「…公園の桜もだいぶ咲いてきたなぁ。」
「そうね。でも、いざ花見ってなると場所取りが大変じゃない?」
「それもあるんだよな…。しかも花見って、なんだかんだで二十四時間必ず誰かが
やってるもんだしな。開いてる時間なんてほとんどねえし…かといって今から
場所取りしとくのもバカみたいだし…」
「そもそもこみパの準備で手一杯でしょ?みんなそれぞれバイトだってあるし。」
「ふぅ…今年も花見は難しそうだな。なぁ瑞希、少しでも見ていこうぜ?こっち座れよ。」
「もう、芳賀さん待ってるわよ?少しだけだからねっ?あ、ベンチ冷たぁい…」
「夜はまだ冷え込むもんだな。ほら、もっとくっつけって…。まだ満開ってわけ
じゃないけど、街灯でライトアップされててそれなりに見えるもんだな。」
「そうね…せっかくだからあったかいコーヒーでも買ってこよっか?芳賀さんには
悪いけど、少しゆっくりしていきたくなってきちゃった!」
「…コーヒーはいらねえよ、お前とこうしてたらあったかいし。」
「そ、そう?だったらいいけど…」
「なにより、久々に二人っきりだから…オレもゆっくりしていきたくなってきたな。」
「あ…か、和樹?ちょ、ダメだよ?か、肩より下触ったら怒るからねっ!?」
「確か、このベンチの後ろだったよな…。ちょうどこんな時期だった…。」
「おっ、怒るって言ってるのに…じ、時期って、何日だか覚えてないのっ?」
「初めてキスした日だって覚えてんだぜ?あの日のことは何から何まで覚えてるよ。
瑞希がどんな顔で、どんな声を出して、どんなしぐさをしたかってことも全部…」
「あっ…だ、だめっ…も、もう帰ろう?芳賀さん、待ってる…」
「待ってるんならいいじゃん…探しにきたらまずいだろ…ほら、瑞希…」
「ん、ちゅっ…ちゅ、ちゅ…くちゅ、ぷぁ…かずきぃ…」
「初体験、思い出してみよっか…?ほら、後ろ行こうぜ?よい、しょ…とりあえず
オレのジャケットの上に体育座りしとくか。」
「…ほ、ホントにするの?冗談だよね?ゴムだってないのに…」
「ゴム付けてたら…初体験の気持ちをなぞれないかもよ?瑞希、あの後で言ってたよな。
赤ちゃんできたら絶対産むんだって…。あのときの覚悟、今ならもう少し簡単に
できるんじゃない?オレなんか、ずうっと前からそのつもりだし…」
「あ、あのときはあたしっ…と、とにかくまだ早いよぉ、せっかく大学入ったのに…。
ちゃんと避妊はしなきゃだめ、ゴムとかあるんならいいけど…」
「…あれ?なんでこんなところにゴムが入ってたんだろ?不思議だなぁ。」
「あっ!!あんた、初めっからそのつもりでっ…さ、サイテーッ!!」
「でも、こうでもしなきゃ…なかなか二人きりになれなかったしな。」
「はっ、芳賀さんに少しだけ帰ってもらえば…んっ…ちゅっ…ぷぁ、う…」
「ちゅっ、ちゅっ…ふぅ、ちょっと寒いかな…ブラ、外すぜ…?」
「あんっ…ひゃっ、手ぇ冷たい…あんっ、あっ、あっ…ふぁ、んぅ…」
「ちょっと瑞希、コート…よっしゃ、横になるか?ふふっ、草の匂いと…瑞希の
匂い…懐かしいな、ドキドキしてくる…ちゅぷ、ちゅうっ、ちゅうっ…」
「あんっ!あ、く、ふぅ…!!んっ!んんんっ…!だめ、吸っちゃ…だめ…」
「じゃあ、揉んで、回して、先っちょつねって…なんだ、いつものフルコースを
おねだりしたかったわけかぁ。お外でも瑞希って欲張りなんだな…」
「ばっ、バカッ!知らないっ、もうあんたなんか知らないっ!!やっ…スケベ…
両方いっぺんに…あ、そんな、摺り合わせちゃ…あんっ!あうんっ!」
「あれ、もう背中浮いちゃった…もう下に行っていいってこと?だったら腰…そ、
もうちょっと浮かせて…ほい、いいよ…スカート脱げたぜ?」
「信じらんない…あたし、本当にここでエッチしちゃうの…?」
「信じられないっていいながら、太ももモジモジさせてるのはどうしてだよ?
