学校でトイレ禁止のいじめ

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149名無しさん@ピンキー
「北里可奈です。よろしくお願いします。」
はきはきとした口調で明るく自己紹介をする。
何度目の転校だろうか。もう慣れたものだ。
屈託のない笑顔で教室を見まわす。
社交的で誰とでも付き合える可奈には、転校生に
つきもののいじめなどとは無縁だった。
先生に示された、一番後ろの席へと向かう。
クラスの雰囲気もよいようだ。席の間を通る可奈に、
あちらこちらから「よろしくね」という声が
かかる。可奈もそれに笑顔で答え、自分の席についた。
「それでは、わからないことなどあったらなんでも
 皆に聞いてくださいね。皆も北里さんに協力してあげて」
先生の言葉に、クラス全体が素直にうなずく。
私立華風園女子学院。その仰々しい名前の通り、この学校は
日本の女性として礼儀正しく清楚な女子を育成することが建学の精神
だと言う。可奈はその中等部に転入して来たのだ。
その厳格な教育のせいなのだろう。
クラスの子達は皆やさしく、思いやりのある人間ばかりだった。
ただ、そんな厳格な教育に自分も順応できるのだろうかという
少々の不安は確かにあったが。
150名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:03 ID:pJNb6zNA
真新しいセーラー服に身を包まれ多少の違和感はあったが、
やはり新しいというのはいいことだ。意味もなくすがすがしい
気分になる。
教育方針と同時に学力レベルもなかなかの学校のようだったが、
可奈も勉強が苦手な方ではない。授業が苦痛なわけでもなく
順調な1日が過ごせそうだった。
そして1時間目が終わった後の休み時間。
一人の女の子が可奈に声をかけてきた。
ショートカットで活発そうな子だ。運動部なのだろうか。
少し日焼けした肌に白い歯が印象的だ。
「私、小峰夕菜。よろしくね。」
よろしく、と笑顔で挨拶を交わしいくつか質問される。
どこから来たか、どこに住んでいるのか、
趣味は、好きな歌手は…。
おきまりの会話だったが、うんざりするでもなく朗らかに
答える可奈と夕菜との間では話が弾み、二人の周りに
何人かの生徒が集まって輪を成した。
ここにもいつまでいられるかわからないけど、
いい思い出になりそうだ。
そっと可奈は微笑み、同時に少しだけ淋しくなる。
出会ったばかりなのに、もう別れを考えてしまうのは
悲しいことだが、転勤族の親を持つ子にとってはしかたのない
癖だった。
その代わり、私には誰よりも多くの思い出がある。
誰よりも多くの友人がいる。
今、自分を取り巻く彼女たちもその思い出にしっかりと
刻みこもう。そう自分に告げる。
一瞬話題が尽きたところで、夕菜がやや心配そうな顔で
ぼそっとつぶやいた。
「でも、可奈、大丈夫かなぁ…」
「???」
気のせいか、まわりにいた生徒たちもばつの悪そうな表情を
浮かべる。
「大丈夫って、何が?」
「いいのいいの。そのうちわかるから…」
いってはいけないことを口にしてしまったように、夕菜は
その話題を終わりにした。
少し気になったが、授業開始のベルでみんなもそれぞれ
自分の席に帰っていき、可奈の疑問はとけないまま次の
授業が始まった。
151名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:04 ID:pJNb6zNA
(さっきの、夕菜が言ってたのなんなんだろうなぁ…)
2時間目の授業の最中、可奈は思いをめぐらす。
授業についていけるか、ということか。それとも、
学校の厳しいお嬢様教育にたえられるか、ということだろうか。
しかし、どれもそれほどの心配には思えなかった。
この学校にはもっと特別な何かがあるのだろうか。
あとで夕菜に直接聞いてみようか。可奈は思う。
だが、さきほどのクラスメイト達がうかべた不可解な表情。
聞いてはいけないことなのだろうか。
そして、「そのうちわかる」という言葉。
謎は深まるばかりだ。そのうちわかるというのだから、
それまで待っていればいいのだろうか。
そうだ。今の時点で特に気になるようなことはないのだから、
気にすることはない。
可奈はもうそのことについて考えるのを止め、授業に集中した。
そして次の休み時間。
可奈はふと席を立った。廊下に出て左右に目を向ける。
(あれ? トイレどこだろ…?)
少なくとも目の届く範囲にはないようだ。
左には2つの教室があり廊下はつきあたっている。
そして右側、水飲み場が見える。きっとその近くにでもあるのだろう。
だが、水飲み場を越えてもトイレは見つからなかった。
その向こうは教室が連なっているだけだ。
水飲み場の向かい側には上と下への階段。
(他の階?でも、そんなわけないよね…)
廊下をきょろきょろと見まわしていた可奈は、あることに気づいた。
廊下に、やけに人が少ない。教室からはにぎやかな声が聞こえるものの
廊下には水飲み場で手を洗う生徒。友達でもいるのだろうか、
別の教室へ入っていく生徒。よくあるような、トイレに連れ立っていったり
廊下で談笑する光景は見られない。
(・・・?)
