聖闘士星矢の女性キャラαその2

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俺とアイオリアはシャカの仕事が終わるのを待った。
シャカは趣味のギャンブルのタネ銭稼ぎに、色々とアルバイトをしてきたが
行った先々でクビにされ現在は自分で紙芝居の仕事を始めた。
なんともアイツに関しては落ち着いたと言うか、なんと言うか実に建設的な行動だ。
「おっ、帰ってきたぞ、ミロ」
アイオリアが差す方向に夕暮れをバッグとし自転車を押しながらシャカが帰って来た
「お疲れ、シャカ」
俺はシャカにねぎらいの声をかけてやった。だが、シャカは俺の言葉に元気無くため息を返してきた。
シャカはションボリしていた。
「どうしたんだ、シャカ?」
「いえ、そんなたいした事じゃありませんよ」
シャカは「フゥ」と息をついては空を見上げた。
詳しく事情を聞けばシャカの紙芝居はあんまりうまく言っていないらしい。
「最近の子供たちは変わりましたね。プレステやらドリキャスとやらに夢中になって……」
シャカの言う事は分からないまでもない。
確かにまぁ子供の趣味、嗜好が変わって行くのはいつの時代でも一緒、いまさら紙芝居で金が稼げるほど甘い時代ではないのは確かだ。
しかし、俺が重要だと思うのはシャカがまっとうな事をして金を稼ぎ、ちゃんと社会に適応している事だ。
うまくいくかいかないかは別にして、ちゃんと働く事を覚えれば、ちょっとはシャカもまともになってくれる。
俺はその事をせつに願い、シャカをあきらめさせないためにも励ました。
「シャカ、どんな話を子供たちに見せているんだ?、童話か?、それとも昔話か?」
「私が自分で作ったオリジナルです」
「オリジナル! 凄いじゃねぇか、ちょっと見せてみろよ」
俺はそう言ってシャカは自らが作った紙芝居を見せてくれた
『フェニックスの初夜』と『性闘士カシオス』と言うタイトルだ。