○○家の人々 第二章

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424U-名無しさん
>>420
泣いて泣いて
涙も枯れ果てた少年襟は川に向かって叫ぶ
「パパのバカ野郎!」と
425U-名無しさん:2001/07/17(火) 22:58 ID:???
>>424 泣き疲れていつしか眠りに落ちた少年襟。ふと目を覚ますと小リスママの背中に揺られていた。「ママ・・・」「おはよう」すっかり陽が落ち、涼しげな風が吹く中、小リスは微笑んだ。「・・・ママ、ママは悔しくないの?パパのこと」「どうして?」「だって・・・」「男の人には夢があるのよ。いつでもそれを追いかけていたいのよ」「僕は男だけど分かんないよ」「大きくなったら分かるわよ。さ、家に着くまでまた眠りなさい」「・・・うん」小リスの小さな背に揺られる少年襟の瞳から、また涙が零れた。