だがそんなことより今はトイレが先だ。
階段の方をうかがってみるが、そうしているうちに
次の授業のベルが鳴った。
152名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:04 ID:pJNb6zNA
(絶対おかしいよね…)
先ほど、しかたなく教室に帰ってきた可奈は首をひねる。
どんな学校でも、少なくとも一つの階に一つ、トイレがあるはずだ。
学校に一つ、そんなことでは休み時間に大混雑するだろう。
しかし、先ほどの廊下の人気のなさ。
このクラスの生徒たちも誰も廊下に出た様子はなかった。
おかしい。2時間目の後ともなれば、トイレに行きたくなる人は
絶対いるはずだ。
しようがない。次の休み時間にでも誰かに聞いてみよう。
まだ、それくらいは我慢できるだろう。
可奈は授業の終了を待った。
そしてあと10分あまりでベルが鳴ろうかという頃。
可奈はさすがにもじもじと足を動かさずにいられなかった。
ときおり尿意の波が迫ってくる。
(早く終わんないかなあ…)
少しきつく脚を閉じて時計を見つめる。
「それでは、北里さん。これを解いてみてください」
突然の指名に、可奈の心臓がぴくんと高鳴った。
慌てて顔を上げる。黒板に目を向けるが問題らしいものは
書かれていない。
(あれ?これって…どれ?)
どぎまぎと左右の席の子をかわるがわる見る。
「122ページの5番…」
右側にいた子がそっと教えてくれた。1時間目の後に
可奈を取り巻いていた子の中の一人だ。たしか綾乃といった。
かすかな微笑で礼を告げ、自分の教科書を開く。
数学の授業であったことにすら今になって気付き、
黒板へと向かった。
チョークを持って黒板の前に立つ。それほど難しいものではない。
授業は耳に入っていなかったが、考え考え、可奈は数式を解いていく。
しかし、おしっこを我慢している可奈にとって直立の体勢は
少々つらかった。1歩2歩、脚が勝手に足踏みする。
早く解いてしまって席に戻りたい。
働かない頭を懸命に働かせて、計算を進める。
そして最後の行を書き終えたところで先生を見る。
「はい。よくできました。もどっていいですよ」
ほっと息をついたところで気が緩んでしまいそうになり、
可奈は思わず腰をくねらせた。
席に戻り、数分。やっとのことでベルが鳴り、可奈は急いで
夕菜の席に向かった。
153名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:05 ID:pJNb6zNA
次の時間は体育なので、着替えをはじめる生徒の間を抜けて、
可奈は夕菜のところへ行った。
「ねえ夕菜、トイレってどこ…?」
あまり聞こえのいい話でもないので、顔を近づけ
小さな声で可奈は聞いた。一瞬夕菜の顔が曇る。
「ああ、あのね…」
夕菜はややうつむいて、ちょっと唇を閉じた。
そしてあたりをそっと見まわすと、可奈に耳打ちする。
「ちょっとついてきて」
夕菜は可奈を廊下に導いて来た。そして教室の前で立ち止まる。
トイレに連れていってくれるのではないのだろうか。
「ね。私…ちょっと我慢してたから早く行きたいんだけど…」
可奈はもじもじと足踏みをして夕菜をせかす。
夕菜は言いづらそうに目を泳がせていたが、やがて驚くようなことを
可奈に告げた。
「あのね、この学校には…お、お手洗いってないの」
「え!?」
思わず可奈は大きな声をあげる。
「ちょ、ちょっと。トイレがないってどういうこと!?」
「しーっ、あまり大きな声で言わないで」
夕菜はなだめるように可奈を制した。
そしてひとつひとつ言葉をえらぶように可奈に事実を伝えていった。
この学校は日本の女性らしくつつしまやかで清楚な女性を
育成する精神を持っていること。その校訓の中には、この学校の生徒が
世に出て恥をかくようなことがあってはならないと記されていること。
そして…、人前で排泄行為を連想させるような発言をすることは
何よりの恥だと考えられていること。排泄行為は誰に気づかれることもない
自宅のみで許されていること。
この学校では小等部からその教育が徹底されているため、中等部ともなれば
訓練によってかなりの時間の我慢が可能であること。
中等部以上では非情に稀だが、もし阻喪をしてしまったものには
厳しい罰が与えられるということ…。
「だからね、さっき言ってたような、その…場所の名前なんかも
 言っちゃいけないのよ。本当は。」
「そんな…」
可奈は言葉を失った。そんなばかなことがあってたまるものか。
