【映画】ヒロシマナガサキ[2007/07/28〜]

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1びあれ主任φ ★
太平洋戦争末期の1945年、アメリカは戦争を早期終結させようと原爆を開発。その1発目が
8月6日の広島に投下され、一瞬にして数万の人々の命を奪った。8月9日には2発目の原爆が
長崎市上空で爆発した。あれから60年、被爆した生存者たちが高齢となりその数が減って
いく中、貴重なインタビューが行われた。当時の写真やアメリカ軍が撮影したフィルム、
被爆者が書いた絵なども交え、悲痛なメッセージが伝えられる。
[ 2007年7月28日公開 ]

キャスト・スタッフ
製作・監督・編集:スティーブン・オカザキ
上映館等の詳細情報につきましては下記サイトをご参照ください。
http://movie.goo.ne.jp/contents/movies/MOVCSTD10823/index.html
2情報発信元:七七四通信社:2007/08/06(月) 22:19:27 ID:SXm0duRM
今日観てきました
作中に登場した被爆者の方のスピーチもありました

オカザキ監督の作品は
以前日系移民収容所をテーマにした短編を観たことがあって
ああ懐かしいなと思って劇場に行ったのが偶然ヒロシマ原爆の日だったのです

しかし失望しました
冒頭に渋谷センター街のストリートミュージシャンやギャルを持ってくる
ステロタイプに嫌な予感がしたけれど、最後の最後まで、
その予感に対する反証が挙がらなかったのが残念で仕方ありません
3情報発信元:七七四通信社:2007/08/06(月) 22:29:50 ID:SXm0duRM
冒頭におあつらえ向きの「無知でお気楽な現代の若者」の絵を持ってくる
安易な手法は、少し前に公開された『蟻の兵隊』も同じです 

なぜステロタイプだと自問しないのでしょう
何ともいいようもない「精神の腐臭、頽廃」を感じます

せめて『ゆきゆきて神軍』(これも大嫌いな作品ですが)
と二本立てにして上映するくらいの根性が欲しいですね

あの岩波ホールに言っても詮無いことですが
4情報発信元:七七四通信社:2007/08/06(月) 23:56:22 ID:PucI+5tp
やっぱはだしのゲンですよ。
アニメでね。
5情報発信元:七七四通信社:2007/08/08(水) 17:18:49 ID:8usJgFGA
実はケチ付けようとして観に行ったが、よくできてるドキュメントだった。
>>2 >>3 みたいなキチガイ風情も岩波ホールにちらほらいたけどね。
6情報発信元:七七四通信社:2007/08/08(水) 20:38:00 ID:8Y4otfPr
>実はケチ付けようとして観に行ったが

ほうほう、それで?
7情報発信元:七七四通信社:2007/08/09(木) 04:57:04 ID:Pz371q6a
>>6 

いや、原爆ネタなんて題材を使ってるからには、どう転んでも日本人って
ケチを付けられないんだろ?それよりドキュメント作品としての質で観ろよ。
 
という思いで観てたんだよ。でも作品としても良い出来だった。
後は実際に観てくれ。
 
>>2 >>3 のような文章は素晴らしいね。
想像力の欠如した人間の可能性を感じるよ。
8情報発信元:七七四通信社:2007/08/10(金) 01:26:15 ID:Gp0DKg/j
>後は実際に観てくれ。

観たけど、そんなに優れたドキュメンタリーかこれ?

今、アテネフランセで山ドキュ前夜祭をやっているが
たとえばワイズマンの『動物園』『メイン州ベルファスト』
の静かな説得力と比較しても、今ひとつの出来と言わざるを得ない

せっかくの未公開フィルムも雑な文脈で使いすぎだと思う
『アトミックカフェ』の足元にも及ばない


9情報発信元:七七四通信社:2007/08/10(金) 09:57:28 ID:3EE+iOzO
>>7 だけど。
 
あなた正しい。私も絶賛するまでの出来だとは思ってない。
それよりまさかワイズマン出されるとは思ってなかったのでw
ちゃんと映画を観てる人を相手にしてたのか。ごめんなさいね。
 
10情報発信元:七七四通信社:2007/08/10(金) 22:51:55 ID:TZpg6Jda
質はともかく、アメリカで放送されたんだろ?
無知そうなアメリカ人の反応はどうだったんだろ?
11情報発信元:七七四通信社:2007/08/11(土) 23:45:57 ID:LP1G4vpD
わざとらしいニュースショーで
日本人がエノラゲイの飛行士と握手させられてたり
カトリックの多いナガサキだから原爆は不当
と言わんばかりのくだりが何度も出てきたり

こんなものが鳴り物入りでアメリカで放映されることに抵抗を感じる
第一歩は必要なのかもしれないが
ミスリードの第一歩でもいいとは必ずしも言えまい

アメリカ人には、まず『アトミックカフェ』と『フォッグオブウォー』を観て欲しい
話はそれからだ
12情報発信元:七七四通信社:2007/08/11(土) 23:49:44 ID:LP1G4vpD
すまん、反応が知りたいのは>>10さんと同じです
13('A`):2007/08/12(日) 16:02:53 ID:LyIcemfL
>>12に同じく。
 
