思った。
741の奪われていないに対しては違う感想だ。
>誰と結婚しようと、何処で生活していようと・・・『直子の心』は何時でも平介を見ているのさ。
見てはいるだろう。しかし、それは嘗て長い時間を恋人、夫婦として過ごした
パートナーに対しての情だけなのだろうな。
これが悪い訳じゃない。人は弱いし、心は移ろうもんだ。
これをもって断罪したらそれ酷だろう。むしろ情を残し、相手を慮ってるだけ
尊敬できる←お前の言う性悪論信奉者ならこうならんだろうな。
理解してないから。
木を見て森を見ず?お前は阿呆か。
もう一度いうぞ、お前が指摘されてるのは東野作品とは全く関係ない部分だ。
性悪論知らないのに語った(誤用するから)上に理論展開するから
馬鹿だと言われる。
性悪論→性悪説
それ酷だろう→それは酷だろう
書き間違いました、ごめんなさい。訂正します。
理解してないから。
↓
お前が性悪説を理解してないという意。
と注釈しときます。
言葉足らずや書き間違いで、話誤魔化されるの嫌だからね。
789 :
740:2007/11/13(火) 22:25:09
>>786-788 馬鹿もここまでくれば大したものだ。
オレのレスに対してデタラメな解釈をつけられるのは迷惑だ。
お前は性悪説の本来の意味を理解してないからこそ、言葉の断片に拘るのだと思うね。
1行を近視眼的に指摘して食らいつく前に、全てを読んで判断しろと言っているのだ。
お前を「女の腐った奴」と言うのは止めるぜ。女に失礼だからな。
HNで書き込む根性がないのなら、スレタイから外れたくだらない粘着は止めるべきだね。
790 :
788:2007/11/13(火) 22:40:09
馬鹿は
>>740。
これだけはガチ。
ほれ、これでいいのか?カス。
俺が書いたレス番号。
758、763、777、786、787
これで良いかボンクラ
>>789
792 :
791:2007/11/13(火) 23:31:54
>>789 なあ
>お前は性悪説の本来の意味を理解してないからこそ、言葉の断片に拘るのだと思うね。
ここで指す「お前」とは俺だよな?
俺が性悪説を解ってなくて、740は理解していると。
そう言いたいのか?本気で言ってる?
俺だって学生の頃好きで齧った程度だから
全て深く理解してるのか?と問われれば否定するが、荀子は好きだし
大枠では解っているつもりだ。
で、お前はなんだ?
>>759 >荀子って?
>唱えた事って?
>誤用って何に対する誤用なの?
ボンクラもいいとことだろ。762のアドバイスも台無しだ。
>貴方の性悪説の概念は?
お前が理解してたらこんな質問せんだろ。
もう一度wikiでも読んで来いよ。
納得いかないなら757以降のお前の書いた内容
学問板にコピペでもして聞いて来いよ。
あぁ、ちゃんと「俺は性悪説を理解してる」って主張忘れずにな。
>>784 >平介の決意の方がずっと後だよ。
>直子は中学受験を考えたときから娘として生きようとしてる。
この時点での直子の決意と、その後の平介の決意は
同等では無いと思うのだが・・・
まぁ、あなたの言うとおり受け取り方は人それぞれだしね。
794 :
740:2007/11/14(水) 03:11:44
>>790-792 お前は、真正の馬鹿だな。
何度も言うが、お前の言ってることは「木を見て森を見ず」の典型なのだよ。
いずれにしても、他人のレスの一部分を取り上げ、しかも曲解するのは滑稽そのものだね。
お前が性悪説に執拗に拘ったところで、結果的に論理破綻をきたしているのは明らかだ。
その証拠に、肝心のお前自身の言葉で書いた一貫した作品批評が無いではないか?
尤も一貫して書くとなると、論旨に矛盾をきたすので書けるわけない筈だがね。。。
IDが表示されないのをいいことに、788=791の一人二役か?
ここは、お前専用のスレじゃない。スレ汚しもいい加減にしろ。
阿呆らしくてもう来ないので、前言を撤回して敢えて言わせてもらうが、
お前は「女の腐ったような」性格だ。そして粘着は皆の迷惑だ。
これ普通に娘の中に直子と娘が共存してて、娘覚醒で直子消滅で良かったと思うんだが…
「実は全部直子でした」ってのは完全に蛇足だったと思う。
>>794 横レスで悪いけど
君が突っ込まれてるのは批評じゃないぞ。
797 :
788:2007/11/14(水) 08:21:35
>>795 それだと意外性が無くて「作者がつまらなかった」んじゃない。
そういう東野の思惑が見えて読後吐き気がした。
俺としてもあなたの言う終わり方が一番落ち着くんだけど、綺麗過ぎるかもね。
>>794 788=791に見えるのか。
正真正銘のボケ茄子だなお前。
(´・ω・`) マターリイコーヨ
740はまともに反論する事はほとんどせず
ひたすら「お前は理解力がない」と罵るからバカにされてるのでは
自演認定までして喚けば頭オカシイと思われても仕方ない
まあ俺も直子が性悪とまでは思わない
平助がどうしても完全に直子として扱えない
その割に嫉妬はしてしまう→そんな自分を責める
っていう描写があったから
娘のフリをしたのは平助の為も多分にあると感じる
ただ、
>>746は相当頭ひねくれてるなとは思うが
>戻ってくると思ってたら平介とのセックスは絶対ダメなはず。
>手や口でってのも無理なはず
だけは俺も引っかかる
最初から戻ってくる可能性は微塵も考えなかったって事になる
東野のミスだと思う
>>799 >最初から戻ってくる可能性は微塵も考えなかったって事になる
↑は直子が考えた藻奈美のことだよね?
そう、だからこそ妻の夜の役割を提案したのだが、出来なかったのは
平介の方でしょう。
>>746も支離滅裂だが、作者のミスというあなたも
矛盾してないか?