排泄行為なんて、人間の生理現象ではないか。たしかに恥ずかしいことでは
あるかもしれないが、それを禁止するなんて。
「ちょっとまってよ。じゃあ、学校が終わるまで、その…行けないってこと?」
夕菜は、残念だけど、とでも言いたげに控えめにうなずく。
今でもこんな状態なのに、午後の授業が終わるまでの数時間、
とても我慢できるものではない。
「そんなぁ…」
可奈は絶望的な表情で夕菜を見つめる。だが夕菜に何を言っても、
トイレというものが存在しない以上どうすることもできない。
その時、あわれそうに可奈を見つめていた夕菜が意を決したように
口を開いた。
「もう、我慢できなそう…?」
「う、うん…」
本当にこのままでは限界だ。恥ずかしいが真実を告げる。
「昼休みまで我慢できればどうにかならないこともないけど…」
秘密を告白するような口調で、夕菜は言った。
「ほんと!?でも…昼休みかぁ…」
「とにかく、それまでがんばって。なんとかしてあげるから…」
次は体育の授業だ。我慢できるだろうか。
「うん…がんばるけど…」
可奈は夕菜の言葉に従う他はなかった。
154名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:06 ID:pJNb6zNA
体育はマット運動だった。
可奈と夕菜は少し遅れて体育館に来たが、
とがめられることもなく授業に合流した。
前転、後転。基礎的なものばかりだ。
だがその一つ一つの動作は、確実に可奈の膀胱に響いていた。
夕菜もときおり、可奈に心配そうな目を向ける。
「それじゃあ、次は開脚前転。」
一人一人、先生の指示を受けながら実演していく。
可奈の番だ。
(よりによって開脚なんて…)
可奈の我慢は限界に近づいていた。
脚をぎゅっと閉じていないと緩んでしまいそうだというのに。
可奈はしかたなくマットの前にしゃがみ、意を決して
脚を大股に開きながら前転する。
「うーん。ちょっと体勢が悪いかな」
先生が可奈の指導についた。
(ちょ、ちょっとやめてよ。こんな時に…)
そんな可奈の思いを知らず、先生は細かな指示をしながら
可奈に何度もやりなおさせた。
「頭をついて、そう。そこから開脚しながら…ストップ」
(やだ…ちょっと)
可奈は、体をさかさまにした状態で押さえられてしまった。
脚を開いたままの姿勢はひどくこたえた。
ブルマーの股間があらわになる。いつもならなんと言うことはないが、
そこに力を集中している可奈にとっては、その体勢が
ひどく恥ずかしく感じられた。
そんな体勢でも尿意は容赦なく襲ってくる。
おもわず可奈は両足を震わせた。
「はい、そのままゴローン…そうそう。」
やっと解放された。時間にしてものの2,3秒であっただろうが、
それすら可奈には地獄のようだった。
列の後ろに急いでまわり、誰にも気付かれないように脚を
もじもじさせる。
(誰かぁ、助けて…)
体育館の時計を眺めるが、まだ20分程度しか経っていない。
あと30分。果たして持ちこたえられるだろうか。
夕菜が心配そうに近づいて来た。
「ねえ、大丈夫…?」
「もうけっこう…やばいよぉ。だめかも…」
「……」
夕菜も言葉をなくす。だが可奈のもじもじとしているのを見て、
もう限界だと思ったのだろうか。彼女は突然口を開いた。
「ね、保健室行くとかいって出ちゃおうか…」
「でも…」
授業を抜け出たからといってどうなるのだろうか。
この学校にトイレはない。それとも、さっき夕菜が言っていた
「どうにかなる」ということは昼休みにならなくても
大丈夫なのだろうか。
「とにかく、言ってみるね」
夕菜は可奈の返事も聞かず先生のほうへと歩いていった。
155名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:06 ID:pJNb6zNA
夕菜は、体育館の外に可奈を連れ出した。
そして中等部とは違う方向に向かっていく。
可奈が具合が悪いそうだから保健室に連れていく、という理由で
うまく抜け出した2人だったが、どこに行こうというのか。
「ねえ…どこ行くの?」
もう外見を気にする余裕もない可奈は前かがみで股間を押さえながら
夕菜の後を追っていた。
「こっち…」
夕菜が向かっているのは可奈が知らない建物だ。
「これ、高等部の建物なの。」
その建物を指差して夕菜は言った。
窓の中を見ると、高校生らしき生徒たちが授業を受けている姿が
見えた。思わず手を股間から放し姿勢を正してしまった。
「高等部には、トイレがあるの?」
