▼モー娘。が最近の女子中・高生に与える影響とは？

　ウス。まだダメっす。お約束どおり裕ちゃんラス・コンレポート
あげて逝きます。But、超リアルタイムなんで、途中止めて飯食ったり、
寝たり、スパロボやオナーニしたりして？止まるかも知れませんが。

>>229さん、ありがとうございます。あんたもわたしもナルシスト？

　お先にお断りしておきますが、普通のコンサート・レポートとは
随分趣きを違えるかも知れませんが、その辺りはご容赦の程を。
　ＡＬＬ主観なのＤＥＡＴＨ。（やっぱ始まったらコーフンして、メモ
どころじゃあないからねえ。）

　それでは、お楽しみ下さい。。。

　　　　Ｍ２ファイリング　ファイル外レポート
「モーニング娘。中澤　裕子ラスト・コンサート　〜恋の記憶〜」

「中澤裕子がモー娘。卒業表明！」……衝撃的ニュースから約１ヶ月。
　初めてニュースを聞いた時、正直オレは来るべき時が来たか、ぐらいしか
感じなかった。オレの中の衝撃の度合いで言えば、それは紗耶香脱退時
の比じゃあなかったし、理由も納得出来る物だった。何より、体力的、
年齢的にもう他のメンバーについて行くのがつらかった、という趣旨の彼女
の発言を耳にして、同い年のオレはうなずくしかなかった。しかしである。
　ここ１ヶ月間のＴＶ番組、ラジオや雑誌を見れば、いかに彼女が果たして
きた功績が大きいものであったか、再認識するには充分であった。使い古された
言い方かも知れないが、今のモー娘。がある事に、彼女の占める割り合いは
無視出来ない。
……ラスト・コンサート、地元で出来るから良かったよな。
　　故郷に錦を飾るってヤツか。感動するやろな、城ホール。
……オレはこれぐらいの感慨はあったが、具体的に行動を起こす事を考えては
いなかった。まず、チケットがもう取れないというあきらめがあったし、
オレ自身モー娘。のコンサートがいまだ未体験という事があって二の足を
踏んでいた。だが、前日の１４日に、ひょんな事から１０万円の臨時収入を
得た（理由は聞かないでくれ、ハズいから）。使い道をいろいろ考えていて、
当日の朝の仕事中思い付いたのだ。
……ダフ屋やったら何とかなるやろ。夜の部のチケット、昼過ぎに城ホール
行けばゲット出来るかしらん。
……この思い付きを実行に移す事はやぶさかではなかった。帰宅して一応
とあるスレッドで同志を募るが、やはりまだチケットを入手していない事と、
顔がお互い分からない事で合流はあきらめざるを得なかった。
　眠って、風呂に入って何の用意も予備知識も無い（ＰＰＰＨぐらいは知って
いたが）状態で、一路「モーニング娘。コンサートツアー２００１“ライブ
レボリューション　春”」の最終公演、大阪城ホールへと向かう事とした。

　ＰＭ３：３０に信ちゃん号を駆り、ＯＢＰ周辺に向かう。これが間違い
だった。周辺の駐車場はほとんどが満車で、空き待ちの車が２〜３台順番を
待っている状態だった。降りておっさんに聞くと、この辺りどこもこうやで、
と。たまらず、前の車（ダッシュ・ボードに矢口のブロマイドが鎮座していた。
フフ。）に告げて、車列から離れる。「ええい！」
　しかし、パペポＴＶが毎週公録をやっていた時代、５０回以上観覧したオレは
この辺りの駐禁事情には結構詳しい。絶対に停めてはならぬ地帯と、セーフ
ティーがある。その辺の酸いと甘いは嗅ぎ分けている（１回持ってかれたら
賢しくもなるさ、ＦＵＣＫ！！）。
　そんなこんなで路駐し、大阪城公園内へ。いつもの日曜どおり、アマチュア・
バンドがいわゆる「城天」している音が聞こえてくる。
……足を踏み入れるなり、グラサンの素敵なおっさんにナンパされる。
「兄ちゃん、券余ってないか？」いつもなら「無いです。」と素通りなのだが、
今日は用事がある。「おっちゃん、券無い？夜の部で。」
　途端におっさんの声が１オクターブ低くなる。
「どのへんや？」「どこでもいいよ」「アリーナあるぞ？いくら出せんねん？」
思わず、指を２本立ててしまった。「２０万か！？」
……冗談よしこさんだぜ、アンクル！……「アホか！んな持ってるか！」
　前歯の抜けたおっさんの愛嬌に吹き出しそうになりながらも、思わず
「そんなすんの？」と聞いてしまった。
　この手のおっさんに弱みを見せてはならないのだが。「２万円しか出されへん」
「あん？話にならんわ！」
……そうなのか…。はやくも暗礁に乗り上げたか！？
…もう少し進むと別のおっさんが声を掛けてくる。「兄ちゃん……」
言葉をさえぎる。「２万しか無いねん、おっちゃん」「あん、２万ん？」
「あ、いや３万ぐらいなら…。」
……北方領土問題のように、譲歩してはならないのだが、最初のおっさんの
「２０万ボディ・ブロー」がすでに１０ラウンド目のように効いていた。
「わかった。どこでもええねんな。ココで待っといて。」
雑踏に一人残されたオレ。「ドジったかなあ……。」

