【ネタバレ】週刊少年ジャンプスレッド35

週刊少年ジャンプ38号
BLACK CAT　第54話　人質
※ネタバレです。sage進行でお願いしますね。

「ああ…間違いねェ…ケリー＝バリスの仕業だ…
奴についての資料は渡してもらったんだろ？
よし…じゃあ問題ねェな…オレも奴を捜しているところだ…」
トレインは誰かとケータイで電話をしながら、スヴェンを追っていた…
一方…スヴェンは連続爆弾魔のケリーを追い詰め銃口を向けていた…、
だが、ケリーの表情は臆することなく笑っていた…
「へ…ヘヘヘ…」
「何がおかしい？」
ちょうどその時、対峙する２人を見かけたトレインが叫ぶ！
「スヴェン！！気をつけろ！そいつ何か持ってるぞ！！」
ケリーの手から何かが落ちる…
周囲にまばゆい光が放たれた…閃光弾だった！！
「しまっ…待てケリー！！」
「何やってんだよ！あんな見え見えの手に引っかかって！
あんたらしくねェぞ！！」
きびすを返してケリーを追うスヴェン…
その後ろ姿を見たトレインは、いつもと違うスヴェンを感じていた…

「…ここで奴を逃す訳にはいかねェ…絶対に！…
ここで奴を取り逃がしてるようじゃ…
アイツに偉そうなことを言う資格はねェ…」
街並みの中を逃げるケリーを追いかけるスヴェンは、
置いてきたイヴのことを想っていた…
息があがり、このままでは捕まってしまうと感じたケリーは、
目の前で乳母車を押す母と赤子を人質にして２人の前に立った…
「武器を捨てろ！！さもないとボクが持っている爆弾を全部起爆して
このガキもろとも死んでやるぞ！！」
泣き出す赤子を抱えたケリーは、逆転した形勢に酔っていた…
「わかった…言うとおりにしよう…」
トレインが口を割り、ケリーの前に
銃が仕込まれているスヴェンのカバンと、
トレイン愛用の装飾銃「ハーディス」を投げ出した…
「へへへ…よし…じゃあそいつをこっちへ渡してもらおうか…
おっとお前らは動くなよ…」
ケリーは周辺を見渡し、打ってつけの人物を見つけた…
「お前だァ…そこの金髪のチビ…そいつらが捨てた武器を持ってこい…いいな！」
その言葉にスヴェンは顔を上げた…
なんと人垣から歩み寄る少女はイヴだった…
「な…なんであいつがこの街に……」
自ら危険な役目を負って現われたイヴ…
彼女の想いはスヴェンに伝わるのだろうか？