801 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/14(水) 18:15:43
最初から戻ってくる可能性は微塵も考えなかった
というのが不自然だという事だろ。
何も矛盾していないと思うが…
803 :
791:2007/11/14(水) 20:59:56
>>798 ごめんね。
彼も来ないと書いてるしこれで最後にします。
俺は東野圭吾作品を全部読んでるわけじゃないけど
それでも数冊読んだし好きなんです。
だからここで自分と違った感想持った人のレス読むのは、興味深かったし
何故そう思ったのかを書いてくれるのは有り難かった。
でも740が746に絡んだ挙句、誤用して偉そうに「性悪説」に基づいて
云々言ってるので、最初は軽い気持ちで突っ込ませて頂きました。
リンク張ってくれたし、(彼がリンク先読めば)そこで終わると思ってたんです。
その前に彼が賢明なら、性悪説を検索するだろうし。
そもそも感想に誰が正しいなんてないのに、俺が正しいと言わんばかりの絡み方が変。
せいぜい少数派か多数派か、その程度でしょ。
性悪説にしたって知らなくても、リンク張ってくれたウィキペディアの内容だけ読んで
740のレス読み直せば、どこが間違っていて、何を突っ込まれているのか
大半の人には解って頂けると思うんですよ。
図書館行くまでも無い話です。
>>794 お前のような頭の腐った奴に、馬鹿と言われるのは誉れと思っておくよ。
やたら「木を見て森を見ず」と喚いているが、それじゃ例えになってないぞボンクラ。
人にHNで書けと言っておいて、過去に書いたレス番まで教えて
書いたら今度は自演扱いか。随分と幸せな思考ですな。
来ないとか言っても名無しで書くのだろうが
ちゃんと頭の中修正しとけよ。
いまさらだが
>607
を読んでハッとした。
バスの運転手=平介(愛するものの幸せのために、役割を演じる)
という構図は作者が強く明示しているものだが、
バスの運転手=直子
という構図もさらに裏にあるんだな。
しかも「自分が父親を演じさえすれば、
周りは全てうまくいくという状況を一度は選んだ。
でも結局は耐えられず悲劇を産んだ」=
「自分が藻奈美を演じれば平介をこれ以上苦しませなくて済む、
と決断したが、結局ばれてしまって平介に余計悲しみを与えてしまった」
というところまで同じなのか。
そこまで考えていたんだったら、東野って本当に怖い作家だな。
いまさらだが
>>804 を読んでゲッソリした。
東野って本当嫌いなタイプの作家だわ。
読まなきゃいだろ。馬鹿か?
読んだ後の感想だろ。馬鹿か?
殺伐としたレス続きなのが切なすぎる件について (´・ω・`)
810 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/11/24(土) 22:28:33
>>740の人柄は受け入れがたいが、
740に書いてある解釈は非常に的を射ていると思う。
人柄にじゃないから荒れないでね。
あと私的感想だが、平介は等身大の男性、
そして直子はそんな男性が理解できないくらい
夫を愛す事ができ、愛し続けることができた女性であった。
自立するという考え方一つとっても、平介または読み手の男性には
おいそれとは理解できない考えなんだろうな。読み手に関しては予想だけど。
そんな女性が、こんな過酷な環境におかれ、また思い悩んでいる夫を見て
最後に一つの決断を出した。
全く外界と接せずに二人で暮らしていっても、どこかでこのレベルの決断が
必要になるのは明らかだった。
本来は自分一人の秘密として収め、最善の手段を選んだはずであった。
それを知る事となった平介も、同様の理解をし、すべてを認めた。
モナミの登場が全て直子の演技っていうのが大方認めるところだと思うけど、、
その何年間も演技し続けた事とモナミとしての結婚指輪を
平介との指輪を材料にして作った事実が、自分の解釈の根拠になってる。
んで、すげえ泣けた。
一週間鬱ったなあ・・。そんときは独身だったけど。
>>810 >平介との指輪を材料にして作った事実が、自分の解釈の根拠になってる。
それは誰しもが感じていることでしょう。
でもそれが最も危険なあの時計屋だったのが最大の疑問として残るのだ。
その理由なり解釈を、ある程度明確に出来る方はいるんだろうか?
やはり、バレをも覚悟していたのだろうかとも思うが、ここが一番スッキリしない。
これがスッキリしないと「秘密」の終わりが(俺の中では)永遠に不完全・・・orz
時計屋の伏線はもう少しは欲しかった。
812 :
811:2007/11/28(水) 21:03:59
直子視点がないのだから無理だったね>>(´つω・`)クスン
813 :
810:2007/12/01(土) 19:24:15
>>811 すまん、今手元に本が無くて記憶だけで書くが、
確かあの時計屋は直子の遠縁だったはず、つまりモナミだったとしても
同様なので結婚指輪をそこに注文してもおかしくは無いのだと思う。
ただ、結婚式の日取りすら平介から伝えてない(らしい)この時計屋に、
モナミが平介を介さず注文している事に違和感を感じる。平介の描写もそう読める。
時計屋との関係は 直子>平介>モナミ だろうからね。
まあその関係を詳しく記す描写はないから、これは予想としてだけど。
ただこの指輪の件は、文也にも言えない注文なので
「知ってるいい時計屋さんがあるから。」という理由で一人で任せてもらった
と思っていいのではないかな。
万一文也と一緒に注文したとしても、後でモナミが一人でこっそり材料について
お願いをしなければいけないので、いずれにしても融通がきくこの時計屋に
したと考えてもいいよね。
そもそもがそこで買った指輪を材料にするんだから技術的にも安心だろうし。
式当日平介がそこへ言ったのは偶然。
平介が持って行こうと考えた懐中時計が壊れていたから。
それが式当日であったため、モナミの指輪の話題にもなってしまった。
でも「文也側が形見で出席する」っていうキーワードが無ければ、
時計屋も言わなかったんじゃない?
