>>89 ええ、それは本当ですか。先程一通り目を通しましたが、
確かに「寒い」と感じましたよ。
ウーン、もしかしたら、加藤氏の批判を聞いて、逆に
呆れ返って反論する気も起こらなかった、というやつじゃ
ないでしょうね。
もう長々と書く気力はないですが、例えば冒頭の文章など、
フッサールの「構成」の概念を微塵も理解していませんね。
>「物は意識によって形づくられる」という趣旨だと思う
これは痛いでしょう。こんなこと言う奴は電波ですよ。
構成という言葉を額面通り受取ったんですね、加藤くんは。
確かにフッサールは「創造」ということも考えていた時期が
ありましたが、「意識が物を形作る」なんて殆どSFの世界
ですね。
まあ本人も「フッサールは、ひとつの物語を作り上げたのである」
と言っていますが、貴方の解釈こそ物語でしょ、って言いたいです。
あと、この人は「直接的な所与」としての明証を否定したがって
いるけど、その根拠に証明不可能性を挙げていますね。
こりゃあ分析哲学系の奴がよくやるパターンですね。
証明は論理を用いて行われるものですが、フッサールのような
意識の原理研究にあっては論理学的諸学科を括弧に入れた上で
超越論的構成を分析するのだからその手の反論は意味をなさない。
「存在と時間」でハイデッガーが同様の趣旨を語っています。
ここには深い溝があるのだと思います。
まあ、加藤君なんてどうでもいいが。