Leaf&Key仮想戦記〜永遠の遁走曲篇〜

このエントリーをはてなブックマークに追加
49名無しさんだよもん
青紫は全てを呪っていた。
----野郎!!講談社様にどう申し訳するつもりだったんだお前は!!
ちっ所詮は青虫は青虫か。どこまでも往生際が悪く役立たず。
高橋にお前の忠誠心さえあれば、お前なんてどこにでも放逐してやったのに!----

専務の言葉…あの時、専務は怒り狂い講談社の社員達が帰った
あと、俺を罵倒した。

----結局、お前は盗作でしか書けない甲斐性なしのろくでなしだよ
高橋の言葉…高橋がやめる時、俺の目を見据えて漏らした言葉----

その時、高橋の目は俺に対する侮蔑と嘲笑の光を放っていた。

----青紫さん。誰彼評判悪いですね。知ってます?誰彼は
粗大ゴミって言われてるんですよ。壊れた商品ってね----

友人だと思っていたはぎやまさかげの言葉。あいつのHP掲示板に書きこした日、
電話が掛かってきて、あいつは誰彼と俺のことを罵倒し、二度と掲示板に
姿を見せるなと言って来た。怒りの余り俺は震える手で携帯を外に投げ捨てた。

そして今はどこをどうさがしても中尾が見つからない。
このまま帰れば待つは専務の叱責だけ。

「クソックソックソッ!!どいつもこいつも、どいつもこいつも俺をコケに
しやがって!俺の、俺の何が悪いってんだ!俺が一体何したっていうんだよ!」

道端のゴミバケツを蹴飛ばした青紫は笑い始めた。

「ひっ。もうこうなったらあれをやるしかないよな。この怒りを納めるには」
50名無しさんだよもん:2001/05/21(月) 21:11
夕暮れの大阪、某女子名門校前。
コートにサングラスの見るからに妖しい男が校門前に立っていた。
校門を出入りする女子校生達は男になるべく目を合わせないように通り過ぎる。
出入りする女子校生達の中でも、群を抜いて可愛らしい娘達が校門を出よう
とした時…!
突如娘達の前に飛び出た男が、コートを蝶のように開いた。
生白く薄い胸板。陰嚢の上で揺れる粗末なペニス。男のコートの下は全裸だった。
全裸に濃紺の靴下という組み合わせが異常さに拍車をかけていた。
女子校生達は一瞬固まり、「変態―!」と叫び声を上げると逃げ出した。
男は逃げる女子校生達を満足気に眺めていた。

「ああ、お前何やってるんだ」
呆けた男は後ろに警官が立っているのにも気が付いていなかった…

「しまった!いつもは上手く逃げれるのに!」
警官はぎろりと睨むと、不釣合いな優しい声で言った。
「いつもか。こりゃたっ――ぷりと話しを聞かなきゃならないな、お前」