言った後の顔のしかめも、しまった・・の表れだよね。
平介に指輪の発注先を言わない + 時計屋への口止め
で本来十分だったんだよ。
偶然が重なった事と、「言ったら恨む」ほどの重大な秘密だったのが、
二人にとってだけであり、他の人からみたら取るに足りない秘密(美談)で
あったって事だろうなあ。切ねえな・・。
あんまりどうしてこの時計屋に注文したかはあまり問題じゃない気がする。
本来絶対にばれない「はず」だったって事で。
814 :
811:2007/12/02(日) 19:18:40
>>813 >モナミが平介を介さず注文している事に違和感を感じる。
平介を介した上で、後でこっそり作り直した方がよかったと?
なんかしつこくて申しわけない。文意をよく把握できないのかもしれない。
いろんな解釈があるものだと感心した。
ところで、本の最後数頁を読み返して印象に残ったところをメモしてみた。
・もちろん平介は断じて単なる二重人格などではなかったといいきれる。
・松野浩三『すると、どちらも形見で出席というわけだ』
・いきなり藻奈美のウェディングドレス姿が目に飛び込んできた。
それは大きな鏡に映ったものだった。鏡を通して彼女は平介を見つめ、
それからゆっくりと振り返った。花のような香が立ち込めていた。
この辺、ミステリーではないがすごくミステリアスではあると思った。
815 :
810:2007/12/02(日) 20:11:00
>>814 直子ではなくモナミであったなら、平介を介さずに注文する事があるのかな?
と疑問に思うと言う事。
直子ならありえるな、と。
でもほんと解釈っていろいろあるね。おもしろい。
もっかい読も。
同僚から「夜明けの街で」と「代印具合」借りてきた。
817 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/07(金) 05:27:34
今更だが、モナミが平介と一緒に夕食のカレーを食べた時に、2人でテレビを見ながら食事してたよね?
本来、食事の時には教育上モナミには、テレビを見させないはずだったのに、モナミが普通にテレビ見ながら食事してて、「これは、直子だ!全ては演技だ!」と思った。
もし事故前のモナミの意識が戻っていたのなら、テレビを見ながらの食事対して、「テレビを見ながらご飯食べてもいいの?」と父である平介に指摘しているはず。
うろ覚えでスマン。
818 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/07(金) 06:34:42
>>814 父母(平介+直子)の思い出の時計屋を娘(もなみ)が父母を通さず訪れる可能性って低くないか?
それに偶然訪れたのではなく父母の指輪をリメイクしに行った訳だしさ。
普通は結婚する娘がここまで父母の“思い出”に拘る事は無いと思うんだが…。
819 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/07(金) 06:42:02
人の記憶って恐いよな。
記憶さえなければ、
こんなに重くないのにな。
820 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/07(金) 14:45:58
昨夜、完読しました。平ちゃんと同じひとり娘をもつ者としては複雑な感じ…
東野作品は手紙以来ですが読んだ後と映画見た後も涙・涙でした。沢尻も今と違って可愛いかったし…
今夜、秘密のDVD借りてみます。泣けるでしょうか?
映画版「手紙」は原作以上の出来ともいえるが、
映画版「秘密」はイマイチだお。
822 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/07(金) 22:39:42
>>820 です
秘密DVD 早速借りてきました。 広末の幼さにちょっとビックリ!手紙の時みたく感動したいのだが…
泣きたいから
感動したいから
って理由で見る人は嫌いだ
俺は 823が割と好き
826 :
814:2007/12/10(月) 00:57:21
>>818 あなたのレスの意図が理解出来ない。
おれは、指輪を時計屋に持って行ったのは直子だと思っているのだが・・。
その根拠を本文から拝借して書かせてもらった。
もう一度引用し、自分の解釈を明らかにしようと思う。
・もちろん平介は断じて単なる二重人格などではなかったといいきれる。
△それじゃ、平介はどちらだと思ったのか→間違いなく直子であった。
・松野浩三『すると、どちらも形見で出席というわけだ』
△平介が、藻奈美であることに疑問を抱き始める。
・いきなり藻奈美のウェディングドレス姿が目に飛び込んできた。
それは大きな鏡に映ったものだった。鏡を通して彼女は平介を見つめ、
それからゆっくりと振り返った。花のような香が立ち込めていた。
△鏡に映っている正面は藻奈美だが、背を向けている人物が直子だ。
(香は、何かを匂わす暗語のような気がした)
伏線と言えるのかどうか分からないが、おれはそう解釈した。
美冬と雪穂は同一人物でそか
話違うから
秘密よんだー。当方 34 years old
こりゃちょっとしたトラウマになるなぁ。
平介が娘を盗聴してるときは
「さっさと娘として開放してやれよ」
と思いながら読んだのに、
最後には
「あらら、平介かわいそう」
になった。
やっぱ死ぬまで騙そうとしたってのがでかいな。バれなければなぁ・・・。
なんか読後爽快な小説読みたくなったよ。。。
830 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/13(木) 17:09:21
>>829 同意。
盗聴や尾行はやりすぎだと思ったけど、中身は妻だもんな。
公園のシーンで終わってても良作だと思う。
でも、最後にオチを持ってくるあたりミステリー作家らしいな。
馬鹿だなお前ら。これはSFなんだよ
女の肉体に寄生する生命体の話。事故の時に宿主が傷んだから移動しただけ。
今の宿主が年取ってきたらまた新しい宿主(娘が生まれたらそれ)に移って永遠に生きて行くんだ。
ちなみにヒドゥンを見て思い付いたと作者は言ってない。
832 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/13(木) 17:27:07
夜明けの街で は読んだ?お前ら。
これは嫁には見せられないと思ったよ。
漏れは嫁から貸してもらって読んだが >夜明けの街で
早速読んでみよう。「夜明けの街で」
