週刊少年ジャンプ38号
ライジングインパクト 第107話 波乱の後半戦
※ネタバレです。お願いだからsageて下さいね。
「お前…なんであんなことを言った!?
先輩は黙って去っていったけど…多分本気にしてんぞ!!」
黒峰の言葉に戸惑う東堂院…だが黒峰は淡々としていた…
「あなたもあの人も…いつまでもお互い過去を引きずっていく
必要はないでしょう…中途半端な同情が誤解を招いたのなら
私にも責任があるんじゃないかしら……」
「あのなァ!それこそ同情じゃねーか!じゃあ俺が負けたら…本当に…」
「心配してくれてるの?」
にっこり微笑む黒峰に、ただただ東堂院は戸惑うだけだった…
だが、彼女には自負しているものがあった…
「大丈夫よ…私は誰よりもずっとあなたのこと…分かっているつもりだから…」
………
「あっ黒峰先輩!!こっちこっち待っていたんですよっ!!
遅かったからあたち心配しちゃったんですよ〜」
「ごめんなさい…」
ホールに戻り黒峰を迎える仲間たち…その輪の中で黒峰は遠くを見つめる…
確かめたかった自分の本心…まだ受け止める自信のない東堂院…
それでも…あのような形をとってでも
自信をつけさせようとする自分のやり方に…少し胸を痛めた…
…黒峰はそっと心の中でつぶやく…
「……私たち…いつまで幼なじみなのかしらね……」
「…俺…本気でいきますよ…先輩!」
「フンッそう願いたいものだな…しかしつまらんものだなァ
はなから結果が見えた勝負というものは…」
「もう…2年前の俺じゃないッスよ…」
いよいよ後半戦…東堂院と紅葉は火花を散らしていた…
一方、他の組では…ガウェインとアリア先生の見ている中で
リーベル組が戦っていた…
「変ね…あの子さっきから力みすぎているようだけど…」
アリア先生の言うとおり、リーベルはミスを続けていた…
「ああどうして…どうしてこの組にアリア先生がついているんだ…僕は…僕は…」
しかし…リーベルは顔を赤らめながらも幸せそうだった…
一方、同じホールで闘うライザーはミスの連発でイライラしていた…
「何やってんだライザー! さっきからミスばっか!
前半はあんなに調子いがったのによ…」
だが側に立っていたアリア先生は、この戦いの内容に気付いた…
「はめられてる…」「えっ」
ガウェインは試合を見据えるアリア先生の顔を眺めた…
「あたた…かわいそ〜見てらんないなあ」
リーベルの対戦者は手前の試合を見て頭を掻いた…
「ライザー…どうしちゃったんだ…」
リーベルが心配している前でライザーがまたミスをする…
「フフフフ…アハハハハ…」
「この野郎!!何がおかしいんだよ!!!」
「怒っちゃってかっわいいなあ…ライザーくん…」
ついに姿を表わした謎の黒髪の少年…
ライザーを狂わせた巧妙な罠とは………