可奈は期待を込めてたずねる。夕菜は、可奈のトイレという言葉に
少々ばつが悪そうな表情で、答えた。
「うちの学校はね、高等部から共学になるの。だから、
 男子のための…お手洗いがあるのよ」
なるほど、窓から見た教室には少ないが男子生徒の姿もあった。
どうやら男子には排泄を恥ずべきという精神はないらしい。
男子トイレに入ることにはやはり嫌悪感を覚えるが、
この際やむをえない。先ほどは昼休みということだったが、
それでは男子達もトイレに入ってきてしまうだろう。
授業をぬけてきたのはむしろ正解だった。
「そっか。よかった…」
可奈は安堵の表情を浮かべる。夕菜に導かれ高等部の校舎に入る。
玄関を入ってすぐ、見なれた青い男性用のマークが目に入った。
可奈は走り出したい気分だったが、それすら辛い状況にきていた。
前かがみで、できるだけ振動が少ないようにすり足でトイレに向かう。
夕菜はこういう共用のトイレ自体に嫌悪を感じるのだろうか。
入り口で一瞬ためらったが、可奈を思いやって一緒に入ってきてくれた。
やっと、これで苦しみから解放される…。
そう思った可奈の目に、意外な光景が飛び込んできた。
156名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:07 ID:pJNb6zNA
「あれ…?」
可奈は思わず小さな声をあげた。
片側の壁に、見なれない男性用の小便器が並んでいた。
だがその逆側、個室のドアがあるべき場所にそれがなかった。
おろおろとトイレに中を見まわす可奈に、夕菜が告げた。
「あ、あのね…ここは…」
夕菜は恥ずかしそうに口ごもるが、可奈は夕菜のそんな恥じらいを
気にする余裕はない。
「ねえ、個室は?男の人だって…その、使うこと…あるのに…」
夕菜は真っ赤な顔で唇を噛む。そしてぽつり、ぽつりと口を開いた。
「あのね…男の人はいちおう、これだけは許されてるんだけど…
 やっぱり、その…あっちの方は…恥ずかしいことだからって…」
なんということだ。男子にも規制はあるようだった。
しかし、女子に比べれば全く軽いものだろう。学校で便意を催すということは
尿意に比べればはるかに少ない。
だが、女子トイレの代わりにとここに入ってきた可奈にとっては、
個室は絶対に必要なものだった。
「ねえ、これじゃ…どうしたいいの?」
夕菜はなおも恥ずかしそうに可奈に告げる。
「だから…こっちで…」
夕菜が指差したのは小便器のほうだった。
それは大部分が壁に沿ってついており、その下の部分が
少しだけ床にそって曲がっているという形のものだった。
その曲がっている部分の上にしゃがみこめばなんとかできるだろうか。
しかし。
「そんな…こんなのじゃできないよ…」
可奈は泣きそうな顔で夕菜を見上げる。
「でもしょうがないから、これに…」
「だって。こんなの、したことない…」
当然だ。目にするのすら初めてなのに使ったことがあるはずがない。
「大丈夫。後ろ向きに、すこし中腰みたいな感じで…できるから…」
夕菜は可奈を小便器の前に導いた。
「だって…やだよぅ…こぼれちゃうよ…」
「大丈夫…!私…私だって…」
夕菜は泣きそうなほどに顔を真っ赤にして、その続きを
叫ぶように言った。
「私だってしたことあるの・・!だから…できるから…」
157名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:07 ID:pJNb6zNA
「え…」
夕菜は恥ずかしそうにうつむいてしまった。唇をかんで、可奈には
目を向けようともしない。
(夕菜も…?)
彼女も自分と同じように我慢しきれなくなったことがあったのだろうか。
そして、高等部にはトイレがあることを思いだしここに来たのだろうか。
そして自分と同じように個室がないことに愕然とし、どうしようもなく
こちらを使ったのだろうか。
一瞬でいろいろなことが頭を巡ったが、そんなことを考えている余裕もなかった。
「う…」
トイレに入ったことでさらに高まってしまった尿意は、可奈を内側から
責めたて、そのしびれるような感覚に可奈は思わず身じろぎした。
「早く…漏れちゃうよ…」
なおもためらう可奈に、夕菜は自分が耐えかねたように言った。
可奈のブルマーに手をかける。
「や…ちょっと…!」
そしてブルマーと下着を一緒に下げてしまおうとしてくる夕菜に
可奈は抵抗した。
「でも…これしかないんだよ…」
夕菜はしつこく可奈の下着を下げようとする。
たしかに可奈の尿意は目前にまで迫っていた。ここにしてしまうしか