・・・ややあって、おっさんがチケットを持って来た。「あっち行こ」
　不法行為をするのだ。人目をはばからなければならない。
「なあ、おっちゃん。２万８千に負けてえやあ？」「アクかあ！」
……「アカン」の最上級、「アクか」を使われたらもう無理である。こうして、
立見席￥６,３００を￥３０,０００でゲットする事と相成った。

……まだ開場までも１時間以上ある。その辺をウロウロしていろいろ観察する
事にした。まず目に付くのが、日曜名物「城天」である。アマチュア・バンドが
集まって、金を出し合い機材を借りて、ライブをする。広大な敷地に、今日も
５〜６箇所ステージがセットされている。それらがいっせいに演奏をするの
だから、その音量やすごい物である。

　一番端の場所を公然と自分たちの標にしている、ビール箱で簡易ステージまで
作っているのが「すっぽんファミリー」というレーベルである。内情は詳しく
知らないのだが、どうやらここいらを仕切っているらしい。かのシャ乱Ｑがその
生みの親であり、７ＨＯＵＳＥもココの出身である。いまや押しも押されぬ
大プロデューサー、つんく♂Ｐもここで毎日曜日はシャウトしていたのだ。
　大阪城ホールを見据えながら、いつかはあそこを満杯に！と
「シャッターズ」「乱」「Ｑ…何とか（スマソ）」と言う３バンドから集まった
初期シャ乱Ｑのメンバーは日々精進していたのだ。今の彼らの根幹の部分である。

　そう考えると、モー娘。ゆかりの地と言えなくも無いのだが、今日ココに
来ているモー娘。ファンの何人がその事を知っているだろうか。大阪では結構
常識なのだが、地方から遠征して来た人のためにも、ここに記しておきたい。

……かく言うオレも、前のバンド時代ここでライブを行うことを画策した
事がある。他のバンド仲間と機材を揃え、日曜日意気揚々と乗り込んで
セッティングを始めると、すっぽんファミリーの人間がやって来て、許可がいる
と言う。ここは公道じゃあないのか、と主張するオレらだったが、もめて
ライブの計画が反故になるのも遺憾なので、いくらかの金を払った記憶がある。

　だが、別から借りた機材の調子が思わしくなく（すっぽんファミリーの
責任じゃあ無いですが）、ウチのリード・ギタリストがギターを石垣に
投げ捨てて「３人で（オレら他のメンバーの事）演って下さいよ！！」と、
ブチ切れた場所でもある。甘酸っぱい思い出だ。

・・・ちょっと疲れたので休憩。マターリ逝きます。

　あと、>>235はすっぽんファミリーさんを糾弾するものでは
ございません。あの時僕が仕切っていた訳じゃあ無かったので、
他のバンドのメンバーからその時聞いた話です。
　もし、事実で無い事をカキコんでしまっていれば、それはもう
謝罪するしかないです。・・・また、お世話になるやも知れません。

＞まだダメ
どうも、最近羊内でもウザがられてきてるクズ学生です。
今度会うた時からはダメ兄さんって呼んだ方がいいですかね（ﾜﾗ

ライブルポ、まださわりだけど興味深いところだった。
城天は知らへんかったっすわ。あと、ダメさんは何か
そういう仕事は早そうですもんね（ﾜﾗ。　俺と会うた時も
ターゲットになりそうな姐ちゃんを見かけるとしっかり
ロックオンしてましたし。

