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ななしの珍味:
そうそう。
>1の「ファンタジーな干し肉」なんだけど、もしかしたら辿り辿っていくと鹿肉ブレザオラかそのバリエーションかもしれない。
たぶん、材料は牛とは限らない。というか、むしろ牛である確率は低いような気がする。
なんでかというと、ゲームやRPGに出てくるファンタジーな世界って、あんまり牧畜をしてる風景ってないんだよww
そもそも牧畜で牛を育てるちゅーのは、そのために結構広い牧場というか放牧スペースが必要になるわけで、
マモノが頻繁に出現するようなファンタジー世界では、おちおち「大量の牛の放牧」とかしてらんない。
で、簡単な食料、タンパク質の補給源としての肉(干し肉)ということを考えると、
それは放牧で手に入る牛ではないんではないのか、と。たぶん、「森の中で狩猟によって手に入るジビエを、干し肉に加工しておく」
というものなんだとして、獲物が牛ってことはないだろ。マモノの肉は除く。
イメージされるファンタジー世界=ドイツ辺りの森の中wのような感じだとするなら、獲物はやっぱ鹿とかウサギとか熊とか……
肉食獣は肉が臭いので、食用にするなら基本は草食(雑食でも、虫とか鳥、魚くらいまで)じゃないかなあ。
(魚を食ってる鳥を食ったことがあるんだけど、すんげー生臭くてまずいよw)
加工方法だって、「火を使って燻製にする」という作り方もあるだろけど、それだと製造過程で臭いが出るんだよね。
マモノをおびき寄せそうな感じのw
ファンタジー干し肉が、「森の中で旅の途中に獲った獲物の保存方法」なら、これはたぶん、塩をせずに燻製、だと思う。
なぜなら、内陸の森で塩は貴重品だから。日本の話だけど、古代、塩は海浜部で作られ、内陸部へは貴重品として運ばれたそうな。
日本には岩塩がほとんどなかったから。
内陸部で塩湖が近くにあるような場所だったら、塩は豊富に使えるだろうけど、「ファンタジー世界の旅の途中の旅人」
だったら、そんなに大量に塩を持ち歩いているとは思いにくい。そして塩はやっぱり貴重品。(狼と香辛料でもそんな話なかった?)
なので、旅人が即席で作るものは、すぐに乾くように小さくスライスした、塩の利いていないもので、焚き火で燻製に
したりしたかもしれない。
一方、塩をした干し肉が作られるのは街・村など塩が手に入るか十分に備蓄されてるところで、そういう保存に塩が使われた
干し肉は「おいしい」ので売り物になるw 香辛料を使うのも長期保存のためだし。
売り物にするんだったら、大きな塊で作って塊のママ保存して、必要な分(食べる分、
或いは売る分)だけ切ったり削いだりして提供するだろう。
旅人だって、携行糧食として干し肉を持ち歩くとしたら、「スライスしたもの」はかさばるから、塊で持っておいて、
食べる分だけナイフで削いで食うんじゃないか?
とすると、実は「ファンタジーの干し肉」って、いちばん合理的で形状が近いのは【ブレザオラ】なのではないのか、
という結論に辿り着く。肉は牛肉だけど。
そんなわけで、結局ブレザオラ=ファンタジーの干し肉のモデルじゃないか、と自分では思うんだけどどうかね。
今作ってる鹿肉ブレザオラがいい感じに食えるものにしあがったら、「これこそファンタジー干し肉!」って自慢するよw