オナニーしてそうな葉鍵女キャラ

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156名無しさんだよもん
「おいおい…」
 思わず祐一は小声でつぶやいていた。
 直後にしまったとばかりに口を押さえるが、それでも全く真琴は気づいた様子がない。
 真琴はベッドの上で四つん這いの姿勢だった。ちょうど祐一からはスカートの方が見える。そして真琴の顔の横辺りに積まれているのは…祐一が隠しておいた雑誌だった。
 クローゼットやら机やらの引き出しは泥棒でも入ったかのように開けっ放しにされている。部屋に入ってきて、手当たり次第に探したのだろう。いたずらに使える何か、あるいは隠してしまっていたずらにする何か。
 確かに、あの本達が真夜中にリビング辺りに移動させられていたなら、祐一はしばらく秋子に頭が上がらなくなっただろうが…
 すり…すりすり…
 服の生地が擦れる音が聞こえてきている。真琴のスカートの下で、真琴の指が動き回っているのは明白だった。不自然な体勢ながら、差し入れた手は一生懸命に動いているようだ。
 最初に祐一が声を出してしまったのは、真琴の指が服の生地の上で動くすりすりという音が一端途絶えて、ごそごそという音が聞こえてきたからだ。恐らく、その時にショーツの中に指を入れてしまったのだろう。
157名無しさんだよもん:2001/07/15(日) 00:41
ぺらっ…
 真琴が一瞬指を止めると、左手で本のページをめくる音がする。
 そして、真琴は一層激しく指を動かし始めた。勢いのあまり、スカートがめくれて見えそうになったり、ずり下がってきたショーツの端が見えたりしてしまっている。
「あ…あぅ…」
 真琴が小さく声を漏らす。それ以来、指を動かすときにする音はすりすりという乾いた音ではなく、ぬちぬちという濡れた音になった。
 あ…あいつ、前からこんなことしてたのか?
 祐一も、さすがに呆れて見ているというだけでいる余裕がなくなってきた。ズボンの下で、分身が頭をもたげてきているのがわかる。
 特に考えずに真琴はこういった方向に疎いと決めつけていたが、どこの馬の骨とも知れないのだから、見かけによらずという可能性も否定できない。
 祐一の視界には、くちゅくちゅという水音とリズミカルに揺れる真琴のヒップがあった。まるで祐一を誘っているかのように。
 でも…
 祐一は自問する。
 こういう事に詳しい人間が、男の部屋に忍び込んでエロ本漁ったりするか…?
158名無しさんだよもん:2001/07/15(日) 00:42
祐一は真琴の事をじっと観察した。表情は全く見えない。しかし、その向こうに妖艶な笑みを浮かべた真琴がいるとはとても思えなかった。戸惑いと恥ずかしさでいっぱいになったまま、食い入るように本を見つめているとしか思えない。
 くちゅくちゅくちゅ…
 真琴は指を動かすピッチを速めていた。身体を前傾させるようにして、ほとんどあごがシーツについてしまっている。
 ………
「いや、なかなかいいものを見せてもらったな」
「えっっ!!?」
 部屋に足を踏み入れた祐一に、真琴は電光石火の速度で振り向いた。
「あうっ……わ、わわ、わーっ、祐一〜〜〜っ!」
 真琴は向き直ろうとしたが、足を絡ませて無様に転ぶ。取り乱しきっていた。
 ベッドの上で、真琴は尻もちをついたまま祐一に真っ正面から向き合う体勢になってしまう。
「あっ、あうっ、あ…だ、だめ…」
 かくんっ。
 真琴が首を折って、ぴくぴくと身体を震わせ始めた。
「あ?真琴?おい?」
「う…あぅ…」
 ビクンッ…
 真琴が、ひときわ大きく体を痙攣させた。そしてもう二、三度震わせてから、ぐったりとする。
「あ…はぁぁっ…」
 どうやら、祐一が声をかける直前に、崖っぷちまで来てしまっていたらしい。行為をやめても、絶頂に達するのを止められなかったのだ。
159名無しさんだよもん:2001/07/15(日) 00:42
「…真琴、思いっきりパンツ見えてるぞ」
「えっ…見、見ないでよぅっ!祐一、スケベ、変態っ!」
 だが、祐一はそんな言葉をかけてしまっていた。真琴が両脚を閉じて、祐一のことをにらみつける。ぐしょ濡れのショーツは、一応祐一の前から見えなくなる。
「真琴の方がよっぽど…」
「あっ、秋子さんに言いつけてやるもんっ」
「それって、墓穴を掘るってわかってるか?」
「………お、覚えてなさいよぅ」
 その前にどうやって真琴の自慰を秋子に証明するかなのだが、真琴はすごすごと引き下がってしまった。ふらふらしながら立ち上がり、ドアから出ていく。
「やれやれ…」
 生まれて初めて女の子のオナニーと絶頂を目の前にしたというのに、全く感慨もなかった。
 祐一のベッドに残ったのは、少々のシミと、自慰をしている少女の写真が載っている雑誌の一頁だった…