>>10みたいなアホはどうでもいい。
14情報発信元:七七四通信社:2007/08/27(月) 02:13:53 ID:83nbStx2
内容はよかったけど、元々テレビで手術のシーンとかが
流れると目をそむけてしまう私には後半の被爆者の映像の連続はヘビーすぎた。
頑張って見ていたが変な汗が出てきてちょっと気持ち悪くなってしまった。
あくまで私に耐性がないだけだが。
15情報発信元:七七四通信社:2007/08/27(月) 11:32:51 ID:e9FGHGU+
>>2
>冒頭に渋谷センター街のストリートミュージシャンやギャルを持ってくる ステロタイプ
こいつは「若者」だな
これはステロタイプではない、答えられない方が多いのが実際だろう
こうした手法が受けないのは確かに例が多いせいだが、アメリカ人の監督が制作した映画で
ある、アメリカ人むけである事を考えれば、まったく正統的である。
このシーンは

1945年12月8日って何の日?と聞かれて答えられない、
ハワイの高校生に相当する。
16情報発信元:七七四通信社:2007/08/27(月) 11:39:03 ID:e9FGHGU+
>>8
>せっかくの未公開フィルムも雑な文脈で使いすぎ
たしかに未公開フィルムは大きな宣伝ポイント、作品の特徴だが、
この人はそもそも原爆の映画を見たことがあるのだろうか?

例えば、白骨がるいるいと並んでいる光景や、あばら骨が腐って体表面に
浮き出ている被爆者の肉体を見たことがあったのか?

これらの映像は勿論未公開ではない、しかしこの映画のこうした文脈(即ち、原爆投下直後の
惨状の重なる説明の後の白骨、多くの悲惨な肉体に残る傷跡の中の腐った体)では今まで
用いられたことはなかった。

白骨の並ぶ様子に多くの観客はどうしようもない地獄を感じただろう、コイツは感じていない
馬鹿は言語表現も映像理解(映画理解)も難しい例だな


17情報発信元:七七四通信社:2007/08/27(月) 11:42:49 ID:e9FGHGU+
>>11
>アメリカ人には、まず『アトミックカフェ』と『フォッグオブウォー』を観て欲しい
それらの映画がはるか昔に公開され、アメリカ人に無視された事をコイツは知らない
特に
『フォッグオブウォー』はアカデミー賞を受賞したのに、アメリカでも日本でも話題になることはない
『フォッグオブウォー』は今年東京の難民映画祭でドイツ大使館で公開されたが
観客の反応は「なんでこんなのやるの?」であり、途中退場も多く、興味を抱いていなかった

・・・馬鹿は自分だけで井戸に入っていなさい
18糞レスまたぎ:2007/08/31(金) 20:42:30 ID:xwAzEiJS
わざとらしいニュースショーで
日本人がエノラゲイの飛行士と握手させられてたり
カトリックの多いナガサキだから原爆は不当
と言わんばかりのくだりが何度も出てきたり

こんなものが鳴り物入りでアメリカで放映されることに抵抗を感じる
第一歩は必要なのかもしれないが
ミスリードの第一歩でもいいとは必ずしも言えまい

アメリカ人には、まず『アトミックカフェ』と『フォッグオブウォー』を観て欲しい
話はそれからだ
19情報発信元:七七四通信社:2007/09/01(土) 23:18:14 ID:z3Hii4Ma
作られないより、作られるほうが良い、意義のある映画ですね、やっぱり。
個人的には9条は廃止、核武装に賛成ですが。(もとはサヨめの花畑〜)
大平洋戦争のときは、外国に絶交されると困るのは日本のほうだった。
いまは、日本に絶交されると困る国ばかり。アメリカはミサイル作れない。
特殊な部品は日本の町工場のオッチャンたちしか作れないから。

ただ、いつ、どこに、生まれあわせるか、深く考えてしまう映画でした。
ひとりひとり順番にじっくりと証言をききたかったな。
美少年だったのに顔半分が真っ黒に焼けてしまい、お母上の励ましで
頑張って生きてきた男性、
妹さんは「自殺する勇気」を選び、自分は「生きる勇気」を選んでしまったと
語る女性。
爆心地からの距離、被爆した時の年令とか編集方法を工夫してほしかった。
バンドは邪魔と思ったが、監督がロックをやってたなら、しょうがないか。
20情報発信元:七七四通信社:2007/09/02(日) 00:53:20 ID:M9LdfpzE
仰ることはよく分かります。

ただ、それらのいずれもが、あの2発の原子爆弾「だけ」の固有の問題なのか、
という割り切れ無さは、どうしても残りますね。

作品は、あくまでも作品として評価されなければなりません。
21情報発信元:七七四通信社