深夜、暗いリビングのソファーに座っている。妻は家に居ない。
ふいにリビングのドアが開き、娘が入って来た。
「めぐみ、どうした?眠れないのか?」
めぐみは何も言わず俺の側へ近寄って、俺の前で立ち止まって
俺の目を、じぃっと見た。
「どうしたんだ?」
めぐみは、ゆっくりお父さんと言って、その右手を俺の左頬に、その左手を
俺の顎に当て、そして、そして、なんと、口付けをした。
これはなんだ?どういうことだ?混乱しながらも俺は唇に触れる柔らかな
娘のくちびるの感触に意識が集中した。
ハッと我に返り、めぐみの両肩を掴んで押しのけた。
「なんだ?どうした?何をしている?どういうつもりだ」俺はあわてふためいた。
めぐみは俺の目を見つめている。めぐみはくちびるを噛みしめ、そして
そのくちびるが小刻みに震え、まるで張りつめた弦が切れたかのように
思いの丈を一気にぶちまけた。
「お父さんが好き。お父さんを愛してる。お父さんを見てると胸が
苦しくて切なくなるの。これはきっと恋。間違ってるのは分かってる。
いけないことだってわかってる。わたしだって、変態なんじゃないか
頭がおかしいんじゃないかって、ずいぶん悩んだ…。でも、でも
自分の気持ちをごまかすことはできない…。好きなの。お父さんに…
わたしの処女を…まだ、誰にも汚されていないわたしを捧げたいの…」
そう言って、めぐみはパジャマのボタンをはずしはじめた。
「バカ!やめなさい!なにを考えているんだ!」と言って、俺はボタンを
はずしているめぐみの腕を掴んだ。
たちまちめぐみの瞳は潤み、涙がこぼれ落ちた。
「お父さん…お願い…一度だけでいいの…お墓まで持っていく、誰にも、言わない…
言えない秘密をいっしょにつくろう…。わたしの半分はお父さんでできてる。
わたしのこの体は、お父さんが、毎日毎日、汗水垂らして働いて稼いでくれた
お金で食べた、食べ物でつくられたもの…。今夜一晩、お父さんにお返しします…。
お父さん、わたしの気持ちを受け入れて…お願い…恥を…掻かせないで…」
715 :
714:2005/11/19(土) 21:26:26
ああ、めぐみ…。なんてかわいらしいことを…。ああ、気づいたら
勃起してしまっている…。俺も変態か…。かわいい、抱きたい…。ごまかしようも無い
気持ちが溢れだしてくる…。これは罪か…?そもそもなぜ近親相姦がいけない。
いや、いけないはずがない。旧約でも同性愛は罰せられたが、父と娘が結ばれることを
神は罰しなかったではないか。
そうだ。すべて娘を持つ父は、すべて息子を持つ母は、心の奥底では我が子と結ばれたいんだ。
だから父は婿に、母は嫁に、嫉妬をするんだ。他人に汚される日がくることを苦痛に思うんだ。
なぜ結ばれてはいけない。いけないはずがあるものいか。
めぐみはを裸になった。中学生の娘の顔は、アルバムで見た妻の中学時代の顔にうり二つだ。
スリムでスレンダーな体。お椀のような乳房。こぶりできゅっとしまったおしり。
しかし上腹部はぽっこりしていて子供っぽさも残っている。
俺は「めぐみ」と娘の名を呼んで抱き寄せた。
次の瞬間、気づくと俺は横になっていた、布団の中で…?体を起こして辺りを見回す。
六畳の和室。布団。枕。枕のむこうにはスタンド。スタンドの横に本立てと本。隣を見ると
めぐみと妻が布団に入って眠っている。
(ああ、めぐみだ。二歳半の保育園に通っている我が娘……え?保育園…?ああ、夢か。
そうだ夢だ。めぐみはまだ二歳半だ。よかった。なんであんな夢を見たんだ。
俺はどうかしているのか?まったく夢ってやつは普通じゃ考えられないことを考える。
俺が娘とそんなことをするわけが…)
俺はめぐみの寝顔を見つめた。かわいい。いとしい。この子もいずれは年頃になって
どこの馬の骨ともわからん男にチンポ突っ込まれることになるのか…。ぎゃっ!
