秒刊コンサドーレ5日目★札幌統一スレ★

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791明日休み
俺、去年札幌に赴任してきて、そろそろ2年目のコンサファン(サポとまではいかないだろう)。
入社して2年目に、いきなり派閥抗争(しかも学閥)に巻き込まれた挙句、負けて札幌に飛ばされた。
なんでこの20代真っ盛りに北海道なんかに飛ばされなきゃならんのだ、なんて腐りながら、まぁ田舎モンの楽しみでも覗いてやるか、なんて半分馬鹿にしながら、厚別に行った。
こっちで特に仲良くなった同僚が、一緒に行こうと券をくれたのだ。

初めてのサッカー生観戦が、厚別、J2のコンサドーレ。はしゃぐその同僚を前に、
「こっちは娯楽が少ないからな〜・・・」
なんて、今思えばクズ野郎なことを思っていた。

その試合。
サポーターが爆発していた。一点取られたのに逆に盛り上がりはじめた。その光景に、俺の目の瞳孔がちょっと開いた。
田渕と大森が爆発していた。サッカー知らない俺には、もう魂で入れたとしか思えなかった。
そして、岡田監督の、控えめだが力強いガッツポーズ(これはその日の夜のスポーツニュースだが)。あんなガッツポーズが出来る中年になりたい、なんて思った。
何よりも、選手入場中の人文字。小さい頃、TDLに連れて行って貰った時以来の巨大感動だった(大げさだがマジ)。

それ以来、コンサドーレにはまった。今でも、理由は、厚別であの試合を見たから、としか言いようがないが。
792明日休み:2001/03/18(日) 05:57
コンサにはまり始めると、なんと北海道は面白いところか、と気付いた。
テレビは、東京と違い、こっちは地方局だが、関西並みの独自色。しかも凄く面白い。「水曜どうでしょう」は、俺も好きだが妹がはまり、とりだめして送ってやっている。
仲の良い別の同僚に初めて見せてもらった、「人間アンテナ〜、今墓石のサカイって言いましたよ!!」の回、俺は大笑いした。「サイコロ」の拉致り方(特に第2回)も、ナイスだ。
その妹は、横浜Fマリノスサポーター(ミーハー)。今日電話を取ると、
「コンササポは可愛くない、インターネットで掲示板を見ると、強いのに『相手が弱かっただけ、いつもチャレンジ』なんて言ってて素直じゃない、totoもはずれるし〜〜〜」
なんてむくれているので、
「もともと学生だから買えないのに父さんに買ってきて貰ってんだろ、当たらなくて良いんだよ、それはそうとまぁいつもチャレンジイズマイライフコンサドーレサッポロでございます」
なんて煽っておいた。
2ちゃんねるは、彼女の成長にとってとてつもなく良くないので、普段から、
「アクセスするとかなりの確率で管理人にハックされる危ないページだ、兄ちゃんも見てないから見るな」
と嘘をついている。

雑誌は、財界さっぽろ(オヤジ誌)。こっちは、民と官が、良い意味で馴れ合っている。オランダに似ている。
そして、丸井今井コンサフロア。厚別が終わった直後に、初めて行ったのだが、その光景にちょっとびびった。
大通り公園のビアガーデンは、腐ってた頃の俺を慰める唯一の楽しみだったが、今ではもう待ち遠しくて仕方ない。
793明日休み:2001/03/18(日) 05:58
コンサドーレにはまって以来、仕事も楽しい。
残業中には、コンサの話題の掲示板、チャットしながら仕事する。
オフには、会社の仲間とフットサル。なぜか全員コンサのユニ。高齢者(例えば52歳の部長がいる!)ほど、2番を着たがる傾向がある。警備員のお爺さんは、65なのにハットトリックとかしだす。対戦相手も、なぜかほとんどコンサユニで、まさに紅白戦状態。
中学からやっているテニス、東京では大枚を持ってないと趣味に出来ないスポーツなのに、こっちでは市民が本当に気軽にやっている。しかも無料に近い(それかまじ無料)金額で。
ドライブは、もう、北海道でしか出来ない体質になってしまった。朝、急にしょかんべつとか行きたくなりだすと、もう止まらない。しかも本当に行けてしまう(今の季節は行けないが)。そして、そこにもコンサポスターとか貼ってる。まじびびる。

学生時代、北海道にはまった友人がいた。
その友人に、北海道に飛ばされちまったよ、なんて愚痴った時がある。
ところが逆に異常に羨ましがったので、キレて電話をたたっ切った。それ以来、連絡をとってなかったのだが、この間、久しぶりに連絡をとった。その時、そいつに指摘された。
「今、ナマラって言ったぞおい」
「え?言ったか?」
「ああ、コンサナマラ熱いべって言ったぞ」
794明日休み:2001/03/18(日) 05:59
俺の仕事はリーマンSE。ほとんど営業。
おととい、背番号2番の部長に、二人だけで飲みに誘われた。
「新年度になって、東京で君んとこの閥が盛り返してきている。君に戻って欲しいなんて、この間担当から直々に言ってきた。俺としては立場上しばらく考えざるを得ないって言っておいたが、まぁ成績のこともあるし、今のペースで仕事をされると、エイテンさせざるを得ない」
なんて言ってきた。
「手を抜けって言うことですか」
「そんなことは言わない、けど、君自身が戻りたいんならA、戻りたくないんならBってところかねぇ。中間はないしねぇ」
なんて言う。
「もう派閥なんてくだらないことには飽きたんで、俺としてはBです、でも自由契約は勘弁してください」
なんて笑いをとっておいた。部長の顔はどことなく歪み、
「エメのパスも、俺達ぁ払えなかったからねぇ・・・まぁ、君はエメルソンほどじゃないけどさぁ〜〜〜」
なんて振ってきた。笑うに笑えなかった。

俺の中に、今新しい感情が生まれ始めている(大げさだが)。
うちの会社に限ってだが、東京は、勝手過ぎる。東京は、変なエネルギーを使い過ぎる。東京は、自分とこの限界効用の逓減分の差損を地方に押し付けて食っている(何言ってんだ俺)。
東京が、嫌いになってきた。
許されるのなら、札幌バレーか厚別テクノにでも転職したい、なんて思ってきた。

超長文スマン。なんか、ちょっと寝れない心境だった。レイソルに勝ったのに。