赤い指は読んだけど、夜明けの街ではまだ借りれない…。
「秘密」読み終わりました。こりゃ究極の愛ですね
俺的には一番可哀想に思うのは文也君かな
結局直子が藻奈美として生きるのは平介を愛するが故のことだから
結局彼女の心の根底にあるのは平介への思いなんですよね
文也君の立場から見てもなんだか切ない話だなあ
結局誰も幸せになってないもんな
平介を愛するなら禁断の親娘愛へ特攻すればいいと思った。
平介もあとひと押しだったのに・・・。
 ̄ ̄| ∧_∧
 ̄ ̄| ( ´∀`)
 ̄ ̄| ⊂ ノつ
 ̄ ̄| 人 Y
 ̄ ̄| し(_)
 ̄ ̄|
 ̄ ̄|
 ̄ ̄|
 ̄ ̄|
 ̄ ̄|
 ̄ ̄|
 ̄ ̄|
>839
直子って途中から平介のことを男としては愛していなくなっている様に読めるのだが。
入れ替わりの件も、自分が悪者にならずに娘の立場になっていく手段とも取れる。
最後のシーンも、平介はあの状況から立ち直れるのか?と感じてしまうが、
直子は時折胸がうずきつつも仕事に家庭にと平和に暮らしていけそうだ。
ま、男と女の違いっていうテーマでよく語られるよね。
離婚後の立ち直りへのスピード。
私が平介だったら再婚だな。っていうか、こうなるなら
もっと早く再婚させてやれば良かったんだよなぁ。
で、
>>839 の解釈が難しい。
読み終わりました・・・泣いた。
短編の、若返りの薬を飲むお爺ちゃんの話を読んだばかりなので、
平介とお爺ちゃんを重ねて読んでしまいました。
直子のまま2人で生きていっても、平介には嫉妬や自己嫌悪がつきまとい
辛い人生になったのではないかと想像したら、また泣けた。
エッチしようとした時。平介がやめたのに惚れた。
>>840 >直子って途中から平介のことを男としては愛していなくなっている様に読めるのだが
山下公園のシーンなんかは愛してるように読めたけど、
平介への愛よりも、モナミとして生きていくことへの使命感が強いのかなと思った。
モナミの人生なんだからモナミのためにいい人生を送らなきゃ!みたいな。
その裏には親のエゴ(子供に自分の夢を託す)もあると思うけど。
平介も可哀相だが、文也も可哀相。
嫁さんは再婚だと知らずに、
しかも義母だし。
846 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2007/12/23(日) 08:02:15
再婚か〜。
ということは、結婚式で離婚となるのか。
お前らあんまり考えすぎるな、俺みたく禿げるぞ。
平介が文也に言った
「そんなことは三十年前からわかっていた」ってせりふだけで十分じゃないか。
848 :
847:2007/12/23(日) 17:29:04
連投ですまんが
文也が「もう一人?」と聞き返しているから
「秘密」を知らずに結婚生活などできないんじゃないかな。
だから結婚したかどうかもあやしいって、俺のほうが考えすぎか?w
秘密の秘密は、容疑者Xの秘密にくらべたら少し物足りなかった。
やはり直子には秘密を守るために2〜3人は殺して(ry
851 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/08(火) 05:04:55
ついさっき読み終えました。
で、読み終えた感想は???でした
直子はやっぱり直子のままだったと思うんですが
夫婦は同じ時間の流れの中で、その形を維持出来るのであって…
娘の体でいる直子では、夫婦関係を維持するのは不可能
特に若い夫婦であれば尚難しいかと(老夫婦であればあるいは…)
それに演技として生活していても、時間が重なればそれも演技では無くなる
若い体を手に入れた人間が、それを楽しみたいと思うのは至極当然かとも
思います
だから夫婦関係が壊れていくくだりは切なかったですが
結局新しい幸せを見つけた直子には不快感が残りました
せめて平介が他界or再婚するまでは独身で居る位はやって欲しいですね
読み始めは時生っぽい感じかと思いましたけど、なんだかなぁ…
852 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/01/09(水) 12:52:44
まず平介が直子を直子として受け入れられない前提があるじゃん
そんな自分を責めまくって悩むって描写があるじゃん
何が何でも直子を悪者にしたい人って、なんだかなぁ…
レスついてる どうもです
自分が男であるのと、平介視点の物語だったのもあって、意見は男側の視点
になってしまっています。
直子を受け入れられない平介と、それに気付く直子。
お互いを父・娘の関係にした方が最善と考えて決断した。
直子としても夫の側に居たいと考えての事だったと思いたい。
一人で生きていけるようにと、医学部を出たはずなのに・・・・
娘として恋愛をするのはあるとしても、結局は新しい生活を手に入れる選択をした。
結果ラストで平介は、偽りの娘の事実を突きつけた訳で
平介は何度も妻を失う事実に加え、それまでの「娘との生活」までも否定される
ような気がするんです
あまりに平介の背負うものの大きさを考えさせられて
それを考えると直子に不快感が出た、という考えになった訳です
でもこのスレを読み返してみて、色んな意見があるな、と。
そのどれも間違ってないと思います。
自分としては、直子の立場を考えられる程の人格を持っていないのも
あると思います。852さんを不快にさせたのであればすいません。
(アンカーのつけ方わからず・・・・)
>せめて平介が他界or再婚するまでは独身で居る位はやって欲しいですね
でもそこが藻奈美の母親としてはむ(ry
直子は、あるときから娘として生きようとしたんです。
当然のことだと思います!平介も最後には知っていたのです。
彼は文也に「二発」と言うべきではなかったのです。
856 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/04(月) 14:34:19
なんで 平助との結婚指輪を使ったのかな?
857 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/19(火) 16:07:13
平ちゃんアゲ
858 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/02/21(木) 04:17:12
映画だと、最初のほう、娘死んでるのに、平助&直子が
あんま悲しんでる描写がないのが不自然で気になっちゃったなぁ・・
映画は失敗作
美冬は雪穂?
