>>185 私は何かから逃げる様に足早に部屋に入った。自分がラブホテルに入っている、という現実が実感を伴わず、ただ、心臓だけが早鐘を打ち続けていた。部屋のスペースの半分近くをベッドが占めている光景が、ここが何の為の部屋なのかを雄弁に物語っていた。
彼も緊張気味の様子で、部屋の中をあれこれと触って周っていた。彼がベッドの枕元のスイッチを弄る度に、部屋のあちこちの明かりが明滅を繰り返し、この場の非現実感がより際立たされていた。
改めて、彼はまだ子供に見えた。興味深そうに明かりを操作する様は、おもちゃに興じる子供にしか見えなかった。私は、その彼と、この自分が、このSEXの為にある空間に居る事が、まだ信じられないでいた。
彼が私の方に振り向き、私を見据えながら手招きをした。来い、と言っているのだ。ここに来て抱かれろ、と言っているのだ。私は、身体が竦みあがるのを感じた。とうとう、ここまで、来てしまった。私は、激しい躊躇いを覚えながら、それでも震える足で、ベッドに上がっていった。
着衣のまま、私達は絡み合った。彼は、私の身体中を、貪る様に撫で回していた。私は強張り続ける身体を、ただ彼に任せていた。
彼の手が私の胸を弄り、股間を弄り、首筋を、耳を弄った。私の身体から次第に強張りが解け、身体の奥から疼きが湧き出してきた。
唐突に彼は私の下半身の側に周り、スカートに両手を差し入れてきた。戸惑いを覚え、身をよじろうとした途端、彼の手は私のパンティをするりと引き下ろし、足先から抜きとってしまっていた。
「あっ!!嫌・・!」
私が閉じようとした脚を、彼は強引に割り開いた。私は為す術も無く、彼の目にすでに半ば開いた陰唇を晒していた。
「ああ・・見ないで・・見ないで・・・・・」
激しい羞恥が全身を貫いていた。見られている股間に自分の神経が集中し、まるで身体中が性器となって眺め回されている様な錯覚に陥った。
「すごいよ、京さん・・ひくひくしてる・・」
彼の言葉に更に全身が熱くなった。呼気は荒く乱れ、吐息が漏れた。見つめられているだけで、今にも達してしまいそうだった。
なかなかクンニまでいかないな(藁
ちょっと休憩(藁