想像してしまった…。嫌だ。嫁に行くまで綺麗な体でいてほしい。いいや、かなうことなら
嫁に行っても綺麗な体でいてほしい。ちくしょう、なんで娘なんだ。
息子ならこんな思いをしなくて済むのに……。
夜中に目をさましてそんなことを考えて、その晩はもう眠れなかった。
716 :
715:2005/11/19(土) 21:27:50
次の日は土曜日。妻は同窓会に行き、自宅の賃貸マンション(三階)には
俺とめぐみしかいない。俺はめぐみを連れて近所の児童公園に行くことにした。
めぐみはひさしぶりに父と遊べることが嬉しいらしい。俺が"歩くとキュッッキュと
音の鳴る靴"を履かせてやると、めぐみは真っ赤なビニールのボールをぎゅっと抱きしめて
足踏みをしながら「はやく、はやく」と俺をせかした。
公園に着くと、めぐみボール遊びを始めた。しばらく独りで鞠つきのようにしたり
宙に放ってキャッチしたりしてから、俺の方を向いて「おとうさん」と言って
微笑しながらビニールボールを投げてよこした。力の無い娘が投げたボールは
1メートル半ほど飛んでから地面に落ちて、三度弾み、転がりながら俺の足下に来た。
俺はボールを拾い上げた。めぐみは早く投げて言うように両腕をつきだした。
俺は少し意地悪をしてボールを背中に隠して「あーげない。ほしかったら取りにおいで」
と言うと、めぐみはほっぺたを膨らませて、くちびるを尖らせながら俺のところへ来て
背中にまわってボールを取ろうとした。俺はひょいとボールを頭の上にあげた。
めぐみは「ボール、ボールぅ」と言って俺のズボンを掴んで引っ張った。
俺はしばらくその顔を眺めていた。すると、めぐみは口を大きく開けて
ギャーと泣き出した。俺はあわてて「ゴメンゴメン。はい、ボール」と言って
渡そうとしたが、めぐみはスネてしまって、受け取ろうとせず、泣きやまない。
「ごめん、お父さんが悪かった。もう泣かないでくれよ」
そう言っても、いっこうに泣きやむ様子は無い。辺りを見回すと、近所の奥さん達が
こっちを見て笑っている。苦笑いをしながら会釈をして、また辺りを見回すと
公園の隣のコンビニが目に入った。
717 :
716:2005/11/19(土) 21:28:17
「そうだ、めぐみ。ソフトクリーム、食べようか?」そう言うと、めぐみは
ピタリと泣きやんで「うん、たべる」と言って笑った。
コンビニでソフトクリームを買って、公園のベンチに二人で腰掛けて、ソフトクリーム
を舐めた。めぐみは大口を開けて、舐めるというより、パクパクと食べている。
口の周りはソフトクリームでベトベトだ。
俺は「そんなに急いで食べなくても、ソフトクリームは逃げないよ」と言って
ポケットからハンカチを取り出して、めぐみの口をぬぐった。
めぐみは満面の笑みを俺に返した。
ああ、しあわせだ。こんな風に慕ってくれるのはいつまでだろう。思春期になったら
「お父さん、臭い、汚い!」「お父さんが入った後のお風呂なんて入れない!」
「わたしとお父さんの下着、一緒に洗濯しないで!」なんて言うんだろうな…。
その後は男ができて、父親のことなんて眼中になくなるだろう。
無性に切なくなって、めぐみを抱き寄せて、ぎゅっと抱きしめ、頬ずりをした。
めぐみは「おひげ、いたい」と言って、もみじのような手でペチペチと
俺の額をたたいた。このしあわせな時間がいとしくて、胸がいっぱいになり
泣き出してしまいそうだった。
718 :
717:2005/11/19(土) 21:29:18
家に帰ると風呂場に行き浴槽に湯を注いだ。めぐみはあの後、砂場で遊んで
顔も服も手も砂だらけになっている。脱衣所で服を脱がせて「湯が溜まったら教えて」
と言って、リビングに行き、ソファーに座り、体をもたれかけた。
少し経って、すっぽんぽんのめぐみがリビングに来て「おゆ、たまった」と言いに来た。
俺はめぐみを連れて浴室に言った。
めぐみをしゃがませて、シャワーの湯を出し、「息を止めて」と言うと、めぐみは
目をギュッとつむって、鼻をつまんだ。俺はシャワーの湯をめぐみの頭からかけて
ざっと砂を洗い流してから、スポンジタオルにボディーソープを泡立てて、砂だらけの
めぐみの体とを綺麗にあらってやった。
髪も洗ってから、湯船に一緒に浸かった。
めぐみは俺のあぐらのうえに座って、手のひらでペチャペチャと水面を
叩いて遊び始めた。俺は両腕をめぐみの脇の下からくぐらせて、抱きしめた。
めぐみは振り向いて俺の顔を見た。俺はめぐみにほほえみかけた。
めぐみはにっこりとほほえみかえしてくれた。
719 :
718:2005/11/19(土) 21:29:47
しあわせだ。いとしい。めぐみの無垢な心と体が、俺までも清浄にしてくれるように感じる。
――なのに、なのに、今、俺が触れているこの穢れない肌に、いつかどこの馬の骨
ともわからん奴が欲望をもって触れる日が来るなんて……。この子が男の精液に
汚される日がくるなんて……。この子の陰部に陰茎が…そしてこの子の子宮を
無数の精子が泳ぐなんて……くやしい。――俺は昨晩、ひどい夢を見た。
しかし、今は思う。俺は夢の中で「近親相姦の何が悪い」と開き直った。きっと
あれが俺自身気が付かなかった俺の本心なんだ、と。
俺はいつのまにか勃起していた。しかしこれは性欲というよりは情欲だ。
俺はロリコンじゃない。第二次性徴期を過ぎていない女の子の体に特別な
関心はもっていない。ましてや幼女の体になんて興味は無い。俺が今、娘に抱いている
感情はそんな欲望とは違う。娘がいつか他の男に汚される日が来ると思うと
胸が焼けるようにムカムカして、切なくて苦しくて、やりきれない気持ちになるのだ。
嫉妬には違いないが、性欲からの嫉妬じゃ無い。悲しみから湧き起こる嫉妬だ。
俺が世界で誰よりもこの子のことを愛している。俺よりこの子のことを
愛せる男なんて絶対にいるはずが無い!それが分かっているからなおさら悲しい!
