◆◇心霊ちょっといい話◇◆

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151ペットの話ですが・・・
何羽かインコを飼っています。
だいぶ前の話になるのですが、そのうちの1羽が入院しました。
入院した個体には、とても仲が良い別の種類のインコがいて、
名前を呼ばれたりもしていました。
入院すると同時に、家に残っていた個体は、入院した個体の名前を言わなくなりました。
とある朝、普段なら起こされないと起きない私が、早い時間に目が醒めて、
なんだか妙な胸騒ぎを感じていました。
家に残された個体が、ぽつりと、入院した個体の名前を呼びました。
それから、1時間ほどして、入院していた個体が力尽きた事を、会社への獣医さんからの電話で知りました。
仲がよかった個体に、会いに来たのでしょうか・・・。
152あなたのうしろにニャジローが…:2001/02/25(日) 11:33
…大した事無いと思ったんだが、少しいいかな。

12年前、近所の社の祭りで、ヒヨコ釣ったんだわ。
体が歪んでて、ちっと畸形(すまんな)が入ってた。
それでも懸命に俺の後ついてくる姿がいじらしくて、
さんざっぱら可愛がって甘やかして育てた。
俺が学校から帰ってくるとすぐに膝の上乗ってきてさ、
うとうとしだすんだよな。
でもな。寿命ってあるんだよな。どんなヤツにもさ。
冷たくなってくアイツ抱えて、すっげぇ泣いたよ。
でも、月日が流れると忘れるんだよな。忙しさなんかに負けて。
その頃仕事で散々悩んでて、精神的に切羽詰ってた。限界が来ていたんだと思う。
ある日、熱出して寝込んでいたら、胸の上に軽い重みがかかってさ。
それと同時にぺったりと何かが喉にへばりつくんだよ。
瞬間思い出せた。アイツの重みと鶏冠の感触。甘えるようにいつも
そうやって俺の上に乗ってきていたヤツの重みだ。変わってるだろ?
涙が止まらなかった。そんなに心配かけてたのかと思うと。
俺は思い切って転職した。今、別の会社で頑張ってる。

多分に幻覚だと思う。けっこう熱が高かったから。
それでも俺はもう忘れない。変り種の相棒の事だけは。
153あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 13:39
良い話だ(T-T)
ヒヨコ大きくなったの?なんて名前か知りたいな、いい話だから。
155あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 15:18
涙ぐんだぜぃ…本当にかわいがってたんだろうね>152

156あなたのうしろにニャジローが…:2001/02/25(日) 18:10
>>154
 名前は『コケ』だった。最初は『ぴよ』。単純なんだよ、オレ(笑)。

何の関わりも無い俺の昔話なのに、読んでくれた人達、有難う。
今日は久しぶりにソイツの写真出してきて、一緒にゴロゴロしてた。
やっぱり、10年も一緒だったからな。女々しいとは思うんだけどな。
157あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 18:46
>>152
ええ話や……
158あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 20:25
俺は霊とかは完全否定するが、このスレはあたたかい人の心が伝わってくるな。
いいスレだ。

159あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 20:50
ここ本当にいいスレですね。
とくに無くなったお祖父ちゃんお祖母ちゃんの話が抜群にいい。
血のつながったもののみが伝えるものってあるんでしょうね。
ここに書かれている世代のいうおじいさんおばあさんって大体
戦前の厳しい教育、そして一層厳しい生活を生き抜いてきた人々。
だから、こんないいはなしがあっても(霊の存在はともかく)
いいとおもいます。長く続きますように。

ただ、これからお祖父ちゃんお祖母ちゃんになる
五十代の全共闘世代、学生時代ゲバ棒もって荒れ狂っていた
連中からはこんないい話は生まれないでしょうな。
日本人からこんないい話をうむ土壌はたえてしまうのかな〜。
160あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 21:59
あげときます。
161あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 22:14
>>159
それは我々次第かも。
愛すれば、相手からも知らないうちに愛される。そんな気がします。
昔荒れ狂ってた連中にも、自分たちが人の親になり、
更におじいちゃんおばあちゃんになった時にも。