ないのかもしれない。
しかし。しかし…。
うまく言えないが、羞恥のような、屈辱のような感覚が
可奈の頭を駆け巡った。男子トイレで、しかもこんな見たこともない
便器に向かっておしっこをしてしまう。
我慢の限界とはいえ、それはどうしてもためらわれた。
「やだ…やっぱりやだよぉ…」
可奈は抵抗を続ける。だが、そんな可奈にも限界はきてしまった。
ぶるっと体が大きく震えて、尿道が緩んでしまいそうになる。
反射的に、可奈は夕菜を押しのけた。
「わかった…わかったよ。自分でするから向こうむいてて…」
言うが早いか可奈は自分の下着を下げようとした。
慌てているせいか、ブルマーに手をかけるのもままならない。
そんな可奈を夕菜はぼーっと見つめていたが、すぐに気がついたように
そっぽを向いた。
その時、ガラガラと教室の扉を開ける音がした。次いで、男子の
会話。そして、授業の終わりを告げるベルの音…。
やっと下着を下げようとした可奈の手がぴたっと止まる。
安心感から全てを噴出してしまいそうになった尿道を可奈は懸命に閉じた。
「可奈・・誰か来ちゃうよ!はやく…!」
可奈は慌てて下着を下げようとするが男子の声は近づいてくる。
「だめ!逃げよう…!!」
声と同時に2人は男子トイレを飛び出した。
ちょうどトイレに入ってこようとした男子2人をなんとかよけて、
振り向くこともせずに2人は高等部の建物を飛び出した。
158名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 06:08 ID:pJNb6zNA
「漏れる…もれちゃうよぉ…」
今や可奈の我慢はすぐにでも決壊してしまいそうだった。
両手で股間を押さえつけ、不自然なリズムでなんとか走ってくる。
あたりも見ずに夕菜の後を追ってきた可奈は、そこが体育館の裏で
あることに気づいた。かすかに女子の声が聞こえる。
授業が終わった自分のクラスの生徒たちだろうか。
すでに可奈の尿道は痙攣を始めていた。一瞬あきらめのような
感情が可奈の頭に起こる。
そして、きつく押さえた両手の下で全ての感覚が消えてしまうのを感じる。
可奈の顔から表情が消え、次の瞬間ショーツの中が温かくなってくるのを感じた。
「あぁ・・!」
可奈はとっさに手を放し、ブルマーと下着を一緒に引き下げ、
その場にしゃがみこんでしまった。
「やだ…やだ、見ないでぇ…」
力なく可奈は叫び、両手で顔を覆う。
シュー…という音とともに可奈の股の間から
地面にむかっておしっこが勢いよく噴き出した。
ぴちゃぴちゃと音を立てて、可奈のおしっこは地面に
水溜りを作っていった。
流れは止まることなく、水溜りは可奈の靴の下にまで広がった。
可奈はおしっこが止まったような感覚を覚えるが、
流れが地面を打つ音が、それを否定する。
いつまでつづくのだろうか。ぴちゃぴちゃという音が
可奈の羞恥をさらに高めてしまう。
自分の情けない姿に悲しみがこみあげ、声をあげずに
可奈は泣いた。
ようやく尿は勢いを弱め、やがてぴちょぴちょと滴がしたたる
音が断続的に続いた。
そしてそれが止んだ後も、可奈は顔を上げられずにいた。
159ちょっと夕菜の視点から:2001/07/28(土) 06:09 ID:pJNb6zNA
夕菜は、頬を紅潮させながらその光景から目を放せずにいた。
力ない声とともに不自然な格好になる可奈。
そして突然下半身をあらわにしてしゃがみこんでしまう可奈。
夕菜は、可奈のその薄い茂みや、薄紅色のわれめや、下着を下げた時から
すでに漏れ始めている可奈のおしっこを、しっかりと目にした。
そして大きな音を立てていつまでも続く可奈の放尿。
その音があまりにも大きいような気がして、夕菜のほうが
居たたまれなくなる。
水溜りは可奈の周りに広がり、その中心でなおも波紋を作りながら
可奈のおしっこは排出されつづけていた。
ドキドキと胸が痛いほど鳴った。鼓動に合わせて顔が脈打つのを感じる。
「ぁ…」
半開きになった口から、うめきともつぶやきともつかない声が漏れる。
きゅっと胸が閉めつけられるような感覚とともに、下腹部が
熱くなるような気がした。
夕菜の股間を、わずか尿意とともになんとも言えない感覚が襲った。
可奈のおしっこが、流れから滴りに変わる。
そのひとつひとつのしずくが、夕菜には何かいとおしいものの
ように感じられた。
そして可奈のおしっこが滴る音が止まって数秒、可奈はふと気がついたように
自分のポケットを探った。
ティッシュペーパーを手に取り、一枚、二枚、袋から取り出す。