　おはようス。寝てました。

>>237クズやん、
＞羊内でもウザがられて〜
　そんな事ねえべ？どないしたん？

・・・ＮＥＷリーダー、かおりんか。
　うん、大丈夫。But、あんまり１人で何でも背負い込んだらアカンで。
　そのために圭ちゃんっていうサブ・リーダーがおんねんからね。

　まだまだダラダラ続きます。
　

　夏祭りの時のような出店がいくつか出ており、食べ物屋以外は
全ての店がアン・オフィシャルであろう，モー娘。グッズを並べて
いて、どこも盛況を呈している。
　人を縫うように歩いて、中央の噴水までたどり着いた。そこには、
熱狂的なモーヲタグループが集合していた。揃いのハッピや、
Ｔシャツ。中には親子連れで特攻服を着ているナイスなファミリー
もいた（チビっ子がかなりラブリーだった）。ラジカセでモー娘。
を流しているグループもいた。

……オレは、こういうコンサートは基本的に「お祭り」だ、と考えて
いる。日本には古来より「ハレとケ」と言う考え方がある。「ケ」
とは勤勉・労職に努める日常の事であり、「ハレ」はそれこそ祭りの
事で、非日常を表す。ケの日常はいやがおうでも続く。だからこそ
ハレの非日常はここぞとばかりに騒がなければダメなのだ。

「踊るアホウにみるアホウ、同じアホなら踊らにゃ損々。」全てを
物語る言葉である。「同じ人なら踊ろぜＷＡＩ　ＹＡＩ！」なっちも
歌ってたぜ。熱狂する人の姿は圧倒的に美しいのだ。彼らはケの
日常を生き抜く術を本能的に知っている。ハレの興奮・感動を持って
して明日からのケを進むのだ。

　だからそういう人たちを揶揄する人間は、野暮で器が知れる。
　簡単に「キモイ・ウザイ」と言う人間はココロが寂しく、貧しい。

　ココロに余裕が無いと、愛は受け取れないぜ、ベイベー。

……などと愛の伝道師を少し気取っておく（恥ず！）

……と、その時オレを腹立たせる一件があった。全身にモー娘。
バッジを付けたホット・ガイが横切っていった。
　オレは「おお、グレート！」と思ったが、たまたまオレの横にいた
出番待ちと思われる２人のバンドマンは、彼を見るなり聞こえ
よがしに罵詈雑言を言い始めた。

……くだらない罵倒の言葉など、オレは書く気も言う気も無い。
　だがこれだけは言わせてもらう。他人の感性を容認出来ない人間は
自分の感性を他人に伝える事もまた出来ないのだ。今のままの
メンタリティーでは、君らのバンドは絶対に支持されないし、
売れない。このオレが断言してやる。「変態のまだダメ」が、だぜ！

……ふと見ると、たくさんいる女の子たちはほとんどが、アマ・バンド目当ての
グルービーであり、お目当てのバンドが出ない時には、石垣に持たれかかって、
所在なげだ。

　逆にたくさんいる男の子たちは、言うまでも無くモー娘。目当てであり、
これから始まる一大イベントをいまや遅しと待ち構えている。

　手の届くリトル・スターと、けっして手の届かないビッグ・スター。

　現実主義の女と、いつまでもロマンチストな男の人生の縮図を垣間見たような
気がした。

……そういうオレも思いのほか早くにチケットを入手出来て、ウロウロしていた。
　すると、さっきオレにチケットを定価の５倍で売り付けたおっさんが近付いて
きた。「兄ちゃん、券余ってないか？」

　さっきの客の顔も覚えていない、接客業の風上にも風下にも置けない御仁
である。「さっきこうたがな！」「あ、悪い悪い。」

……石垣に座って、このおっさんとしばらく話す事とした。

「おっちゃんら、今日何のコンサートか知ってんの？」
「当たり前やんけ。もーにんぐむすめ、やろ。」「わし、知らんわ。」
　ふと見ると、最初にオレに「２０万！」とカマしたおっさんもかたわらにいる。

「今日は売上げどうなん？」「ボチボチでんなあ」
……大阪人はホントにこんな事言う。と言うか、言う機会を常にうかがって
いるのだ。
「今日なんてあったかいし、これから暑なったら大変やろ？」一応、ねぎらう。
「いや、暑いより、音がなあ。」「ホンマやで。一日おったらアタマ・ガンガン
するわ！」
……アマ・バンドの演奏の音など、おっさんらにとっては騒音以外の何物でも
ないのだ。オレはバンド活動の上でのスタジオ練習や、ライブハウスでの本番
などで慣れており、あれぐらいの音だと少し物足りないぐらいなのだが。

