ヴァルカンさん
レス読ませていただきました。
まず最初に、
あなたが「自分が2段階だ、などと強く主張するつもりはまったくない」
のと同様に、
私はあなたがそのように主張しても異議を唱えるつもりはありませんし、
そんな権利は誰も持っていません。
また、たとえそれがグラマーやイリュージョンだったとしても、
それを「破壊する」ようなことを言うつもりもありません。
というより、それは不可能です。
グラマーの霧を晴らすことができるのは自分自身の魂の光のみだからです。
グラマーというのは、他人から指摘されて消えることはありません。
逆にそれはしばしばグラマーをより強めることにもなります。
こういう書き方をすると、私があなたの思いをグラマーだと
決め付けているように聞こえるかもしれませんが、そんなこともないです。
「自分より進化した人間を測ることはできない」という密教の公理のとおり、
私にはあなたを「測ることができない」だけだという可能性もあり得ます。
さて、
次の箇所を読んで少し認識のズレを感じました。
>でも、通常の人間の感性なら自分が生きている間に大宣言があると思えるからこそこの>情報を信じようという気になるのではないだろうか。
>だから、マイトレーヤの大宣言が早くなされるべく、みんなで広報活動をするべきなん>です!みたいな言い方はしないでほしい。
>あなたみたいに信じてついていっている人たちはそれでよくても、まだ信じる前の人に>とっては自分が生きている間に本当にあるかどうかわからない大宣言を信じろというの>はちょっと無理のある話だろう。
意図的に乱暴な言い方をされているのだとは思いますが、
「信じる前」の「通常の人間」に対して、
「大宣言を信じろ」とか
「広報活動するべきだ」などと言えるはずがないではありませんか?
(そもそもこの話について単純に「信じる」「信じない」という
二者択一的思考で括ってしまうことにも違和感を感じますが。)
この話を受け入れるのも拒絶するのも、広報活動するのもしないのも、
「生きている間に大宣言がありそうだから信じよう」というのも、
「なさそうだから信じない」というのも(奇妙な理屈ですが!)、
完全に各人の自由意志の問題です。
>あなたは、あと50年間大宣言がなされなかった場合についてどう考えておられるのか? それでもやろう、というのはまさしく殉教者的美学とでもいうべきものを要するのではないか? お答えいただきたい。<
ヴァルカンさんのおっしゃるとおり、覚者方の時間の概念は
我々のそれとはまったく異なりますから、
たしかに50、60年は誤差の範囲なのかもしれません。
ただ、世界情勢を眺めていると、現在の危機的状況に
それほどの時間的余裕があるとも思えないのも事実です。
大宣言とまではいかなくとも、マイトレーヤが公に姿を
現さざるをえない状況は差し迫っているという気がします。
私個人に関して言えば、あと何年大宣言がなくとも、
たとえ私が死ぬまでマイトレーヤが公に姿を現されることがなくとも、
為すべきことを為していくだけです。
ヴァルカンさんが自分を第2段階だと思うに至った理由、
興味深く読ませていただきました。
興味深いと思ったのは、
私にもあなたとまったく同じことを主張する友人がいたからです。
その友人も、自分を第2段階だと信じ、伝導瞑想は行わず、広報活動もせず、
(しないことが悪いとかすべきだと言っているのではありませんよ)
伝導瞑想している人々がそんなに進化段階が高いとは思えないとか、
クレームに洗脳されたうぬぼれが強い集団だとか言っていました。
たぶん、クレーム氏の本の読者の中にはそういう人々が
他にもけっこういるのだと思います。
>そこであなた(名無し太郎氏)に逆に問い返したい。 あなたは私に何を為したか、と問うたが、シェアにいる1段階半ばの方々はそれほど大したことを為したのか? クレーム氏に進化段階を教えてもらって、伝導瞑想をやって広報活動をやってるだけじゃあ、密教関連に詳しい者は納得できるかもしれないが一般人には到底納得できない。 お答えいただきたい。<
伝導瞑想は(規則的に、正しく行うならば)非常に強力な奉仕活動です。
ヴァルカンさんなら、そのことは理解できると思います。
しかし、なぜそれを「一般人」に納得させなければならないのでしょうか?
