H×H キャラクターファンクラブ通信 12

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292禁酒法ちゃん(メ゚Д゚@`)y─┛~~~
「ああ・・・ぐうぅぃ・・・」
「苦しいか?貴様がいままでに殺した人たちも同じだったはずだ。」
クラピカがチェーンジェイルで二人目の旅団を捕まえる。
クラピカの鎖に囚われた少女は苦しそうにうめき声をあげる。
「死にたくなければ・・・わかるな?お前が知ってる他の団員の
能力を教える。前にやった奴は自ら死を選んだ。今度はあんな
ヘマをする気はない。お前がしゃべるまでお前の今までの罪に
ふさわしいように体に聞くだけだ。さぁ、言え!」
「き・・・君が・・・ウボーを・・・」
クラピカの鎖が少女の体をさらにきつくしめあげる。
「ぎぃ・・・がふっ・・・」
少女は声にならない声をあげて血を吐く。どうやら今のでアバラ骨に
ヒビが入ったようだ。少女の目から涙がこぼれ落ちる。
「関係ないことをしゃべるな。少しでも生き延びたければ私の
質問に答えろ。」
「誰が・・・しゃべるもんかぁ・・・私だって・・・旅団の
メンバーなんだから・・・」
少女はそう言って自分の左胸の上にある旅団の刺青を見る。
クラピカとの戦いで服が破れて一部露になった白い肌の上に少女には
似つかわしくないクモの刺青がある。
クラピカの鎖が少女の腹を締め付ける。
「ごおっおぉぉ・・・おうええええええ・・・ぇぇぇ・・・」
少女が食ったものを嘔吐する。そういえばこの少女の具現化した念具も
壊される時何か吐いていたのをクラピカは思い出す。
「貴様の掃除機のようになりたくはないだろう?さぁ言え!言うんだ!」
「はぁ・・・はぁ・・・もう・・・いや・・・殺して・・・」
「そんな言葉が聞きたいわけではない。」
「はぁ・・・はぁ・・・・・・」
その後数時間にわたり捕えた少女に尋問と拷問を繰り返すクラピカ。


293禁酒法ちゃん(メ゚Д゚@`)y─┛~~~:2001/04/18(水) 20:25
「わかった、もういい。じゃ最後に1つだけ言え。そうすれば
殺してやる」
「・・・?・・・」
「我が同胞クルタ族に謝罪の言葉を言え!それがお前の最後の仕事だ。」
「ク・・・ルタ・・・?何それ?知らないよ・・・?」
「!!貴様が5年ほど前に皆殺しにした我が一族だ!忘れたとは
言わさんぞ!」
鎖が少女の全身を締め上げる。
「ぐ・ぎぃ・・・だって・・・知らなぁ・・・い・・・がはっ・・・
ホントに知らないんだもん・・・あがぁぁぁ・・・」
そして少女は最後にゴフッと血を吐き動かなくなった。
「!・・・しまった・・・!!」

少女の亡骸を埋葬して立ち去るクラピカ。緋の目状態が解け落ち着きを
取り戻したクラピカの心にはウボーの時とは違う後味の悪さが残って
いた。