……と、そこにおっさんの仲間でも格下と思われる人が来て、敬語を使って話し
２人から指示を受けている。

……その様子を見て、思い切って聞いてみた。
「おっちゃんらって、ヤクザ屋さんなん？」「カタギや！見たら分かるやろ！」
　そういって、安部譲二と地井武夫を足して２で割って、１発殴ったような
おっさんは、オレの太ももを両手で締めてきた。

……オレはずっとここにカキコするため、メモを取っていた。おっさんに
目ざとく見つけられる。
「兄ちゃん、さっきから何書いてんの？」「うん、オレフリー・ライター
やから。今日も実は取材やねん。おっちゃんらの事も書いとくわ。」

……この連載の初めに、フリー・ライターを装ってうんぬん…としたが、
最近は「フリー・ライター＝自由なカキコ人」と定義して、調査の時はその
肩書きを堂々と用いている。また、当初計画していたニセの名刺は、結局
刷っていない事も報告しておく。

……「おお、そうか。男前に書いとけよ！」……限界有りマス、セニョール。
　すると、人波の動きがあった。どうやら、マチネ（昼公演）が終わった様だ。
　駅に向かって歩いてくる人間が増え始めた。
「んじゃあ。」ダフ屋のおっさん２人に別れを告げ、オレも城ホールへと
人の波に飛び込んだ。

……目や耳など感覚器官の細胞は、音や刺激により一度死んだら二度と甦らない
らしいと、本で読んだ。あのおっさんらの脳細胞がこれ以上痛まない事を願って
いる。サンクス。でも３万はたけーよー…！！

　オレは今回が初めてのコンサートのため、約束事が分からない。素直に
楽しめば良いのだが、予備知識はあり過ぎて困る事はなかろう。ホール入り口前
に座り込んでいる、結構ニュートラルなファン３人組にいろいろ聞く。

　いわく、ウチワを振ると後ろに迷惑、サイリュウム（おなじみの、薬品を反応
させ、暗闇で光るスティック）は２本持っていた方が手持ち無沙汰にならなくて
済む、そんな事を聞いた。

……そして、立見席の人間用の行列に並んだ。葉桜の下、数人と話す。やはり、
立見で３万円は法外な値段らしい。しかし、立見席は後ろと座席を気にせず、
暴れられることも聞いた。

……よし、パンク仕込みのポゴ・ダンス見せたろやんけ！！……と意気込んだ。

……そしていよいよソワレ（夜公演）が始まる。入場だ。
　モー娘。としての中澤裕子のラスト・コンサート、この目で見届ける……！

　はい。まだダメＤＥＡＴＨ。
　いいとこですけど、休みます。いつもの読者さんたちも
まだやって来ていないようなので。また夜に。

　・・・仕事の関係で、１日２回眠る事になっているのＤＥＡＴＨ。
　　　　おもんぱかって下さい。じゃ。

おいスレ立てて1ヶ月だね
おめでとう！！

これからも頑張れよ　夏のコンサートもあるし丁度大阪は7月14日と15日だ
それまでばてないように！！

浜崎あゆみの影響を受けるのは高校生
雑グループ(ＧＬＡＹ、ジャニなど)の影響を受けるのは中学生
モーニング娘。の影響を受けるのは小学生
ミニモニ・プッチ・タンポポの影響を受けるのは幼稚園児

>>246
どういう影響なのかはっきりわからん

確かに立ち見３万は高いねぇ。
家を早めに出たら昼頃着いちゃったからダッフィと交渉したよ。
最初予算聞かれて、「２人で１万」って言ったら「話にならんわ」って言われた。
で、立ち見１枚１万でどう？って聞かれたから「２枚で１万３千ならいいよ」
って交渉していった結果、２枚で１万４千まで逝けた。

当然受け渡しは少し離れたところでダッフィ−の弟子とやったさ。（ｗ

>>239
「ハレ」は合ってるが「ケ」の意味が違うぞ

　ちゃっす。まだダメＤＥＡＴＨ。
>>245さん、どうも。自分でも全然気付かなかった事です。ありがとう。
　ひょっとして夏コンのレポートもせよ、と？・・・「やってみるさ」byＱ大尉

