動物霊って信じる?パート2

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最後に動物霊にまつわる、とても変わった例をお話しします。
これは以前私が霊視した原因不明の栄養失調に苦しむ男性の話です。

今から6年前の夏、ある一人の男性が私のところを訪れました。
その男性は身長が180cm以上もあるにもかかわらず影が薄く、どこか頼りなげ
な印象でした。それもそのはず、その男性は体重が35kgで骨と皮だけのような
状態だったのです。これは尋常ではないと思った私はすぐさま霊視に取り掛かりま
した。
守護霊に問いかけても、自分のせいじゃないというようなそぶりでそっぽを向いた
まま何も答えてはくれません。しばらくすると、一匹の痩せこけた犬が現れました。
その犬はうれしそうに尻尾を振り、辺りをうろうろしています。
その犬のことを男性に尋ねると、以前飼っていた犬とのこと。
表情とは裏腹に、その痩せこけた体が気になった私は犬に呼びかけてみました。
自分の姿を認められたのがうれしかったのか、その犬は人なつこい仕草ですぐ寄っ
てきました。
626560:2001/05/16(水) 04:26
犬に事情を聞くと、どうやら餓死した様子。現世にて飼われていた状況を映し出し
てくれました。その犬は生まれたばかりの頃にその男性に引き取られていたのです
が、その男性は非常に内向的でエゴイスト、外で嫌なことがあるとその犬を虐待し、
時には食事を何食も抜いたりして憂さを晴らしていたようです。
しかし犬はその男性が大好きで、虐待こそが愛情表現だと勘違いしていたのです。
もちろん虐待には苦痛が伴いますが、その苦痛こそがその男性との関係の表れ、愛
情だと勘違いしていたのです。その犬は男性の言うことに忠実で、目の前に餌があ
っても男性の「ヨシッ」という掛け声が無い限り絶対手をつけようとしません。
その従順さがかえって男性の機嫌を損ねるらしく、餌を大量に用意しておきながら
「ヨシッ」の掛け声をかけずに長期旅行に出かけてしまったのです。
その犬は大好きな男性の帰りを、そして掛け声を待ちわびながら寂しく死んでいっ
たのです。死後、その犬は男性に取り憑きました。男性を苦しめるためではなく、
恩返しのつもりで。自分が注がれた愛情(?)を主人に与え続けていたのです。
数多くの虐待を受けながらもその男性を愛し、死んでもなお恩返しとしてその男性
に愛情(?)を与え続けたそのけなげな犬の話を聞き、涙が止まりませんでした。
一瞬このままにしておいた方が良いのでは?とも思ってしまいました。
ある意味自業自得ですから。