ドーキンス「利己的な遺伝子」スレッド

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130通りすがり
すれちがってますか…(笑).確かに私の主張も必要以上に冗長ですね(反省).

もう一度私の主張を整理します.

1. 利己的遺伝子
・「増加速度の速い遺伝子が広まりますよ」ということ
・単なるスローガン(言葉にとらわれる必要なし)
・その概念自体は,自然淘汰を受け入れるなら疑いの余地はない
   (ー>その意味で「当たり前」のこと,OK?)

… 「増加速度の速い遺伝子が広まりますよ」とは,当たり前といえば当たり前.「検証」以前の問題.(「個体にとって損でも…」,あるいは「その遺伝子が他個体に入っていても…」という但し書きが気に入らないのかな?)

2. 包括適応度
・進化の方向を決める定量的な数値
・実際の進化を理解するなら求めたい数値
  (普通は無理,血縁度で代えること多し)
・個々の進化を決めた主要因の検証に有効

… 検証すべきは個々の現象の進化要因! やるべきことは,実体である遺伝子の増加速度(包括適応度)の特定だ!(でもこれが難しい…)

です….
131通りすがり:2000/11/06(月) 11:11
で,問題は,「『利己的遺伝子』のいってることは判るが,利他行動が血縁度を通した遺伝子の共有によって進化したことを,ダイレクトに示せるのか!?」ということだと….

「『利己的遺伝子』を直感的に理解できているかどうか」とは違うところに問題があるような気が….

どうなんでしょ? 疑問がもう少し整理されると噛み合うかな?