＞＞246　ほげさん、僕に当てはめると、
　　　幼稚園時代・・・アニメソング　　　　小学校時代・・・おにゃんこ
　　　中学校時代・・・Ｃ−Ｃ−Ｂ　　　　　高校時代・・・コブラ
　　　予備校時代・・・ラフィン・ノーズ　　専門学校時代・・・カウカウ
　　　劇団員時代・・・ピストルズ、ＰｉＬ　・・・を経て、
　　　今現在（青春時代）・・・モー娘。ＤＥＡＴＨ。

>>247　ぱんちょ無糖さん、恥めまして。これからもよろしく。

>>248さん、ひょっとして、帽子のおっさんじゃあないですか？
　　　　　ダッフィーって言うんですか、２番ウッドみたいＤＥＡＴＨね。

>>249さん、こういうレスが一番ありがたいです！！出来れば、恥のかきついでに
　　　　　真意をお教え下されば嬉しいです。なにぶん高校時代に習った事で。

　ええと、某スレにもかいたんですが、４/１５(日)の夜の部の正確な曲順、
知りたいです。コン中はメモって無かった物で・・・。
　だいたい書けてはいるんですが。お待ちしています。
　あと、ＧＭという所はどこですか？そこで調べようとしたんですけど。　

とりあえずお約束で後藤真希

ないよ

http://www.morningmusume.to
ＧＭ（マジレス）

期待age

　おはようございます。まだダメです。やっと曲順が
はっきりしたみたいです。レポート挙げて逝きます。これから仕事ですけど。

>>251、>>252、>>253さん、どうもです。ＧＭに逝ってみましたが、何か
　すぐフリーズしてしまいました（３回も）。何なんでしょう？・・・
　聞くところによると、２ちゃんねるとは敵対関係だそうで、もう逝かない
と思います。

　昨夜、大河好きさんと一緒に、追放してしまえと挙げられました。
　結構ブルーになって、一晩寝込みました。非常に打たれ弱いんです、僕。
　優しく見守って下さい。最近、毎日が楽しいんで。

　それでは、もう旬じゃあないけど？裕ちゃんラスト・コンサートの
レポートＤＥＡＴＨ。ちょこちょこ更新していきます。

……立見席の行列は、牛歩でホール内へと移動する。オレが城ホールに来る
のは、ツレにそそのかされて来た、１月のＬＩＭＰ　ＢＩＺＫＩＴ以来だ。

（……その前は、と思い起こせば何と！Ｕ．Ｗ．Ｆ．−ＡＴＬＡＮＴＩＳまで
さかのぼった！メインが前田　日明ＶＳ船木　誠勝！当時四天王の３人の
山崎、藤原、高田をことごとく撃破した、絶好調の船木。満を持して前田と
対戦。残念にも惜敗した。……この日以来、前田がＵのリングで戦う事は２度と
無かったと記憶している……モー娘。と全っ然かんけーないな。超スマソ）

　立見席は最上段だが、ホールをぐるっと取り巻いており、どこにでも移動
する事が出来る（言ってみれば、通路なのだ）。だが、真正面だとステージ
からは遠いし、真横だと見づらい。１周してみたが、どこも一長一短である。
　結局、ステージ上手の真横にした。オーロラ・ビジョンがすぐ目の前の中空に
降りていたし、たまに人波からステージも垣間見える。
　サイリュウムをパキッと曲げ、薬品を反応させ光らせる。面白いモノだ。
　周囲には親子連れ、アッパー＆ダウナー両系統のヲタの皆さん、かわいい
女の子の集団（中学生ぐらい？）など、色取り取りだ。
　ホール全体を見回せば、ピンチラジャージのオレンジが良く目立つ。

……やがて、客電が落ちた。歓声が飛び交う館内だが、裕子コールも始まった！
「えっ、１曲目から裕ちゃん？」
……皆さんネットなどの情報収集で、タイム・テーブルすら暗記しているのか、
と思ったが、実は今日ラストの裕ちゃんのための、客の粋な計らいだったの
であろう。
……やがて１曲目のイントロが静かに聞こえて来る。
「ミャン・ミャン・ミャン」と言うような宇宙空間をイメージさせる
不思議な音。沸き返る館内！
　オープニング・チューンは、「ミニモニ。ジャンケンぴょん！」だ！！

