2000年前、日本はアイヌの楽園だった。

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273天之御名無主
●鈴木隆雄(都立老人総合研究所疫学部門長)
・ 縄文人の平均寿命は14〜15歳。正確には零歳の時点での平均寿命(余命)が男子では14歳、女子では14.6歳にすぎなかった。
ただし15歳まで生き延びられた者は、だいたい34〜35歳まで生き延びる可能性が高かったと見て良い。
●小山修三(国立民族学博物館教授)
・ 北海道をいれれば、約30万が縄文時代最盛期の人口と考えられる。30万人の人口は、晩期には75,800人にまで落ち込んでいる。
そして時代は弥生へと移行するのだが、驚くべきことに、10万人以下だった人口が、弥生時代になると60万人近くに増加する。
274天之御名無主:2001/08/20(月) 02:11
●鈴木隆雄(都立老人総合研究所疫学部門長)

「伝染病に対して無防備だった縄文人達は、中国大陸で起こっていたヒトの大移動や戦乱や疫病流行のなかで揉まれ、免疫力をつけていた弥生人達の持ち込んだ結核などの病気に、ひとたまりも無く感染し、急激に死に絶えていった可能性が大きい。」
「縄文晩期の人口の激変を見ると、これはどう見ても渡来系弥生人と先住系縄文人との間に入れ換えに等しい急激な変化があったとしか思えない。考古学的にも大量の殺害を示す証拠はない。
おそらく何らかの感染症が入ってきた可能性が高い。私は古病理学の立場から、その直接の原因を結核をはじめとする新顔の感染症だと想定している。」
 日本人は在来系の縄文タイプと、渡来系の弥生タイプに分かれるといわれるが、縄文系の男性は精子の数が少なく、
無精子症になる確率も高いことが、厚生省の研究班の調査でわかった。日本人男性の精子数を調べたところ、
縄文系とみられるタイプのY染色体をもつ男性がほかのタイプの人に比べて精子数がかなり少なかった。
研究を担当した中堀豊・徳島大医学部教授は「男性の精子形成能力が遺伝的に異なっているか、男性の
グループ間で内分泌かく乱化学物質(環境ホルモン)などへの反応性が違う可能性がある」と指摘している。

 環境ホルモンが人の精子数に影響するかどうかは、まだ実証されていないが、今回の結果から、縄文系の男性は環境ホルモンに弱く、子孫を残す能力が弥生系のタイプの男性より劣っている可能性が出てきた。

http://www4.tkcity.net/~hk0304/topic9history.html
276◇人口膨張シミュレーション:2001/08/20(月) 02:13

 この人口が1,000年ほど後の古墳時代には、540万人にもなったと推定されている。約70倍の膨張である。
稲作が伝わって食糧事情が改善されたのは確かだが、人口年増加率0.4%は世界各地で人口学者が推計して
いる農耕初期の増加率の何倍も高い。この間に大陸から渡来した人々がいた。渡来人の存在を計算に入れて、
埴原和郎・東大名誉教授が試みた人口膨張シミュレーションは学界にショックを与えた。純粋の人口増加は
年0.2%とすると、1,000年間に渡来人口が150万人必要になり、7世紀初頭の人口構成は縄文系56万人に対
して渡来系480万人だという。基礎にした数字に誤差を見込むとしても、渡来系の相当な優位は動くまい。