天使な小生意気Part10

このエントリーをはてなブックマークに追加
253長文です
恵は今まで自分の中の女を否定しようと躍起になってたわけよね?
でも女な部分もれっきとした恵の一部なわけで、
それを否定することは現状の自分自身を否定することにもつながる。
だから恵には絶対の自信というものが欠如してたのでは?
今までのどたんばでの恵の弱さは女だから弱いんじゃなくて、
そうした自信を持たない人間の弱さだったのかもしれないよ。
更に同時に、恵は「自分が女だからこれが出来ない。もし男だったら・・・」
という風に女であることを言い分けにしてる部分があったんだと思う。
許婚編の美木の「女であることを言い分けにしたくない」という言葉に
恵がショックを受けたのはそのせいなのでは?
美木が恵を男にしたくなかったのはそうした恵の弱さを知ってたからかも。
254長文です:2001/07/16(月) 19:09
恵が「男に戻る」というときに、ちゃんと現実的なことを考えていたかどうかは
疑問なわけです。本当に現実に男に戻った場合、
そうした弱さを持った恵が耐えられるかどうかが心配だったのでは?
恵が夢みたいに思ってたように「男に戻れば全てが上手く行く」などと
いう甘いものでは現実はないわけですからね。
恵はいわば夢見る幼い少女でしかなかったわけですよ。
実際に恵は高校に入ってから自分が女であることを自覚せざるおえなかった。
そうした現実の中で「男に戻る」と言われた時に恵はショックを受けたのです。
しかしその弱さを自覚して、現状の自分を積極的に肯定していこうと
思った時に恵は幼い少女から脱皮出来たわけですな。
自分が女であることを認めたときに逆に美木をどぎまぎさせる男らしさが現れたのです。