302 :
名無しより愛をこめて:
第38話は珍しく社会派だったね。
夢を追って都会に出て来たある青年が
現実の壁を越えられず、挫折して自らの命を絶とうと橋から飛び降りようとする。
しかし、寸でのところでたまたま通りかかった中年男性に助けられる。
その男性は「逃げてはいけない。ピンチこそチャンスだ」といって彼を励ます。
そして男性は「生まれ変わるつもりで頑張るんだ。その為のチャンスの場を紹介しよう」と、
青年をある場所へ連れていく。
そこには大勢の人間がいて、彼等は皆、壁に掛かっている写真に向かって
祈りを捧げている。
青年を連れてきた男性も祈りをはじめ、とりあえず、青年も祈った・・。
・・それから数ヵ月後、青年はすっかりその教団の信者になっていた。
そして、後日信者たちが一斉に行う結婚式に参加することとなった。
・・しかし、その教祖はゲイツ軍団のセンメイゲイツであり、
その結婚式で洗脳された新郎・新婦たちがなんの疑いもなく
我等がガオレンジャーを殺そうとする・・。
現代社会にはじかれた人間達をその弱みに付け込んで利用する。
それこそがゲイツ軍団の作戦だったのである。
無論、かの青年も・・。
しかし、ガオレンジャーの活躍によりセンメイゲイツは倒され、
青年は我に帰る・・。
とはいえ、彼には行き場がなかった・・。
「なぜ、僕を元に戻したんですか?元に戻るくらいなら
あのとき、死んだほうがましだった・・」
綺麗事はいくらでもいえる。
しかし、断末魔のように泣き叫ぶ青年の前で
ガオレンジャーたちは何もいうことができなかった・・。
ソルブレイン以来、久々にヒーローもので考えさせられました・・。
扇澤脚本の、まさに真骨頂でした。
しかも、青年を助けた中年男性の役でチンポレッドの声以来の
藤岡さんのゲスト出演はファンとしては嬉しい限りでした。
303 :
名無しより愛をこめて:2000/12/10(日) 06:42
↑ごめん、省略されているのにワラタ。
でもこういう路線もアリやね。
その回って業界の人達もゲストで出てたのは気のせい?
304 :
名無しより愛をこめて:2000/12/10(日) 07:12
何でも、38話はあまりにヤバイネタだったので欠番になるところを、
某プロデューサーの大英断で、放送に踏み切られたとか。
305 :
名無しより愛をこめて:2000/12/10(日) 10:43
38話はよかった。監督・金田治の情感溢れる演出がまたなんとも。
しかし、金田演出回でアクションがただの一度もないというのは
どういうわけだ?