なんつって。こんなこと言えるガラじゃないが、今ふと思ったので。


162あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 23:16
こけage
163名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/25(日) 23:34
父方の祖父母も母方の祖父母ももう亡くなったのですが悲しいとかいうのは全然無かったです。母方の祖父の時少し悲しかったかな?どちらにも長くお話をした記憶は無いです。
164名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/25(日) 23:44
私も、母方は祖母が私が1歳の頃、祖父が母が18の時に亡くなって
いるから、知らないです。
父方とも、そんなに交流はなかったけど、優しくしてくれたなあ。
祖母は、祖父の月命日に亡くなりました。祖父が呼んだのかな。
長く苦しまずに逝って良かったです。
165163:2001/02/25(日) 23:46
だからか私は祖父母の話はピンと来ないです。でも”若い頃亡くなった母親が娘の病気を夢で治しに来る話”が泣けました。
166あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/25(日) 23:57
当方、北陸在住。両親から以前聞いた話です。

私が生後7ヶ月の頃、同居していた私の祖父(父方)が亡くなりました。
その当時、叔父(父の弟)は上京して東京に勤めており、死に目に会え
なかったのですが別離の瞬間を悟りました。
雑多な東京駅のホームでお経が流れたそうです。


167あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 00:04
>>159
って祖父や祖母の世代って大東亜戦争の時代では。
大陸でニヤニヤしながら現地人殺していた人もいるんじゃないかな。
168あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 00:13
中日新聞で読んだ話(中年の女性のはなし)ですが
病気の父親が治療の苦しさに音を上げて「中国で悪いことをしたから罰だ..」とつぶやいたんだそうです
せめてもの罪滅ぼしのため?か、その方は写真にも写ってました。語り継ぐ戦争。
私の母方の祖父は、戦争で中国に行き、太って帰ってきました。
食事係だったんです。
170あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 01:29
霊体験でも実体験でもないけれど、動物好きの友人から聞いた話です。

15歳になるその猫は、家族中の愛情を受けて暮らしていました。
非常に賢く、まるで人の言葉が解るような猫だったそうです。
特にその家のおばあちゃんに良くなついていて、寝るときはいつも一緒
起きているときはいつもおばあちゃんの膝の上。
ところがある日、急におばあちゃんが倒れ病院に運ばれましたが
様態は回復することなくそのままお亡くなりに...
家族の人が猫に向かって「おばあちゃん死んじゃったよ..」と言うと
その猫は目から大粒の涙をポロポロとこぼし
お通夜の間一晩中、遺体のそばから離れなかったそうです。
>>170
泣けた。
マジ泣けた。
(・_・、)。
172あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 02:58
俺がまだ小学校だった頃の話。
母方の祖母の臨終の際に立ち会ったんだけど、うわ言を口にしながら、
病院のベッドの上で苦しんでいる祖母をじっと見ていたら、突然、
スー・・ハー・・・って深呼吸をして、一瞬表情も和らいだんだ。
母親含め、親戚一同が祖母の様子に注目していたら、ちょっと笑った
ような表情で、
「ほら、お爺さんが迎えにきてくれたよ。だから泣くんじゃないよ」
とハッキリそう言った。
それからすぐ、スーーーーっと長い息を吐いて、もう吸わなかった。
みんな驚いたけど、葬儀が終わるまでみんな取り乱さないで祖母を
見送ることが出来た。
オカ板きて背筋を凍らせたあと
(死ぬほど洒落にならない、、スレやテレビ、ラジオにまつわるスレなど激こわ)
最後にこのスレきてほかほかして寝るのがここ数日のパターン。
みんなありがとね。
私も今年ちゃんと命日に祖父母の墓参りいったよ。正月に死んだんだよね。
174あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 10:04
私は祖父母は4人とも健在なので、動物ものに弱い…
今日も会社で涙ぐんでしまった(笑
175あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 20:46
いつもこのスレで癒されてます。
よってage。落ちそうだったんで。
176あなたのうしろにニャジローが…:2001/02/26(月) 22:51
こんなところに落ちてる。という事でサルベージage。
俺は爺ちゃんが二人ともあっさり逝っちまった。
詫びも礼も出来なかった。死に目には会いたかったよ。
177あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 23:14
馬鹿め!
をかおたどもが!
178あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/26(月) 23:54
10年ほど前に死んだ母は、夢にはたまに出てきてくれるけど、
それも「死んでしまったのになぜ?ああ、夢か。だからまたいなくなっちゃうんだよね。。。?
これは夢でしかない。。。」という
悲しい絶望的な気持ちが強くて、起きたら泣いている事が多い。
自分の深窓心理が見させてる、と、夢の中ですら思ってしまう。。。
幽霊でもいいから、会いたい。。。
皆さんがうらやましいです。
いい話をいっぱいありがとう。
すごく、人の話でも、マジで嬉しいです。あったかい気持ちになる。
179あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 01:19
ageてもいい?
180あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 02:15
私の祖母は昔から霊感の強い、いわゆる「よく見てしまう人」です。
そんな祖母は二十年くらい前までホームヘルパーの仕事をしていました。
独り暮らしのお年寄りの家に行って、買い物や掃除・洗濯などを手伝ってい
ました。
そんなある日、祖母が担当していたおじいさんが体調を崩し、病院に入院す
る事になりました。そのおじいさんは、勤務時間外にしょっちゅう見舞いに
来てくれてなにくれと世話を焼いてくれた祖母にとても感謝していたそうで、
退院したら一緒にカニを食べようと口癖のように言ってたそうです。
しかし、その約束は果たされる事なく、何カ月か経って、おじいさんは回復
することなく亡くなってしまわれました。
それから何週間か経って、祖母は夜中にふと眼が覚めました。暗い部屋の中に
誰かがいる気配がする。「ああ、出たな」と思ったそうです。祖母は子供の頃
からよく霊体験をして馴れてはいますが、怖い物は怖い。
震えながら闇の中に目を凝らしていると、例の亡くなったおじいさんがそこに
立っていました。手に何か持って前に突き出しているようです。
「○○さん、カニ…」
とそのおじいさんの幽霊はつぶやきました。手に持っているのはなんと毛ガニ
でした。
祖母は「分かったよ。ちゃんと約束守って来てくれたんだね。ありがとう。も
ういいんだよ」と必死におじいさんの幽霊に言い聞かせました。しばらくして
幽霊は消えてしまったそうです。
「律儀なおじいさんだったからねえ」
と笑いながら語ってくれた祖母は今も元気に老後生活を楽しんでいます。
もし自分が死んだら、まっさきに孫の私の所に幽霊で会いに来るそうです。
ばーちゃん長生きしてくれよ。
181あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 03:27
>>159
いつの時代でも親の愛って変わらないもんだと思うよ。

