莫迦は、元々は梵語のmoha慕何(痴)かmahallaka =摩訶羅(無知)から来た僧侶の
隠語と言われているようです。これに対する当て字として、馬鹿が使われるようにな
った理由として、
>>351の例にあるような故事を持ち出す説もありますが、この説だと
馬鹿とかいて「ばろく」という読みになってしまうので、苦しい説であると見られて
いる模様(ただ故事自体は、秦の趙高と胡亥の故事のことでしょうが、かなりニュア
ンスが違います。
>>351のような単純明快な説話というのはあまり見かけません)。
古い辞書には、「はかなし」を語源とする説もありますが、「はか」=「仕上げようと
予定した作業の目標量」ということなので、これはかなり弱い説でしょう。