　キューブリックの人形の様な小ささだが、確かにはるか眼下にミニモニ。
が動いている！オーロラ・ビジョンに大写しになるのは間違いなくホンモノの
ミニモニ。だ。歌声が聞こえてくる。
……♪白上げて〜……「Ｏｉ！！」
……何も考えず、両手のサイリュウムを振り上げ、ジャンプしてシャウトした。
……始まるまで、どんなノリなのか戸惑っていたが、何の事は無い、いつも
行っている、ラフィン・ノーズとかのパンクのライブと変わりない。ダイビング
と殴り合いが出来ないだけで、その興奮、感動はまったく同じモノだった。

……♪大阪弁じゃインジャンぴょい！
……加護師匠お得意の、絶妙な表情が大写しになる。何てファニーなんだ！！
　「加護ち〜ん！！」思わず、絶叫していた。

……大興奮のうちに、続けざまに不穏なサイレン音が鳴り響く。
　「ＢＡＢＹ！恋にＫＮＯＣＫ　ＯＵＴ！」でプッチモニの登場！
　ロボット・ゾンビをマネする、オレも含めたヲタら。

「……ノック・アウト！！……ラブねっ！」
　コーラス部分を共に歌う事を忘れてはならない。大写しの圭ちゃんウインクに
ＫＮＯＣＫ　ＯＵＴ寸前だぜ、ベイベ！！

　そしてビックリしたのが、途中からのメドレーで、「ちょこっとＬＯＶＥ」に
シフトした事だった。紗耶香の後を継ぎヨッスィーも奔放にステージを駆け巡る。
　もう安心して任せられるぜ、ハニー！！

……そして、本日の主役、中澤　裕子（ゆうこ）その人の登場である……。

　ひときわ歓声が大きくなる。曲は言うまでも無く「悔し涙　ぽろり」だ。
　ゆうこコール連発。大人の情感をしっとりと歌い上げるゆうちゃん。その顔は
満足げな表情にも見えるし、涙をこらえている様にも見えた。

……「チャッ・チャッ・チャッ・チャッ……」小気味良い音が聞こえる。
　「ヘイ！！」次はタンポポだ。
　こちらも「乙女　パスタに感動〜恋をしちゃいました！」メドレー・バージョン
である。ブリティッシュな両曲に、名無しさん＠お腹いっぱい状態？だ。

　特に、後者はオレのモー娘。関連の３大フェイバリット・ソングスの１つ
である（あとの２曲は、「恋レボ２１」と「、、、好きだよ」です）。うれし
くて仕方無かった。

……ユニット攻勢のトドメが、後藤真希「愛のばかやろう」。
　良く響く歌声に、情熱溢れるコレオグラフ。

……この娘一体いくつやねん？……初心に帰って、マジそう思った。

……そしてついに本隊勢ぞろい。なっちは今回初お目見えだ。その彼女が
　呼びかける。
「おおさか・元気ですか〜ッ！！」「Ｙｅｅｅｅｅｅｅｅｅｅｅｅｓ！」

　なっち、ありがとう。（←！！）

……次は、デビューしたての２組、カン娘。と松浦亜弥（愛称をまだ知らない
　です）。チャーミー石川はレンタル移籍だが、そのままずっと活動を続ける
のもアリだとは思う。変にメンバーを入れ替えるよりも、独自のカラーを固めて
いく方が当面は無難だと思うが。いきなりセンターが抜ける事になるのだから。
　２組ともチャーミー訓の「ポジティブ」で頑張っていた。

……そして、平家のみっちぃ登場。まだ初々しさが残る、先程の２組を圧倒
する貫禄を客席にも魅せた。彼女も言わば地元だ。張り切っていた事だろう。

……そして「ハッピーサマーウェディング」、オレはこの曲のＡメロを聞く
たびに、何ともノスタルジックな気分になる……。
　この時も、最後の生出演となったミュージック・ステーションでの、
市井紗耶香の勇姿が目に浮かばないという事は無かったが、やはり今の娘。たち
を見よう、と努めた。
……「Ｓａｙ　Ｙｅａｈ！−もっとミラクルナイト−」、辻・加護コンビが
走り回って客席をアジテートする。「諸君らも共に楽しもうではないか！」

……思わず、ＹＭＯ時代の坂本“教授”龍一が「ＳＥＯＵＬ　ＭＵＳＩＣ」
という曲の間で、メガホンで叫んでいる姿が脳裏をよぎった。

……「インスピレーション！」、娘。たちのセリフの掛け合いも楽しい。
サルティンバンコのテーマ曲だったが、本当に楽しいサーカスを連想させる、
極上のパーティー・ソングだ。