このスレ、みんなに読んでもらいたいな・・・。
182あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 06:52
2chの良心スレage
183あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 12:38
今日初めてここ読んだ。
最近行ってなかったけど、時間作って親父の墓参りに行って来よう…。
184あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 13:43
ここホントにいいスレだね
このまま荒らされずに続いてほしいな
ところで上のレスにもあったけど
「想い出の食事」っていうスレって何処?
ご存知のかた詳細プリーズ!
185あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 14:15
うちの母は彼女のおばあちゃんが守ってくれてるそうです。
よく夢に出てきてくれるって言ってた。
186あなたのうしろに1児のパパ:2001/02/27(火) 14:17
はじめまして、こんにちは。
初めてココを読みました。
みなさんの貴重な体験や、良いお話たくさん読ませて頂きました。

自分も父を亡くしています。
で、最近自分が父親になり初めて「逢いたいなぁ」と心底思う様になりました。
やはり子育てとかで、父親としての助言が欲しいなぁ…なんて思ってしまいます。
でも、厳しい父でしたから出て来てはくれないだろうなぁ・・なんて思ってしまいます。
見守ってはくれてると思います。
でも、姿を見せて助言なんて…夢でもしてくれないだろうなぁ…なんて思ってます。(笑
あ、でも、孫を心底抱きたがってた父ですから、僕の息子に付きっきりかも知れません。
実の息子の僕はどうでもいいのかも知れません。(笑
ココを読んでいて、夢や実体験でも逢われた方々が羨ましいですね。
1回でも逢えたら、一緒に酒でも飲みながら話がしたいですね。
お互い父親として意見を交換したいなぁ…って思います。