夕菜は可奈に歩みよって、かたわらにしゃがみこんだ。

「可奈…」
可奈は、両手で顔を覆ったままひっくひっくと泣きじゃくっている。
せめて目を背けてやれなかったことを、夕菜は少し悔やんだ。
手に持ったティッシュペーパ−を可奈に手渡そうとしたところで、
夕菜の目はどうしても可奈のあらわな股間にそそがれてしまう。
膝を閉じてしゃがんでいるが、可奈の性器はその細部まで見ることができた。
薄い陰毛に隠されることなく、われめが尿で光っている。
先ほどの感覚がまたも夕菜の下腹部をじわりと刺激した。
夕菜はどうしてもそこに触れてみたくなり、そっと手を伸ばした。
ティッシュが性器に触れると、可奈はぴくりと身をこわばらせたが
すぐにまた力を抜く。あまりの恥ずかしさに、夕菜に全てをまかせても
いい気になってしまったのだろうか。夕菜が丁寧にそこをふき終わるまで、
可奈は何の抵抗も見せなかった。
終わりに、濡れていないことを確かめるかのように、夕菜は可奈のわれめを
そっと指でなぞった。少しだけ湿った感触。夕菜はどうしようもなく体が熱くなる。
さっきまでと違う感覚に突如身をこわばらせた可奈に、夕菜はびくりと
手を引っ込めた。顔を覆った手を少しずらして、可奈が夕菜の顔をうかがった。
涙を浮かべた目で、無言で夕菜を見つめる。
夕菜は愛しいものを見つめるような目で可奈に微笑み、そっと告げた。
「大丈夫だよ。誰にも言わないから…ね」
可奈はふたたび顔を覆い、何度も、何度もうなずいた。

By 105-109=120=123-126=128-133
続くかも。
160可奈の視点:2001/07/28(土) 09:11 ID:811nOiuM
昼休み、可奈は少し濡れた下着を我慢してはいたまま
制服に着替え、弁当を持って夕菜とともに屋上にきていた。
先ほどの体験が頭をよぎる。死んでしまいたいほどの羞恥。
人前でのおもらし。そして思わず下着を下げてしまった可奈は
女の子の大事な部分を夕菜に見せてしまい、さらにはそこを
拭かれるという行為にさえ、なされるがままになってしまった。
今思い出しても顔から火が出そうになる。
そんな可奈に対して、夕菜はとても優しかった。
まるで我が子をいたわるかのような態度で可奈を慰めてくれた。
それどころか、あの時夕菜に連れ出されていなければ授業中に
おもらししていたかもしれないのだ。
それを考えれば、たった一人、それも一番心を許している夕菜にしか
見られなかったのは幸いかもしれない。
そんなことを考えながら、可奈は食欲が出るはずもなく箸で弁当箱の中を
いじくりまわしていた。
そんな可奈に夕菜は優しく声をかける。
「可奈。そんなに気にしないで。みんな最初はああなんだから・・」
「うん…わかってるけど…」
「訓練されてない子が何時間も我慢できないのは当たり前よ。
 私だって、他の皆だって最初の頃はよくおもらししてたんだから」
「でも、それは小学生の頃でしょ…?」
「うん…そうだけどね…」
小学生とは事情が違う。もう14歳。異性も気になれば、大人の女性として
見られたくもなる歳だ。
とりあえず他のことを考えたかったが、頭に浮かぶのは
先ほどの出来事ばかりだった。
と、その出来事の中の、気になる言葉が頭に浮かんだ。
「ねえ、夕菜…?」
「ん?なあに?」
「さっき、トイレでさ…自分もここでしたことあるって言ってたけど…」
「あ…」
夕菜は恥ずかしそうにうつむいた。
161夕菜の視点:2001/07/28(土) 09:12 ID:811nOiuM
「実はね、私も我慢できなくてあそこに行ったことあるの。
 だから、知ってたんだ。」
夕菜は恥じらいながらもすらすらと答えた。
夕菜の心には、まだ先ほどの可奈の放尿を見てしまった
罪悪感が残っていた。あれに比べれば、自分の体験などそれほど
恥ずかしいことでもない。
「そうなんだ…中等部にきてから…?」
可奈は少し元気になった様子で夕菜に尋ねる。
「う、うん…小等部の時何回かと、中等部にきてからも、何回か…かな」
可奈がやっと元気を取り戻したのが嬉しくて、夕菜は思わず
答えてしまう。
「じゃあ、今でもやっぱり我慢するのは辛いの?」
「そうね、午後になってくるとけっこう…それに
 体調とかにもよるし」
なんだか可奈にはなんでも話せてしまいそうな気がした。
学院の外から来た人間だからかもしれない。今まで自分の中でタブーだった
ものが、可奈の前では当たり前に話せるような気がした。
可奈は、少しいたずらっぽい表情でさらにたずねた。