藻奈美は直子
自分の息子と旦那に置き換えて考えたけど
最愛の息子が目の前にいるのに中身が旦那なんて悲しすぎる
旦那には悪いけど一秒でも早く息子に戻って欲しい
消えうせてその厚化粧落として寝ろ(・∀・)
?
直子「若返ってやったwwwwwざまあwww」
866 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 01:26:07
エキスポランドで待ってるぞ!
人間の姿した動物の本能で生きてる奴が多いんだろうな、本能な奴には勝てないから人間らしく生き難いよ(鬱
868 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/06(木) 21:55:13
今更ながら「秘密」を読んだ。こんな素晴らしい作品を今まで知らなかった
ことを恥ずかしく思う。直子の平介への思いがなんとなくだけで理解できます。
でも切な過ぎるよね。せめて来世では平介と直子は幸せになって欲しい。
869 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/08(土) 19:37:25
平介がモナミのデートを邪魔したのは
妻の恋人への嫉妬?
娘の恋人への嫉妬?
どっちだろう...
当然ながら前者だろう
871 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/09(日) 00:11:09
872 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/16(日) 00:58:01
妻との関係が良好のころ、この小説を初めて読んだが「分かるなぁ。東野って俺のドッペル君?」と思っていた
それから2年、妻と別居中の今再度読み返して見たが「バカか。奥さん(娘)に盗聴器ってどんだけ家庭マニアだ、うぜぇ」
と思い、「こんな、き○がい小説書く東野ってのは、理解不能の生命体」と思った。
人間変れば変るものだ。
873 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/03/20(木) 11:28:46
「そんなことは30年も前からわかっているよ」
うわあああああああああああああああ><
874 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/03(木) 08:18:47
夜明けの町で
ってオススメ?
875 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/05(土) 21:40:26
>>874 東野作品にしては普通という人が多い。でも俺は面白かったかな。
人はこうやって不倫の関係になるのかというのがわかったかな。
876 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/06(日) 01:05:47
数年前に読んだ作品ですが・・・
なんで娘を殺した野郎の息子と結婚したのか?
平介はなぜ2人の結婚を許したのか?
文也はどういうつもりで告白したのか?
結婚なんて出来る関係ではない気がした。
この夫婦はどっちも好きになれない。
藻奈美の死が序盤から薄い。
むしろ、テーマとは関係無いから、遠ざけてるような感じ。
最期のオチでちょっとビックリ。
とはいえ、凄く印象深い作品。
実際、読んだ直後、かなりの傑作だと思った。
でも、著者のノリシロが数年後も消化されず、
気分が悪くなる作品と今は思う。
>>876 映画版と混同してないか?
文也は「娘を殺した野郎の息子」ではない。梶川の血は継いでないよ。
原作読んでるのに、白夜行ドラマ観て原作忘れる人と同じパターンか?
再読の必要アリ。
878 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/09(水) 21:23:08
すごいよなー秘密。友達に勧めまくってる。
879 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/24(木) 01:10:25
随分前に友達に付き合って映画を観たきりだったけど
今になって原作を読んでみた。
平介があの運転手の身辺に何故あれほど興味を抱いて動き回ったのが理解できない。
妻と娘をあんな目に遭わせた元凶とも言えるのに、
個人的な事情なんか知ったこっちゃないだろうと思えてしまう。
そうして外部の人間に対しては冷静かつ理解と懐のあるとこを見せてるのに、
直子に対しての大人気ない粘着の数々はやっぱ引くわ。
女の自分から見ると、中年男の哀れさが纏わり付くような感触が先に立って、
平介に対しては憐れみを込めた同情しか浮かばないな。
既女のくせに邪魔してスミマセヌ
>>879 それが人間の愚かさであり、哀しさだと思うよ。
なんで小説の主人公にへんな合理性や完璧さを求めるのかわからん。
まあ何が言いたいかというと
巣に帰れ
おいおまいら
新刊の「黒笑小説」は面白いぞ
特に「インポグラ」!
黒笑小説は新刊じゃない
単なる文庫落ちだ。
すまん、文庫しか買わんもんで
884 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/26(土) 21:05:23
>>879 男性と女性では感想が違うんですよね。男性には平介の気持ちがわかります。
漏れなんて平介に感情移入しまくりで、
読後1週間くらい鬱になってた
>>884 んなこたあない。
>>879に読書力がないだけだ
うちの嫁なんかボロ泣きして繰り返し読んで
俺に読めと押しつけてきたぞ
そうやって読まされる小説に駄作がないので逆らえない
奥田英朗「マドンナ」とかな。
乃南アサなんかは自分で読むだけで俺には貸さない・・・スレチだスマソ
887 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/27(日) 00:35:33
白夜行にはかなわん。
888 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/04/27(日) 06:25:00
家族の話は、孤男の俺にはさっぱり ¬( ^ω^)г
虚無僧探偵ゾフィー
を読みたい。
臨界家族がかわいそう
読んでみた。ざらっとだけど。
読後は結構爽快感があったよ。
直子の慈愛に満ちた気持ちがひしひしと伝わった。
ひとつだけ、その後、平介の臨終の際にだけ、二人きりで秘密を語り合って
ほしいなぁ・・・なんて思ってしまった。
平介のつらい気持ちはきたね。心に残ってしまっていまだに眠れないw
893 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/10(土) 22:16:37
。 。 。。
・゚ ゚・。 。・ ゚・。
。゚ ・。 。・゚ ゚。
。゚ ・。 。 ゚ ゚。
。 ゚。 。゚ ・。
゚ (ノД`)
私既女だけど、この作品の直子の気持ちを思うと泣けたな。
実際泣いた。最後まで平介を愛してたと思う。
どんな思いで指輪を使ったんだろう、とか
最後に無意識で顎を撫でちゃうところとか
愛しく想う人に対してしかできない。
それでも娘の幸せと夫のためを思って秘密を胸に
生きていくなんて、相当強い意思が無いと無理だよ。
この世に残された直子としての意識は一生孤独なものだし
一番愛する人の側で生涯を送るはずだったのに、それは叶わずで…
切なかったよ。涙出て私も数日呆然とした。
こんな感想もあるって事で… 部外者がスマソ。
>最後に無意識で顎を撫でちゃうところとか
映画の話しで釣りか?