なおさらやりきれない…!世界一めぐみのことを愛している男である俺は
(俺はめぐみのためなら命だって惜しくは無い!その俺は)、決してこの子と
結ばれてはいけない男…。そして俺ほどこの子のことを愛することは絶対に無理な男が
めぐみの体を心のままにする……。なんという不条理…!いずれ来るこの悲しみに
耐えるには…耐えるには…耐える方法は…ある。
俺は拳を握りしめた。
720 :
719:2005/11/19(土) 21:30:33
「なあ、めぐみ。おまじないをしてやろう」
と、まだ水をペチャペチャやっていためぐみに言った。
めぐみは手を止め、振り向いて俺を見て「おまじない?」と言った。
「ああ、素敵なお姫様になれるおまじないだ。してほしいだろう?」
めぐみはコクンと頷いた。
めぐみを湯から出し、俺も浴槽からでた。そして「これをつけるからね。
取っちゃダメだよ」と言ってタオルで目隠しをした。俺は覚悟を決め
自分の性器を指で少しいじって、青筋がたつまで刺激してから、めぐみの陰部に
それを押しつけた。めぐみは「ひゃっ、なに?おまた、へんなの」と言った。
「おまじないだよ。がまんしてね」と言って、ぐいぐいと押しつけ続けた。
先っぽが少しだけ入った。
これは性交では無い。性的な欲望でやっているのでは無い。こうでもしないと
いずれ娘が奪われる苦痛に耐えられそうにないのだ。それに耐えるための儀式だ。
たった一度だけ、こうやって結ばれれば「俺がこの子の最初の男だ」と思って
それをよりどころになんとか耐えられる。人間の記憶は三歳になるまでの記憶は消える。
(三歳までの記憶を覚えいるという人もいるが、それは自分の映っている写真やビデオを見たり
親から聞いた話を、自分の記憶と錯覚しているだけだ)俺はこの体験を絶対に一生誰にも
しらせることなく墓場までもっていく。そしてめぐみは「二度目のはじめて」を
ほんとうにはじめてだと思って誰かに捧げるだろう。
俺はめぐみの陰部に押し当て続けながら、自分の性器を手でにぎり刺激した。
(先っぽを少ししか入れてはいけない。めぐみの体にダメージを残すようなことはしない)
しばらくして、俺は射精した。めぐみの股に俺の精液がかかった。われめの中にも
精液が入っている。ああ、今、この子の中を俺の精子が泳いでいる。それはやがで
めぐみの中で分解され、吸収されて、この子の血肉に変わるんだ。もう、俺とめぐみはひとつだ。
俺は心が満たされるのを感じた。
721 :
720:2005/11/19(土) 21:31:42
俺がそういうとめぐみは口を大きく開けた。俺はそのなかに白い液体が滴る俺のものを入れて
「やさしく舐めてごらん。噛んじゃだめだよ」と言った。めぐみは「へんなあじ」と
言いながら舐めた。ああ、この子の口の中を俺の精液が泳いでいる。めぐみの口の粘膜や歯の
表面を俺の分身が泳いでいる。それは食道を通って、胃で分解され、腸で吸収されて、やがて
この子の血肉に変わるんだ。融合するんだ。
めぐみの口から俺のものを抜いて、それをこんどは肛門に押し当てた。(痔にならないように軽く)
先っぽを少しだけいれてから、めぐみの股や肛門にべったりついている俺の液体を手にとって
しあげにそれをめぐみの顔や胸や腹にぬりつけた。そして、そのまままためぐみと一緒に
湯船の中に入った。(これで湯に溶けた俺の精液が、めぐみの全身を包む)
すべてが終わって、俺はめぐみの目隠しをとってやった。
「これでめぐみは素敵なお姫様になれるよ」と言うと、めぐみは嬉しそうにわらった。
次の瞬間、ふと気が付くと服を着ている。あれ、ここはリビングだ。
俺はソファーにもたれている。何か股間がなま暖かく濡れていて気持ち悪い。
パンツの中を覗くと鼻をつく腐った生のイカのような匂いがした。
(まただ。またひどい夢を見てしまった)
その時、めぐみがすっぽんぽんでリビングに来て
「おゆ、たまったよ」と言った。
「よし、お風呂に入ろう」
まったく、夢ってやつは普通じゃ考えられないことを考える。
俺が娘とそんなことをするわけが無い。
―完―