>>524 ぬお〜!
梅原多絵ってのはエウロペ12歳の神話、ニンフェット12歳の神話
などのモデルとなった伝説の少女モデルじゃろが〜!
調子に乗りました。ごめんなさい。
実は私の生まれる何年も前の話なので、
書籍からなどの受け売りです。
本邦初の少女ヌード写真集といわれる
十二歳の神話
(ノーベル書房からはニンフェット十二歳の神話と
十二歳の神話デラックス版がでているはず
どのような順で発売されたかは私は存じ上げません、失礼)
撮影劍持加津夫 ノーベル書房刊が発売されたのが1969年。
モデルの梅原多絵は撮影当時12歳ということですが
今日の小学生より体は幼く見えます。
贅肉がまったくなく、しかし骨張った所もない
生命力にあふれた少女らしいすばらしい肉体の持ち主です。
まだ第二次性徴前、もしくはその予兆を秘めた、という感じの体ですね。
しかし、表情はすでに子供というより女性的な雰囲気を漂わせ始め
人生の中でもこの時だけの不安定ではかなげな美しさを全体として表現しています。
当方が所持しているのは昭和52年刊のブロンズ社版、
エウロペ12歳の神話ですが、
内容としては芸術的な表現のモチーフとして
少女の裸体を取り扱ったもので大変美しい出来になっています。
ほとんどすべてのカットがモノクロで、
草原、海など自然の中でくるくると表情を変え
生き生きと動き回る多絵ちゃんを
時に強調された光の描写とともに見ることができます。
他にも巻末には高峯秀子が撮影に同行して書いた
エッセイが掲載されていたりして、
この写真集が純粋に芸術作品として制作されたことがうかがえます。
実際に神話をモチーフにした作品は、映画でも文学でも
ともすると趣味の悪い下世話なものになり勝ちですが、
この作品では美しい少女の、数ヶ月後には失われてしまうであろう
今だけの不安定な美しさを描き切ることによって
ゼウスの子を生んだ少女エウロペの美しさを表現し
その話の奥にある、
人間がこの年代に対して抱く憧憬と賛美、追憶といった感情をも惹起させます。
名前に負けないすばらしい写真集ですね。
最初にして最高の写真集(およびモデル)というのが
私の梅原多絵とその写真集に対する評価です。
次点は・・・ちょっと落ちて神話少女ですかね。