しかも指輪をどう使ったのかは分からないよ。
ぬいぐるみを持って式場に来ただけだったし。
>>894 原作も読んでみてください。
映画以上にキますよ。
897 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/14(水) 01:04:51
なけるのよ
せつないのよ
898 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/19(月) 22:39:54
899 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/24(土) 22:41:43
映画もなかなかじゃないか
900 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/25(日) 14:20:06
片思いもイイ。
901 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/05/25(日) 20:52:18
俺が平介ならじさつする
>>901 同感だわ。
読み終わってからいろいろ考えたが、俺が平介なら「ああ、そうか、
俺の役割はこれでもう全部終わったんだ」としかかんがえられなかった。
自殺はしなくても、もう誰の顔も見たくはなくなるなあ。
求めてたスレがあると思ってたが最近レス無いのな
ちょっと前に買って2回読んでさっき映画見終わった。
映画は色々とはしょってるから原作読んでたほうが楽しめそうだな。
原作は文句なしだ。
直子が自分を捨てて藻奈美として生きる苦悩がもう・・・
藻奈美として結婚してそれでも平介のことを想ってるから指輪を作り変えたんじゃないのか最後。
さっき読み終えた。
ヲチが残酷だよ、東野。
俺には
若さを得た妻が夫を裏切る話
にしか思えなかったのだが…
俺が夫の立場だったらすぐに自殺してる
途中から気分悪くなった。読み終わった後さらに気分悪くなった。
指輪つくりかえて、秘かに平介へ永遠の愛を誓うなんて切なすぎる。結婚するまでも藻奈美として平介と暮らしててずっとせつない思いしてたんだろうな
小説でも書いてあったけど、怒りの対象がないから平介も切なすぎる。
あーせつないせつない読まなきゃよかった
907 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/06/21(土) 10:46:22
これほど鬱にさせてくれる小説もめずらしい
('A`)
多分二回目読んだら結末わかってるだけあって切なさが倍増しそう
これって泣けるラストじゃなかったな。残酷すぎて
泣くのを通り越してた・・
>>908 多分、二回目は直子が何を考えているのかよく判るよ。
あと、平介の愚かさも(←仕方ないんだけど)
直子にマジ惚れした
鬱すぎるお……
913 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/07/16(水) 00:10:24
タイトルの「秘密」とゆう単語を出すタイミングが完璧
嫁が結婚前に「これ読んで泣かないような人間とは結婚できない!」
って言う位にはまってたな。
ドキドキしながら読んだけど、ラスト2ページ位涙で読めなかった...
915 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/04(月) 20:27:56
東野さんの作品には
「与えられた運命を甘んじて受け入れる」
といった姿勢が通底していると思います。
過酷な人生、展開を強いられた主人公が、紆余曲折しながらも、
最終的には、それらを受け入れることで、成長していく、といった流れ
を色んな形にして、描いているように思います。
だから、「秘密」も或る意味、とても「らしい」終り方なのかな、と。
「時生」では竹美に「(人生って結局、)配られたカードで精一杯勝負するしか無いやろ」
と言わせていますが、この考え方、この生きることへの割り切り方が
恐らく、東野圭吾が全編を通じて、揺るがせにしていない信念だと思います。
「妻と娘の魂と身体が入れ替わる」
こんな突飛なプロットはあくまで、読ませる為の仕掛けに過ぎず、
実際、私達の人生には理解不可能な、到底、認めたくないふざけた出来事が
沢山、起きます。
自分の意志だけではどうしようも無い力に阻まれて、夢が叶わなかったり、
恋が実らなかったり、大切なものを失ったりするのが、人生です。
それでも、私達は生きていかないといけません。
「前に進む為には先ず、与えられた運命を受け入れないと始まらない」
だから、「秘密」のラストもとても切ないけど、ああいったラストを
書ける所が、他の甘ちゃん作家さんとの大きな差だと思います。
916 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/04(月) 21:44:21
俺は泣いたよ。
だから
>>914の嫁は俺とも結婚できるよね。
917 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/08(金) 16:43:57
男を悲惨な目に遭わせるのが好きな作家
さまよう刃もやり切れなかったなー。
秘密に至ってはしばらく放心状態だった。
面白かったー、とは決して言えなくて、エライもんを読んじまった、って感じ。
このスレ見て図書館行って借りてきた。
半日で一気に読んだ。レンタルビデオも次の日見た。
感想
直子の演技がばれた時点で物語も破綻すると思う。
読者だけに知らせて平介が知らないままの方が良かった。
ばれたら只妻が若い男に乗り換えに失敗したって感じに見える
モナの人生っていうけどモナはもういません。
何処にもいません。ならばモナを供養する意味でも夫婦は
離れていけないと思います。モナの人生はもう対外的なものだけなのですから。
だから直子の選択は独りよがりのエゴに感じました。
いっそのこと演技ではなく本当にモナと入れ替わり直子との別れを
ドラマティックに描いた方が大衆に好評だったかもしれません。
以上
手紙読んだ。これは名作だけど、ド重いね。
作家にも読者にも”コア”が必須 = 感情を客観視できること
それが分かっていても自己制御できなくなることを”感動”という
違うか?
主人公が憑依という現象に拘りすぎたのだろうか?
直子の医学部進学と二重人格説に平介は洗脳されたのか?
