「日本語大辞典 講談社(マガジンのGTOで凶器として出てきた)」
の2版には、
痴がましい(おこ−がまし・い)形
(1)ばかばかしい。ridiculous
(2)なまいきだ。出過ぎている。impudent
(3)しゃくにさわる。
派生語として、おこがましげ(形動)、おこがましさ(名)とある。
痴がる(おこ−が・る)古語(四自)
おろかに思う。ばかばかしく思う。おかしがる。
とある。ただし、これは古語といっても、鎌倉前期に成立した宇治拾遺物語
に記述があるとしか、日本語大辞典にはかかれていない。同時に、烏滸がま
しいは掲載されていない。引用するのが面倒であり、正直手に余るので詳細は
かかないが平安末期から鎌倉時代にかけて、痴がる、という言葉が各種の文献
に掲載された時期のようだ。浅学の身では、あくまで「ようだ」としか言えない。
確認はとれていないが、
>【参考】尾籠は便所
>漢の時代に漢民族は、まだ、多く黄河、楊子江のあたりに集まっており、南方に充分な展開を見せていなかった。この南方人は、中央部の人たちから見ると、>たえず、ガヤガヤ、やかましい人たちであった。で、中央の人たちは、南方人を、「烏滸(おこ)」と呼んだ。烏(からす)が滸(水際)に集まって、無秩序にガヤガ>ヤいっているみたいということ。
>この「烏滸」ということばは、その後、「おろかしい」という意味を併わせ持った。
>奈良・平安期に、このことばが日本に入ってくると、日本には、「烏滸がましい」ということばができた。その意味は、上と同様「おろかしい」ということ。
>室町期に入って、この「烏滸がましい」は、「尾籠(おこ)がましい」というアテ字で書くようにもなった。
こういう人もいる。
本来、先碩の残したものを自力であたるのが良い。
日本語を読むための漢字辞典
http://www.inv.co.jp/~yoshio/nozomu-oohara/ 和製漢字の辞典
http://member.nifty.ne.jp/TAB01645/ohara/index.htm ジテン・フェチの漢字辞典
http://www.hello.co.jp/~waseikanji/ 「訓の訓え」読めない漢字が盛りだくさん
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