……ＭＣを挟んで、ここに来て懐かしい曲のメドレーも始まった。
「サマーナイトタウン〜Ｍｅｍｏｒｙ　青春の光〜真夏の光線」の３曲である。

「Ｍｅｍｏｒｙ〜」にはオレもビックリした。今のメンバーで歌う事は、もう
無いような噂を耳にしていたからだ。しかし、１０人の歌唱力で、ビデオや
ＣＤに残る、当時とも張り合える様には聞こえたが。こっちにもそれなりの味が
あるのだ。中でも、圭ちゃんが光っていた。

　そして「真夏の光線」。オレはこの曲のベース・ラインに、性的興奮を
おぼえるぐらい参っている。今回は聞く事が出来なかったが、３コーラス目の
サビの、フレットが上がるところなど、「逝ってよし！」状態である
（オレ的お気にベース・ラインは、この曲と、「春夏秋冬だいすっき！」が
双璧である）。
……大ホールに響き渡る抜けのいいベース音に、ますます鼓動が早くなって
いった。サイコーだぜ、モー娘。！！

……まだまだコンサートもたけなわである。息つくヒマも無い。うれしい悲鳴だ。

……そしてヨッスィー主演の、ミニ・ミュージカル、「あこがれMY BOY」。
　最近のヨッスィーは、以前のボーイッシュ・キャラを歌の時はあまり前面に
出していない。美少女っぷりにやられっぱなしである。矢口のキャラクターと、
かおりんの笑顔がマジで１００万ドルだった！！
　これなら、５月のミュージカルを何とかして東京まで観に行きたいな、
と思った。

……モーニング娘。という運動体は、あらゆる事にチャレンジしていき、
出会いと別れを繰り返し、そして成長していく。その姿を見守る我々もまた、
彼女らとともに楽しんだり、悲しんだり、またある時は憎む。

　彼女らと同化・昇華したい、そんなファン（無論、ヲタもだぜ！）のココロは
絶っっっ・対に、間違いなく美しいのだ。
　その姿を、ドス黒い悪意を持って、皮肉り揶揄し、批判し風刺する事は
まったくもってダセエ事この上ナシだぜ！このオレが断言してやる。
「変態のまだダメ」が、だぜ！（２回目）だから、ヲタも全員ムネを張れ！
　「Ｓａｙ Ｙｅａｈ！」の辻・加護の煽りを思い出せ。
「諸君らも共に楽しもうではないか！」Let’s have some fun togetherｱｱ！！

……ハァハァ、コーフンしちまったぜ、ベイベ！！
　スマソね。（←やっぱ２ちゃん向きじゃあねえかな、オイラ。）

……「ＤＡＮＣＥするのだ！」そして「モーニングコーヒー」。
　相変わらず、なっちとかおりんのハーモニーが美しかった。今日を最後に、
この曲を一番初めに歌った５人も、ついに２人きりになってしまう。
　大事に大事に歌い上げていた３人のオリジナル・メンバーだった。

やがて「みんなでうたってね〜！」と、カラオケが始まった。サービス満点で、
オーロラ・ビジョンにはカラオケ風の娘。１０人主演のプロモが流れている。
　曲は「愛車ローンで」。オレはこの曲の元ネタの「マイ・シャローナ」も
結構好きなので、楽しめた。最後の、「ロケ地　品川」も良かった。

　娘。たちも一息付けた事であろう。

　そして、CDとは違う入り方の「抱いてＨＯＬＤ　ＯＮ　ＭＥ！」。
　モー娘。全楽曲の中でも１，２を争う強靭なビートが客席を襲う。この曲は
ぜひ、手拍子ではなくて、右・左半身でノッてもらいたいモノである。真ん中の
ラップも、大合唱であった。