いやいや、それは作家の都合だったに違いない
923 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 23:22:23
直子の気持ち
このままでは夫が不幸になる
自分を殺す
平介の妻としての自分も
925 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/08/28(木) 23:54:02
>>918 さまよう刃は東野にしては退屈だったが・・・
手紙、時生、白夜行がベスト3だと思う
重く切なく面白い
直子がテニス部の先輩と仲良くなることに
嫉妬する描写はリアルすぎて読んでてつらくなった
ラストもつらい
東野の本の女は怖い
>嫉妬する描写はリアルすぎて読んでてつらくなった
禿げ同。読んでて胸どきどきしたり胃の辺りが苦しくなったりした。
そんなふうに感じさせるのは、やはり東野の筆力なんだろうか。
さっき読み終わった。
映画館で映画一本見終わった直後の感じが
ずっと続いてる。
なーんかヤル気がでてこない。
せっかくの日曜が…
と思ったケド、仕事探し中のニートだから別にいいや。
まて、嫁にニートなのか?
愛さえなーきゃーうまくいくーのにー
931 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/22(月) 06:38:26
さっき読み終わった。
読んでいる時に違和感を覚えた所があった。直子が藻奈美に、ノートを「一人で読むように」と指示した所。
平助も秘密を共有しているはずなのに読ませてはいけないのか?母と娘で父親に秘密にする事も特にないだろうに…もしかして、あのノートには何も書かれてはいないのでは?と思ってしまった。
だからラストのオチを知った時、妙に納得してしまった。
最初の方のレスに直子消滅論もあったみたいだけど、自分としては藻奈美は最後まで直子だったのでは?というのが今の所の感想です。
>>391 秘密にしなきゃならない理由をよく考えてみな。
そうしなければ、直子の再婚を平介が納得するわけないでしょう常考。
直子消滅説の人っているらしいけど、どの位の比率なんだろう?
933 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/23(火) 12:01:48
あれだ。
小説なんだから読んだ人それぞれの結論でオッケーでしょ。
935 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/09/28(日) 12:45:18
秘密はあまり好きじゃない。 あれは父親を悲しませぬよう娘が母親が自分のからだに憑依したフリして必死に母親を演じてた……という設定の方が良かった。
936 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 22:41:33
有名だから読んだものの、色々考えさせられて頭がおかしくなった。
読まなければ良かったと後悔している。
937 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/05(日) 22:50:49
・人間は、いつか必ず死ぬ。
・死んだ後にいくところは、無である。
>>933 ごめんな。
>>936 「常識」を疑う力が、我々には無さ過ぎるのか?・・・と思ったりもする。
939 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/06(月) 19:36:32
娘の立場からしたらこの作品は少し気持悪いかな。
東野圭吾は好きだけど登場人物男はどうして女運ないのかな
東野が女に酷い目に合わされてきたから
容疑者Xの謙信見たお
せめて感想くらい書き込んでけカス
>>941 原作?映画?
オレは原作読んだから連休最終日に映画観に行く予定。
正直、原作読んだら後からジワリときた。
映画でラストの悲壮感をどう表現するか楽しみ。
原作はミステリとしても秀逸で、大げさでなく驚天動地の大トリックなんだが、
映画は、トリックの伏線を示すシーンがちょっと露骨過ぎないかとオモタ。
秘密の話に戻すが、夫婦愛と親子愛を同列で比較してる人がいるが
そもそも平介にとって、娘は最初から死亡していたのだ。
その後の展開は、妻としての直子との関係が全てとなる。
体が娘であっても、意識の中は妻でしかないと思って生活している。
妻の行動が、肉体が娘である為に数々の葛藤が平介に起きてしまう。
電話盗聴も近親相姦未遂問題も、相手は妻であり娘には相手は夫であると
思い込む状況を作り上げ、直子のモナミ復活へのミスリードとしたんだろう?
多少の逡巡はあったかもだが親子愛なんて主人公がこだわるシーンは皆無でしょう。
直子側からは、故意か本心か親子愛らしきものを多発してるが、
親子愛なのか自己都合なのは釈然としない。
以上の状況を踏まえた上で直子の出した結論に、平介は納得したのだろうか?
「永遠の秘密を認める首肯であった」と言っときながら、「二発殴らせろ」は矛盾しないか?
二発とも直子本人と演技してた直子の分でなかったのか?
今読み終わったけど号泣した。ちなみに俺は直子演技派。最後のモナミの挨拶で
「長い間、本当に長い間、お世話になりました。」って台詞に直子、モナミの二人
分の歩んできた思い出が蘇って発した言葉のような気がした。本当に感動したわ。平介も
直子も可哀相だったけど、なんとなく俺の中では、結婚式が終わって色々落ち着いた後、
「騙しやがって、でも生きていてよかった。」とか言いながら泣き笑いしながら山下公園
で話している二人が想像できたよ。まぁその後大変そうだけどなw
この小説で感動したっていうやつの気がしれないんだよなぁ。
読んでないけど、俺なら嫁死んだら
新しい嫁もらえるじゃんラッキーって
なもんだけどな。
俺、なんか間違ってる?
いや決して間違っていないよ
950 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 03:35:58
今日読み終えたが、僕も直子演技派に1票です。
理由は
>>161さんが指摘してるように、直子が消滅するんだったら公園のシーンであの小説は完結していたと思います。
事実僕も公園のシーンまで読み進めていた感想で、「モナミが戻ってくる代わりに直子が消えちゃうんだな…切ないけど良い終わり方だな」って思って読んでました。
もう一つ理由としては、公園のシーンで平介がラジカセ持ち歩こうとしたときのモナミのセリフ
「ねえ、それってちょっとダサいね」
これって直子の口癖じゃなかったですか?
バスの事故現場で平介が谷底に向かって何か叫ぼうとしたとき、直子が「ダサいよ」って言って引き留めたこと。
それに梶川征子(運転手の妻)の葬儀の後、梶川逸美と平介と直子が会って、その帰り際に平介が何か気の利いたことを言おうとしたとき、
「直子からまた『ダサいよ』っていわれそうだ」と思って、無難なコメントに切り替えたこと。
この伏線って何のためにあったんだろうって考えたら、さっきの公園でのさりげないセリフに繋がったんですよね。
モナミの意識のつもりだったけど、直子の口癖がうっかり出てしまったと…。深読みし過ぎですかね?