「それなら…今も少しは我慢してたりするんだ?」
突然の質問に夕菜は面食らう。
「え、そりゃ…少しは……かな…?」
思わず素直に答えてしまい、夕菜は赤面した。
確かに、先ほどから下腹部にじんじんとした感覚があった。
「でも、それでも我慢できちゃうんだもんねー。すごいなぁ」
可奈は心から感心したように夕菜を見つめる。
そんなに真正面から見つめられると、夕菜は少し戸惑った。
なんだろう。さっきから可奈と話していると奇妙な感情が心の中で
くすぶっている。
あんな場面を見てしまったのだからしかたがないのかもしれない。
なんと言っても女の子のあんな部分を見たのも、ましてやおしっこを
しているところを見たのなど全く初めてだった。
可奈の放尿シーンを想像した夕菜は、尿意が突然高まってくるのを感じた。
そして下腹部と股間に感じるなんとも言えない感覚。
(なんか今日は変だな…)
夕菜は自分の中で起こっている感覚を理解することができず、
その違和感は午後の授業が始まっても晴れることがなかった。
162可奈の視点:2001/07/28(土) 09:13 ID:811nOiuM
5時間目の授業。
古典の教科書と黒板をかわるがわる見つめながら先生の話を
聞いていた可奈は、お腹と尿道の辺りに違和感を感じていた。
(なんだろ…あんなに我慢したからおかしくなっちゃったのかな…)
それほど強いものではないが、尿意のようなむずがゆいような感覚。
漏れそう、というほどではないが、脚をもじもじと動かさずにいられない。
先ほどあんなに大量におしっこがでたのだから、そんなに早く
次の限界が来るはずもない。とりあえず今日中はなんとかなりそうだと
可奈は考えていたのだった。
だが、その感覚は時間がたつごとに可奈の中で高まっていった。
時計を見る。残り10分。そしてその後にさらに50分の授業。
学校が終わるまで1時間あまりだ。
帰り道でどこかのトイレに入ろう。本当は禁止されているらしいが、
そんな決まりは知ったことではない。だがそれまで我慢できるだろうか。
じわりじわりと可奈の下腹部を責めたてる苦しみ。
どうしよう。刻一刻と高まる感覚は、どうしてももう一度おしっこを
したいという感覚に変わっていった。そしてさきほどよりも強い痛みが
膀胱をおそう。
(ああ…またおしっこしたくなってきちゃったよぉ…)
次の休み時間にまたあの男子トイレに行くしかないだろうか。
だが休み時間であれば、あの時のように男子が入って来るだろう。
男子達の前で下着を下げ、あの便器に放尿できるはずがない。
(じゃあ、やっぱり…)
あの時の体育館裏に行くしかないのかもしれない。
一生の中で一番恥ずかしい体験をしたあの場所に。
助けを求めるような気持ちで、可奈は夕菜のほうに目をやった。
そして、夕菜の異変に気付いたのだった。
163夕菜の視点:2001/07/28(土) 09:13 ID:811nOiuM
夕菜もまた、時間と格闘していた。
あと5分。尿意はすぐそこまできている。
どうしてだろう。他人の放尿を見るだけで、こんなに
尿意が高まるだろうか。こんな体験をしたのは中学一年生の時が
最後だった。どうしても我慢ができずに、授業を抜け出して
あの男子トイレに行った。
あれから2年弱。もう夕菜の膀胱は、1日の学校生活を耐えられるだけの
容量を持っているはずだった。
しかし今、夕菜の膀胱は確実に限界を告げている。
ふと、嫌な記憶がよみがえる。

小学3年の春。初めて午後にも授業があるようになる学年だった。
2年生までの午前授業には耐えられたが、それがその時の夕菜には限界だった。
いつもは学校が終わると急いで家に帰ってトイレにかけこんだものだ。
その習慣が体に染み付いているのだろうか。午後になると尿意は急速に高まった。
給食を食べ終えたところで限界を迎える。もうだめだ。
5時間目の授業中に漏らしてしまうかもしれない。
どうしよう。どうしようともじもじしていた夕菜は、あることに気づいた。
(高校生のところはトイレがあるって聞いた…そこしかない…)
小学生の夕菜にとって、高等部へ行くのは大変な冒険だった。
しかし尿意はそんなためらいを微塵も感じさせないほどに限界だった。
外へ出て高等部校舎へ向かう。躊躇なく玄関から走りこみ、すぐにトイレを見つけた。
(誰かいるのかな…でも…!)
頭によぎった考えは夕菜の足を止めなかった。
そして駆けこんだトイレで愕然とする。
164夕菜の視点:2001/07/28(土) 09:14 ID:811nOiuM
(え…? え…?)
