「はぁ、はぁ、はぁ…うっ…」
「ほら、こっち来いよ、瑞希…よかったぜ?ノリノリだったじゃん。」
「だって…和樹がしてるあいだ、ずうっと芳賀さん…キスしてくるんだもん…」
「にゃははっ!瑞希ちゃんってホントにキス好きだよね〜!ねえ瑞希ちゃん、覚えてる?
あたしとキスしてるときに思わずせんどーくんの名前呼んでぇ、あたしと目があって、
すっごく恥ずかしそうな顔でゴメンって言ったの!」
「あ、あたし夢中になってて…和樹とキスしながら、エッチしてるみたいになって…
そしたら芳賀さんだったから、その…悪いことしたなぁって…あ、あたしちょっと
トイレ行ってくるねっ…」
「おう…おい瑞希、脚ガクガクしてんだから転ぶなよ…って、アイツが終わった後で
トイレ行きたくなるのって久しぶりだなぁ。」
「でもわかるよ、あたしも終わってすぐおしっこしたくなる時があるもんねぇ。
あれってなんでだろ?内側で何度も何度も押されるからかな?」
「さぁな、裸だから冷えるってのもあるんだろうし、終わった後ってアッサリする
じゃん?だから緊張が解けてホッとしたときに催す…って感じじゃねえのか?」
「せんどーくんは…そんなことないみたいだねぇ?じゃあ、すぐいける…?」
「おいおい、まだ瑞希が…まぁいっか。戻ってきたら好きな方攻めればいいんだよな。」
「…瑞希ちゃんが来る前に…ね、少しだけ…二人きりでしようよぉ…?」
「え…あ、ちょ、乗っかるなよ…ぽよぽよの胸は押しつけられてもあんまり気持ち
よくねーんだかんなっ?すぐそこにあばらがあるくせに…ほら、ここかっ。」
「あんっ、や、くすぐったぁい…!でも、言ったなぁ…せんどーくんだって、もう
こんなに大っきくしてるくせにっ。身体は瑞希ちゃんより貧弱だけど、あたしと
エッチするのは嫌いじゃないんだよね〜?」
「あっ、あんまり耳元でしゃべるなっ…!こ、こらっ!腰を振るなっ、腰をっ!」
「ふふ〜ん、ヘソズリ…でも、せんどーくんのこれってエンゲージリング?」
「ああ、これか?ただのファッションリングだけどな。一応瑞希とペアだし、左手に
はめててもいいよなって二人して…でもこれ、だいぶ前から付けてるぜ?」
「それはわかってるんだけど…ふぅん、いいなぁ…あぷっ…」
「わ、ちょ、指しゃぶりはっ…って、玲子ちゃん?こっ、こらっ!抜くなよっ!」
「んふふ…こぇでせんどーくん、見た目はフリーってことだよね…?」
「なっ、何を言い出すんだよっ。早く返せよっ、ほらっ!」
「返してほしかったら…ディープキスで取り返してみて…」
「ったく、ロクなこと考えねえなっ…こっち来いっ…ちゅ、ちゅむっ…」
「んっ…ぬりゅ、ぐみゅっ…かみ、かみっ…ぐちゅ、くちゅ…」
「んっ…んんっ…ふぅ、ふぅ…くちゅ、ちゅっ…ちゅぷっ…」
「ちゅっ…ちゅうっ…ぷぁ、あぷっ…んっ…ちゅ、ちゅちゅっ…」
「くっ…んぐ…ぬりゅ、くちゅ、くちゅっ…ぷぁ、おい!いい加減に返せよっ!!」
「にゃははっ、ギブアップ…?だったら…ね、あたしのこと好きって言ってみて…」
「なんだとぉ!?さっきから玲子ちゃん、何を考えてんだっ!?」
「…あたし、せんどーくんのこと…好き…」
「(゚Д゚)ハァ?」
「…って言ったらどうするぅ?」
「あ、あのなぁ…オレにはもう瑞希がいるからっ…」
「だったらあたしも…せめて今だけは瑞希ちゃんみたいに恋人として見てほしいのっ!
ねえ、好きって言ってくれたら今すぐ返したげるっ!ね?」
「…いやだっ!!オレ、ウソでも瑞希以外の女に好きって言いたくないっ!!頼むよ、
土下座だって何だってするっ!だからその指輪、返してくれっ!!」
「…だってさ。瑞希ちゃん、聞こえてたよね〜?」
「な…み、瑞希!?お前まさか、ずうっとそこにいたのかっ!?」
「えへへ…ちょっと芳賀さんと悪巧みして、ね?妙な反応したらブン殴ってやろうかと
思ってたんだけど…ごめんね、殴られなきゃいけないの、あたしの方だよね…」
「瑞希…」
「ごめん…ごめんね…。ひっぱたいてもいいよ?あたし、イヤな女だから…」
コツンッ!!
「痛っ…!!」
「うっわ〜…すっごい見事なデコピン…。しかも不意打ち…」
コツンッ!!
「痛ぁ〜い!!痛い!痛い!痛〜いっ…!!」
「ったく、二人がかりで悪質なイタズラしやがって…!!言わなくてもいいこと、
あんな大声で言っちまったじゃねえかよっ!!ほらっ、玲子ちゃんもさっさと指輪
吐き出せよっ…っとに、もう知らねえっ!寝るっ!!」
「…芳賀さぁん、話が違うじゃないっ!ああやって言えばぶたないって…」
「一応ぶたなかったけどね〜…。でも、こうやって手をあげるくらい怒ったってことは、
本気で瑞希ちゃんのこと想ってるってことだよ。それにその指輪、大切にしてるんだねぇ。」
「あ、うん…。でも芳賀さん、あんまり演技が上手いからちょっと焦ってたのよ?
あのまま和樹が芳賀さんと始めちゃったらどうしようって…」
「…あたし、少しマジ入ってたんだけどなぁ…」
「う、ウソでしょ…?そんな…そんなの、あたし…」
「…って言ったらどうするぅ?にゃはは〜っ☆瑞希ちゃん、すぐ泣くんだからあっ!
ウソウソ!ウソだってば!!」
「もう…バカッ…!!」