最後になりましたが、素敵なお話を書いて下さった皆さん、
そして僕にもココへ書き込む機会を下さった1さんに感謝します。
拙い文章で失礼しました。

では。
187いいスレだ:2001/02/27(火) 14:37
涙ぐんでしまったよ。
今度の週末には墓参りに行こう。
188>184:2001/02/27(火) 14:55
190名無しさん:2001/02/27(火) 16:38
実家の父は幼い頃に父親を亡くし、年が16も離れた一番上のお兄さんが
父親代わりでした。そのお兄さん(私にとっては叔父さん)は自分の子供も
孫もみんな男だったので、私が生まれた時はそれはそれは可愛がってくれました。
私が20歳になった時も着物姿を写真に撮ってくれたり、元気がないと心配して
くれたり、本当に二人父親がいるような感じで育ったんです。
4年前の妹の結婚式ではよっぽどうれしかったのか、最後に余興で挨拶をしたのも叔父でした。
そしてその式からたった2週間後、叔父さんはレジャー先で倒れあっけなく亡くなってしまいました。
その日私は二ヶ月後に控えた結婚式のためにウエディングドレスを選びに行っていたんです。
叔父さんもどんなにか幸せな私の姿が見たかったでしょう。その知らせを聞いて慌てて駆けつけた
私と同じ時刻に叔父さんは亡骸で家に帰ってきました。
もう悲しくて悲しくて声をあげて涙が枯れるほど泣きました。
お通夜が終わり、家に帰ってきてソファーでうたた寝をしていた時です。
誰かが私の前に立った気配を感じました(私は霊感があります)。
そして「○○ちゃん(私です)、本当は死にたくなかったんだよ。
本当は死にたくなかったんだよ。でも仕方ないよね」という声が聞こえました。
叔父です。
最期のお別れに来てくれたのでしょう。悲しかったけど、叔父は私の所へ来てくれた
そう分かっただけでちょっと悲しみが癒された思いがしました。
それから半年後・・
叔父さんの妻(叔母さん)と一緒に叔父さんが可愛がっていた犬も連れてお墓参り
に出かけました。
叔父さんはきっと犬に会いたいだろうと思って連れていったんです。
お参りも終わり「じゃあそろそろ帰るね」と言ってお墓をちょっと離れた所で
振り返った時、墓石に人の顔が浮き出ていました。叔母さんも確認しています。
「ああ、きっと叔父さんがありがとうって言ってるんだね」と二人で話しました。
叔父さんが亡くなってもうすぐ4年経ちます。
暖かくなったらお墓参りに行こうかな。

長い文章で失礼致しました。
素敵なスレッドを作ってくれた1さんに感謝します。
では。
191あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 17:30
>>169さん!!
私の、父方の祖父も、大戦中 中国に行って、
太って帰ってきたって、よく祖母が話してたよ!(食事係)
「えー、いくら食事係でも、戦時中に太ったら、
軍隊仲間から袋叩きだよ。おばあちゃんのうそつき〜」
なんて言ってたのに、本当だったのか…。
おばあちゃん 疑ってゴメン。
192あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 18:09
>>190
いい話、ありがとう!

と、ところで(^^;)。
貴方の言うおじさんは、この場合『伯父さん』と表記するべきですよ♪。
自分の父親の兄は「伯父」。
弟にあたる方を「叔父」と表記します。
193名無しさん@お腹いっぱい。:2001/02/27(火) 21:01
しんみりほのぼのでage
194あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 23:06
sageてる、sageてる(笑)とりあえずage。

居るとか居ないとかはこの際関係ないよね。
ご先祖様や儚くなったペット(相棒)の事を思い出すのも、
立派なご供養だと思うから。
自分が今存在してるのは、お爺ちゃんやお婆ちゃんが
居たからだしね。
195あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/27(火) 23:24
わーん。
じいちゃんsばあちゃんs。
四人とも、生きてるうちに
もっともっともっとやさしくすんだったよー。
今泣いてもなんにもなんねえ・・・うう。

ネタがないけどageるよ・・・

196あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 00:12
ここを涙ぐみつつ読んでました。私の祖父母は、
父方・母方共に他界しています。先日、母方の祖父母が
遺影の写真のまま夢に出てきました。
墓地に行くと、何かを連れて帰るらしい私ですが、
何か、祖父母に呼ばれた気がして墓参りに行きました。
父方の祖父母は遠地で眠っているので、仲々墓参りに行けません。
でも、遠くから祈ってるからね。それと、母方の祖父は私の
名付け親です。一生大事にしてくよ、おじいちゃん。
長文になったけどageていいですか?
197あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 01:05
大切な再び会う事の出来ない人達の「聞けるはずの無いメッセージ」って重い・・。
人生変わってしまいますね。

自分がもし寿命を全うしたときに「お化けでもいいから会いたいよ・・・」って
言ってくれる人はいるだろうか。
それはすべて自分次第なんだろうなぁ。なんて思ってしまいましたとさ。

だはは。
小さいときかぎっ子だった私は、小学校からまっすぐ祖母の家に
行って、パート帰りの母に迎えに来てもらって母と一緒に祖母の家の
隣の自分の家に帰る毎日だった。
その日は冬の寒い日で、いつものように祖母の家に行ったけど祖母は
いなくて、田舎だからかぎも掛けてないしそのままあがりこんで
茶の間のこたつに入っていた。
いつのまにかうとうとしていたらしい。男の人がどなる声を聞いた。
「おいっ!!」 …お客さんかな、でも何か聞いたことあるような…
ぼんやりと思ったけど眠い。居留守をつかおうとしたところ、
もう一度、どなられてふらふらと玄関に出た。その後の記憶がない。