……止まらない歓声。終わらない歌声。しかし誰しもが、確実にすぐそこに
迫り来る終焉を意識していた。

　観客も、メンバーも、そしてもちろん、中澤裕子本人も……。

……終盤となったここで、Wミリオンの「恋のダンスサイト」「LOVEマシーン」
と連発だった。

　青春のカーニバル、同じ人なら踊ろぜWAI,YAI！！みんなやってるぜ、なっち。

　そして次は、言わずもがなの娘。の代表曲だ！ラスト・チューンは
これに限る！「ＬＯＶＥ　マシーン」！！

　観客全員が右手の人差し指と親指を立てて、押し出して、そして横に
揺さぶる。この一体感！！確実にそこには、一つの生き物がいた。

　オレは最後の最後で叫んだ。「矢口ィ！！」……♪ラブ・マッシーン！
　全身が鳥肌だった。

……全曲が終わり、娘。もあいさつを述べる。観客は皆、拍手で舞台袖に
はける娘。たちを見送るが、それすらもどかしく、すぐに手拍子とコールが
始まった。が、今回はアンコールの呼びかけではない。

　そう、ホールを揺るがす一大「裕子」コールだった。

……別れの時はもう目の前に迫っていた……。

……３分ぐらいは続いたであろう、裕子コール。

　早く出て来て欲しい、でも、出て来たら本当の最後である。

　時間は止まらないが、人の記憶には、その時間は鮮やかにとどまる。
　だから、この一瞬をこの目に焼き付けるのだ。

……そして娘。たちが再びステージに舞い戻った。みんなの声に応じるために。

……歌う事が心底楽しい、みんなが楽しんでくれて私たちも楽しい、
　裕ちゃんとは今日でお別れだけど、だからこそ、安心して娘。から巣立って
　行ける様に、全力で歌って踊って、そして笑顔でサヨナラしたい。

……そんな娘。たちの思いがひしひしと伝わって来る。

「恋愛レボリューション２１」、そして「Ｉ Ｗｉｓｈ」。

……曲が終わり、アナウンスがされた。そこにあの人が登場した。
　そう、ある時はプロデューサーとして、またある時は娘。たちの親や兄として
彼女らを叱咤激励し、そしてプロフェッショナルなアーティストとしての
心構えを説いたであろう、つんく♂その人が（ゴルファーの２人も連れていた）。

　その彼が、花束をねぎらいの言葉とともに中澤裕子に手渡す。

「あとは中澤、お前が仕切りや。」モーニング娘。１０人水入らずの舞台をも
彼はプロデュースして去っていった。

……全てが終わり、涙と笑顔のサヨナラが待っていた。

　娘。一人一人から、お別れの言葉と花束を受け取る中澤裕子。
　会場も涙雨に包まれ、偉大なリーダーとの別れを惜しんでいた。

　オレも泣くもんか、と堪えてはいたが、いつの間にか頬が濡れていた。

　そしてリーダーは、最後にメンバー一人一人に声を掛けていった。

　声も出せなかった後藤。関西弁で話してもらった加護。かすれた声の吉澤。
　なきじゃくる安倍と飯田。石川と保田もだ。

「この子はなぜかわたしにスゴイ暴力的やったんです……。」微笑ましい姿を
想像させた辻との一幕。そして何より、ずっと嫌がっていた裕ちゃんの抱擁、
キスによる襲い掛かりも、ホントはうれしかった矢口の一言。

「中澤裕子という人間に出会えて、本当に幸せでした！！」

……会場のあちこちですすり泣く声が聞こえた。


……畜生、今思い出しても涙でモニターが見えねえぜ……。

>>261
>……そしてヨッスィー主演の、ミニ・ミュージカル、「あこがれMY BOY」。

石川な

　一人残った中澤裕子。いつの間にか、ステージには星が降り注いでいる。

　仲間たちとの別れはつらいが、自分で選んだ道である。モーニング娘。として
活動した期間は、彼女を大きく成長させたし、またこれからの人生においても、
かけがえの無い糧となるであろう。
　あとに残った娘。たちに、その生き様の結晶は間違いなく残っている。

……何の心配も無いよ、裕ちゃん。……１万１千１０人の声無き思いが中澤裕子
にも届く。これからの新しい道、しっかりと歩んで行って欲しい。

……そして、「恋の記憶」が流れはじめた。歌い上げる中澤裕子。その前途
　は険しいかも知れないが、常に明るい朝日に満ちているだろう。あなた自身も
　光輝いているのだから。……
　　　作者 まだダメより

……長い間、ホンマにお疲れ様やったなあ。娘。たちは大丈夫やで、裕ちゃん。
　　だから１人でも頑張りや。今までありがとう。愛してるぜ、ベイベー。……


　　　　　　Ｍ２ファイリング　ファイル外レポート
「モーニング娘。中澤　裕子ラスト・コンサート　〜恋の記憶〜」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｆｉｎ．