143 :
モカロール:
たった一度の暴力で全てを失いそうな私の話を聞いてくださいまし。
(1)
5月27日(土)午後10時頃
帰宅、息子と嫁自身の荷物が丁寧に一箇所まとめられて置かれている。
私はその光景を見て嫁の心中を察したが
2日前から口をきいていないため、その事にはあえて触れずにテレビを見始めた。
ビールを半分ほど飲んだときに嫁の口からその事実は告げられた。
「私実家に帰るから。お父さんに話したら、この間来ていた(注)ばっかりで
喧嘩してすぐに帰るだの帰らないだのと嫌だから電化製品などもまとめて
帰ってきなさいだって」この時点では私は黙って聞いていた。
(注:嫁は今年1月に男児を出産し、
私の住むマンションから車で5分くらいの場所に住む実家に
4ヶ月間里帰りしていて、ようやく2週間前に戻ってきたばかりなのである。)
(2)に続く