黒髪プリンセス 〜マリアの娘〜

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34通常の名無しさんの3倍
「ウッソが変わってしまった。」

シャクティはそう思っていた。
カミオンに付いて行き、シュラク隊のお姉さん達と会ってからウッソが
妙にそよそよしくなったように感じるのだ。
ウッソが人殺しに参加している現状を、只でさえ愁いているのに、
ロボットに乗るだけでなく、"会議"に参加する事が多くなったのだ。

特に、シュラク隊との会議が多い。
毎日有るうえ、帰ってくると、いつも腑抜けた顔をしているのだ。
シャワーを浴びて帰ってくるので、訓練をしてるのかも知れない。
その上、疲れたとすぐ寝てしまう。(ナニしてんだろーね。藁)

一人ぼっちになってしまったような気がして、眠れずにいたら、
空が光った。

ビカッ ゴロゴロゴロゴロゴロ。

雷が鳴り出したのだ。
怖くて眠れなくなったシャクティは、枕を持ってウッソのベットに寄り
ウッソの手を握る。

「・・・・・ん・・・どうしたの、シャク・・」

ビカッ ゴロゴロゴロゴロゴロ。

「・・・・・眠れないの?」

コクンと頷くシャクティ。
「ん」と言い、自分のシーツの片方を持ち上げるウッソ。
シャクティはいそいそとベットに潜り込んだ。
ウッソは、そのまま眠ってしまったが、昔と同じ事をしてくれた事が
シャクティにはとても嬉しい事だった。

これで眠れると、安心してウッソに抱きついたとたん、自分がけっこう
大胆な事をしている事に気が付いた。

ドキドキドキドキドキドキドキ

結局、寝付けないシャクティであった。
35通常の名無しさんの3倍:2001/08/04(土) 14:07
翌朝

「オイこいつら・・・」
「兄妹みたいな物らしいし・・・」
「とりあえず記念写真・記念写真」

目を覚ましたオデロ・トマーシュ・スージィに見つかってしまった。
さらに、そこに、マーベットやシュラク隊の皆さん、ハテはじいさん
達まで現れた。

「いーなぁ」「坊やもやるぅ」
「今晩が楽しみかも」(藁)
「微笑ましいもんじゃ」

皆に見られたまま、添い寝で目を覚ますのは、もう間もなく事である。