あんまりスリスリしてたらストッキング破けるぜ…?」
「ひゃんっ…!そ、そこっ…だめっ!指っ…あ、やだっ…恥ずかしいっ…!!」
「すっげぇな、ストッキングも素通ってヌルヌルしてきた…ホントにもうオッケェ
なのかよ?いつもよりずっと興奮して…あ、そっか!お前って誰かの視線とか意識
して燃えるタイプなんだろ?玲子ちゃんが見ててもすごいもんな!」
「ばっ、ばかばかあっ!!そんなこと大声で言わないでよっ!!だからっ、ちょ、
ショーツの中…あっ!ああっ、いやぁ…指、入れないで…そ、そこっ、いっ、イッ…」
「おっと、ヘンなトコ触っちまったな。じゃあ瑞希…そろそろ交尾しよう?」
「こ、交尾だなんて…ヘンタイ…サカリの犬とか猫じゃないんだから…」
「犬とか猫は…ゴムなんて付けないだろ?ほら、腰浮かせて…いいか?入るぜ…?」
「う、うん…あっ、んんっ…!ちょ、深っ…あっ!あうっ…!!」
「うわ、すげ…今日の瑞希、特別エッチな感じ…じゃ、動くからな…」
「そっ、そんなことないっ…だ、だめ、奥ばっかり…ん、ちゅっ…んん〜っ…!」
「ちゅぱっ…瑞希…いいぜ…。じゃあ、こんな感じでどうだ…?」
「あっ、浅いとこも…ちょ、そんな大きく…うぁ、ふうんっ…!!だめ、だめぇ…」
「んっ、んっ、んんっ…!はぁ、はぁ、じゃあ今度は瑞希がしてくれ…ほら。」
「え…あ、やだっ…!き、騎乗位なんて…誰か来たら見られちゃう…!」
「だったら早くっ。下から胸、支えてやるからさっ。」
「バカッ…あんっ、あんっ、あんっ…や、いいっ、いいよぉ、いいっ…!!」
「瑞希…瑞希っ、瑞希っ…!!」
「かっ、和樹ぃ!だめ、あ、あたし、あたしもうだめ、来ちゃう…来ちゃうよ…」
「いいよ…イッてもいいよ…わ、こらっ!よだれ落ちてるっ…しょおがねえな…」
「ひゃ!!だめっ、そこ触っちゃすぐに…あっ!イクッ!う、ぐぅ…!!」
「やっぱクリトリス弱いんだな…ほらほら、遠慮しないで大きな声出せって。」
「う、くううっ…!!あっ!だめっ!!イクッ!イッちゃう…あはっ!あ…ふ…」
「来たっ…瑞希っ…みっ、瑞希っ…!!」
びゅううっ!!びゅっ、びゅっ…ドクン、ドクン、ドクン…
「あ…ふぁ、あふ…う…」
「はぁ、はぁ、はぁ…みずき…ちゅっ…よかったか…?」
「ん、ちゅっ…ふぅ、ふぅ、ふぅ…うん、すごく…ちゅ、ちゅっ…」
「また…花見の時にしような…?」
「うん…って、何を言わせるのよっ…」
「いてっ…!?今デコピン、クリーンヒットしたあっ!いってぇ〜!!」
「知らないっ…もう、バカ…」