ヴァルカンさんの、伝導瞑想している人々への批判には、
もっともな部分もあります。
誰もがグラマーを持っています。
グラマーがなければもっと効果的に奉仕できるでしょう。
しかし、少なくとも、この情報を信じていながら、
自分の進化段階について夢想するばかりで、
何もしないよりは、はるかに建設的ではないですか?
(もちろん伝導瞑想だけが奉仕の方法ではありません。)
また、ヴァルカンさんはグループの人々のおおよその進化段階を知って、
彼らが手塚治虫や湯川秀樹並みのレベルには思えなかった
というようなことを述べていますが、それはもっともです。
手塚の進化段階は1.6、湯川は1.7です。
ということは、彼等はすでにメンタル偏極が始まっていました。
ご存知だと思いますが、
同じ第1段階でも、メンタル偏極が始まる前と後では天と地の
差があります。(その境目はおよそ1.5−1.6段階です。)
ジュワル・クール覚者によれば、いったんメンタル偏極が始まると
その人の奉仕する能力は100倍にも高まるといいます。
伝導瞑想グループの人々は、(個人差はありますが)
多くが1.3−1.4前後、つまりメンタル偏極以前の、
アストラル偏極の状態にいます。
メンタル偏極が始まっている人は、いることはいてもごく少数だと
言われています。
1.3前後というのはある意味でグラマーがもっともひどい時期です。
自分のグラマーをおぼろげにでも自覚するようになるからです。
(それ以前は、グラマーの中にどっぷり浸かっていて、グラマーの
存在に気づきさえしません。)
一般的な観点からグループの人々を見ると、
各々の光線のグラマーの表現が強調されているために、
かえって「一般人」よりも「劣っている」(笑)ようにすら思われる
場合もあります。
だから、あなたの思いの根拠である2と3の理由は
私にはあまり説得力を持ちません。
あなたのように思っている人は大勢いるからです。
(私の友人もそうでした。)
しかしそう思っている人々がすべて第2段階のイニシエーションを
受けているとは思いません。
また、根拠の1の神秘体験についてですが、
正直に言って私も同じように強烈な神秘体験
(この言葉は好きではないのですが、
というのは何も「神秘」ではないので)
といってよいものをしたことがあります。
私の世界観を根本的に変えてしまうような内的体験でした。
だからヴァルカンさんの記述を読んで、共感するところが大きかったのです。
しかし、その「体験」は第2イニシエーションではありませんでした。
なぜなら、私は第2イニシエーションを受けていないからです。
私以外にも、私の周囲には似たような内的体験をした人々は何人もいます。
しかしクレーム氏によれば、彼等は誰も第2イニシエーションを受けていません。
だからヴァルカンさんもそうではない、と断言するつもりはありませんが、
私自身の経験からは、あなたの神秘体験が第2イニシエーションであるという
主張には懐疑的にならざるをえません。
ところで、
自分の進化段階を知ることがあなたにとって
本当に大切ならば、
なぜそれをクレーム氏に確認しないのですか?
>私が2段階ではありえない確実な証拠があれば誰か与えてほしい、
とさえ思ったりもする。<
ならば、クレーム氏が来日する今こそ絶好の、そしてもしかすると
最後の機会かもしれません。
(彼が来年も来日するという保証はどこにもありませんから。)
クレーム氏がこの「サービス」をしている理由の一つは、
自分自身についての弟子達のグラマーをぶち壊すためです。
自己卑下も自己過信も共にグラマーです。
ヴァルカンさんが、弟子道を真剣に歩む意志があるならば、
曖昧なままにしておくのではなく、
はっきりさせたほうがいいのではないですか。
こんなことを言うのは無責任かもしれませんが、
あなたが<本当に>それを必要としているならば、
きっと教えていただけると思いますよ。