てか、こんなにモナミか直子かでこんなに議論できる余地があることじたい、東野圭吾さんが用意したものだと思います。
たぶん彼がこのスレッドを読んでたら(実際に読んでるかもしれないw)ニヤニヤしながら議論を鑑賞していることでしょう。
951 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/14(火) 04:21:57
二人は直子が高校に入った時点で別々に生きるべきだったなと思った。
そうすれば平助ももう少し違う人生を歩めただろうに…
>こんなにモナミか直子かでこんなに議論できる余地があることじたい、
余地なんてないって。
読解力のない馬鹿が「モナミ」説なんて愚論を持ち出しているだけだ。
確かに余地はないな。
何で余地をつくりたがるんだろうw
レッドツェッペリンのホルロタラヴ、東野圭吾の秘密。天才に神が宿った奇跡の一編。山下公園で終わってたとしてもかなりの秀作なのにあのどんでん返し。
>>947 感動してる私大好き人間がその部類。
空虚な絶望感だろ。読後はこれ・・
956 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/17(金) 01:56:12
>>952 俺は950じゃないけど
最後まで直子自身が「私は直子だ」と言わなかった以上
モナミだと主張する余地はあったんじゃないの?
読解力がどうとかは君の主観でしかない
まあ俺は直子だと思うけどね。
957 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/17(金) 16:42:02
指輪のところとか、直子が平介を思う気持ちがすごい切ない。。世界に二人だけだったらいいのに。
心が誰であれ娘の身体と寝ることはできんな
裸で抱きあうなんてありえない話だ
>>958 お前さん...、身に覚えでもあるのか?
それなら何にも言えないが、そこに拘っていたらこの本は読めない。
そもそもが殺人という反社会的な行為がミステリー要素の基本だし、
ある意味それ以上の問題提起かもしれないから分らんでもないが・・
湯川学の研究室では、「相対性理論とダーウィンの進化論について、
ニュートン展開する研究」をやっているとガリレオに書いてあったが・・
秘密はそこがテーマじゃないし、考えるチャンスをもらったと思いたい。
始まりがSFの仕掛けだし、あり得ないといいだしたら果てがない。
誰か959の通訳頼む
961 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 00:37:02
>>960 ようは実話ではなく物語なんだから想像力と感受性豊かに読もうよって事じゃない?
うちの嫁も『まず、入れ替わるとかありえない』とか言って読もうとしない。
お前、それ言い出したらアカンw
963 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 17:39:11
小説版の激痛に近い衝撃的なラストだったのに対し
映画版は少し前向きな終わり方にはちょっぴり救われた
かなり前に何かの雑誌で文芸関連の評論家の人が
「ラストの娘の結婚式はないほうがよかったのでは?(山下公園エンドのほうが
がよかった)」と指摘していたみたいで
東野本人も評論家の人と同意権だったそうだよ
(東野本人に「ラストの結婚式は不要」と電凸したファンが
いたらしい)
東野は当時「秘密」を出した時、離婚を経験していたみたいで心情的に
落ち込んでたそうです
ちょうど「秘密」10周年なんだよねぇ・・・
続編とか作ってくんないかなぁ・・・
964 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 18:07:01
直子(事故後のモナミ)みたいな女は嫌いだ。
ペテン師。
若い肉体を得て青春やり直しを謳歌している。Hey介が教師に恋心抱いたのも微妙な感じで妨害してくる(風俗くらいいいよと理解あるふり言いながらいざ行くと烈火激怒起こすような女に近い)最低女だ。
むろん感動なぞしない。
不愉快な小説。
965 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/19(日) 21:19:48
せめてモナミの結婚式の時まで平助が再婚してればもう少し良い感じで終われたんだろうな。
人間は欲望に勝てないって事ですよね。
俺も直子は許せないな…
直子の立場になって考えてみればそんなに許せなくなくもないと思うのだが…
山下公園ラストだったら、こんなに名痛作になっただろうか?
970 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 09:55:51
>>959 拘ってはいない
そこ読んで興醒めしただけ
次スレはどうする?
これは「秘密」という題だが、
もし「裏切り」という題だったら
同じように直子の行動から感動を得られるか?
いやあのだからさ。
感動してないってばよwww
974 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/20(月) 22:50:00
読んだ。ここ1ヶ月で東野作品を読み漁ったけど、この本で東野圭吾の評価が変わった。
うまいし感動して泣いたんだけど、読み直したときにページを飛ばして冷静になって観察したら、
なんか身近だけど極端な世界にはめ込まれて知らないうちに議論させられてると思った。
こうやって書き込みしてるのも見えない糸で操られてる感じ。なんか、きつい・・・。
単なる感想としてはとりあえず「再婚もっと早めに勧めとけよ」と思ったけど。
975 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 22:45:43
次スレは
「東野圭吾 『白夜行』 が切なすぎる件について」
で誰か立てて
976 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/21(火) 23:28:40
白夜行は切なくない
977 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/22(水) 01:21:38
東野圭吾は「殺人の門」か「あの頃ぼくらはアホでした」がよいと思う
いやいや手紙だろ
とか言ってる間に1000までいきそうな予感
殺人の門はウンコだったな
やっぱり次スレは「時生」だろ
980 :
名無しさん@お腹いっぱい。:2008/10/23(木) 02:14:35
時生は良かったな。中盤少しグダグタだったが…
拓実の成長が感じられる作品だった
おもいっきりスレ違いだなwww
これ、次スレいるのかよww
とりあえずスレ埋め立て
埋め立て
高校入ってからが切なすぎて読めません…
だがその切なさが快感になってくる
ガリレオシリーズの新刊2冊でてるね