オナニーしてそうな葉鍵女キャラ

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「わーっ!わーっ!ノ、ノックぐらいして入ってきなさいよっ!!わっ、わっ、わーっ!」
 どたっ。
 真琴がバランスを崩してひっくり返る。
「…何やってるんだよ」
「あうーっ…祐一が何も言わずに突然入ってくるからでしょぉっ…あっ」
 尻餅をついたまま抗議して、それから開いていた脚を慌てて閉じる。同時に身体を丸くして、裸の下半身を全身で隠す。
「ス、スケベーっ!へんたいっ、祐一ーっ!出てきなさいよーっ!!」
 目を閉じて、全力で叫んでいた。
「…場所が変わっても結局言うことはおんなじなんだな」
「ほ、本当なんだから、仕方ないでしょっ」
 上目遣いに目を開ける。祐一が部屋の中に入っていくと、真琴は少しずつ身体をずらして、何とか露出している肌があまり祐一の目に入らないように努力していた。
「ち…近づかないでよっ」
「…なんだこりゃ」
 真琴の警戒とは裏腹に、祐一が目をやったのは真琴の後ろに置いてあった雑誌だった。つまり、部屋に祐一が入ってきた時に真琴が見ていた雑誌である。
「勝手に見ないでよぅ…」
 言いつつも、真琴は身体を隠す方で必死である。その雑誌を気にしつつも、手を出して押さえるというわけにはいかないようだった。
「俺の部屋に侵入できないから自分で用意したのか…」
「知らないっ…」
「お前みたいなガキに、よくエロマンガが買えたもんだな」
「ガキじゃないもん」
 よく見ると、部屋の隅にコンビニの袋があった。祐一が冗談でそういう本を買いに行かせた時は、間抜けな質問をする真琴を店員が何かの勘違いをした子供だと思ったのだろう。だが堂々とコンビニでそれを買っている人間に対しては、コンビニの店員がわざわざ気を使う事もないというわけだ。
「なんだこれ、女の子同士のじゃないか」
 開かれていたページには、制服姿の少女が惚けた顔で互いの身体をまさぐり合っている漫画が描かれていた。
「知らなかった。お前はそういう趣味だったのか」
「ちっ…違うわよっ!」
「じゃあなんでこんなページ見てるんだ」
「え…えっと…そ、その子がちょっと真琴に似てるかなって思ったから…」
 しどろもどろになりながら真琴が言う。
 確かに、ショートカットの少女の上に覆いかぶさっている少女の髪型は真琴に似ていたし、ややきつい目つきも少し似ているかも知れない。髪の毛が黒髪ではない事も真琴に近かった。
「だからってな…」
「あう…も、もういいでしょっ…出てってよぅ…」
「ううむ…」
 祐一の中には様々な判断が交錯していた。良心的な物、真琴の将来を考えたもの、好奇心、私怨、自己本位の物、etc。
「罰が必要だな」
「…なっ…なんで……そうなるのよぅ…」
 真琴は不服そうな顔をしつつも、どこか元気が無かった。
「これまで俺にあれだけイタズラを仕掛けてきて未だ反省をしていない真琴には、少し罰を与えなくちゃダメだと思わないか?」
「なっ、なんで真琴に聞くのっ…!?」
「だが痛めつけるのは忍びないし、怒ってもまるで効果がない」
「なに考えてるのよっ!」
「そう言えば、18歳未満でこんな本を買ったという事で、青少年条例への違反もある」
「ゆ、祐一もおんなじでしょ…」
「以上から導き出される結論は」
「い、いい加減にしなさいよっ、ゆういちっ!」
「俺の前で今やってた事を続けるということだ」
「……!……!………!」
 真琴は目をまんまるにして、何事か叫ぼうとした。だが声にならず、口をぱくぱくさせるだけである。
「じゃあ開始だ」
「バ、バカーーーーッ!祐一、最低っっっ!」
 ようやく真琴が思い切り叫ぶ。
「しないのか?」
「しないわよっ!」
「お前、立場を結構分かってないな」
「あ、秋子さんに言いつけたら、怒られるのは絶対祐一に決まっているんだからっ」
 少しは判断能力があるらしい。
「名雪もいるからな」
「…え」
「この本を持っていけば、名雪も納得するだろ」