ドアがない。壁には見なれないものが幾つか並んでいる。
中に誰もいなかったのは幸いだが、どこにどうすればいいのだろう。
その時、夕菜の水門が決壊した。パンツの中が温かくなる。
少量で済んだようだが次の波がすぐそこに来ようとしていた。
とっさに夕菜はズボンとパンツを下げ、小便器の前にしゃがもうとした。
そして、それではおしっこの出るところが便器の上にならないことに気付き、
急いで後ろ向きになる。その途中で夕菜のおしっこは噴出を始め、半円を描くように
床や便器の横の壁に跡をつけた。そして残りのおしっこが便器に音を立てて
流れていく。中腰のまま夕菜は放尿を続けた。
(はあ、よかった…)
ともあれ、助かった。その安堵だけで夕菜は全く安心しきっていた。
その時。
突然トイレのドアが開いた。入ってくるひとりの男子生徒。
便器にお尻を向けている夕菜とは目があう格好になる。
互いに目を見開き、体が凍る。夕菜のおしっこは止まらない。
(見ないで。見ないで…)
声も出せずに願うが、たまりに溜まったおしっこはとどまることを知らなかった。
その男子も気をきかせることもなく唖然として夕菜の放尿を見つめていた。
ようやくおしっこが止まると、夕菜はぬれたあそこを拭くこともせず
ズボンとパンツをあげ、誰にも言わないで、と泣きながら訴えた。
「う、うん…」
と、彼がうなずくのを確認すると、夕菜はそこを飛び出したのだった。

あれ以来、あそこに行く時は必ず授業中に行くことにしていた。
今もそうしておけばよかった。今から行っても休み時間が始まってしまうだろう。
さきほどの可奈のような事態になるに違いない。
残り二分。夕菜は両手で股間を押さえずにいられなかった。
上体がゆれてしまう。脚が勝手に動いてしまう。
夕菜がおしっこを我慢しているのは一目瞭然だった。
だが、この学校ではこのような事態は日常茶飯事のため、
特に気にとめる者もいない。
ただ、可奈だけが夕菜を見つめていることを、彼女は気づいていなかった。
165可奈の視点:2001/07/28(土) 09:14 ID:811nOiuM
ベルが鳴る。延長することもなく授業が終わり、席を立とうとした時、
夕菜も同時に席を立った。慌てた様子で教室を出ようとする。
やはり夕菜も限界だったのだろうか。
教室を出た夕菜に追い付き、可奈は声をかけた。
「夕菜、ちょっと待って。」
驚いたように振り向いた夕菜は足を止めずに答えた。
「な、なに…?」
「私…また…」
はっきりと言うことははばかられたが、股間を押さえる格好から
一目瞭然だろう。しかし、それは夕菜のほうも一緒だった。
2人、無言で廊下を走る。言わずとも、向かう先は体育館裏だった。
体育館を裏手に回る途中、可奈が口を開いた。
「ね、夕菜も我慢できなくなっちゃったの?」
「う、うん…」
「私も、さっきしたばっかりなのに…」
2人とも同じ体勢で裏へと急ぐ。思いっきり走りたいところだが、
その振動すら今の2人にとっては脅威だ。
やっと、さきほどの空き地に着く。
そして、2人で顔を見合わせて思わず固まってしまった。
「わ、わたし…こっちでするから!」
先に口を開いたのは夕菜だった。もう少しも我慢できなかったのだろう。
立っていたその場で下着を下ろし、しゃがみこんだ。
だが可奈もそれは同じことで、立っていたそのままの場所に
しゃがみこんだ。
「こっちでするから」とは、可奈はあっちへ行って、ということだったのだろう。
だが可奈は、特に意味はないが夕菜のほうを向いたままでいた。
スカートをたくし上げているため、夕菜のまるいお尻がはっきりと見えた。
そしてその下から、すごい勢いの尿が地面に降り注いでいる。
可奈に見られているのには気付いていないだろう。
放尿は長く続いた。一方、可奈の方は思っていたようなことが起きない。
下着を下げればすぐにでも漏れてしまいそうだったのに。
尿意は感じるが、それは形になって現れない。膀胱にシクシクと痛みを感じる。
そして、ごく少量だけの尿を出すことができた。それはすぐに地面に
染み込んでしまう。そのあとも夕菜のおしっこは続いていた。
可奈は自分の後始末を済ませ、無意識に夕菜に近づいていた。
166夕菜の視点:2001/07/28(土) 09:15 ID:811nOiuM
大きな音を立てていた長い長い放尿がやっと、終わる。
腰を振って滴を切り、ポケットを探った。
その時、頭の横からすっと手が差し出された。
手にはポケットティッシュ。可奈の手だ。
そこでようやく気付き、夕菜は振り向いた。
「え…え…やだ!見てたの…?」
両手はどこを隠すともなくさまようが、夕菜の恥ずかしい部分は
両手で隠しきれない範囲であらわになっていた。
「さっきしてくれたみたいに、拭いてあげようか?」
可奈はいたずらっぽく微笑む。
「い。いいよ…!」
夕菜は可奈の手からティッシュを引ったくり、急いであとを拭くと、
下着をあげて立ちあがった。
見られた。少なくとも小学校3年生以降は誰にも見られていない、
中等部にきてからは話題にすることすらなかった放尿の場面を。
恥ずかしさがこみ上げる。泣きたいほどの屈辱を感じる…はずだった。
恥ずかしいのは確かだが、同時にふっきれたような解放感もある。
それに、相手が可奈であったこともあるかもしれない。
相手の放尿を見たことさえある関係だ。
可奈にはなんでも話せた。それと同じだ。
可奈にならどんな恥ずかしい姿でも見せられる気がした。
「やだもう…そっち向いててって言ったのにぃ…」
夕菜は顔を赤らめてつぶやく。
「言ってないよ」
可奈はからかうように言った。
「それに、さっきは私の見られたしね。お互い様だもん」
「もう…」
夕菜は飽きれたように微笑み、2人、笑いながら
教室へと戻っていった。
167名無しさん@ピンキー:2001/07/28(土) 09:19 ID:811nOiuM
長々とお邪魔しました。
そんなに要望も評価もないようなんで、
そろそろ書くのやめますね〜。