長谷部彩スレ#X 〜ちゅるちゅるはふはふ〜

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628彩ιさんだよもん
 かりかりかりかり…
 黙々と原稿を描く私と和樹さん。迫る夏こみパに向けて、頑張っている最中です。
「…暑い」
「…そうですね」
 この部屋には空調が無いので、今の時期は大変です。しかし暑いからといって、締め切りが延びるわけではありません。和樹さんの顔を見ると、暑さで少し溶けています。それはそれで萌えですが、やっぱり普段のりりしくて素敵な表情の方が好きです。
「少し…休憩しましょうか?」
「いや、ここで延ばしたらまた修羅場モードになっちゃうよ。ペン入れだけでも今日中に終わらせたいな」
 ぎこちない笑みを返す和樹さん。確かに私も修羅場モードは好きではありません。和樹さんとのスキンシップも減ってしまいますし。
「でも…少しずつ休みながらの方が…効率的だと思います」
「うーん、彩がそういうなら、少し休もうかな」
「…じゃぁ、冷たい物でも用意しますね」
 すくっ。てとてと。
「悪いな。もうちょっとしたら一区切りつくから」
「…いえ。何にしますか?」
 冷蔵庫を開けると、ま○茶、牛乳、ポン○ュースなどに混じって、麦茶用のボトルに入った白い液体がありました。…和樹さんは、なんでこれを取っておいてるんでしょうか? 恥ずかしいのに…
「そうだな。冷えた彩のもいいんだけど、カ○ピスで」
「…カル○スですか」
 微妙な選択です。
 とりあえず、コップを2つ出します。もちろんお揃いです。
「氷たっぷりプリーズ」
 脳内で、時事CMネタは風化が激しいですよ、と突っ込んでおきます。
 とぽとぽとぽ。
 氷が溶けると薄くなってしまうので、少し濃い目にしておきます。私も白くて濃いのは好きですし。
 …私のを取っておいてるんだったら、和樹さんのも…とか考えてしまいます。
 とてとて。
 コップを持って和樹さんの元へ。
「…どうぞ」
「ありがと」
 差し出したところで、ふと閃きました。1つのコップに2本のストローという手も。…禿しく後悔です。
629彩ιさんだよもん:2001/07/31(火) 02:53
 ちゅぅちゅぅ。
 私はストローを咥えながら、和樹さんが休憩に入るのを待っています。今の和樹さんは集中していて、とってもりりしいです。…萌え〜。
「…!」
 不意にふくらはぎにこそばゆい感じがして、見ると1匹の蚊が止まっていました。どうやら、美味しくいただかれてしまっている最中のようです。
 ふー。ふー。
 息を吹きかけてみますが、反応しません。うぅ、私を食べていいのは和樹さんだけなのに…
 ふー! ふー!
 今度は強くしてみました。すると、無事に逃げてくれました。痒くならないといいんですが…
630彩ιさんだよもん:2001/07/31(火) 02:54
 和樹さんとのマターリした休憩時間も終わり、あらためて原稿に取りかかります。
 むずむず。むずむず。
 …やっぱり痒くなってきました。むずむずします。
「彩、どうした? さっきから震えてるけど」
「…ちょっと…蚊に刺されてしまって」
 強く掻くと痛いし、弱く擦ると変な気分になってしまうので耐えていましたが、原稿に集中できません。
「ほんとだ、膨らんでるな」
 ふ〜。
 息を吹きかける和樹さん。
 びくっ!
「わっ、ごめん彩。しみた?」
「…い、いえ…」
 なんとか平静を保ちます。
「…」
 ふ〜。ふ〜。
「…ぅ…んっ!」
 少し声が出てしまいました。刺されたところがすごく敏感になっていて、息をかけられただけで…その…びくっとしてしまいます。
「……ちょっと待ってろ、いいものがある」
 少し考えた後、和樹さんはにやっと藁って何かを探しに行きました。…何か嫌な予感がします。和樹さんが戻ってきました。その手に持っているのは…
「彩〜、キ○カン持ってきたぞ〜」
「…!!」
 痒いところに塗るとスーッとしたりしみたりする、あのキン○ンでした。
「和樹さん、それは…」
「大丈夫だって。俺に任せろ」
 端からみると頼りになりそうですが、顔は文末に(ワラ が付きそうな表情です。確信犯的笑み、というやつです。
 ふるふるふるっ!
 そんな事されたら、私は…私は…!
 精一杯拒絶してみましたが、キンカ○の接近は止まりません。あと10cm…5cm…1cm…着弾。
「あっ……はぁっ!」
 びくっ…
 冷たい…でも、何とか持ちこたえました。これぞまさしく忍耐の勝利…
 ふ〜。ふ〜。
「…〜〜〜っ!!」
 びくっ! びくっ!
 …敗北してしまいました。
631彩ιさんだよもん:2001/07/31(火) 02:55
「…はぁ…はぁ…はぁ…」
 ぐったり。
 …和樹さん…何で…そんなこと…するかなぁ…です…
 と、ぐったりしている私のスカートの中に何故か進入してくる○ンカン。
「! な、何で…ふぅっ!」
 いきなりふとももに冷たい感触。…さっきので終わりじゃないんですか?
「彩。ネタ出しのためにも、新たな世界に挑戦しようじゃないか!」
 といいながら、キンカソを私の足に塗りたくる和樹さん。そんなことされたら…
「あれ〜? なんか、塗ってない所も濡れてるなぁ。なぁ、彩?」
「……」
 …そんなことされたら、こうなっちゃいます…
 ぬがしぬがし。
 体に力が入らないことをいいことに、私のスカートを脱がし始める和樹さん。
「なんだかんだ言って、彩もまんざらじゃないだろ〜?」
「…ハァ…ハァ」
 違います、まんざらです(意味不明)
 …でも…ネタはいくらあっても困りませんし…しょうがないから和樹さんに協力してあげましょう…ほんと、しょうがないからですよ?
 私は少しずつ足を開いて…
「ただいまー、お父さんお母…さ…」
「お邪魔しまーす! …? さやか、どうし…」
 硬直する4人。
 行くぜ京! 状態の和樹さん、やろうか紅丸! 状態の私、部屋に充満するキソカンの匂い…

 …夏こみパのさやかの新刊は、キンカ○ものでした。
632彩ιさんだよもん:2001/07/31(火) 03:00
ネタ提供>>621-625多謝。
長くてすまそ。