【ネタバレ】週刊少年ジャンプスレッド26

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271身代わりさん
週刊少年ジャンプ33号
ヒカルの碁 第124話 さよなら
※ちょっと衝撃だったので、ヒカルだけを紹介します。

「…ごめんねヒカル…もうじき私はいく…」
佐為VS緒方がついに実現!
だが 同時に佐為は自分の運命に覚悟をする…
「…う〜ん…」
「寝てたのか…悪いな明るくして…」
緒方はヒカルを部屋に通したとき、
そこには枕に顔をうずめて寝ている芦原がいた…
「窓際なら電気をつけなくても十分だろう…座れよ」
月明かり…互いに椅子に腰掛ける2人…
ビールを片手に緒方は、
進藤ヒカルを高くかっている理由…そして
塔矢名人引退後の自分の意気込みを語る…
「なァ 進藤…さっきも言ったが…saiと打たせろ!」
「オレでガマンしてよ」
「フッ まァ いいか…」
ヒカルの先番で始まった戦い…そしてヒカルの背後には
無言で扇子の先を碁盤に向ける佐為の姿があった…
その佐為の表情は、囲碁に対する喜びや執着心は見えなかった…
「オレの勝ちだ ここまでだね…」
「簡単な死活を間違えたね緒方先生…やっぱり酔っているんだ」
だが、緒方の表情は凍りついたままだった。
「右上のそんなところに打ち込んで 逆にオレの大石を攻め立てるなんて…」
「練達な打ち筋…そうだまるで…saiと打ったような…」
ヒカルは一瞬ドキッとしたが…
緒方先生自身が酔いのせいだと認めてくれたおかげで、
それ以上に攻め立てられることはなかった…
272身代わりさん:2001/07/13(金) 14:52
「ただいま!ヤレヤレ疲れたなあ…」
自分の家に戻ったヒカルは
部屋の窓を開けて心地よい風を浴びる…
「ヒカル!一局打ちましょう!」
くたびれて、もう寝ようとしていたヒカルだったが、碁盤の前に座る…
「一局打ったら 寝るからな…」
あくびをしながら打つヒカル…
佐為はそんなヒカルを見つめながら心でつぶやく…
…140年前 私にその身を貸し与えた虎次郎…
虎次郎が私のために存在していたというならば
私はヒカルのために存在した…
ならばヒカルもまた 誰かのために存在するのだろう…
その誰かもまた…別の誰かのために…
千年…二千年がそうやって積み重なっていく…
神の一手に続く遠い道のり…
私の役目は終わった…
……ヒカル? 私の声が届いてる? ねェ…ヒカル…
ヒカル………楽しかっ……

「おいっお前の番だぞ ふぁ〜」
「おまえの番だってば 佐為!」
「…佐為??」
ヒカルの目の前には 佐為の姿はなかった…
まるで静かに消え行くように…