気が付いたときは心配そうな祖母と母がわたしの顔を覗き込んでた。
祖母は買い物先の店で友人に会い、ちょっとした用事があってその友人
の家にそのまま出かけていたらしい。帰ってきたら私が玄関に倒れて
いたそうだ。私は小さくて気がつかなかったけど、こたつの部屋には
火鉢があってまだ火が残っていたそうで、もしそのまま部屋にいたら
中毒になっていただろうという事だった。
そして、私は思い出した。どなり声が一年前に亡くなった祖父の
声に似ていた事に。いつもにこにこ穏やかに笑っていた祖父だから
怒鳴り声を聞いた事がなかった。祖父が助けてくれたんだと思う。
199あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 01:39
私の父は7年前に病気で他界しました。
最初に倒れて13年間、入退院をくり返しながらも闘病していました。
当時小学生だった私が成人するまで、父は命の灯をともしつづけていてくれました。
病院のベッドの上で、冷たくなっていく父の手の感覚は、今でも忘れることができません。
そして13年間、一緒になって病気と闘ってきた気丈な母の、号泣し泣き叫ぶ姿も・・・

父の葬儀も終わり、何週間かすぎたある日・・・
母は父の遺影の前でうたた寝をしてしまったそうです。
「・・・おい。もう行かないかんのとちゃうか?」
そう言われた気がして母が起きると、仕事に出かける時間でした。
母は「あれは確かにお父さんの声だった」と。

今でも、父の月命日になると必ず父のことを思い出したり、夢に出てきたりします。
忙しさにかまけて、月命日のことも忘れがちな私を戒めてくれているようです。
こんな出来の悪い娘でごめんね。
今度、休みが取れたらお墓参りに行くね。

このスレのおかげでまたしんみりしたよ。
ageます。


200あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 02:17
みなさん亡くなられた祖父母とのいいお話があるんですねぇ

私も祖母とのとっておきの話があり、いい思い出として人には話さないようにしていたのですが
このスレが良い感じなので書かせていただきますね。

当時小学生だった私はひとつ下の妹と両親、そして祖母の5人で住んでいました。
祖母はとてもハイカラな人で、洋服をデザインするアトリエに勤めながら、おしゃれをしては銀座を闊歩
するのが趣味でした。食べるものも、ドーナッツやファーストフードが大好きで、祖母と一緒に出かけると
いつもハンバーガーをごちそうしてくれました。

祖母は家族の誰よりも元気そうに見えたのに病に倒れ緊急入院、そして数ヶ月の闘病の後、亡くなりました。
あっという間の出来事のような気がします。
201あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 02:17
祖母が亡くなってから数日後に、私は夢をみました。
真っ白いところに真っ白い服を着た祖母がニコニコしながら立っていました。そして、私と妹にこう言うのです。
「私はあっという間に死んでしまったから、おまえたちに何も残してあげられなかったのが何よりも残念なの。
さぁ、欲しいものをいってごらん。」と・・・。

となりにいた妹は即座に「ぬいぐるみのクマさんが欲しい!」と言うのですが、祖母は「そんなんじゃ大人に
なってから役にはたたないじゃないか。もっと一生大切にしてもらえるものを残したいんだよ。」と答えました。

で、ちょっと記憶が曖昧になるのですが、最終的にデパートかどこかの宝石売り場に行って、あれこれと選ぶ
ところで夢が終わりました。
202あなたのうしろに名無しさんが・・・:2001/02/28(水) 02:18
次の朝、朝食の時間に母に「今日、こんな夢をみちゃった」と話を始めると、母の動きがとまり神妙な顔つきに
なったのです。そして一言「やっぱりあれは・・・」というのです。
気になったので話を聞くと、祖母が亡くなってからまわりの遺品を整理しているときにタンスの中から小さな箱が
二つでてきたそうです。
開けてみると、まったくおなじ真珠のネックレスがはいっており、しかも値段はついていないものの使った形跡が
みられないとのこと(つまり、ブランドのタグとかはつきっぱなしだったようです)。
またデザインが老人用というよりは、若い人向けのデザイン(シンプルなプラチナのチェーンに一粒の真珠がついて
いるものです)だったので、もしかしたら私たちにあげるつもりで祖母が用意していたものかもしれない、、、と
母は話してくれました。

偶然だったのかもしれませんが、私には祖母からのメッセージのように思えて、今でもこのネックレスを使うときは
祖母のことを思い出します。