「ゆ、祐一の本だと思うかもしれないじゃない…!」
「残念なことに、ここにレシートがある」
「だから何なのよぅ…」
「今日の日付がついてるだろ。今日家の外に出たのはお前と秋子さんだけだ」
「っ……!」
 今日の昼、祐一と名雪はずっと今でテレビを見ていた。その時、どこかそそくさと真琴が家を出ていくのを、祐一も名雪も目撃している。
「あの時お前の態度おかしかったからな。名雪も絶対納得するぞ」
「あ、あぅ…」
「あいつみたいな奥手の奴にとって、こういう本見てひとりエッチしている女なんて軽蔑の対象でしかないだろうな」
「あ…あぅーっ…」
 それは、嫌らしい。真琴が悔しそうな悲しそうな顔になる。
「や、やっぱり祐一みたいな変態と一緒に暮らすのが間違いだったのよっ…」
 真琴は歯をきりきりと食いしばりながらも、恐る恐るに上半身を上げて脚を開いていく。
 やがて、粘液にぬめった真琴の秘部が少しずつ露わになってきた。
「前は履いたまましてたよな」
「うぅ…」
 何事か抗議しようとするが、全く意味がない事に気づいたらしい。真琴は潤んだ瞳で祐一をにらんでから、指を股間に這わせていく。
「じろじろ…見ないでよぅ…」
「罰だからな」
「そんなの嘘なくせにっ…」
 だが、そう言うと同時に真琴は指を秘裂の中に差し込んだ。ついに観念したらしい。くちゅ…と水っぽい音が聞こえる。
「随分濡れているんだな」
「…見ないでよぉ…」
 真琴は祐一の目を見たり、すぐに慌ててそらしたり、落ち着かない素振りで指を上下に動かす。
「あ…あぅ…」
「感じてるのか?」
「そんなわけ…ないでしょぅっ…」
 しかし真琴の秘裂は、言う先から負け惜しみだと言うことが分かるような状態だった。たっぷりとあふれ出した透明な粘液は、真琴が指を動かす度に、まるで中からかき出しているように外へ出てくる。ぴたりと合わさった割れ目の中はあまりよく見えなかったが、外側の部分からも真琴の状態を十分過ぎる程に判断できる。
 祐一の部屋でしていた時はショーツの下にあって見えなかった部分だったが、明らかに前よりも性感の高まり具合が違う事は祐一にも理解できた。
「う…う…うぅ…あぅーっ…」
「なぁ、真琴、ひょっとして帰ってきてからずっとしてたのか?」
「ち、違うっ…んんぅーっ」
 真琴が息を荒くしながら答える。だが、よく見ると、真琴の周りの床は、かなりの広範囲に渡って何かの液体できらきら光ってしまっていた。出てくる答えはひとつしかない。
「…感心したな」
「……ひくっ…」
 真琴が少ししゃくり上げる。泣き出しそうな様子は無かったが、涙が出てきているのは間違いない。
「………」
 くちゅくちゅっ、くちゅくちゅ…
 不意に真琴が指の動きを速めた。
「我慢できなくなったのか…」
「も、もうこんなの早く終わらせたいだけよぅっ…!」
「すごいな…そこまでぐちゅぐちゅになるほど濡れているのか」
「…バカッ…!」
 真琴は短く叫んで、指をとある一箇所に当てて激しく動かした。ごく小さな円を描きながら、押しつぶしているような動きである。
「そこが一番感じるのか」
「…うっ…あっ…あうっ…あうぅっ…ふ…あっ!」
 ピン、と真琴の身体が伸びた。指を割れ目の中に差し込んだまま、全身をぐぐっと反らせる。顔には不安きわまりないといった表情が浮かんでいた。
 …ビクンッ!
 そして、一気に痙攣する。がくんっ、と真琴が身体を折って、ビクビクと身体を震わせる。
「あ…あぅーっ…あう…」
 責め抜かれた後のような憔悴しきった真琴の表情は、意外と大人っぽくも見え、しかしやはり子供っぽかった。
「ご飯よー」
「あ…」
 階下から聞こえてきたその声に、真琴が我に返る。
「だそうだ。俺は先に行ってるから、後始末してから来いよ」
「ゆ…祐一っ…はぁ…はぁ…今日の夜は…眠れないと思いなさいよぉっ…」
「…お前、意味を理解して日本語使っているか?」
「言葉通りよぅっ…はぁ…ぜはぁっ…」
 いっぱいに涙を浮かべた目で祐一をにらみながら、真琴は息を整えるのに必死だった。