ブサイコにまつわる怖い話 8

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812あなたのうしろに名無しさんが・・・
小学校の頃、多分元は悪くないんだろうけど、性格の悪さというか、根暗さが
表情に出てブサイコになっていたヤツがいた。あだ名は「のろい」
名前に引っ掛けていたってのもあるけど、行動はのろいし、何よりその卑屈な
性格が、夜中に丑の刻参りでもしてそうな感じだった。
なんで、元は悪くないと思ったのかっていうと、同じ学年にそいつの従妹がいて
その子は、学年で2〜3番目くらいにモテる子だったし、何よりそいつの母親が
結構美人だった。

ヤツは、自分より下を作るのに熱心だった。気の弱そうなヤツとかを見つけ出しては
陰口ばかり言い、親切そうな子には馴れ馴れしい態度を取っていた。

ある時、クラスの中でI君というヤツと、Yさんという子が実は両思いらしいという
噂が立った。のろいは、Yさんの事がかなり嫌いだった。
だから、二人の仲を引き裂こうと目論んだ。
813あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/31(火) 21:02
まぁ、引き裂くっちゅっても、小学生だ。
単にYさんの悪口をクラス中に撒き散らし、Yさんには、ニセのI君からの
ラブレター(ワラ を送ったという感じだった。
どうやらのろいは、Yさんに『●時にどこそこに来てください』みたいな
手紙を送ったらしく、来ない筈のI君を待つYさんを笑ってやるつもりだったらしいが、
のろいは、字が極悪に汚かった。
かわってI君というのは、小学生の男の子にしては達筆で、習字で賞を貰うほどだ。
I君に片思いしていたYさんが、それを知らないわけもなく、その手紙がイタズラだと
分かり、呼び出された場所には行かず、のろいが、クラス中に振りまいた噂も
誰も信じる事無く、単に自分の点数を減らしただけに終わっていた。
814あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/07/31(火) 21:12
だがのろいは、今回の敗因が自分にあるとは思わず、Yさんの友達のKさんに
あると思い込んだらしい。このKさんというのは、大人しい優等生タイプだった。
つまり、のろいが自分より下にしようとしていた子だった。
その事を根に持って、自分の計画を壊したんだと思い込んでいた。
実際、そう言う感じの事を言ってきた…と、クラスの女子が言っていた。
そこで、ヤツの取った行動ってのが、笑えて仕方が無い。

・Kさんの靴に画鋲を入れた。
・のろいが日直の時、Kさんにだけ配布物を配らなかった。
・筆箱を隠した。
・不幸の手紙を机の中に忍ばせた。

当時ですら、もう誰もやらなくなった嫌がらせをしていたんだ。ヤツは。
マジで丑の刻参りでもしたほうが、効果あったんじゃねぇのか?と思うくらい
これも、全て徒労に終わっただけだったがな。