【大惨事】 明石花火大会で将棋倒し死亡事故 Part9

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367名無しさん23
花火大会将棋倒し、茶髪グループ暴走か
「どけどけ」…機動隊員殴りつけ

 楽しいはずの花火大会で子供やお年よりら10人もの命が犠牲になった兵庫県明石市の将棋倒し事故。

 狭い歩道橋=写真右=に当初予測の1.6倍もの人を通した上に、有効な通行制限もできなかったことなど、市などの主催者や警察の警備体制のずさんさが事故原因と指摘されているが、将棋倒しが起きる直前、通行人に殴りかかるなど暴れていた複数の茶髪の若者や、警備員を殴りつけて規制を無視した見物客の存在が浮かび上がっている。

 現場の歩道橋は、21日午後7時過ぎには混雑し始めた。そのため午後7時半ごろ、警備会社から明石署に歩道橋に一定間隔で人を入れる「分断入場」を打診したものの、受け入れられなかったという。同社の警備責任者は「明石署から、必要ない、との返事を受けた」としている一方、同署側は「(打診の事実は)把握していない」と食い違いが生じている。

 さらに8時過ぎに人の流れが完全に止まった。「橋の上からは花火がよく見えるので立ち止まって見物場所を確保する人もいて、ほとんど歩けない状態だった」(神戸市の会社員)。

 午後8時3分には警備員がJR朝霧駅からの人の流れを止めようとしたが、「客に『通さんかい!』と殴られたり、けられたりして一時解除してしまった」という。午後8時20分ごろには明石署が警官を歩道橋の海側の階段下に配置、駅に向かう人の流れを止めようとしたが、制止を振り切って逆流する人が後を絶たなかった。

 市が公表した自主警備計画書では橋の上の人出は最大1800人と見込んでいたが、実際には約3000人がいたと推測される。1平方メートルあたり5人も人がいた計算。橋にはポリカーボネイト製の覆いがついていたことから、暑さと酸欠で見物客はパニック状態となっていた。
368名無しさん23:2001/07/23(月) 13:57 ID:rF2O1UNo
 県警によると、警備計画は市、県警、警備会社が検討したもので、入場者は約15万人と想定、歩道橋に上がる階段は県警が、橋の上は警備会社が担当した。また、警備会社は5月下旬に市との打ち合わせで橋の左右で進行方向を分ける案が出されたものの、警備に50人が必要なため、費用の点から見送られた。

 そして、午後8時40分ごろ、手薄な警備状態の中で、惨劇が起きた。突然、歩道橋の海側から約20メートルのところで、「人の塊が一斉に倒れたようになり、ものすごい悲鳴が聞こえた」(神戸市の中学生)。倒れこむ人で二重三重の下敷きになり、橋の壁や手すりにも押し付けられた。「子供が死んでしまう」。「助けて」。「苦しい」。

 さらに8時半ごろには4、5人の茶髪の若者が「通行人をけったり、人を踏み台にして歩道橋の屋根に上がっている」と苦情が寄せられた。機動隊員6人が静止しようとすると、屋根の上から通行人のうえに飛び降り、「どけどけ」とわめきながら機動隊員を殴りつけて逃走。その直後、現場はパニックに陥り、子供が倒れているのが確認されたというから、将棋倒しを誘発した可能性もある。

 警察庁警備課長などの経験を持つ佐々淳行・元内閣安全保障室長は「警察に最大の責任がある。雑踏事故の避難、誘導は警察の職務で、大勢の子供を死なせるなんて警察の恥だ」と断罪する。

 さらに現場では昨年12月のイベントの際にも約5万人の人出で歩道橋が混乱した“前歴”がある。「そのとき警察内部で警備体制にしっかりと議論していたのだろうか。分断規制は昭和30年代から行っている手法だ。それを怠ったのは読みが甘かったからとしか思えない」と佐々氏。

 明石市消防本部も今までの花火大会にならって、救急車を用意しておらず、救急車が現場に到着したのは、周辺道路の混雑もあり、通報から約10分後だった。加えて隣接の神戸市消防局に応援要請したのは約50分後。関係する組織の危機管理のまずさが死者10人、重軽傷者123人の大惨事を招いたといえそうだ。